« チキンソテーとミックスフライ@亀井堂食堂(神楽坂) | トップページ | 魚貝のマリネとビーフストロガノフ@ぷらてーろ(神楽坂) »

2009/02/02

週末映画&ドラマ


■20世紀少年 もうひとつの第一章■
テレビ地上波で。劇場公開版に新規収録シーンなど?を加えて再編集したテレビ用のものだそうだ。原作は漫画らしい。
なんか、いかにも漫画らしい設定というか展開というか。最後の巨大ロボット、いったいどこから出てきたんだよ。いきなり空から降ってきたのか、地下から浮かび上がったのか、それともテレポート? あんな都会のど真ん中にまで来る前に警察とか防衛庁とかが気づくんじゃないだろか。それに、ケンヂ一味っていうマスコミの呼び方もどうよ。遠藤健児っていう名前をマスコミも知っているんだから、遠藤一味とか遠藤一派とかのほうが自然じゃね?
三部作の第一章ということで物語も中途半端だし、主要人物の紹介と舞台設定・背景の解説で終わってしまった感じ。ちなみにT.Rexの「20th Century Boy」はかっこいい名曲です。

  


■ウィスパーズ■
サイコっぽいサスペンスなんだけど、ターゲットとなるヒロインと犯人の接点があまりにも希薄。サイコな犯人だからしかたがないともいえるけれど、遠方からわざわざ出張してきてまでつけ狙う理由ほどの接点には思えない。拠点が移動していないのだから、そこから半径数百キロくらいが犯行圏じゃなかったっけ、サイコ犯って。でも彼は、800キロ近く出張してきてるんだったよね、たしか。本人および拠点付近の住人たちの思わせぶりな悪魔崇拝もあまりうまく話にからんでないし、いろんなところで突っ込みが浅いというか弱いというか、薄っぺらい感じの話だった。

  


■ジーザス・クライスト・スーパースター■
まだ新約聖書の話をぜんぜん知らないずっとむかしに見たときは、登場人物たちの関係などがわからず、なんだかなぁと思ったのだけど、イエス・キリストの最後の数日間のストーリーをおおよそ知っているいまは、もう少し楽しめる。イエスの苦悩や悲しみはそこそこ感じられるのだけど、このミュージカルでのもうひとりの主役ともいえるユダの描き方が自分はあまり好きじゃないかな。彼の気持ちはもっと複雑で、とてもかわいそうな人ではないかと自分は思っているので。そんなことも含めて、普通に新約聖書の該当箇所を読んだほうが趣があっていいなと思ったのでありました。

  


■歓喜の歌■
立川志の輔の新作落語を映画化したもの。原作の落語を生で2回ほど聞いたことがあるのだけど、圧倒的に落語のほうがいいな。映画は映画でほどよく笑いと人情があっておもしろいのだけど、なんていうかなぁ、イメージが限定されちゃうんだよなぁ。与えられたヴィジュアルの枠から飛び出しにくいというか。その点、落語は聞き手のイマジネーション次第でいくらでも広がるし、自分にとってもっともぴったりくる情景や表情などをあてはめられるのですよ。同じ「豆腐を食べる」でも、自分が思い描いている豆腐と隣の人が描いている豆腐は違ってOKみたいな。だけど映画だと「ざるに盛った寄せ豆腐」みたいに固定されちゃう。そうした自由度の低さが、この映画にもちょっと感じられる気がする。それに、たった1日?で会場のキャパを変える工事をしちゃうとか、それを一介の主任の判断でやっちゃうとか、脳内ヴィジョン主体の落語ではありだけど、実際に映像化する映画ではあまりにうそっぽい感じになっちゃう。その点が残念。やっぱり落語で聞きたいっす。

  


■四次元への招待■
「世にも奇妙な物語」タイプ(というか、こっちのほうがずっと先ですね)のオムニバス映画。ナイト・ギャラリーに展示された3枚の絵を最初に紹介し、それぞれの絵に描かれたちょっと不思議なストーリーを見せる、というつくりなんだけど、2話めだけ、なんか趣が違います。他のふたつの話は「絵」が重要なアイテムになっているし、ストーリー自体に超自然的な要素があって、いかにも「不思議な話」なのだけど、2話めは一般的な理屈で現象を解明できるというか、たんに「間の悪い偶然」が引き起こした事故なだけであって、「絵」も全然関係ない。原題の「Night Gallery」のうちの「Night」にしかかかってないんだな。あいだにこの話が入ってしまったため、「夜の画廊」というタイトルからイメージされる怪しい雰囲気が薄まり、要するに「因果応報」がテーマの3作品なのねというふうに着地してしまうのが残念。

  


■カプリコン・1■
ひさしぶりに観た。宇宙開発計画にかかわる大掛かりな組織的陰謀というテーマは、いまとなってはありがちな気もするけれど、当時はきっとワクワクするようなものだったのだろうな。というか、実際ワクワクしたような気がする。
そのあたりが緊張感を持って描かれる前半はなかなかおもしろいのだけど、パイロットたちが脱出してからの後半は、なんかだらだらした感じのアドヴェンチャーもどきになってしまうのだなぁ。そのうえ、妙なデータに気づいたNASAの職員はすっかり消されちゃってるのに、真相に近づきつつあるジャーナリストの始末の中途半端さがあまりにアンバランス。武器を搭載した軍のヘリコプターと農薬散布用複葉機の空中バトルも、もうひとつ緊迫感に欠けるし。
後半から終盤にかけてどんどん緊張感や勢いが失速していき、なんだかゆるくエンディングを迎えてしまうのが残念。

  


■ランチの女王■
7年くらい前に放送されてたテレビドラマ。レストランを舞台にしたドラマはいくつもあるけれど、多くは料理人や料理そのものに焦点が当たったものなのに対し、これは「レストランに料理を食べにくる人」「レストランで食事をする意味や理由」といったところに重点があるのがちょっと珍しいかも。そこがこのドラマの最大の魅力だと思う。きっとこのドラマをつくった人たちは、レストランで食事をすること、レストランという場が、大好きなんだと思う。料理やレストランへの愛情を強く感じます。『王様のレストラン』『マイリトルシェフ』と並んでお気に入りのレストランドラマ。

  


|

« チキンソテーとミックスフライ@亀井堂食堂(神楽坂) | トップページ | 魚貝のマリネとビーフストロガノフ@ぷらてーろ(神楽坂) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 週末映画&ドラマ:

« チキンソテーとミックスフライ@亀井堂食堂(神楽坂) | トップページ | 魚貝のマリネとビーフストロガノフ@ぷらてーろ(神楽坂) »