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2008年8月17日 - 2008年8月23日

2008/08/22

焼鳥重@虎ノ門源治(神楽坂)

最近オープンした焼鳥のお店。ランチは800円~1000円弱くらいのあいだで6種類ほどのメニューが用意されています。880円の焼鳥重を注文。小うどんか豚汁を選べるので、うどんをチョイス。


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注文して5分経ったか経たないくらいでしょうか、すぐに料理提供されます。早い。焼鳥重とうどんのほかに、刺身二点(昨日はマグロとサーモンでした)、小皿に山盛りのヒジキと、小皿に山盛りの漬物がつきます。
刻み海苔や錦糸玉子が敷かれたご飯の上に串焼きが三本。つくね、鶏の胸肉(かな)、それに豚肉です。
つくねは軟骨がけっこうたくさん入っているようで、ときどき歯に当たるコリコリッとした食感が楽しいです。もう少しジューシーさがあるともっといいんだけど、これでも充分に美味しいと思います。
豚肉も、ちょっと焼きすぎで硬くなってる気はしますが、味自体は旨みがしっかりあって、いい感じ。
それらにくらべると鶏肉がなぁ、存在感が薄いです。とくに旨みが強いわけでもなく、食感などが印象に残るわけでもなく。というか、ちょっとパサついた感じが印象に残ってしまう。
しかも、つくねもそうでしたが、全体に、なんとなくぬるいんです。写真を撮っている1分のあいだに冷めてしまったにしては、冷めすぎです。天井の空調から冷気が直接当たるので(すごく寒かったよ)、それで冷めちゃったのでしょうか。

たぶんなぁ、スタンバイと最終過熱の失敗じゃないかなぁと思うんだけど。
客席回転率を上げるために料理のスタンバイ、具体的にいえば半調理状態の作り置きをするのはよくあることですが、なんとなくね、スタンバイ時に火を入れすぎちゃったのではないかなぁと。
実際、厨房内には別のメニューで使われる唐揚げのスタンバイが、入店ペースやそのメニューへのオーダー率に対して少しばかり多すぎなんじゃないのと思われるくらいにバットに載せてありました。どう考えてもあれ、もう冷めてます。たぶん、半調理(最後まで火が入っていない)状態のスタンバイで、オーダーが入ったら再度フライヤーに入れて完全に火を通すとともに温めなおすんでしょう。自分もレストランの厨房にいたとき、唐揚げやハンバーグでやったことがあります。
でね、それと同様のことを焼鳥でもやってるんじゃないかなぁと想像するわけで。だけど、肉の小さな焼鳥だと、半調理の状態にするタイミングが難しいのかもなぁと。スタンバイの段階でけっこう火が入っちゃって、最終加熱にあまり時間がかけられなかったのかも。時間をかければ焼きすぎになっちゃう、だけど時間をかけないと温まりきらない、その微妙なバッドタイミングのスタンバイ品をたくさんつくっちゃったのかもしれないと思うわけで。で、残念なことに、充分に温まりきらない程度の時間しか火にかけられなかったうえに、それでもやっぱりちょっと焼きすぎ気味で水分飛んじゃったよ状態での料理提供になっちゃったのかなぁと。

ちなみにうどんは、カツオ出汁のきいたスープがけっこう美味しかったです。うどん自体も、それほどこしが強いわけでもありませんが、まぁ美味しいんじゃないかしら。ごちそうさま。

入店してから30分で食べ終わり店を出ることができるというスピード感は、忙しいビジネスパーソンにとってはありがたいと思います。分量も充分で、これで900円程度というのはリーズナブルです。味もまずまず。あとはランチのオペレーションに慣れてお店本来の味・旨さ(があるはず)をランチでも表現できるようになればいいなぁ。「さ和鳥」の焼鳥重くらいにジューシーで美味しい焼鳥重を出してくれるようになるといいのだけど。

炭火やきとり 虎ノ門源治
たきおの神楽坂ランチ日記: 272源治

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2008/08/21

THE ALAN PARSONS PROJECT / I ROBOT (1977)


デビュー作ではエドガー・アラン・ポーを題材にしたThe Alan Parsons Project(アラン・パーソンズ・プロジェクト。APP)が、今度はアイザック・アシモフの小説『I Robot(われはロボット)』を題材につくりあげたセカンド・アルバム。

