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2018/05/05

酒と涙とジキルとハイド (東京芸術劇場プレイハウス)


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三谷幸喜の作品は、映画やテレビドラマはいくつも見ているけれど、舞台を観るのは初めてな気がする。出演者は片岡愛之助、優香、藤井隆、迫田孝也の4人で、愛之助以外は舞台で観るのは初めて。迫田孝也という役者さんのことはぜんぜん知らないのだけど、調べてみたらいろんなドラマに脇役で出ているみたいで、自分も何度かテレビで見ているようだ。


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ジキル博士の家の中だけで物語が進行する、三谷幸喜が得意とするワンシチュエーション・コメディで、こういう作品は演者の技量が高く、演出のテンポがよくないと、なかなか厳しいものになったりするのだけど、本職が歌舞伎役者の愛之助はもちろん、藤井隆も吉本新喜劇をはじめNODA・MAPにもときどき出ていて舞台慣れしているし、それほど舞台経験がないと思われる優香も、志村けんのところでの修業?が役に立っているのか、コメディエンヌをしっかりと演じきっていた。初めて見る迫田孝也も、もともと舞台経験が豊富なようで安心して観ていられたというか、おいしいところは基本的にこの人がみんな持っていった気がする。

しかし優香、顔ちっさいな。それに、もうすぐ38歳になるらしいが、まだまだかわいらしい。二の腕はぷるぷるだったけどな。

もったいつけず、思わせぶりにせず、なんとなく「いい話」ふうに着地させることもなく、コメディ作品に徹して最後までばかばかしい話になっているところが非常によかった。くだらないことをしっかりとやりきっているところが好感触。おもしろかった。

ちなみにこの舞台はオリジナルキャストによる再演で、初演時のものはDVDが出ている。ただなぁ、こういうばかばかしいコメディ作品は舞台で生で観るからおもしろいのであって、DVDで同じおもしろさを感じられるかは疑問ではある。



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