« 2008年5月25日 - 2008年5月31日 | トップページ | 2008年6月8日 - 2008年6月14日 »

2008年6月1日 - 2008年6月7日

2008/06/06

SIMONE LO PORTO / LA VALLE DELL'UTOPIA (2007)

1974年、ミラノ生まれ(両親はシチリア人)のカンタウトーレだそうです。湖の見える高知の草原に座り込む牛といういかにものんびりした感じのジャケットがなんだか気に入ってしまい、つい購入してしまいました。アルバムに収録された音楽は、ジャケットに描かれた山岳地帯とは違い、どちらかというとビーチ・リゾートぽい印象ですが、平和でのんびりした感じはジャケットのイメージにも通じ、なかなか自分好みです。若いころに中南米や中東、アフリカなどを訪れ、それぞれの地の音楽に親しんだことが、いまの彼の曲づくりや演奏スタイルに影響しているのでしょう。

ベースはフォーク・ポップスで、そこにカントリーやブルースのニュアンスが入り込んでくることが多いのだけど、けっして泥臭くいなたい雰囲気にはならず、どこかのんびりとリラックスした感じがいつも漂います。歌もけっしてうまくはなく、おっさんぽい声でけっこう適当に歌っている感じですが、いい具合に力が抜けていて、おだやかなあたたかさがあり、1960年代とかの歌手みたいに心地いいです。管楽器や女性コーラス、ギター・アンプのトレモロ機能、ハモニカなどの使い方やラテン・フレーバーも古き良き時代のポップスを思い出させ、ゆったりとリラックスした気分になります。33歳のカンタウトーレの作品にしては若さがぜんぜん感じられませんが、その分、時間がゆっくりと流れる地方都市でのんびりと休暇を楽しんでいるような気分になれます。うん、気に入りました。

M1: Fiume in salita
ウッド・ベースとアコースティック・ギターがほんのりジャジー。ギター・ソロはルーズでちょっとアシッドな香りがあり、フルートがうっすらと幻想味を加えたりもしますが、基本はフォークです。

M2: In girasole
クリーン・トーンのエレキ・ギターやドラムのリズムの取り方が、古き良き時代のポップ・ロックといった感じです。あまり流行っていないリゾート地の、陽射しのあたたかいのどかな午後といった雰囲気が漂っています。犬の鳴き声のSEがのんびり感を高めます。

M3: Palme finte e acquari tropicali
フォーク・ギターのアルペジオやクリーン・トーンのエレキ・ギターがカントリー風のポップス。ここでも犬の鳴き声が使われていて、のどかな山間の農村にいるようなイメージが浮かびます。

M4: Niente cambiera'
これもカントリーぽいけど、こっちはフォーク。ブラシを使ったドラムや、やわらかな木管の音色、のんびりしたアコースティック・ギターのストロークなど、穏やかで心地いいです。月の出ている夜の荒野、だけど危険な動物はおらず、心地よい夜風に吹かれながら大地に座り、ぼんやりしている――といったイメージが浮かびました。

M5: La pelle di un pollo onesto
軽快なカントリー風味のフォーク。スリー・フィンガー奏法のバンジョーが入っていないのがむしろ不思議な感じです。ドラムの音が木樽を叩いているみたい。

M6: Postino
60'sやラテンの香りがするフォーク・ポップス。やわらかく、あたたかく、懐かしい感じがします。

M7: Cartulen de paris
古いカンツォーネの香りがします。8分の6拍子で、ウッド・ベースとアコーディオンが印象的です。アコーディオンが入るからといって哀愁が漂うわけではなく、やっぱりのんびりした感じが漂います。

M8: Il vino vien dall'uva
陽気だけどのんびりした感じはラテン・リゾートを思わせます。ぶかぶかと鳴るトロンボーンとホンキートンク調のピアノを聴いていたら、東京ディズニーランドのショーを思い出しました。

M9: Malandrino
イントロはハモニカがやたらとブルージーですが、ヴォーカル・パートに入ると楽しげなフォーク・ロックになります。軽快ながらものんびりとゆるい感じがリゾートぽいです。

