音楽

2017/12/09

Edenbridge / The Bonding (2013)


オーストリアのグループらしい。ジャンルとしては、いわゆるシンフォニック・メタルに分類されているようで、実際、シンフォニック・アレンジがなかなか壮大でいい。また、へヴィ・メタル色がそれほど強くないところも自分好み。女性ヴォーカルも力強すぎず、むしろ透明感があり、シンフォニックなアレンジをバックに美しいメロディを聴かせるヴォーカルが、ところどころでRenaissanceを思い出させる。いかにもシンフォニック・メタル的な曲もあるが、頻繁に顔を出す、この「ロック色が強くなったRenaissance」的なところが気に入った。




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2017/11/23

Yes / Symphonic Live (2003)

Yesの2001年のヨーロッパ・ツアーを収録したライヴ盤。自分が聞いた2003年リリースのものはCD1枚に編集されているが、2009年にはCD2枚組で再発されたようだ。バックにオーケストラを従えてシンフォニック・アレンジが施されているのだけど、これは成功しているんだろうか?

Yesの楽曲は、楽器どうしの細かく緻密なアレンジ・アンサンブルと、ハードロックにも通じるような力強さと疾走感が大きな魅力で、その代わり、個々のメロディはそれほど大きなものはなく、メロディ自体の持つ魅力で聞かせるとか、オーケストラルナハーモニーを楽しむというタイプではないと思う。その意味で、Yesとオーケストラとの組み合わせは、それほど相性がいいように思えない。

実際、このライヴ盤に収録されたどの曲も、なんだかもったりした感じがして、もともとの楽曲が持っていた、せっかくの勢いとか爽快さとかが、そがれているように感じる。その分、オーケストラルな分厚いハーモニーが楽曲に新しい魅力を与えているかというと、そうも思えない。

自分はそれほどYesが好きというわけではないのだけど、それは別にしても、あるいは、それゆえか、Yesにこういうのは求めてないんだよなぁと思ってしまった。




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2017/11/14

Obscured by Clouds / Thermospheric (2017)


Pink Floydのフォロワー以外にありえないと思えるバンド名なのに、ぜんぜん違ったアメリカのバンド。こういうのはなんていうの? 少しサイケ風味の漂うオルタナティブ・ロック? 残念ながら自分の好みとは違うタイプでした。


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2017/10/29

Various Artists / Progfest '97 (1997)


1997年のProgfestの模様を収録したライヴ盤。収録されているアーティストはJohn Wetton Band、Le Orme、Arena、The Flower Kings、Spock's Beard、Bigelf、Sinkadusの7グループ。イギリス、アメリカ、スウェーデンからそれぞれ2グループずつに、イタリアから1グループですね。

John Wetton Bandは、UKの曲を2曲と、King Crimsonの曲を1曲やっていて、非常になじみ深いのだけど、収録されたグループのなかでは演奏力がいちばん低いな。UKもKing Crimsonも演奏技術が高いグループだったので、こういうよれよれな演奏で聞くとけっこうな違和感です。ちょっと残念。

Le ormeは、当時の新譜である『Il fiume』からの曲と、往年の名曲「Felona e Sorona」を演奏。つくられた年代に20年ほどの開きはあるけど、どちらもLe ormeらしいと感じてしまうところはさすが。

Arenaは、大仰だけど、あまりイギリス的な味わい深さを自分は感じなくて、それほど好きじゃないんだな。

実はあまり聞いたことがなかったのだけど素晴らしかったのはThe Flower Kings。美しいメロディと曲の構成、そして高い演奏力は、まさにプログレッシヴ・ロック。もっとちゃんと聞いておけばよかった。これから少しアルバムを集めようかと思う。

Spock's Beardはキャッチーなところがいいし、人気のあるグループのようなんだけど、メロディにあんまり魅力を感じないんだよなぁ、自分は。

Bigelfは初めて聞いた。プログレ・ハードっぽい派手なサウンドで、まぁ、こういうのも悪くないけど、自分の好みとはちょっと違う。

Sinkadusも初めて聞いた。フルートとかも使っていてプログレらしさはあるのだけど、なんかあまり奥深さが感じられなくて、それほど興味を持てなかった。

というわけで、Le ormeとThe Flower Kingsが個人的にベストでした。


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2017/07/17

Roger Waters / Is This The Life We Really Want? (2017)


元Pink FloydのRoger Watersのアルバム。これまでにリリースされたソロ作品のなかでは、いちばんPink Floydっぽい雰囲気があるかな。『Animals』から『The Wall』あたりの雰囲気を、優しく、柔らかく、弱弱しくしたような印象を受けた。

Rogerの過去のソロ作を聴くたびに「ここにDavid Gilmourのギターが鋭く切り込んできたらすごくいいのに」というようなことを思うのだけど、この作品でもやはりそれは変わらず、あちらこちらで「ここにDavidのギターが入ればなぁ」と感じてしまう。そのうえ、Rogerのヴォーカルもなんだか迫力がずいぶんなくなってしまったようで、「ここに往年のRogerの歌声があればなぁ」とも思ってしまう。まぁ、それなら往年のPink Floydを聴けよという話なのだが。

