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2018年9月2日 - 2018年9月8日

2018/09/04

The Samurai of Prog / Secrets of Disguise (2013)


フィンランドのプログレッシヴ・ロック・グループ。たしかセカンド・アルバムだったと思います。2枚組全15曲収録のうち、12曲は往年のプログレッシヴ・ロック・グループの曲のカバーです。

Englandの「Three Piece Suite」とか、Genesisの「Dancing With The Moonlit Knight」とか、やっぱり曲自体のクオリティが高いなと感じます。オリジナルと比べるとどうしてもヴォーカルに弱さを感じてしまいますが、これはこれで優しくポップなニュアンスがあって悪くないですね。「To Take Him Away」とか、なんかすごく素敵なメロディで、この曲、知ってるし絶対CDかLPを持ってるはずだけど誰の曲だったっけなと思ったら、Sandroseでした。ヴォーカルの雰囲気がだいぶ違うはずだから、あとでオリジナルも聴いてみよう。Yesの「Time And A Word」も、やっぱりいい曲だな。Yesの初期の名曲のひとつですね。

カバー曲のオリジナルのアーティストの持つ個性をうっすらと感じさせながらも、ヴォーカルと演奏で全体に調和と統一感があって、爽やかなプログレッシヴ・ロックが楽しめます。




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2018/09/02

ドント・ハングアップ Don't Hang Up (2016)


やたらといろいろなこと茶化し、すぐにふざけたがる人たちが自分は大嫌いなので、冒頭の「いたずら動画」をつくるシーンに出てくる若者たちが観ていて本当に不快だった。そいつらが報復を受けるのは自業自得だし、あとから「ふざけただけだ」とか「傷つけるつもりはなかった」とか言ってもなんの役にも立たないという点ではいいのだけど、復讐の対象となる範囲がちょっと広過ぎはしないかという気もする。ピザ屋のふたりって、発端となったいたずらに関わってたっけ? 死体だと思っていたものが死体じゃなかったところは『SAW』へのオマージュですかねぇ。


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ダークハウス Demonic (2015)


20年前に悪魔崇拝儀式の最中に儀式参加者たちの惨殺事件があった家で、参加者のなかの唯一の生き残りの息子とその友人たちが再度、儀式を行おうとして、20年前と同様に惨殺されるっていう話。オカルト・ホラーですね。ほどよくショッキングで、上映時間も90分程度とコンパクトで、ありがちな内容ではありますが、まぁまぁおもしろかった。登場人物がみんななんか嫌なヤツなのがいまっぽい?


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平野啓一郎 『最後の変身』


読み切るのがすごく苦痛だった。途中の、カフカの『変身』の解釈部分はなるほどなどとも思ったけど、基本的には自意識ばかり強くて、だけどなににもなろうとせず、けっきょくなににもなれなかった主人公が、なれなかった理由を自分以外のせいにして、ひたすら愚痴と文句と泣き言を一見、理論的な感じで書き散らしているだけで、こういうことはティーンエイジャーのうちに終わらせておこうよというようなことを社会人2年目に引きこもりになったいい大人が言っているという設定がもうきつい。そして最後はインターネットを使って不特定多数を自分の愚かさに巻き込んで不快にさせてやろうという思考形態も勘弁してほしい。こういう感じの思考や行動の形態をインターネット上で見せる人はときどき実際に見かけるように思うが、人目につかないところでひとりでやってかってに朽ち果ててろよと思う。



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『出口なし』 (新国立劇場 小劇場)


フランスのサルトルの作品だそうです。主要登場人物は男性1人+女性2人の3人だけで、約80分ほどのコンパクトな芝居でした。演じるのは段田安則、大竹しのぶ、多部未華子。段田さんと多部ちゃんは以前にも舞台を観たことがあるけれど、大竹さんの生舞台は初めてで、それがいちばんの楽しみでした。

ストーリー的には、死んで地獄に落ちた3人が1つの部屋に閉じ込められ、おたがいに批判しあい傷つけあい馬鹿にしあい続けるといったような救いのない感じの話でしたが、そんななかにもところどころ人間の愚かしさにクスッと笑えるところもあったりして、上演時間が短いこともあり、最後まで飽きずに観られました。

楽しみにしていた大竹さんの芝居は、これまでに観てきた映画などから期待していたものと比べるとおとなしめというか、もっと迫力のある芝居もできるだろうにと感じる部分もありましたが、イネスという役のいやらしさはさすがの表現力で演じており、ときどき本当に憎たらしいおばさんに見えるところがさすがでした。

多部ちゃんが演じるエステルという役は、生前の所業が3人のなかでいちばん悪いと思うのだが、多部ちゃんが演じるとどうしても「いいひと」感が出てしまうように思います。テレビドラマの『ドS刑事』でも、ドSのはずなのに優しさが垣間見えていたし。エステルには、天真爛漫な美しさと闇があるといいと思うのだけど、多部ちゃんに「悪」や「闇」は似合わないんだな、きっと。以前に観た舞台ではもっと魅力的な芝居をしていたので、今回はキャスティング的にミスマッチだったかなぁ感じます。あと、せりふの言い方や声の出し方にもう少し緩急があるとよかったと思います。

段田さんの舞台を観るのは2回目で、前に観た芝居でもなんかあんまりパッとしなくて、段田さんってもっとできる人だと思っていたのにという感想だったのだけど、今回も、前回よりかはよかったのだけど、やっぱりあんまりパッとしない感じでした。段田さんが演じるガルサンという役も、他のふたりに比べると「悪」の要素が希薄で、その罪で地獄に落とされちゃうのという感じだし(まぁ、時代背景が違うからでしょうが)。役もパッとしないし芝居もあんまりパッとしなくて、舞台人としての段田さんに対する興味が一段と下がった感じでした。


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