■週末映画■ 殺人の追憶
実際にあった未解決の連続殺人事件をベースにしているからって、映画でも未解決のまま終わらせてしまったのでは、作品として中途半端じゃないか? たとえば『フロム・ヘル』のように、なんらかの仮説を立てるなり、創作をまじえるなりして、この映画における犯人像が見せてほしかったし、それなりの決着も見たかった。
捜査を担当するふたりの刑事の性格対比や考え方の変化を見せるほうに主眼があったにしても、やはり中途半端。ひとりは刑事をやめちゃってるみたいだし、もうひとりのその後はまったく触れられずに終わるし。
で結局、なにを主張したかったのだろう? 当時の韓国警察(とくに農村部)の無能さと横暴さを見せたかっただけなのか?
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