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2008年2月17日 - 2008年2月23日

2008/02/22

ROBERTO SANTORO / L'ELISIR DEL PASSIONARIO (2006)

1972年9月1日、南イタリアのカラブリア州ヴィボ・ヴァレンティア(Vibo Valentia)で生まれた新人カンタウトーレ、Roberto Santoro(ロベルト・サントロ)のデビュー・アルバムです。アーティスト・プロデュースとアレンジメント、一部の曲の演奏でMauro Pagani(マウロ・パガーニ)がかかわっています。このデビュー作をリリースする前は、いくつかのローカル・グループにシンガー、ギタリストとして参加していたようです。

もともとはFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)Bob Dylan(ボブ・ディラン)に影響を受けてギターを始め、その後はイギリスのニュー・ウェーヴ系グループ、The Smiths(スミス)The Cure(キュア)Depeche Mode(デペッシュ・モード)Nick Cave(ニック・ケイヴ)などに傾倒していったらしいですが、このアルバムで聴かれる彼の音楽はそういったアーティストたちのものとは毛色の違う、ラテン・フレーバーやジャズ・フィーリングがほんのり漂い、やわらかな哀愁を帯びたフォーク・ロックになっています。

メロディ自体はシンプルな感じのものが多く、また、どこかで聴いたことのあるようなメロディがときどき出てきて、オリジナリティの点ではちょっと弱い感じもしますが、個性的なひびわれヴォーカルはなかなか魅力的です。バックの演奏・アレンジにもそれなりに工夫があり、歌メロとヴォーカルに彩を添えています。とくにアルバム前半で多く聴かれるフィザルモニカ(アコーディオン)の音色はいかにも南欧やラテンの哀愁を感じさせ、アルバム前半の個性をつくりあげていると思います。また、数曲で入るトロンバ(トランペット)は心地よいジャズ・フィーリングを曲に与え、これもまた別の個性を表現します。

ちなみに、曲を印象深いものにすることに大きく貢献しているフィザルモニカとトロンバがRobertoと一緒に写っている写真がいくつか、ジャケットやブックレット式の歌詞カードに掲載されていますが、Roberto自身はこれらを演奏していません。なんだよ。

M1. Non credo che sia stato Andrea
アコーディオンの音色と、パタパタしたドラムが、全体の雰囲気をつくっています。軽快だけどヨーロッパの哀愁を帯びたメロディが、ひび割れた歌声によく合います。

M2. Navigante di te
ラテン風のパーカッションと、ガット・ギターの丸い音、それにアコーディオン。いかにもラテン・ポップスな感じのイントロで、このままラテン・ポップスにいくのかなと思ったら、ヴォーカル・パートはラテン・パーカッションはそのままに、ピアノやアコーディオンを上手に生かした哀愁ロマンティックなユーロ・ラテンな曲になります。

M3. Giulia gia' se ne
アコーディオンのイントロはタンゴ風。ヴォーカル・パートでは打ち込み系のリズムとベースが強調されていますが、歌メロ自体はなだらかでほんのり哀愁を持ったポップス系です。アコースティック・ギターやエレクトリック・ピアノの優しい音に対し、おそらくプログラミングされたシンセサイザーがいかにもつくりものっぽい音と演奏なのがちょっと興ざめです。

M4. Il tritacuore
ごくわずかにだけ歪ませたエレキ・ギターの音がロックンロールやロカビリーの時代を思い出させます。ギター・アンプに搭載されたトレモロ機能を使った演奏とかも懐かしい感じです。でもギター以外は現代風で、歌メロなどは最近のR&B系ポップスに近いように思います。

M5. Cesare Pavese
小気味よいドラムと締まった音色のコントラバスが心地よいジャズ・フィーリングを振りまき、軽やかなピアノとミュートをつけたトランペットが都会の夜をイメージさせます。でもサビの部分での演奏は明るい太陽を思わせる地中海風のものになり、その上に哀愁のあるメロディが乗るという、ちょっと不思議な構成が楽しめます。