M10: Profondo piu' blu
アコースティック・ギターのアルペジオとやさしく響くハモニカ。スローなフォーク・ポップスで、アンプのトレモロ機能を使ったクリーン・トーンのエレキ・ギターなどに古き良き時代の、時間がゆっくり流れていくような感じがあります。ひなびた古いビーチ・リゾートで夜、ハンモックに揺られながら月を眺めているような(そんな経験はありませんが)、おだやかでゆったりした気分になります。

M11: La valle dell'utopia
ボサ・ノヴァのリズムを刻むガット・ギター。丸い音色の管楽器。ストリングスのやさしいオーケストレーション。平和でやさしくあたたかな心持ちになるインストゥルメンタル曲です。あたたかい太陽の下、海の浅瀬でふざけあう若い恋人たちの姿を見ながらビーチに置かれたパラソルつきのテーブルでトロピカル・カクテルを飲む初老の男性を写した写真(動画映像ではない)を微笑ましい気持ちで見ているような、そんな心持ちになりました。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

関係(BlogPet)

きのうはもあは関係は指摘するはずだったの。

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/05

コレナイ豚のガーリッククリームソース@ぷらてーろ(神楽坂)

スペイン厨房ぷらてーろの、選べるランチ(950円)です。


Cimg0002


前菜は魚介のマリネサラダをチョイス。以前より魚介の量が増えたような気がする。前からこんなにたっぷり入ってたっけ? 和風の煮魚・焼き魚ではないかたちで魚介が手軽に食べられるのは嬉しいです。斜め前の席の人が食べてたスペイン風オムレツも美味しそうだな。


Cimg0004


メインはコレナイ豚のガーリッククリームソースをチョイス。コレナイ豚ってなんだかよくわかりませんが、たしか以前に渋谷のテスタ・マッタで食べたことがあるような気がする。ま、美味しい豚肉ってことなんでしょう(ざっくりしたとらえ方だ)。味も量も、クリームソースというよりもシチューに近い感じのものがたっぷりかかってます。ガーリックの風味はあんまりしないな。豚肉はやわらかくジューシーに焼き上げられていて、旨みもあり、ソースとの相性もいい感じ。このソース、付け合せの茹でたジャガイモやピラフにもよく合います。というか、むしろピラフに混ぜて食べるのがムチャ旨。やっぱりシチューぽいな。

このお店、パンがいまいちなのが残念だなぁ。ふつうのバゲットで、それはそれでべつにかまわないんだけど、なぜか切断面がしっとりしてることが多いのよ。パンとしてのしっとり感じゃなくて、なんか、ちょっと濡れてるっぽい。水滴のついたままのナイフでカットしちゃったような、切断面に水蒸気が直接当たって水吸っちゃったような、そんな感じで提供されたことが何回かあって。お店のスタッフとの距離感がもっと近ければ指摘するなり確認してもらうなりしようかなと思うのだけど、どうもこのお店のスタッフとは心理的な距離感が遠いというか、近づいてくる気配がないというか、こちらから近づきたい気持ちにもならないというか。だから小さな疑問や不満は小さな疑問や不満のまま自分の中にしまってお店を出ることになっちゃう。結果としてあまり満足度があがらないのだよなぁ。料理は美味しいし、価格も手頃なのになぁ。もったいない感じ。


ぐるなび - スペイン厨房 ぷらてーろ
たきおの神楽坂ランチ日記: ぷらてーろ
MIKAOLOGIC: 神楽坂ランチスペイン厨房「ぷらてーろ」へ
神楽坂38cm×28cm:神楽坂、飯田橋界隈のランチグルメEXPO2008: スペイン厨房ぷらてーろ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/04

HALLOWEEN / MERLIN (1994)


1988年にアルバム・デビューしたフランスのシンフォニック・グループ。デビュー作の『Part One』はたしか、けっこうシアトリカルで力強いドラマティックなシンフォニック・プログレッシヴだった気がします。『Merlin』は彼らのサード・アルバムで、タイトルからわかるとおり、アーサー王伝説などで有名な魔術師マーリンをテーマにしたコンセプト・アルバムのようです。グループ名がHalloween(ハロウィーン)で、テーマがMerlin。いかにもな組み合わせのように感じます。ちなみに日本ではドイツのメロディック・スピード・メタル・グループのハロウィーンのほうが有名かと思いますが、ドイツのハロウィーンは綴りがHelloweenなので注意。