モチーフとなった小説は読んでいないのだけど、たぶん、近未来SFなんだと思います。でも、このアルバムで聴かれる音楽は人間的なあたたかみがあって、ロボット(機械)のイメージとは違う感じがします。曲によっては混声合唱が入り、荘厳さや哀愁が漂うところもありますが、全体にはやわらかいメロディをカラフルなキーボード類を中心とした丸いアレンジでフォローするという、APPらしい美しさと魅力にあふれたアルバムです。しかしアルバム終盤ではいきなり雰囲気が変わり、不安感を煽るような、どことなく不気味な感じで終わっていきます。これは、モチーフとなった小説となにか関連があるのかしら。

M1: I Robot
シンセサイザーによるシークエンスが、曲自体のリズムとはわざと少しずらしてあるため、ちょっとポリリズム風に聴こえるという工夫がされています。キーボードのコード・ストロークの感じがとてもAPPらしい。コーラスも入り、どことなくミステリアスな雰囲気のあるインスト曲。

M3: Some Other Time
パイのとアコースティック・ギターの美しいアルペジオ。ぼんやりと寂しさの漂うやわらかな夕暮れ時から夜にかけてのイメージが浮かびます。バラード風のヴォーカル・ラインですが、バックの演奏はけっこう力強い。歌メロにもバックにも、シンプルだけど印象的なメロディがあります。

M4: Breakdown
ミディアム・スローの、明るい感じのポップス。どこと泣くエキゾチックな雰囲気もあります。後半では混声合唱が入り、哀愁と荘厳さが入り混じります。

M5: Don't Let It Show
これは名曲だと思う。オルガン系のキーボードによる賛美歌風のイントロから、パッヘルベルのカノン風のコード進行の上に寂しげな雰囲気を持った歌メロが乗ります。よく知られたクラシックのコード進行の上に哀愁のメロディを乗せるというやり方は、Procol Harum(プロコル・ハルム)「A Whiter Shade of Pale(青い影)」に倣ったのかもしれません。やわらかな哀愁のある美しい曲です。

M7: Nucleus
星空しかない草原で、宇宙に想いを馳せながら寝転んでいるような、そんな風景が浮かびます。現われては消える川の流れのようなハーモニーが印象的なインスト曲。

M8: Day After Day (The Show Must Go On)
APPらしい、やわらかなメロディを持った美しくおだやかなポップス。透明感のあるヴォーカル、丸いオーケストレーション、あたたかみのあるコーラス。バックの演奏にわずかだけどエスニックというか、オリエンタルな匂いを感じます。

M9: Total Eclipse
なぜかここからアルバムの印象ががらっと変わります。不安を煽るような不気味なコーラス。サイコ・ホラーやオカルトなどの恐怖映画のBGMぽいオーケストラ。APPのデビュー作に収録されていた「Fall of the House of Usher(アッシャー家の崩壊)」を少し思い出します。

M10: Genesis CH.1 V.32
哀しげな雰囲気の漂うキーボードのアルペジオとコーラス。哀愁を帯びたエレキ・ギターのメロディ。分厚いシンフォニー。アルバム終盤でいったいどんなドラマが起きたのでしょうか。人間とロボットの未来が心配になります。


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2008/08/20

和韓松花堂御膳@翔山亭(神楽坂)

最近オープンした、焼肉と手打冷麺の店。でもランチは煮魚とかも出してるみたいです。和牛のお寿司にするかすごく迷ったのだけど、店員さんのおすすめもあり、数量限定の和韓松花堂御膳を注文。ドリンクつきで1200円。


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大きな弁当箱?のなかに料理が4種類。ナムル、海苔の冷たいスープみたいなの、肉と野菜の煮物、鯛(かな?)の刺身。和と韓が半分ずつですね。弁当箱の外には、水茄子(?)、韓国風のドレッシングがかかった生野菜のサラダ、鶏がらのスープ、枝豆を散らしたご飯。