M6. Il tuo seno
キーボードとアコーディオンでラテン・ポップス風に始まります。ヴォーカルの合間にガット・ギターのフィルインが入り、ラテン風の哀愁がいっそう高まります。歌メロは比較的淡々としていて、歌だけ聴けばミディアム・スローのフォーク・ロック風なのですが、そこにラテン・フレーバーな演奏がかぶさるというアレンジが楽しいです。

M7. Il mistero di Ledia
はっきりしたリズムや、アルペジオ風だったりルートを弾くだけではないベース、細かなフレーズを刻むギターのバッキングなど、現代風なアレンジがされています。曲の前半はメロディよりも言葉の流れを重視しているような感じですが、後半からサビに入ると流れるようなメロディ重視のイタリアらしい感じになります。

M8. L’elisir del passionario
キーボードのオーケストレーションや、フィドルっぽいヴァイオリン、明るくクリアなガット・ギターのアルペジオを上手に生かした、ほどよくロマンティックなミディアム・テンポのポップス。パタパタと鳴るドラムがちょっと雰囲気違いな感じはします。曲の前半はロマンティックで優しい感じですが、後半から終盤にかけて妙に厚くドラマティックになっていき、最後は演劇を思わせるくらい舞台音楽風になるという、ちょっと不思議な構成です。

M9. L'alchimista
ヴィブラフォンのような音色のエレクトリック・ピアノややわらかな音色のホーンがジャズ・フィーリングを感じさせます。ベースやドラムなどのリズムもジャズ・ポップス風です。でもサビ前あたりからなめらかなメロディを持った美しいポップス調になり、サビでは哀愁度が増してイタリアらしいポップスへとなっていきます。

M10. Addio Milano, addio
派手なシンセサイザーのイントロが歌謡ロックぽく感じます。ほのかな哀愁をまとったシンプルなメロディは、もしバックの演奏がスパニッシュ・ギターだったらフラメンコになりそうな感じです。曲の中間部ではひさしぶりにアコーディオンが出てきて南欧・ラテンな味わいを深め、サビでは流れのある美しいメロディがイタリアらしさを感じさせます。バックに聴こえるハープのような音色(Mauro Paganiの弾くブズーキかもしれません)も心地いいです。

M11. Il tritacuore
M4のインストゥルメンタル(カラオケ)ヴァージョンです。

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2008/02/21

ポークのテリーヌと牛ミノのマドリッド風@ぷらてーろ(神楽坂)

先週オープンしたばかりのスペイン料理屋。最近は神楽坂にもスパニッシュ・レストランが増えてきていますが、ランチ営業をしている店はいまのところほかにないので、このお店にはぜひ期待したいところです。

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平日のランチメニューは3種類。「魚介の雑炊ランチ」が850円、2名以上から頼める「パエリアランチ」が1600円ですが、自分が楽しみにしているのはやはり「選べるランチ」950円。前菜、メイン、ともに4種類くらいずつあるなかから一つずつを選べ、コーヒーもついてこの値段というのは、このあたりでは貴重です。近所のフレンチ、ル・ミディはメインとドリンクで1050円だし、フレンチ・ダイニングは前菜とメインのみで1050円、アルモワールはサラダとメインで900円、アッシジも前菜、メイン、スープで850円ですから、価格競争力が高いように思います。いまはまだオープンしたばかりで認知されてないのですいてるけど、すぐに「なかなか入れない店」になってしまいそうです。


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まずは前菜。迷いましたが、無難にポークのテリーヌを。ビストロだと旨みの強い肉に香辛料がしっかり効かせてあって、ワインが飲みたくなる感じのものが多いように思うのですが、このお店のテリーヌは上品です。テリーヌだけで食べられます。実際、この段階ではパンも提供されませんでした。たんに提供遅れなのか、わざとメインまで提供をしないようにしているのかはわかりません。テリーヌもさっぱりなめらかですが、野菜が添えられているのでさらにさっぱり食べられます。


