映画・テレビ

2018/08/15

ミクロの決死圏 Fantastic Voyage (1966)


すごく古い映画で、すごくひさしぶりに観たのだけど、いま観てもおもしろいな。CGがない時代の特撮なので、いわゆるリアリティはないのだけど、そもそも実際に入って内側から見たことのない血管内の様子を精密に再現したところで観ている側がどれだけリアリティを感じるかも疑問だし、それよりも、フィクションだと理解したうえで幻想的なワクワク感を感じられるこういう特撮のほうが楽しいように思う。技術力に限界がある分をアイデアとイマジネーションで補って余りある映像。ストーリーもテンポよく、ほどよくスリルもあって、よくできている。血管内に放棄してきた潜水艇はどうなったのかとか、もし血管内で復元されてしまったら大参事じゃないかとか、気になるところもあるけれど、それはそれとしておこう。



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赤い報告書 鮮血の天使 (1988)


エログロなジャパニーズ・ゴア・ムービーです。にっかつ作品なので、およそ60分の上映時間のうちの半分くらいはポルノです。残りの30分くらいのうちの10分くらいはイメージビデオ風で、あとの20分ぐらいがグロでゴアなスプラッタ・シーンという構成です。「悪魔祓い殺人事件」というサブタイトルがついていて、そのむかし実際にあった、宗教の狂信的な信者によるバラバラ殺人をモチーフにしているらしいです。悪魔に憑かれた男性を「除霊する」という名目で殺し、清めるために死体を損壊し塩漬けにしたりするというストーリーです。

全体の半分くらいあるポルノ・シーンは早送りでいいと思います。どうせ見るのなら最近のAVのほうが女優さんもきれいだし。普通のAVでは見られない、解体した死体の一部を使ったポルノ・シーンは、これよりも、同じにっかつ作品の『処女のはらわた』(1986)のほうがおもしろいように思います。

それよりも、この作品の見どころは、やはり死体の損壊シーンでしょう。首切って腹切って内臓取り出して塩もみにして部屋中真っ赤でぐちゃぐちゃです。盛大なゴア・シーン。ただなぁ、最近はアメリカの医療ドラマなどで普通に放送される手術中の術野のシーンとかをたくさん見ちゃっているからか、いかにもつくりものっぽい内臓がにょろにょろ出てくるのを見ると少し滑稽に思えてしまう今日この頃です。女優さんの妄想のなかで女優さんが着ている真っ白な衣装がおなかのあたりの内側から赤く染まっていくシーンは美しかった。


赤い報告書 鮮血の天使 (日活作品データベース)

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2018/08/14

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄 Pay the Ghost (2015)


幽霊系のホラーなんだけど、パッとしないなぁ。こういうモチーフならもっとゴシック風にしたほうが、おもしろみという点でも趣深さという点でもよかったと思うんだけどなぁ。あちらとこちらをつなぐのも鉄橋かよ。最後もあれじゃあなぁ。せっかくのゴースト・ストーリーなのに、ゴーストの悲哀がちっとも感じられないのが残念。ストーリーよりもニコラス・ケイジの頭髪の不自然さのほうにばかり注意が行ってしまう。



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精神分析医J Silent Fall (1994)


けっこう早い段階から、犯人はきっとこの人なんだろうなぁという予想はついたのだけど、動機はわからなかった。でも、隠されたフィルムの内容が明らかになった時点で、動機もおおよそわかってしまい、最後まで見たら予想どおりだったわけだが、だからといってつまらない作品かというとそうでもなく、けっこう丁寧につくってあっておもしろかった。主人公の医者と少年のコミュニケーションのとり方とか、ちょっと微笑ましかったし。しかしリヴ・タイラー、きれいだな。あのお父さんからこんなにきれいな娘が生まれるなんて、ちょっと想像できない。



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私の赤い腸(はな) (1999)

ともかくグロい映像を見せようという意図だけでつくられたと思われる作品。ストーリー的には、小太りで丸顔の見た目が冴えない若い女性が同棲相手の男性に捨てられて精神に異常をきたし、バスルームで自殺を図り死亡するという、すごくどうでもいいものであり、おそらくその女性が死の間際に脳内で妄想した、フォークで自分の太ももを刺したり、ナイフで腹を切り開いて内臓を取り出し貪り食ったり、自分の舌をナイフで切り取ったり、といったグロ映像の連続を楽しめということなのだろう。まぁ、たしかにグロ映像はそこそこグロくて悪くなかったが、いかんせん、女優さんのヴィジュアルがなぁ。登場人物がこの人だけで、ストーリーはないに等しいとなると、ヴィジュアル面の重要度がとても高くなると思うのだがなぁ。せっかくの血みどろシーンも、やはり見た目のよい女性がやらないと、グロの美しさが出てこんよなぁ。