基本は焼肉屋さんだし、韓国風も混じっているということで、もっと味の強い料理が出てくるのかと思っていたのだけど、思いのほかあっさりとしたやさしい味付けでした。スープは味が濃い目だったけど(んでも、とっても美味しかった)、ナムルもサラダもそれほど「韓国!」って感じはなく、上品な感じ。「和」のほうの料理は、さらにいっそう上品で、どちらかというと西風ですね。

美味しいのだけど、1200円の松花堂としては、もうひとつ満足感が低いかも。どれも味付けが上品すぎて、これといって印象に残る料理がないからかなぁ。1000円で阿ら井の松花堂を食べたほうが豊かな気持ちになれそうです。あるいは、わしょくやの950円の松花堂のほうがコストパフォーマンス面でのお得感が高いかも。焼肉と冷麺のお店が出す松花堂なので、ここに少しだけでも焼肉か冷麺が盛り合わせの中に入ってるとよかったなぁ(冷麺はプラス300円で小盛を追加できますが)。このお店のいちばんの売りを、松花堂の中でも上手に表現できたなら、もっと満足感があがりそうです。お料理自体は美味しいので。

新しい店だけあり、店内はとてもきれいです。竹(笹?)を取り入れた和風の装いには高級感もあり、雰囲気もいい。ただ、客席が空いている・空いていないにかかわらず、入店客をとりあえずウェイティングシートに待たせてから案内するっていうスタイルは、フレンチの高級店とかのやり方を真似てるのかしら。少なくともランチでは、あまり意味のあるやり方ではないように思うなぁ。昼でも単価の高い、高級感を楽しむタイプのお店なら別だけど、メニューブックを見るかぎりランチの客単価は1300円程度だし。

レジ・案内の和服の女性も、ホール担当の女性も、まだ接客用語が自分のものにはなってなくて、いかにもマニュアルに書かれていたとおりに話していますという感じはあるけれど、でも「マニュアルどおりにしておけばいい」という雰囲気はなく、むしろ、気持ちよく過ごしてほしいから、まずは一生懸命にマニュアルどおり丁寧に対応し「型」を身につけようとしている、という印象で、とても好ましいです。そうした気持ちを持ったまま、もう数ヶ月働けば、言葉とか動きなんかはこなれたものになってきますからね。がんばれOJT。

全体に、印象はいい感じでした。次は肉食べるぞ、肉。とりあえず和牛の寿司御膳だな。

東京神楽坂 和牛一頭焼肉 手打ち冷麺 翔山亭
たきおの神楽坂ランチ日記: 270翔山亭
高級焼肉&手打ち冷麺!翔山亭|ほぼ日刊 追求!美食道
kisaの宝探し:和牛一頭焼肉と盛岡手打冷麺 翔山亭

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オープン(BlogPet)

小丸がむかしみたいなオープンしたかも。

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/08/19

STYX / EDGE OF THE CENTURY (1990)

Styx(スティクス)って、けっこう好きだったんです、自分。『The Serpent is Rising』『Man of Miracles』のころのブリティッシュな香りとプログレッシヴな要素が強いころも好きだし、なんといってもTommy Shaw(トミー・ショウ)が加わってからの『Crystal Ball』から『Paradise Theatre』までのアルバムは(『Cornerstone』はちょっといまいち。「Boat on the River」はいい曲だけど)どれも、ドラマティック&メロディアスなDennis De Young(デニス・デ・ヤング)の持ち味とTommy Shawの軽やかでスタイリッシュなポップ・ロック・センス、それにJames Young(ジェームズ・ヤング)のハード・ロックなドライヴ感が、ときに寄り添い、ときにぶつかり、融合したりしなかったりと絶妙なバランス感覚でStyxならではの独特の個性をつくりあげていました。
でも、メンバー間でいろいろあって、1983年の『Kilroy Was Here』および翌年にライヴ・アルバム『Caught in the Act』をリリースし、グループは活動休止。以後6年間、沈黙しました。その間にメンバーはそれぞれソロ活動や別のグループを結成するなどし、Styxはもう終わりかなと思ってたら、1990年になぜか再結成され、再結成第1弾としてリリースされたのが『Edge of the Century』です。