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続いてメイン。牛ミノのマドリッド風です。牛ミノと野菜、それにサルシチョンがトマト煮こみになっています。ミノは柔らかく煮込まれていて臭みもなく、なかなか美味しいと思います。この煮込みソースをバゲットにつけて食べるとワインが飲みたくなってきます。でも提供されたバゲットはたった2切れだったので、最後までソースをすくう前になくなってしまいました。ちょっと分量的に足りない感じだったのだけど、パンのおかわりがあるのかどうかわからなかったし、他のテーブルの誰のところにもおかわりらしきパンが運ばれている様子がないし、自分のところも料理は残っているけどパンがないのにおかわりを持ってこようとする気配が店側にまったく見られないので、きっとおかわりはないのだろうと判断しました。煮込み料理だったけどカトラリーはナイフとフォークしか提供されなかったので、ソースはフォークですくうしかなく、最後のほうはすくいきれなかった。パンがあればつけて最後まで食べたのに。

食後のコーヒーも普通に美味しいし、時間もまだあったので、ゆっくりしてもよかったのだけど、なんか店内に活気やヤル気があまりなく、レストランのホールにいる楽しみが感じられなかったので、さくさくと出ることにしました。

お店の存在がまだ認知されていないようで、店内はかなりすいてました。全部で44席あるらしいですが、少なくとも自分が滞在した12時5分頃から12時40分頃までの間は、席は半分も埋まりませんでした。ホールスタッフは3名。新人ぽいウェイトレスと、その娘の指導係っぽい(スキル的には一般アルバイト程度かな)ウェイトレス、それに店長風のおじさん。この入店率でこの人員配置なら楽勝なランチ営業のはずですが、ちゃんとお冷まわりはできてないし、せっかく動きやすい動線がある客席なのにそれを生かしてないからテーブル状況の確認漏れも多そう。実際、食後のお冷の減りに気づいてもらえず、飲み干して5分以上経っても注ぎにくる気配がないので店を出ることにしました。

接客スキルが低いのはそのうち慣れるだろうからいいとして、それ以上に気になるのは、店内の活気のなさと「だらだらした感じ」です。お客が入ってなくてヒマだから「ゆっくり・ゆったりした感じ」になるのはかまわないけれど、「だらだらした感じ」が出てはダメですね。とくに店長風の男性がいかにもだらだらとホールに立っていて、ああいうのって見苦しいと自分は思います。ホールのサービスパーソンは優雅に美しくきりっとかっこよくなくちゃいけません。たぶん、あの店長風の男性はきちんとしたホール経験がないのではないかしら。スタンバイ時の手の位置もサービスパーソンのやり方ではないし。

それに、ヒマなんだから、よりいっそう客席に気配りをするとか、お客さん観察のトレーニングをするとか、今後のサービスレベルアップのためにやれること、やるべきことはたくさんあるはず。あの状態のまま認知が進んで入店率が上がり忙しくなったら、あの人たちはただバタバタと走り回るだけのホールスタッフになってしまいそうで、ちょっと心配です。料理の味は悪くないだけに、ホールスタッフの育成もきちんとしてもらえるといいなと思います。誰か、ちゃんとしたお店のホールできちんとトレーニングを受けた人、できればホールスタッフのトレーナーズトレーニングを受けたことのある人をひとり、早い段階で配置したほうがいいと思うのだけどな。

神楽坂のをと ―『ぷらてーろ』スペイン料理 [岩戸町]
Favorites: スペイン厨房ぷらてーろ神楽坂上にオープン
スペイン厨房 ぷらてーろ - 私の神楽坂生活





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2008/02/20

コロッケ、ラヴィオリ、スズキの蒸し焼き@ステファノ(神楽坂)

今週のランチコースです。

まずは4種類あるアンティパストのなかから豚足のコロッケ。


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最初、ザンポーネみたいな豚足に詰め物をしたものに衣をつけてコロッケにしたのかな、衣つきの豚足だったら楽しいな、とか考えてたんですが、そういうものではありませんでした。あたりまえか。見た目は丸みの強い普通のコロッケで、中にダイス状に切ってとろとろになるまで煮込んだ豚足が入ってます。熱々のハフハフのうまうまです。これは美味い。コロッケの下はジャガイモやセロリなどの入ったサラダ。さっぱりします。