なんというか、みんな、歳をとっちゃったんだなぁ。



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2017/03/19

The Mannheim Rock Ensemble / Rock of Joy (1971)


なんらかの事情で参加メンバーが明らかにされていない日本のグループ。一部のマニアックなプログレッシヴ・ロック・ファンのあいだで評価が高いらしいのだけど、自分にはよさがあまりわからない。クラシックの単純なロックアレンジという感じで、ディストーションのきいたギターや、ときにハードに、ときにメロウに響くオルガンの音色などは、まぁ素敵といえば素敵だけど、ロック的なビート感がある以外に、曲のアレンジや構成におもしろみを感じられない。少しロック色の強いイージーリスニングといった印象で、これだったら普通にクラシックを聴いたほうがいいし、同じクラシックのロックアレンジであれば、ヨーロッパのプログレッシヴ・ロックにはもっと出来が良くてかっこいいものがあるし、イージーリスニング的なものでも、たとえばオランダのEkseptionのほうがまだおもしろみがあるように感じる。


ロック・オブ・ジョイ
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2016/11/06

Riccardo Fogli / Storie di tutti i giorni e altri successi (2016)


Poohの初期メンバーで、その後はソロとして活躍を続けているカンタウトーレ、Riccardo Fogliのベスト盤です。Pooh時代の曲から1980年代の曲が中心となっているようです。また、カバー曲もいくつか収録されています。
Pooh時代の曲は、Poohと比べてしまうと、アレンジがシンプルすぎて物足りなく感じます。歌声にも甘さが少なくなり、なんとなく曲想と少し合わないように思えてしまいます。年を重ねたことで歌声にある種の落ち着きが出てきたとも言えるのでしょうが、それによってあまり個性や特徴のない平凡な歌声になってしまったように思えて、少し残念です。
また、演奏も全体に薄い感じがします。オーケストレーションは多用されていて、そこそこシンフォニックなのに、そこに厚みや奥行きがあまり感じられません。また、曲の終わり方が非常に単純なものが多く、余韻を楽しみにくいアレンジになっています。さっぱりしてていいとも言えますが、初期のRiccardo Fogleが好きだった自分としては、もう少しウェットなものを期待してしまいます。
カバー曲である「Quella carezza della sera」(New Trolls)、「I migliori anni della nostra vita」(Renato Zero)、「L'emozione non ha voce」(Adriano Celentano)などは、元々の曲が持つメロディの良さがとても際立って聞こえました。


Storie Di Tutti I Giorni E Altri Successi
Riccardo Fogli
NAR (2016-03-25)



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2016/08/05

Moral Domain / Raise The Flag (2016)

アメリカの、フロリダ州クリアウォーターというところ出身のグループだそうです。ジャケットからしてもろにヴァイキング・メタルかなと思って聞き始めたら、予想どおりRunning Wildを思いっきり小粒にしたような曲で、ちょっと微笑ましいです。インディペンデント・レーベルからのリリースだけあって、録音とか音づくりとかすごくチープで、なんだかすっかすかなんですが、それもまた微笑ましくかわいらしい。けっこうポップなハード・ロック・テイストもあって、こういうの、意外と好きです。演奏ヘタだけどな。


Raise the Flag
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2016/07/31

Mona Lisa / Progfest 2000 (2000)

主に1970年代に活動していたフランスのグループ。シアトリカルなヴォーカル・スタイルが魅力のプログレッシヴ・ロック。1979年ころに一度解散したのだけど、1998年に復活してアルバムをリリースし、2000年にはカリフォルニアで行われたProgfestに出演。そのときの演奏を集めたのがこのアルバムです。
同じフランスのシアトリカル・ロックでも、大御所であるAngeに比べると、Mona Lisaのほうがちょっと軽いというか、大仰さに欠ける分、ポップでかわいらしいところがあって、そこが好きでした。
このライヴでは再結成後にリリースされた『De l'ombre à la lumière』からの曲が中心になっているようですが、相変わらずのシアトリカル・ヴォーカルと、ほどよく軽くてチャーミングな演奏で、やっぱりMona Lisaっていいグループだなと思います。
ただ、演奏力はむかしより落ちたな。ヴォーカリスト以外のメンバーはVersaillesとかいうフランスの若いグループの人らしいのだけど、オリジナルのころよりもっさり感が強くなった感じがします。
そして、ジャケットアートがひどすぎる!!


Progfest 2000
Progfest 2000
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Mona Lisa
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2016/04/12

Aries / Aries (2005)


イタリアン・プログレッシヴ・ロック界の有名人?Fabio Zuffantiがらみのグループのようです。女性ヴォーカルをフロントに立てたシンフォニック・ロック。Zuffantiファミリーにしては、ちょっと演奏やアレンジに素人っぽい感じがする気もしますが、無理のない穏やかで美しいメロディラインや、たおやかで美しいヴォーカル、ほどよくクラシカルな曲想は、ちょっとイギリスのRenaissanceを思い出させたりします。10分越えの長い曲も良いですが、意外と5分程度の短い曲もロマンティックな雰囲気がコンパクトにまとまってていいです。


Aries
Aries
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