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2017年12月31日 - 2018年1月6日

2018/01/06

ペット・セメタリー2 Pet Sematary 2 (1992)

1989年公開の前作は、原作小説の持つ魅力には遠く及ばないものの、原作の持っていた「深い愛情ゆえの間違った判断と行動の結果として起きる恐怖と悲劇」がそれなりにきちんと描けていて、なかなかよくできた映画だった。

しかし、その後日談となるこの2作目は、もう残念としか言いようがない。子どもたちがつくったペット・セマタリーの奥にある、ミクマクインディアンが「腐った土地」として廃棄した古い埋葬地(という説明は映画のなかではされていないが)に死んだものを埋めると生き返る、という設定だけを都合よく使った、前作とは別物と考えたほうがいい。

死んでしまう理由も、それを生き返らせる理由も、非常に場当たり的で思慮に欠け、そうしなければならないと決心させるに足る愛情や悲しみの深さもないし、それをすることに対する倫理的な葛藤もまったくない。『ペット・セマタリー』という作品は、そこが物語の根底部分のはずなのに、そういったことをすべてすっ飛ばして、単純なモンスターもどき映画にしてしまった。ミクマク族の古い埋葬地も、そこへと続く道への境界線である枯れ木の山を越えるには強い意志が必要だし、死んだものを入れるための穴を掘るのは大人でさえ一晩かかるような、石が多くて非常に硬い土地だから、ここでも「どうしても生き返らせたい」という硬い意志が必要なはずなのに、この映画では子どもでもたいして苦労せずに掘れる土地になってる。簡単に死んで、簡単に穴を掘って埋めることができ、簡単に生き返ってくる。

「そこに死んだものを埋めると、それが生き返る土地がある」というアイデアがほしかっただけならば、『ペット・セマタリー』(映画では『ペット・セメタリー』と表記)というタイトルは使わないでほしかった。これが『ペット・セマタリー』のシリーズでなければ、それなりに楽しめたかもしれないのに。




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ぶどうのなみだ (2014)


う~ん、これはなぁ、どうかなぁ。いわゆる人生再生ものなんだけど、再生が必要になる前の生と再生中の生との落差がそれほど明確に描かれていないから再生の必要性もあまり強く感じにくいし、おそらく物語の中心となるはずであろう再生中のストーリーが淡々としすぎてておもしろみや主人公の成長を見る楽しみも希薄だし、そもそも主演の大泉洋がこういう役には合わないというか、大泉洋の良さや魅力がうまく出ていなくて、いろいろと残念な感じ。舞台が北海道だからというだけで大泉洋をブッキングしたんじゃないかという印象がすごく強い。

ヒロイン?役の安藤裕子はちょっとすてきだったけど、この人が演じるエリカという女性の再生ストーリーも中途半端でなんだかなぁ。

主人公である大泉洋に対しある種の愛憎や葛藤を抱える弟を演じた染谷将太も、もっとできる役者さんのはずなのに、きちんと活かされていないように感じる。

大杉漣やきたろう、田口トモロヲ、りりィなど、味わいのある役者を脇に多く配しているのに、ほとんどが役者のむだ遣いといった感じ。




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グッドモーニングショー (2016)


中井貴一はシリアスな役も重厚な役も上手だけど、個人的にはコメディ系の芝居が好き。生真面目でちょっと不器用な中井貴一がちょっとした騒動に巻き込まれて困った顔であたふたしているだけでおもしろい。その点でこの作品も十分楽しめた。

思い込みが強すぎて困った女子アナ役の長澤まさみもよかったな、いかにもいそうな感じで。長澤まさみもコメディ系の芝居のほうが魅力的なことが多いように思う。全体のヴィジュアルはいいけれど笑顔が少しアホっぽい感じがするからか。

濱田岳は、なんかどの役で見ても濱田岳だな、良くも悪くも。役を選ぶ役者な気がする。

志田未来の目力はあいかわらずすてき。そして木南晴夏は脇役でも必ず一定以上の存在感を示すよな。ふたりともいい役者さんだと思う。




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2018/01/05

新年会ランチ@なだ万茶寮(渋谷ランチ)

仕事始めの今日のランチは去年からの恒例となった新年会ランチ。場所は去年と同じ渋谷のなだ万茶寮です。

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背の高い器に入った料理が食べづらいとか、しかも中が見えなくて目で楽しみにくいとかもありますが、味はなだ万だけあって、さすがにおいしいです。フォワグラの茶碗蒸しとかたまらん。ぶり大根も、安いお店だと醤油味がすごく強い甘じょっぱい味になりがちですが、ここのは薄めの味付けで、魚と大根の味がちゃんと感じられ、もちろん柔らかく煮られています。


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料理の細やかさに比べると、食事とデザートは平凡かな。もちろんふつうにおいしいですが、ごはんの量に対して、なんでこんなに漬け物が多いのだろうかとか、イチゴ味の冷たいお汁粉は昭和の時代の安いイチゴミルクみたいな味がするし、締めがちょっと尻つぼみになってしまった感じです。

でも、会社の経費でなければなかなか食べられない額だし、全体には十分おいしかったし、お酒も少し飲めたので満足満足。ごちそうさま。


渋谷 なだ万茶寮
渋谷 なだ万茶寮
ジャンル:日本料理
アクセス:JR渋谷駅 徒歩7分
住所:〒150-8019 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 東急百貨店本店8F(地図
姉妹店:札幌 なだ万雅殿  | なだ万本店 山茶花荘
周辺のお店のネット予約:
肉バル&生パスタ アモーレ‐Amore‐ 渋谷店のコース一覧
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情報掲載日:2018年1月5日
レストランブランド情報:なだ万

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2018/01/04

ファイナル・デッドクルーズ Donkey Punch (2008)


超絶つまらない。豪華クルーザーに乗った頭の悪いパーリーピーポーの男女7人が船の中でくだらない理由で殺しあっていくだけ。前半はポルノ映画まがい、後半はサスペンスもどき。ちなみに『ファイナル・デスティネーション』シリーズとはまったく無関係。時間のむだ。



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2017/12/31

超高速!参勤交代 (2014) / 超高速!参勤交代 リターンズ (2015)


悪意のある権力者にむちゃ振りされた貧乏弱小集団が、もてる知力と体力、人間力などを駆使してさまざまな難関をクリアしていく珍道中を描いたロードムービー風時代劇というアイデアが非常に独特かつユーモアに富んでいておもしろかった1作目。登場人物たちもそれぞれにキャラクターが立っており、キャラのヴァリエーション面でも人数面でも過不足のない、非常にちょうどいい感じで、そうしたことも含めてすべてにわたって非常によく考えられた楽しいエンタテインメント作品だった。

その続編となる「リターンズ」のほうは、1作目からのある種のお約束的な小ネタは挟まれていたが、作品のアイデアの基本部分であったはずのロードムービー風要素がほとんどなくなってしまい、よくある感じのある種のエンタテインメント系時代劇になってしまったのが残念。主人公たちの前に立ちはだかる難関をクリアするための「知恵」も1作目に比べると小粒だし、そもそも「知恵」を出す必要に迫られる局面自体も数が減ってしまった。エンタテインメント作品として十分おもしろくはあるのだけど、ユーモアと小気味よさ、それに人情味を適度なテンポで描いた1作目のバランスのよさとそこから生まれるおもしろさと比べると、少し見劣りがするな。








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