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次はプリモ。4種類あるパスタやリゾットのなかからホウレン草のラヴィオリをチョイス。メニュー表にはトマトソースとなっていましたが、フレッシュ・トマトのさわやかなトマトソースではなく、クリームを加えた濃厚な味のトマトソースになっていました。ラヴィオリ食べるのひさしぶりだなぁ。これも美味しかったですが、となりの席のお客さんが食べてたパルミジャーノのリゾットも美味しそうだった。コンビネーションにしてもらえばよかったな。


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メインは子羊のローストか魚の蒸し焼き。どちらも捨てがたくて悩んだのだけど、アンティパストで豚足を食べているので、メインでは魚料理を選びました。スズキの蒸し焼き。淡白な味わいだけど、ふっくらと焼かれていて、ほんのりした旨みが感じられます。魚の上に乗せられた、きざんだ黒オリーブがアクセントになってます。ガルニの野菜がたっぷりでうれしいです。

お腹がいっぱいになってしまったのでドルチェはキャンセルし、食後酒をいただきます。カメリエーレHさんのおすすめで、ひさしぶりにブルーベリーのグラッパ。果実酒系のものを食後に少し飲みたいなと思っていたこちらの気分を見通したかのようです。さすが。まだ少し気温は低いけど、天気はいいし、少しずつ春っぽい匂いがし始めているから、フルーツの味わいがあるお酒はぴったりです。

いつものことながら、美味しゅうございました。

イタリアンレストラン ステファノ
Back to Back : ステファノランチオフ@神楽坂
So-net blog:ドナドナの日々(さすらいのランチ探し):神楽坂「リストランテ ステファノ」~イタリア料理




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電車とか身支度しなかった(BlogPet)

小丸は、もあは練習したかもー。
でも、小丸が遺伝へ感動しなかったー。
でも、きょうは、納得したよ♪
でも、電車とか身支度しなかった?

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/02/19

チキンのトマトソテープレート@コパン(神楽坂)

2月のスペシャル・メニューです。ドリンクなしなら680円、ドリンクつきだと800円。

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トマトソースは、いわゆるイタリアン系のフレッシュトマトを煮詰めたさっぱりしたものではなく、ドミグラスソースに大量のトマトをたして酸味を出したような、さわやかだけど濃厚な感じのするタイプのものでした。なんというか、洋食屋さんの味っぽくて、なかなか美味しいです。

チキンも、モモ肉かな、肉厚なものがジューシーに焼き上げられています。前回ここで食べたビーフシチューはあきらかにレトルトものでしたが、今回のチキンは工場で焼き上げられた出来合い品ではなく、生肉から店内で調理している感じです。生ではなく、かといって火が入りすぎて硬くなることもない、上手な焼き具合で、美味しかった。

これでなぁ、店内に禁煙席があればいいんだけどなぁ。あとから入ってきてとなりの席に座った人のトレーの上に灰皿があったので、彼が食事を済ませて煙草を吸い始める前にと思い、急いで食べ終えて店を出ました。

コパン - 神楽坂 - Yahoo!グルメ
コパン(copain) 神楽坂|いちごパフェとカレーが大好き日記
神楽坂「コパン」のダイナミックサンドを食べてみた!





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2008/02/18

週末映画


■親指さがし■
なんだこれ? 一見ゴースト系ホラーのふりをしながら、実はサイコ・スリラーというか、出来の悪いシリアル・キラーもの。「親指さがしの都市伝説」自体はたんなるきっかけにすぎず、策略に失敗した小娘と勝手に暴走した小坊主が周囲を巻き込んだだけで、怖くもないしおもしろくもなかった。

  