私の赤い腸 (Rate your music)

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2018/08/13

黒の怨 Darkness Falls (2003)


抜けた乳歯を夜、寝る前に置いておくと、夜中のうちに金貨と交換してくれるという西洋の妖精、トゥース・フェアリーをモチーフにしたホラーです。トゥース・フェアリーものといえば、ギレルモ・デル・トロ監督の『ダーク・フェアリー Don't Be Afraid of the Dark』(2011)もそうだったような気がします。それもあまりおもしろくなかったような記憶がありますが、この『黒の怨』も、邦題の禍々しさのわりにはたいして恐くないし、おもしろくもありません。焼けただれた顔を隠す黒い妖精のお面よりも、その要請につけ狙われるマイケル少年(リー・コーミー)の顔のほうが怖かった。黒い妖精の最後は、いちおう、劇中でマイケル君にお姉さんが読んであげていた童話の内容が伏線っぽくなってましたが、けっこうあっけなかったな。



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ゼロ・グラビティ Gravity (2013)


約90分の上映時間の大半が緊張感に満ちていて、観終わったときに少し疲れた。ほぼサンドラ・ブロックのひとり芝居で、これだけの時間を飽きさせなかったのはさすがと思うのと同時に、90分でまとめてくれてよかったとも思う。これ以上長かったら観ているのがきつかっただろう。しかしサンドラ・ブロック、よくがんばった。そしてジョージ・クルーニーはおいしいとこどりですか。で、この映画でいちばん言いたかったのは「ロシア、超迷惑」か?



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2018/07/16

クリーピー 偽りの隣人 (2016)


ストーリー的には突っ込みどころが多いというか、腑に落ちない点も多いのだけど、香川照之の怪演がそれらすべてを脇に押しのけている、という印象か。

対峙する西島秀俊もなかなかの熱演だったが、犯罪心理学を学んでいるにしては自身が感情的すぎるように思う。プロファイラーという点で『クリミナル・マインド』のB.A.U.メンバーと、どうしても比べて見てしまうこともあり、それじゃ犯人にたどり着けないだろと思ってしまった。

そのほかの役者たちは、ちょっと薄かったかな。竹内結子の役柄は、最初のころの行動が不可思議で、その理由がよくわからず、見ていていらついた。川口春奈と東出昌大は、役柄があまりストーリーに食い込んでこなかったこともあり、まぁあんなもんだろうか。

ストーリー自体は、いろいろと不気味で後味の悪い内容だが、けっこう楽しめた。ただ、「隣人」があそこまで他人の心をつかむ理由や方法がほとんど描かれておらず、怪しげな薬剤の注射だけで押し切ろうとしていた点が残念。そこにもっと説得力があれば、より不気味さや恐ろしさが増したと思う。その点ではユースケ・サンタマリアが恐ろしい隣人を演じたドラマ『火の粉』のほうが「ヤバイ感」が半端なかったな。


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2018/06/24

貞子vs伽椰子 (2016)


まあね、こういうタイトルですから、ジャパニーズ・ホラーならではの陰湿な感じとかは最初から期待してはいませんでしたが、それにしても、もう少しなんとかならなかったんですかね。貞子パートと伽椰子パート、それぞれのストーリーの融合も、いかにも無理くりつなぎ合わせたような感じで、それぞれの恐ろしさレベルも最大限発揮されているとはいえず、きみたちふたりとも、もっとできる子のはずだよねと思ってしまうし。ストーリーで盛り上がれないなら、タイトルに「vs」とつけているくらいなのだから、せめてふたりの対決場面で楽しませてくれよという期待も、思ったよりもあっさりした戦いで裏切られるし。

貞子パートのヒロイン?の山本美月も、かわいいと言えばかわいいのだけど、ホラー・クイーンとなるには顔立ちも怖がり方も地味。一方、伽椰子パートのヒロイン?の玉城ティナは、アメリカでのリメイク版『ザ・リング』に登場するエイダンくんに通じる不気味さがあるように思う。顔が怖いよ。ヒロインとして、それでいいのかは別にして。

チャラくて薄っぺらい感じの謎の?霊能者による化け物退治のアイデアがことごとく失敗に終わり、最終的に貞子と伽椰子が融合してよりパワーアップした化け物になるっていう終わり方は、ちょっとおもしろかった。



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2018/06/03

GUZOO 神に見捨てられしもの (1986)


なんというか、いろいろひどいです。魅力ゼロのストーリー展開と演出。おままごとレベルの演技。これで役者さんのヴィジュアルがよければまだしも、出てくる5人がみんな微妙。ゴア・シーンも中途半端で流血時間も短いし。全体の上映時間が40分という尺の短さだけが救いかも。これを1時間以上見続けるのはかなりつらいです。残念でした。


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