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2018年4月8日 - 2018年4月14日

2018/04/08

池田理代子 『ベルサイユのばら』


ラブストーリー部分にはぜんぜん興味はないが、激動の時代を生きたオスカル・フランソワというひとりの若者の成長と死、生き方を描いた作品としては、やはり非常におもしろい。特にオスカルがフランス衛兵隊に行ってからは、物語自体にも厚みと躍動感が増し、また、オスカルが兵士たちに伝えようとする言葉にも響くものがたくさんあって、いっそうおもしろくなった。

あと、物語終盤の、マリー・アントワネットが行かれる国民たちに向かってバルコニーでお辞儀をするシーンも、心を打つものがあるな。そういえば、このシーンは、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』でも非常に印象的だった。





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刑事モース~オックスフォード事件簿~ Endeavour (TV series 2012~)

コリン・デクスターの小説に登場するモース警部が、まだ刑事になったばかりのころを描いたテレビドラマ。10年以上にわたって製作されたテレビドラマ『主任警部モース Inspector Morse』のスピンオフで、原作小説に登場するキャラクターをベースにつくられたオリジナル・ストーリーという点が、『オックスフォードミステリー ルイス警部 Lewis』と共通しています。

そして自分は、オリジナルの『主任警部モース』も嫌いではないけれど、どちらかというと『オックスフォードミステリー ルイス警部』と『刑事モース~オックスフォード事件簿~』のほうが好きなんです。それはたぶん、『主任警部モース』のモースのキャラクターが、あまり好きではないからなのかもしれません。いかにもイギリスといった感じの雰囲気や、落ち着いたストーリー展開はすごく気に入っているのだけど、主人公のキャラとしては『ルイス警部』のルイスとハサウェイのほうが好きだし、『刑事モース』の若き日のモースのほうが好き。たぶん、彼らのほうが『主任警部モース』のモースより、シャイな感じがするからなんだろうな。

特に『刑事モース』のモースは、シャイだけど空気を読まずに偉い人にも率直な意見を言ってしまうところがかわいらしい。目をかけて面倒をみているサーズデイ警部補も胃が痛いことでしょう。サーズデイさんが、あとから入ってきたモースのほうに目をかけるから、ちょっと拗ねて意地悪気味なジェイクス巡査部長も、ある意味でかわいいし、口の利き方を知らないモースに厳しく当たるブライト警視正も物語を引き締めます。主要な登場人物たちがみな物語を構成するうえで意味のあるキャラクターを持っていて、そのバランスが優れているところが、きっとこのドラマをおもしろくしている要因のひとつなんでしょう。

最新シーズンはWOWOWでの放送のみで、BSでの放送はシーズン2で終わりのようで、すごく残念です。AXNあたりで放送してくれないだろうか。






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