■DEATH NOTE / DEATH NOTE the Last name■
テレビ地上波で。前編は以前にもテレビで観たことがあるけれど、後編を観るのは初めて。なるほど、こういうふうにまとめたんだ。細かい「ルール」をあらかじめ知っていて、その「ルール」を上手に活用できる月に対し、Lのほうは「そもそもどういうルールがあるのか」から解明していかなければならないわけで、その時点であまりにもハンデが多すぎるように思う。スタートに大きな差があったのに、最終的に互角になりえたわけだから、潜在的な能力・資質はLのほうが上なんだろうな。
後半からは「第2のキラ」が出てきて、これが頭が悪げで、話自体がドタバタしてしまったのがちょっと残念。最初から最後まで月とLの冷静・冷徹な頭脳戦が観たかったように思う。その「第2のキラ」も含め、周囲の人間を「持ち駒」としてどんどん投入し捨てていく月に対し、基本的には「有効な駒は自分だけ」で動いたLのほうが、自分にとっては好感度が高い。最後もけっきょく、月はリュークで詰もうとして失敗し、Lは自分で詰みにいき勝ちを得るという展開が、ベタではあるけど気分はいいな。
ちなみに原作は読んだことがないのだけど、まとめ方が映画版とは違うらしい。原作ではどう決着をつけているのか、気になるところ。

  

  




■渋谷怪談 / 渋谷怪談2■
なんだこれ?ふたたび。うっかり2のほうから観てしまい、最初のほうに登場する人物の関係把握ができなかった。あとから前作を観てわかったのだけど、まぁ、わかってもわからなくてもたいしてかわらない。ベースとなっているのが都市伝説だから、そこに合理的な理由や論理的な解決策などがあるわけもなく、たんに目の前に映し出されるシーンにびっくりしたりすればそれでいい映画。問題解決の助けになるのかと思われた医者が馬鹿すぎだし行動が不自然すぎ。脚本が適当なんだろうな。それはともかく、地蔵さんを壊したりしちゃだめですよ。

  

  




■ダークシティ■
う~ん、独特な雰囲気はあるんだけど、なんだかなぁ。いつのまにかまた平らな世界に戻っているし。夜中になると時間が止まるという設定はありがちな感じだけど、そのときに、ただ「すべてが静止する」のではなく、止まった人たちが地面に倒れたりしてるのがおもしろい。時間の進行が再開するとおもむろに起き上がるのだけど、服とか汚れたりしてるだろうに、誰も疑問を感じない。それも含めてコントロールされているという設定なのだろうけれど。いちおう、ジャンルとしてはよくあるエイリアンによる地球乗っ取り計画ものなのだけど、古いヨーロッパ風の町並みやダークなファンタジー風味が個性的とはいえそう。

  


■ダークマン■
これ、以前にテレビ地上波で観たことがあって、そのときにけっこうおもしろかったような記憶があるのだけど、あらためて観てみたら、ストーリーをまったく覚えていなかったし、そんなにおもしろくも思えなかった。いわゆるヒーローもの?だけど、まずは自分の復讐のために活動開始というところがリアルな気がする。時間切れで溶解していく人工皮膚が気持ち悪い。

  


■エイリアン■
ひさしぶりに観た。2作目以降はアクション活劇風になっていくけれど、この1作目は、アクション的には抑制されているけれど、そのかわりすさまじい緊張感がある。登場人物も魅力的で、秘密の指令をプログラムされているコンピュータやアンドロイドの登場など、ストーリー的にも工夫がある。そしてなにより、初めて登場した異形のエイリアンの造形が非常に美しい。それまで異星人といえばタコ風だったりアメーバ状だったりと、異形ではあるけれど美しくはなかったのだけれど、このエイリアンの美しさはどうだろう。なめらかな鋼鉄のような質感と、黒光りする色合い、そして無駄を排した機能美にあふれていると思うのだけど。

  


■ウォッチャー■
証拠写真が裏焼きであることくらい、誰かもっと早い段階で気づこうよ。もちろん、捜査をする側が情報操作をしているのだから難しいとは思うけど、でも、基本のトリックのひとつだと思うのだけど。とはいえ、ストーリー自体はなかなかおもしろく観ることができた。最後には冤罪が証明されるのだけど、そのまま助けることもできずに処刑されてしまうという終わり方も好ましい。



