週末音楽
■Gianna Nannini / Giannadream - Solo i sogni sono veri
ここのところアーティスティックな感性が前面に出た繊細な感じの作品が多かったのだけれど、このアルバムではそれ以前のGiannaに戻ったような印象です。ストレートで力強いロックを迫力のある歌声で聴かせてくれる。でも、歌い方もメロディも単調でもうひとつ。
■Malika Ayane / Malika Ayane
なんか日本人みたいな名前。サンレモ参加曲は伝統的というか、サンレモらしい曲でしたが、アルバムのほうはもう少しジャジーというか、落ち着きのあるワールド・スタンダードな印象。半分くらいの曲は英語で歌ってるし。悪くはないけど、自分の好みのタイプとは少し違うな。
■Marco Carta / La forza mia
今年のサンレモ参加曲のなかでも突き抜けて明るくさわやかなポップ・ロックだったMarco Carta。アルバムのほうも気持ちのいいポップ・ロックが多いけれど、イタリアらしいロック・バラードなどもちりばめられ、聴いていて気分がいい。Eros RamazzottiとかMichele Zarrilloとかの影がちらつきますな。
■Marco Masini / L'italia e altre storie
ひさしぶりに聴いたMarco Masini。以前ほど暑苦しい哀愁はなくなったけど、相変わらずのドラマティック&ロマンティックさでした。
■Renato Zero / Presente
前作の『Il dono』が2005年なので、およそ4年ぶりの新譜ですかね。ベストや再録等ではない、全部新曲のニューアルバム。適度にドラマティックで、適度にメロディアスで、適度にポップで、最近のRenatoらしいといえばらしいのだけど、予想の範囲内というかなんというか。悪くはないけど、強くひきつけられるものもないなぁ。『Amore dopo amore』と同等以上のドラマティックストーリーは、もう出ないのだろうか。
■Dolcenera / Nel paese delle meraviglie
サンレモ参加曲はなんだか妙に軽くてスカスカしたポップチューンだったけど、アルバムのほうではDolceneraらしい重厚さと力強さを持ったドラマティックな曲がちゃんと聴けます。以前の彼女のアルバムは、それぞれの曲はいいのだけどアルバムとして全体を効いてると途中で飽きちゃうことが多かったのだけど、これは飽きずに最後まで聴けたのは、曲自体のヴァリエーションと配置のしかた、それにヴォーカルの表現力の幅が広がったからかな。
■Arisa / Sincerita'
素朴でほのぼのとした感じのサンレモ参加曲が印象的だったArisa。アルバムも、ほぼ同様の印象ですね。ロック色の感じられないフォーキーなポップスって、なんだかすごくひさしぶりな感じがする。
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