« 『le notizie "Pensiero!" archive 2000-2001: イタリアン・ポップス・メールマガジン復刻版 第3集』を発行しました | トップページ | 上村五十鈴 『星の案内人』 »

2021/01/10

山花典之 / たかはし慶行 『聖樹のパン』

飲食店を舞台にした作品は好きなのだけど、これはなぁ、ベーカリーレストランを舞台にしてはいるけれど、飲食店の話ではないなぁ。パン作りの解説書をマンガベースでつくってみましたといった感じで、ストーリーは添え物といった印象。すごく学習マンガっぽい。10巻あたりになるとパンだけでなく北海道の食品や歴史などに関した解説も増えてきて、いっそう学習マンガ風になった。
いちおう、パン職人である主人公の成長物語風に構成しようという意図は見えるけれど、物語自体が非常に短絡的かつご都合主義に展開していて、ちっともおもしろくない。やたらと女性キャラを大量投入し、その誰もが主人公に好意を抱き、そのことにヒロイン?がやきもきするというワンパターン展開も工夫がないし、他のパン職人とのパンバトルも、主人公があまりに簡単に勝ちすぎ。新商品の開発にしても、ほぼ試行錯誤なしで、頭の中でイメージしたパンがすぐにできてしまうなんて、天才パン職人という設定とはいえ天才すぎ。
登場人物すべての背景描写が薄っぺらくて誰ひとりとして魅力が感じられないうえ、物語のコア部分があまりに退屈で、読み続けるのが苦痛だた。


|

« 『le notizie "Pensiero!" archive 2000-2001: イタリアン・ポップス・メールマガジン復刻版 第3集』を発行しました | トップページ | 上村五十鈴 『星の案内人』 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『le notizie "Pensiero!" archive 2000-2001: イタリアン・ポップス・メールマガジン復刻版 第3集』を発行しました | トップページ | 上村五十鈴 『星の案内人』 »