しかし、これってStyxの音楽なんだろうか。アルバムには10曲が収録されていますが、明確に「いかにもStyxらしい」と感じる、Styxならではの独特な個性を持った曲は、ほとんどないように思います。かろうじてM8「Carrie Ann」でStyxのドラマティックなメロディアス・ポップ面(Dennis De Young風味)が楽しめますが、他の曲はStyxじゃない別のグループの曲だといわれたら自分は簡単に信じるくらいに、らしさがありません。

それはやはり、再結成メンバーにTommy Shawがいないことが大きく影響してるのでしょう、きっと。演奏面でも、曲づくりの面でも、Tommyがいないことで往年のStyxサウンドをつくりあげていた「Dennis, Tommy, Jamesによる3つの個性のバランス」が崩れてしまい、そこから出てきた音楽は意外と凡庸なアメリカン・ハード・ロックになってしまった印象です。

M1「Love Is the Ritual」のエレキ・ギターなどは妙に重く暑苦しく、それまでのStyxにはなかったもの。いかにも1980年代後半から90年代にかけてのアメリカン・ハード・ロック/ヘヴィ・メタル風です。それはそれでかっこいいのだけど、Styxに求めている音じゃないと思います。炎天下でこぶしを振り上げ叫びながら聴くような汗臭いハード・ロック/ヘヴィ・メタルなんて、Styxじゃない。もちろん、バラード系の曲やフォーク・タッチの曲などもあり、ぱっと聴いた感じでは「Styx風」のラインナップをそろえているように見えますが、どれもなんとなく「どこかで聴いたことがある別の誰かの曲」のように感じますし、なによりもメロディや構成が平凡かつひねりがなく、あまりにもストレートかつアメリカンで、Styxとしての魅力を感じません。これがStyxでなければ、こういうアメリカン・ロックも悪くないと思えるのでしょうが、Styxのアルバムとしては、これでは満足できません。M2「Show Me the Way」の間奏部分や(歌メロはつまらない)、ほどよくドラマティックなM8「Carrie Ann」、そしてM10「Back to Chicago」の演奏アレンジなどにStyxらしい音の片鱗を見ることはできますが、アルバム全体の印象を左右するほどではありませんでした。



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2008/08/18

真鯛のソテー@ルナティック(神楽坂)

オープンしたばかりのルナティックに行ってきました。ランチ営業は今日から始まったのだったかな。

店内は「まゆきら」をほとんど居抜きで使ってるようで、天井のライトなどは「まゆきら」のときと同じですが、壁の色が白くなったので、ずいぶんと印象が違います。ただ、その「白」が、いかにも病院のような白で、ちょっと安っぽいかなぁ。もう少しクリームがかっているとか、あるいは別の明るい色でもよかったかも。あと、天井は「まゆきら」時代と同じ黒いままで、壁と天井でくっきりと色が違うのもまた、ちょっとデザイン的には微妙な感じはします。あまりお金をかけずに必要なところだけ改装したのかな。

ランチメニューは4種類だったかしら。おそらくメイン商品となるのは1200円のパスタランチでしょう。今日の段階では、2種類のパスタからのチョイスで、ほかにサラダとパン、ドリンクがつきます。これがいちばん安い。

いちばん高いのはコースで、3000円。これには前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、ドリンクがつき、パスタは4種類くらいから、メインは肉料理か魚料理が選べたと思います。頼む気がなかったのであまりよく見てませんが。

で、自分としてはもっとも注目したのが、2種類の「メイン料理」ランチ。魚料理のランチと肉料理のランチが、それぞれ1500円で提供されます。料理のほかにサラダとパン、ドリンクがつく。メインの肉料理が手頃に食べられるランチは、同じビルの2階にある「さかのうえ」が1200円で提供しているのでそれほどインパクトはないのですが、西洋風の魚料理がコースではなく単品ランチとしてこのくらいの価格で食べられるお店って、いわゆるビストロ系以外にあまりなくて、とてもありがたい。そんなわけでもちろん、魚のランチを注文しました。


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まずはサラダ。透明ガラスの涼しげな器を使うあたり、いわゆるビストロ系とは違う上品さがあって素敵です。サラダもただ葉野菜だけじゃなく、パストラミビーフや茹でたサツマイモ、インゲン、レモン色のミニトマトなども入っていて、食感的にも見た目や歯ざわりにもバリエーションがあるので楽しい。ドレッシングもちょっと個性的な味です。たぶん、マスタードとヴィネガーがメインなのだと思うのだけど、もしかして少し山葵かホースラディッシュみたいなものが入っているかも。とてもいい風味です。ヴィネガーが効いているのだけど、あまりツンとくるきつさがないところも素敵。イタリア製のワインヴィネガーかなぁ。


