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2009/01/13

週末映画


■サイレントヒル■
テレビ地上波で。う~ん、雰囲気はあるんだけど、ストーリーとかはなんだかなぁ。悪霊ものというか、善と悪との戦いふうでありながら実は悪と悪の戦いというか、そこにパラレルワールドを持ちこんで複雑にしたけど、最終的には「母は強し」というけっこうシンプルな収束のさせ方というか。でもけっきょく彼女らは元の世界に戻ってこれなかったんだよね。向こうに渡ってしまったいきさつというか方法もなんだか曖昧で、どうしたもんかなぁという感じでした。

  


■叫■
う~ん、雰囲気はあるんだけど、ストーリーとかはなんだかなぁ2。憑き物系ですね。にしても、憑く理由が弱いと思うし、海水による溺死他殺である理由も弱いし、憑かれた側が犯行せずにいられなくなる理由も弱い。悪霊と化した赤い服の女の動きなんて、怖いというよりはコミカルでしたよ。いきなりムンクの「叫び」風に両頬を押さえて出てきたり(ムンクの「叫び」は叫び声を聞かないように両耳を手で覆っているんだけどね)、空中に浮かんだ状態で人形歩きで進んだり。空飛んでっちゃうのもヴィジュアル的に変だし。せっかく線の細いきれいな女優を使うんだから、もっと病的な不気味さを内面から感じさせてほしかったわ。そんでもって、最後はなに? けっきょく誰もいなくなった? 逆恨み強すぎ。

  


■ゴシカ■
テレビ地上波で。初めて観る映画かなと思ったら、以前にも観たことがあったことに、映画が始まってすぐに気づいた。でも、結末は終盤にくるまで思い出せず。そうそう、そうでした。ゴーストストーリーと憑き物系で着飾った変態系でしたね。しかし、主人公の女性医師も、そのヘルパー的役割の男性医師も、とても有能な医師とは思えない行動だらけ。そういう状態でそういうことを話せば医者は信じてくれないことをあんたがいちばんよく知ってるだろうに。多少混乱していていも途中で話を遮ることなく一通り最後まで話させてみるってのは心療内科系の医師として基本のことじゃないんだろうか。この二人が最初からきちんと冷静に自分たちの知識と経験を現実に照らし合わせながらディスカッションしていたら、こんなに騒がしいことにならなかったんじゃないかと思ってしまった。

  


■悪夢探偵■
う~ん、雰囲気はあるんだけどストーリーとかはなんだかなぁ3。なにがダメって、主役の女性刑事の芝居がいちばんダメですね。へたくそにもほどがある。どう見たってエリートキャリアの切れ者には見えず、「現場経験は皆無」という部分にしかリアリティを感じない。これはミスキャストでしょう。悪夢探偵のほうも、べつに探偵じゃないし。夢と現実がリンクすることにもあまり現実味を感じないし、最初の悪夢経由の遠隔殺人もその原因とか理由とか希薄だし、だからその後の連続遠隔殺人も説得力を感じず。夢に入ってなんとかするっていうアイデア自体はおもしろそうなのに、それをうまく活用して物語を上手に広げられなかった感じがする。

  


■悪魔の手毬唄■
テレビ地上波で。稲垣吾郎が金田一耕介を演じるテレビシリーズの最新作だそうだ。うーん、レトロな雰囲気をつくりこもうという意欲は見えるけど、それがいい方向に作用してるとは思いにくいなぁ。大正浪漫的にはならず、中途半端な古臭さと中途半端なコミカルさの入り混じりになってしまった感じがする。ストーリーも、大枠は過去の映画や2時間ドラマと同じなんだけど、事件解決につながるアイテムの出し方や出す位置がだいぶ大胆にアレンジされていて、金田一さんがあまり苦労することなく核心に近づけちゃってる。その一方で登場人物の行動の意味や理由を裏付ける細かなアイテムやシーンも大胆に省いちゃってるので、行動が唐突に見えちゃうし、その唐突さを説明口調の台詞で説明する必要ができちゃったりと、流れを悪くしちゃってるよなぁ。なんだか、これまで観たことのある映像版のなかでももっとも残念な「悪魔の手毬唄」だった。

  


■デストラップ・死の罠■
これはすごい。劇の脚本を書いているという劇の脚本を書いている人を主人公にした劇。もともとは舞台用の作品らしく、そういわれるととても舞台っぽいというか、箱庭っぽい。少ない登場人物と固定された場の中で、重層的で奥行きのある物語構成になっている。劇中で登場人物の脚本家が口にする「大衆にウケる脚本のポイント」がこの物語自体にも活用されていて、最後は「やられた」という感じになる。これ、原作はアイラ・レヴィンなんですね、『ローズマリーの赤ちゃん』『ブラジルから来た少年』『ステップフォード・ワイフ』などの。すげー。

  

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