ÄLGARNAS TRÄDGÅRD / Framitden Är Ett Svävande Skepp, Förankrat I Forntiden
スウェーデンのグループの1972年作。
自分が初めてこのグループのことを知った頃(1980年代中頃だったか)は、ÄLGARNAS TRÄDGÅRDはアルガーナス・トラッガードと読んでいたと思うのだが、最近ではエルヤーナス・トレッゴードと読むらしい。
SFチックで思わせぶりなジャケットだが、音的にはSFチックなところはなく、アシッドとかサイケとかに近い、アコースティック楽器を多用したチェンバーロック風スタイル。1曲目の「Two Hours Over Two Blue Mountains With A Cuckoo On Each Side, Of Hours....That Is」などは邪悪な雰囲気も漂い、どことなくホラー映画のサウンドトラックとかも思わせる。「Ring Of Saturn」などはちょっとコズミックなニュアンスをまとって始まるが、そこからどんどん混沌へと進んでいく。なんかあれだな、初期の頃のPink Floydがもっと泥臭くなったような、Amon Duulがちょっと平和になったような、そんなような雰囲気?
全体にゆらゆら、ふらふら、ぐにゃぐにゃしてるんだけど、意外と聴きやすい気がするのは、ときどきとてもリリカルな美しさがあるように感じられるせいか。暗黒トラッドサイケとか呼ばれることもあるようだけど、Univers Zeroの『Heresie』とかとくらべると、それほど暗黒じゃないし。さまざまな効果音とか深すぎるリヴァーヴとか呪術ぽい雰囲気のあるリズムとか、なんか懐かしい。高校生の頃ってこういうのしょっちゅう聴いてた気がする。
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