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メインの魚料理。今日は「真鯛のソテー アサリとキノコのスープ仕立て」とメニューに書いてありましたが、これ、アクアパッツァじゃん。アクアパッツァ好きやぁ。なんだか得した感じです(注意深くメニューを読めばすぐわかることなんですが)。厚みの切り身はけっこう大きく、ふわっと焼かれています。
アサリと黒オリーブがまわりに5個くらいずつ。たっぷり多いとはいいませんが、そんなに少ないわけでもなく、バランスのいい分量だと思います。そして魚の下には輪切りのトマト。
しっかりと塩が効いていて、また、レモンをたっぷり絞ってあるのかな、爽やかな酸も感じられ、なかなか印象的な味に仕上げられています。味付けが強めだけど、過剰ではなく、重くもならず、よいバランス感覚。あれかなぁ、ラ・マティエール(もう1年くらい食べにいけてない ToT)の池田シェフと同じように、酸の使い方がうまいのかな。
パンはふつうのバゲットだけど、素朴な味で、野菜と魚の風味が混じるスープをつけて食べるとめちゃおいしいです。あぁ、白ワイン飲みてー。


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食後はコーヒーか紅茶かエスプレッソからチョイス。やっぱエスプレッソでしょ。おっと、セガフレードのカップです。ここはセガフレードの豆を使ってるんだ。セガフレードで飲んだときよりちょっと酸味が強い気がしますが、美味しくいただけましたよ。

まだランチ営業の認知が進んでいないためか、12時から12時半過ぎのあいだは、お店はがらがらでした。先に入っていたお客さんが1~2組、あとから入ってきたのは女性がひとりのみ。それもあってか、料理提供のタイミングは悪くなく、せかされることも待たされることもなく楽なペースで食べられました。
ホールの若いギャルソン?カメリエーレ?も可愛らしい笑顔で印象はいいです。ただ、最後の「あと1秒」を余分にお客さんやテーブルに意識を向けるようにすると、もっとよくなるな、きっと。お客から視線をはなすタイミングがね、ちょっと早いの。作業が終わってすぐに目の前のお客さんから意識をはずしてしまうのが、まだ若いなというか、青いなというか(←おまえ、誰やねん?^^;)。もう1秒だけ余分にお客さんに視線を送るつもりで作業をすると、さらに「感じいい」と思ってもらえるようになるよ、きっと。

しかし、なかなかいいお店に思います。コースではなく品のいい西洋風の魚料理が食べたいときは、ここにくることになりそう。いずれ時間があるときにはランチコースも試してみたいと思いました。
ごちそうさま。

月に叫ぶ日々。。。(お店のオフィシャルブログ)
ぐるなび - LUNATICS
三毛猫ランチ:Grill&Vin Nature LUNATICS kagurazaka(神楽坂)

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週末映画&舞台

世間様の夏休みがおおかた終わってしまったようで、先週はあんなに空いてて快適だった朝の通勤電車が今日はもうすっかり混んでしまって残念。


■涙そうそう■
ヒット曲「涙そうそう」の歌詞をモチーフにつくられた映画だそうです。ストーリー自体はなんというか、まぁ、小説やコミックなどにもありがちな異母兄妹の淡い恋愛感情にも似たつながりを題材にしたもので、話の展開やエンディングなども、わかりやすいというか、いかにもな感じです。そのありがち感やひねりのなさに突っ込みを入れずに、素直に画面に映し出される人たちやそこで流れる時間に自分の感覚を沿わせながら観るのが、こういう映画を楽しむポイントでしょう。妻夫木聡と長澤まさみが素朴で見た目にも美しい兄妹を瑞々しく演じてたと思います。少年ぽさが残る妻夫木聡の屈託のない笑顔も素敵だけど、それ以上に、当時19歳だった長澤まさみがめちゃめちゃ可愛い。

  


