■休日映画■ ジェネラル・ルージュの凱旋
『チーム・バチスタの栄光』に続く、白鳥&田口のシリーズ。
チーム・バチスタは原作も映画も、なんだか薄っぺらいというか、2時間ドラマのような印象を受けた。とくに映画のほうはストーリー展開のテンポも悪く、原作にくらべて登場人物のキャラ付けもいまいちで、はっきりいって、ぜんぜんおもしろくなかった。
それにくらべると、この映画のほうがおもしろいな。
原作にあったキャラの良さをすっかり殺してしまった映画版の白鳥&田口が、この映画ではほとんど活躍しないのが、むしろ良い結果に結び付いたように思う。その分、敵役である堺雅人に焦点がしっかり当たったし、それをきちっと受け止めて、さらにいっそう輝く芝居ができる人でもある。この点でも、チーム・バチスタの敵役を演じた吉川晃司より魅せる。役柄的にも、チーム・バチスタの登場人物たちよりジェネラル・ルージュの登場人物たちのほうが人間的な魅力があるように感じるし。
エンタテインメントとして、それなりによくできた作品だと思った。だからといって、原作本を読みたいかというと、それはどうかなとも思うけど。
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