Various Artists / Progfest '97 (1997)
1997年のProgfestの模様を収録したライヴ盤。収録されているアーティストはJohn Wetton Band、Le Orme、Arena、The Flower Kings、Spock's Beard、Bigelf、Sinkadusの7グループ。イギリス、アメリカ、スウェーデンからそれぞれ2グループずつに、イタリアから1グループですね。
John Wetton Bandは、UKの曲を2曲と、King Crimsonの曲を1曲やっていて、非常になじみ深いのだけど、収録されたグループのなかでは演奏力がいちばん低いな。UKもKing Crimsonも演奏技術が高いグループだったので、こういうよれよれな演奏で聞くとけっこうな違和感です。ちょっと残念。
Le ormeは、当時の新譜である『Il fiume』からの曲と、往年の名曲「Felona e Sorona」を演奏。つくられた年代に20年ほどの開きはあるけど、どちらもLe ormeらしいと感じてしまうところはさすが。
Arenaは、大仰だけど、あまりイギリス的な味わい深さを自分は感じなくて、それほど好きじゃないんだな。
実はあまり聞いたことがなかったのだけど素晴らしかったのはThe Flower Kings。美しいメロディと曲の構成、そして高い演奏力は、まさにプログレッシヴ・ロック。もっとちゃんと聞いておけばよかった。これから少しアルバムを集めようかと思う。
Spock's Beardはキャッチーなところがいいし、人気のあるグループのようなんだけど、メロディにあんまり魅力を感じないんだよなぁ、自分は。
Bigelfは初めて聞いた。プログレ・ハードっぽい派手なサウンドで、まぁ、こういうのも悪くないけど、自分の好みとはちょっと違う。
Sinkadusも初めて聞いた。フルートとかも使っていてプログレらしさはあるのだけど、なんかあまり奥深さが感じられなくて、それほど興味を持てなかった。
というわけで、Le ormeとThe Flower Kingsが個人的にベストでした。
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