■怪談■
1964年制作の映画。「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」という4つの物語からなるオムニバス作品で、全部で3時間超ある。4話で3時間だから、1話あたりは50分あるかないかなのだけど、どれもえらく長く感じます。むかしの映画だからしかたがないのかもしれませんが、あまりに展開しない。そして小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の原作を映像化したものだからかもしれませんが、えらく淡々としてる。恐ろしいとか哀しいとかの前に、すごく疲れてしまいました。

  


■エコエコアザラク Rpage / Bpage■
劇場版。劇場では「Rpage」と「Bpage」の二本立てて上映されました。「R」「B」がなにを表わしているのかわかりませんが、つくりとしては前後編の連続ものなので、なぜ二本に分けたのか理由がよくわからん。そして、ストーリー自体もなんだかよくわかりませんでした。テレビ版ではエグい惨殺シーンとかが見どころでしたが、この映画版ではそれもなく残念。ホラーとしてもオカルトとしても微妙な感じ。エコエコは佐伯日菜子がミサをやっていたときのテレビシリーズが好きだったかなぁ。

  


■ダーク・ウォーター■
黒木瞳主演の日本製ホラー映画『仄暗い水の底から』のハリウッド・リメイク版。ストーリー自体は日本盤とほとんど変わらないけれど、やはりアメリカのほうが話の流れがわかりやすい。その分、すっきりしちゃった感じはします。母親の情緒不安定さは日本盤のほうが色濃く出ていましたね。あの不安定さが強烈な分、怪異現象を他の人に理解してもらえない=情緒不安定の一部・妄想と受け取られてしまいさらに追い詰められていくという精神攻撃は、やっぱり日本版のほうが見ごたえがあったなぁと思います。

  


■どろろ■
地上波で放送されたもの。なんだか中途半端な話だなぁ。タイトルは「どろろ」だけど、主人公はどろろじゃなくて百鬼丸なのはなぜ? そして、百鬼丸について歩くどろろの存在感がほとんどないのもなぜ? 妻夫木聡も柴咲コウも美しくそれなりに存在感もあるけれど、それがうまくストーリーに活かされてない感じでした。残念。

  


■東海道四谷怪談■
天知茂主演で1959年に制作されたもの。天知茂って、のちのテレビシリーズで明智小五郎を演じたイメージのほうが自分には強く、どことなく胡散臭くて暑苦しい顔立ちのおじさんという印象があるのですが、ここでの侍役は非常に凛々しく、かつ美しく、二枚目だなぁと思います。歌舞伎風の幕開きや、劇中音楽も妙に歌舞伎風の派手さがあるのは、そういう時代だったのでしょうか。70分程度の長さでコンパクトにまとめてありますが、ストーリー展開も、それぞれの登場人物の心理も、必要充分に描かれていて、無駄がありません。昨今のやたらと長ったらしくて無駄だらけの映画よりも、よほど印象に残りますね。

  


■納涼歌舞伎■
ひさしぶりに歌舞伎座で観劇。歌舞伎座は、ふだんは昼の部と夜の部の二部制ですが、納涼歌舞伎は三部制。今回はそのうちの一部だけを観てきました。演目は『女暫』『連獅子』『らくだ』のみっつ。『女暫』は登場人物も多く、しかも登場人物全員がステージ上にいる時間も長く、さまざまな隈取や顔の塗り色、男形・女形、衣装などをいっぺんに見られるので、とても華やかで歌舞伎らしい印象を強く受けます。最後の大量生首切り落としシーンとか、おもしろかった。『連獅子』は前にも観たことがありますが、首、大変そうだよなぁ。目が回りそうです。父獅子はちょっと疲れちゃってるのか体力的な問題か、母獅子・子獅子にくらべると回転が遅かったような気がします。がんばれ父ちゃん。『らくだ』は落語の「らくだ」を舞台化したもの。爆笑です。このお話のハイライトといえる「死人のカンカン踊り」のシーンはたまりません。死人役の人、すごい。あまりに驚いた大家の奥さんが勢い余って土間に転げ落ちるという予定外の場面もあり、それをその後のセリフ内にすぐにアドリブで取り込んでいくところなど、大衆演劇の楽しさたっぷりでした。やっぱ歌舞伎座で観る歌舞伎は楽しいなぁ。

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