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2020年9月

2020/09/22

Pinnacle Point / Hero

メロディアス・ハードロック・グループ、Pinnacle Pointの2ndアルバム『Symphony of Mind』(2020)に収録されている曲。Pinnacle Pointは、アメリカ人ヴォーカリストのJerome Mazzaとデンマーク人ギタリストのTorben Enevoldsenを中心としたプロジェクト的なもののようだ。

全体的には1980年代から1990年代にかけての産業ロックぽい印象で、そうした音楽ムーブメントのなかで学生時代をすごした自分には、とても懐かしく、かつ、心地よく感じる。美しくてわかりやすいメロディをもち、キーボードが明るい音で曲に厚みをつけ、ほどよくシンフォニックでもある感じは、Giuffliaとかを思い出してしまう。

そんななかでも「Hero」はヴァイオリンが大活躍し、『Point of Know Return』あたりのころのKansasにそっくり。Jerome Mazzaのヴォーカルも、KansasのSteve Walshとよく似ているように感じる。ちなみにJerome Mazzaは、Steve Walshのソロ・アルバム『Black Butterfly』にゲストで参加して何曲かでリード・ヴォーカルをとっているらしい。

それはともかく、『Leftoverture』『Point of Know Return』『Monolith』あたりのKansasが大好きだった自分からすると、Pinnacle Pointの「Hero」からは、当時のKansasが現代に甦ったかのような印象を受ける。華やかなヴァイオリンと明るいキーボード・オーケストレーションがたまらない。大好物。



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2020/09/21

あやしい彼女(2016年)

多部未華子さんは『ルート225』『夜のピクニック』(ともに2006年)や『鹿男あをによし』(2008年)のころから好きな役者さんのひとりで、多部ちゃんが出演している作品は基本的にはずれなしというか、どの作品でも趣のある役柄を演じるという印象です。映画とテレビドラマだけでなく、舞台を観たときも独特の雰囲気をまとっていて、その印象を強くしました。

ただ、この『あやしい彼女』はなぁ、これまでに自分が観たことのある多部ちゃん出演作のなかでは、最も「多部未華子という役者がはまっていない」作品ではないかと感じてしまいました。

もともとは韓国映画かなにかのリメイクらしいですが、元の映画がそうなのか、それともリメイクのしかたがへたなのか、物語の進行はテンポが悪いし、主人公の書きこみ方は薄いし、軽く群像劇風な要素があるけれど主人公以外の書きこみ方はいっそう薄くて、登場人物の誰にも魅力が感じられません。

多部ちゃんはがんばっているし、周囲にも小林聡美さん、倍賞美津子さん、志賀廣太郎さんといった芝居のできる人を揃えているのに、最初から最後までだらだらしていて平板に感じてしまうのは、脚本が悪いのか演出が悪いのか、それともカット割りが悪いのか、ともかく残念な感じです。

そしてなによりも、この作品では多部未華子という役者さんの魅力が活きていません。主人公の大鳥節子は胸の奥にあるいろいろな想いを上手に表に出すことが得意ではないタイプの人のようですが、倍賞さんが演じた冒頭20分ほどでの瀬山カツ(大鳥節子の本来の姿)の描かれ方があまりにも「ただの感じが悪いばあさん」で、この時点で反感しかもてなかったことと、大鳥節子になってからも基本的には「口の悪い小娘」の薄っぺらな青春シーンが多く、主人公のもつ想いや人間的な魅力といったものが感じられません。

大雑把な表面の内側にある心の機微の表現が必要な、本来であれば多部ちゃんが得意とするタイプの役柄であるはずなのに、ほぼ見た目どおりの人物にしか見えないのは、多部ちゃんの演技力のせいではなく、脚本や演出が多部未華子という役者の魅力を理解していないためではないかと感じます。その意味で、「多部未華子という役者がはまっていない」と強く感じます。

多部ちゃんの出演作はいくつも観てきましたが、「これ、多部ちゃんではない役者で観たかった」と思った作品は初めてです。想像するに、この脚本と演出ならば、綾瀬はるかさんや榮倉奈々さんなどが演じたほうが、もっとポップな感じになってよかったのではないでしょうか。多部ちゃんをキャスティングするならば、主人公だけでなく脇も含めて人物描写にもっと深みや奥行きがほしかったと想います。


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2020/09/13

最近、適当につくっておいしかったもの(写真なし)

《ラム肉の赤ワイントマト煮》

みじん切りにしたニンニク(1カケ)、
粗めのみじん切りにしたタマネギ(1/2~1玉くらい)、
小さめの乱切りにしたニンジン(1本くらい)を、
オリーブオイルで炒める。

タマネギが透き通るまで火が入ったら、
クミンシードをスープスプーンで1杯分ぐらい、
ナツメグをティースプーンで1杯分ぐらい加え、
軽く炒める。

ラムの薄切り(350グラムくらい)を入れ、
肉をほぐしながらさらに炒め、
塩と胡椒で味付け。
胡椒は多めに。

赤ワインを具がひたひたになるくらいまで入れ
(今回はボトル1本400円くらいの安いイタリアワインを使用)、
軽く沸騰するくらいまで中火で煮る。

ホールトマト(1/2缶。200グラムくらい)を加え、
全体をよくかき混ぜてから蓋をして、
弱火でコトコト煮る。

水分が少なくなり、
全体がねっとりした感じになるまで煮込んだら味見をし、
必要に応じて塩、胡椒をたし、
味を調えてできあがり。




《豚ヒレ肉のソテー バルサミコバターソース》

豚ヒレ肉の塊150グラムくらいを、
厚さ1.5センチ~2センチ程度の輪切りにし、
両面に塩と胡椒をかけて下味をつける。

肉を並べるといっぱいになる程度の大きさのフライパンにオリーブオイルを敷き、
豚ヒレ肉の片面を中火で焼いて、
焼き色がついたら弱火にして、
そのまま肉の半分~2/3くらいにまで火を入れる。

肉を裏返して少し焼き目をつけたら、
肉の下のほうが2ミリ~3ミリくらい浸る程度まで、
バルサミコをフライパンの縁から流し入れる。

バター10グラムぐらいをバルサミコに加え、
弱火のまま煮詰める。

バルサミコの水分が飛んでねっとりしてきたら火から下ろし、
肉の上から細かく砕いた乾燥ミントを振りかけてできあがり。

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