音楽

2022/11/27

Matia Bazar / The Best Of (2022)

2022年にリリースされたMatia Bazarのベスト盤。13曲収録のうち、1曲目の「Non finisce così」は新曲、残りは過去の曲を現在のメンバーで演奏したものを収録してあるようです。
ちなみに、1976年にデビューした当時のオリジナル・メンバーはもう、ひとりも残っていません。現在のメンバーでいちばんキャリアが長いのは1998年に加入したキーボーディストのFabio Perversiで、次が2017年に加入したヴォーカリストのSilvia "Luna" Dragonieri、残りの3人は2021年の加入です。
そんなわけで、ある意味ではまったく別のグループによるMatia Bazarの曲のカバーとも言えそうな感じではありますが、Luna Dragonieriの歌声は素直かつ伸びやかで、過去の曲も、ある意味でエキセントリックとも言えるヴォーカルを聴かせた初代ヴォーカリスト、Antonella Ruggieroとはまた違った魅力があり、楽曲が本来持っている美しさが感じられるような気がします。




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2022/07/24

Umberto Tozzi / Io Camminero

1976年リリースの『Donna amante mia』に収録されている曲。この曲を最初に知ったのはFausto Lealiのアルバムでだったけど、オリジナルはUmberto Tozzi。Fausto Lealiのカバーも渋い味わいで良いけれど、少し甘い香りのするUmberto Tozziのオリジナルも良いです。



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2022/05/22

Spectrum / Spectrum 6; SPECTRUM FINAL Budoukan Live Sept. 22,1981 (1981)

日本のブラス・ロック・バンド、スペクトラムのライヴ・アルバム。「FINAL」の名称どおり、解散前の最後のライヴを収録。
当時はショーアップされたロック・ミュージックが日本ではまだ一般的ではなかったこともあり、演奏時の派手なコスチュームから色物扱いされていた。ヴォーカルにファルセットを使うのも異色で、当時の普通の音楽ファンからはかなり馬鹿にされていたというか、嫌われていたような記憶が残っているけれど、音楽そのものは非常にかっこいいと思う。40年も前のものですが、いま聴いても新鮮で、古くささをまったく感じない。活動時期が1979年~1981年と短かったのは、日本に登場するのが早すぎたからという理由もありそう。

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RockFour / One Fantastic Day (2001)

イスラエルのグループ。初期のころのプログレッシヴ・ロックやサイケデリック・ロックのような感じの音楽。ポップ・ロック的な雰囲気もあって、なかなかよい。

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Loredana Errore / Luce infinita (2016)

2016年にリリースされたサード・アルバム。
イタリア人シンガーだけど、生まれはルーマニアらしい。
美しいメロディとハスキーヴォイスの組み合わせが良い。

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Martin Circus / Anthologie (2004)

フランスのグループの2004年にリリースされたベスト盤。
のちにポップ・ミュージックやディスコ・ミュージックを演奏するバンドになったけれど、ファースト・アルバム『En Direct du Rock 'n Roll Circus』(1969年)やセカンド・アルバム『Acte II』(1971年)のころはフランス語で歌うプログレッシヴ・ロックをやっていて、洗練されていないところがなかなか趣深かった。

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Drama / Una Segunda Oportunidad (2012)

ウルグアイのシンフォニック・プログレ・バンド。
温かいメロディと優しい音色の演奏に、熱い感じのヴォーカルが乗り、シンフォニック・プログレとして標準的な感じのアルバム。
しかし、ところどころヴォーカルの音程が微妙というか、はずれているような。
ヴォーカリスト、ちょっと音痴かも。

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2021/03/20

Zoran / Opera Universe (2019)

オーストラリアのグループらしい。
オペラティックなヴォーカルのドラマティック・メタルぽい曲なんだけど、ヴォーカリストの音程が不安定で、聴いていて不安な感じになったり、笑えてきたりする。
率直に言って、このヴォーカリストは少し音痴だと思う。
曲調自体は嫌いなタイプではないのだけど、ヴォーカルの音程が微妙すぎて、けっこうきつい。
もっとうまいヴォーカリストで聴きたかった。




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2021/03/18

米津玄師 / STRAY SHEEP (2020)

ベストセラーとなったアルバム。
収録されている曲は、それぞれ単曲で聴くと良いのだけど、アルバムを通して聴いているとなんだか飽きてきてしまうのは、声の個性が強いのと、それぞれの曲がもつメロディ(フレーズ)が意外とどれも似かよっているからな。
アルバムとしての流れも、特に「曲がこの並びである必要」のようなものが自分には感じられず、シャッフルして聴いてもあまり印象が変わらないような気がする。
なんとなくベスト盤っぽい、と感じた。



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2020/09/22

Pinnacle Point / Hero

メロディアス・ハードロック・グループ、Pinnacle Pointの2ndアルバム『Symphony of Mind』(2020)に収録されている曲。Pinnacle Pointは、アメリカ人ヴォーカリストのJerome Mazzaとデンマーク人ギタリストのTorben Enevoldsenを中心としたプロジェクト的なもののようだ。

全体的には1980年代から1990年代にかけての産業ロックぽい印象で、そうした音楽ムーブメントのなかで学生時代をすごした自分には、とても懐かしく、かつ、心地よく感じる。美しくてわかりやすいメロディをもち、キーボードが明るい音で曲に厚みをつけ、ほどよくシンフォニックでもある感じは、Giuffliaとかを思い出してしまう。

そんななかでも「Hero」はヴァイオリンが大活躍し、『Point of Know Return』あたりのころのKansasにそっくり。Jerome Mazzaのヴォーカルも、KansasのSteve Walshとよく似ているように感じる。ちなみにJerome Mazzaは、Steve Walshのソロ・アルバム『Black Butterfly』にゲストで参加して何曲かでリード・ヴォーカルをとっているらしい。

それはともかく、『Leftoverture』『Point of Know Return』『Monolith』あたりのKansasが大好きだった自分からすると、Pinnacle Pointの「Hero」からは、当時のKansasが現代に甦ったかのような印象を受ける。華やかなヴァイオリンと明るいキーボード・オーケストレーションがたまらない。大好物。



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