■モンドヴィーノ■
あきらかにワインのグローバリゼーションに反対する立場でつくられたものであろう映画、というか、ワイン生産者へのインタビュー集? やたらと味が強くてアルコール度数の高いワインが増えてしまったのはきっとロバート・パーカーさんの影響なのはそうなのだろうし、ミシェル・ロランさんのつくるワインがパーカーさん好みな味なのもそうなのだろう。このふたつ(ふたり)の組み合わせで商品が高く売れるのだから、そういう商品を目指したい生産者がいるのも当然。そして、そういう流れとは違うモノづくりを続けたい生産者がいるのも当然。消費者はけっこう馬鹿だけど、みんながみんな、そんなにすごく馬鹿なわけではない。それは、生産者も同じ。だからきっと、大丈夫な感じがする。なにがといわれても困るけれど。
ちなみにモンダヴィのワインは安いラインでもそこそこに美味しいので嫌いじゃない。

  


■ダンサー・イン・ザ・ダーク■
なんだこれ?アゲイン。感動の名作などとやたらと評価が高い作品だけど、感動どころか、共感も同情もできず。主人公の女性、ただの馬鹿じゃん。遺伝により視力を失うという設定はいいけれど、視力の低下をごまかしてまでお金を得るために工場で働いているわりには、真剣みがなさすぎる。ただでさえ視力が悪いと危険な作業をしているのに、業務中に機械を動かしながら空想にふけるなんて、仕事をなめているとしか思えない。殺人のきっかけとなる隣人の窃盗だって、金がなくて困っていて自殺する考えていると訴える隣人に対し、自分はこれまでお金をずっと貯めてきたと自分で伝えてて、これではいかにも「盗んでください」といっているようなもの。病気の遺伝は自分のせいではないけれど、それ以外の彼女の不幸?の大半は自業自得というか、自分でタネを撒き散らしているとしか思えない。身勝手で思慮が足りず自分と周囲の状況を理解しようという意識もなく、何かといえばすぐに空想に逃げ込むような人だから、そういうことになるんだ。観ているあいだ、ずっとイライラしっぱなし。最後の処刑のシーンなど、歌ってんじゃねぇ、うるさいんだよ、さっさと殺しちまえよと思ってしまった。
ちなみにビョークの歌って、そんなにいいか? この映画での歌に限らず、彼女の歌って自分にはぜんぜん魅力的に感じないのだけど。

  


■カノン■
展開が遅い。ホラー風でありながら、ホラーとして解決できてない。録音されたものがテープの逆回転であることくらい、聞けばすぐに気づくだろうに。しかも、音楽の教師なんだから。それに、1回再生するとスイッチを切ってもテープを取り出しても音が鳴り止まないっていう設定はどこいったんだ? それを聞いた子供たちがバタバタと倒れていくっていう設定はどうなったんだ? 主人公女性の耳鳴りや幻覚はどうなった? 知人に突き飛ばされて電車に轢かれ片腕を失ったことをナスターシャは覚えてないのか? けっきょく「幽霊」はなにがしたいんだ? そしてこの「幽霊」、ヴァイオリンの名手という設定だけど、ぜんぜん弾いているように見えない。もう少しちゃんと練習しろよ。だらだらと雰囲気だけで引っ張っただけで、おもしろみも感慨もなにもない映画だった。



■ロボコン■
最近ではなんだか大きくなってしまい、保育園に通う子供がひとりかふたりいそうな感じな長澤まさみが、まだひとまわりかふたまわり小さかった頃の映画。しかしこの人、いまもあんまり芝居が変わってない感じですね。表情のつくり方とか、台詞の話し方とか。今をときめく?小栗旬も出ているけれど、彼の芝居も微妙。台詞は棒読みだし、これといって印象的なところもない。笑顔は可愛らしいけどね。
地味に淡々と盛り上がる展開が、いかにも学生主体の地域大会といった感じで、ああ、ありそうと思う。本音なのか口先だけなのかわからない実況コメントもリアルな感じ。大げさにドラマチックにせず、最後までなんとなく淡々としているところが好ましい。顔がぶらぶら揺れるボックスフンドは可愛いな。

  


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2008/02/17

シンガポール写真

ボートキーあたりのシンガポール川

Photo


おなじみマーライオン

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マリーナスクエアからの夜景

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シンガポール動物園の象のショー

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アラブ人街で寝ていた猫

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セントーサ島のビーチ

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