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2018/03/18

牡蠣のフランとか仔牛のローストとか@サンパティック(新井薬師前ディナー)


昨日はひさしぶりに新井薬師前のサンパティックで夕食を食べました。


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サンパティック、というか、黒岩シェフといえば、やっぱりこれです。アミューズの、赤ピーマンのムース。神楽坂のビストロ・イデアルでシェフをしていたときに、当時ギャルソンヌをしていたSさんが、従業員特権でホールのまま持って帰ったという逸話が残っているほど美味しいのですよ。焼いた赤ピーマンを丁寧に裏ごししてつくっているようで、非常になめらかな口あたりと赤ピーマンのほろ苦さ、焦がしたときの香ばしさが混然一体となって楽しめます。やはり何度食べてもおいしいです。


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コースとは別に、アラカルトでオードブルを1品追加しました。この季節といえば、やはりホワイトアスパラガスです。独特の旨さとほろ苦さがあるホワイトアスパラは、食べないわけにはいきません。
アスパラのほかに、サーモンとマスのグリルかな、魚が乗っています。カリカリに焼いた魚の皮も香ばしくておいしいです。それに、食べるのはたぶん初めての、フランスのたんぽぽの葉っぱが、これまたやはりほろ苦で、春を感じさせるおいしさです。
下にはツナのソースが敷いてあり、これをパンにつけると非常に高級なツナサンドの味になります。


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コースの前菜。奥様は牡蠣のフラン、自分はフォワグラのソテーにしました。
牡蠣のフランがね、またすごく美味しいの。ふわっとホイップクリームのような口あたりなのに、牡蠣の旨みがしっかりたっぷり感じられます。上に載せられた牡蠣のグリルも、香ばしさと牡蠣の甘みが非常に良いハーモニーです。
フォワグラのソテーは、おいしくないはずがない鉄板の味。口の中でとろけます。下にはリゾットのようなものが敷いてあり、これがまた旨みたっぷりでおいしいのです。


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メインディッシュ。本日の魚料理はヒラメのソテーだったかな。肉料理は仔牛のローストをいただきました。
魚の下にはサフランのソースが敷かれ、上にはタプナードが添えられています。香りと旨みの相乗攻撃です。
仔牛は火の入れ加減が絶妙。表面はかりっと香ばしく、中は全体がピンクで柔らかくジューシー。この焼き加減はどうしてもまねできません。
そして黒岩シェフの料理における楽しみのひとつでもある、ガルニの野菜。なんだろうね、ともかく野菜が美味しい。硬すぎず、柔らかすぎず、生すぎず、火を入れすぎず、野菜の旨みや味わいが強く感じられる絶妙の調理加減。ここで野菜を食べるのは本当に楽しみです。


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デザート。奥様はガトーショコラを、自分は本日のタルトをいただきました。タルトは、バナナのタルトでした。結婚記念日のお祝いの食事ということを伝えておいたら、お祝いメッセージの書かれたチョコレートのプレートを飾ってくれました。

最近はあまり量を飲まなくなったのですが、お祝いなので、料理に合わせてスパークリングワイン、白ワイン、赤ワインをグラスで1杯ずつ飲み、デザートのときにはアメールピコンも飲んじゃったので、少し飲みすぎです。また、料理のソースがどれもおいしいので、残すのがもったいなくてパンをおかわりしちゃったので、だいぶ食べすぎです。帰るころにはおなかパンパンの酔っ払い状態でしたが、やはりサンパティックに来てよかった。

ごちそうさま。


サンパティック
サンパティック
ジャンル:フレンチ
アクセス:西武新宿線新井薬師前駅 徒歩5分
JR中央線中野駅北口 徒歩12分
住所:〒164-0002 東京都中野区上高田2-54-8 アイボリーファーストビル1F(地図
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情報掲載日:2018年3月18日


サンパティックフレンチ / 新井薬師前駅沼袋駅中野駅

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