さて、このアルバム。プログレ・ファン、シンフォ・ファンのあいだでは評判がいいようですが、自分にはあまり魅力的に響きませんでした。中世ヨーロッパの伝説の魔術師がテーマらしく、妖精や魔物が潜む森を思わせるようなファンタジックでどこか怪しい雰囲気はよく出ています。ブラスやストリングスによるファンファーレ風のアンサンブルも頻繁にあり、古い西洋映画に出てくる宮殿のシーンが思い浮かんだり、まるで雨の降る森の中を馬車で進んでいるような映像が頭に浮かぶところがあったりと、物語を感じさせ、映像イメージを喚起させる音楽ではあります。

でも、どこかこう、突き抜けていないというか、あと少しのところで「普通で平凡」なまま終わってしまっているというか。せっかくダーク・ファンタジーぽい場が脳内イメージを満たしそうだったのに、その後に続く妙に軽快な演奏ですかされてしまったり、中世ヨーロッパを感じさせる映像がまぶたの裏に広がってきたのに、なんだか安っぽい合成写真のようなものに塗り替えられてしまったり。せっかくチャーチ・オルガンを使っても、どこか荘厳になりきれない。女性ヴォーカルは透明な歌声だけど、ミステリアスさとシアトリカルさが中途半端。一見、魔物や妖精が潜んでいる暗く大きな森に見えるのだけど、横幅が広いだけで奥行きはあまりなく、入ってみたら意外と陽射しは明るいし風通しもよくて爽やかな、ピクニックにもこれそうな林だった、みたいな印象です。

小規模な管弦楽によるクラシカルなバロック・アンサンブルを導入したり、M6「Morgane」のエンディングでは身の毛も凍るような恐ろしい笑い声を入れてみたり、映画音楽風の映像感たっぷりな曲があったりと、いろいろと頑張っているのだけど、どれもがもうひとつ突き抜けていないのが残念。飛び切り魅力的なメロディがあるとか、圧倒的なテクニックがあるとか、心拍を高めずにはいられないロック感があるとか、聴き手を中世ヨーロッパの舞台に引きずり込んで帰さない表現力や説得力があるとか、なにかひとつ突き抜けたものがあれば、もっとよかったのだけど。全体にあっさりしていて、心地よく聴けるシンフォニック・プログレではあります。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/03

根菜スープとか塩豚蒸しキャベツとか@トライブス(神楽坂)

夜はアフロ・フレンチだけど昼は豆と玄米と有機野菜がテーマのランチを出してるTribes(トライブス)。昨日のランチは小豆玄米ご飯、根菜スープ、塩豚蒸しキャベツ、サラダ、蕪、チャイのセットで1000円でした。さらにおまけで、有機大豆のおから、焼きソラマメ、チャイと一緒に青豆のおからで作ったクッキーもつけてくれました。


Cimg0004


根菜スープは味噌とカレーの風味がするあっさり味。わずかな辛味が新陳代謝を促進してくれそうです。
白豆のおからは、青豆のおからとくらべると豆の風味が弱いけれど、その分、都会的というか、シンプルでさっぱりした味わい。これだけ食べるとモソモソするのでスープにつけたほうが食べやすいけれど、スープの味噌とカレー風味が豆の風味に勝っちゃうかも。

塩豚は、あえて塩抜きせずに調理したそうで、塩味が強く残ってる。でもキャベツに対する量が少ないので、料理自体がしょっぱい感じはない。むしろ、甘いキャベツの合間に塩味の効いた肉が出てきて、いいアクセント。それに、塩は強いけれど肉自体の旨みも強くて、肉だけ食べてもしょっぱすぎてバランスが悪いといったことがない。
サラダはドレッシングがヨーグルトベース。少しハーブかなにかが入ってるかな。インドとかアラブとかでよくありますよね、ヨーグルトのドレッシング。

殻ごと焼いたソラマメは、皮ごと食べちゃいました。皮は多少ぼそぼそしちゃうけど、実は実よりも皮のほうが味が濃くて美味しいんですよね、ソラマメって。日本では皮をむいて食べるのが一般的だけど、外国の人はけっこう皮ごと食べちゃう人が多いような気がする。

そしてそして、昨日のいちばんのヒットは、蕪。べつに、浅漬けになっているわけでもなければ、なにかしらの調理がされているわけでもない、ただの生の蕪を切っただけなのですが、これがね、すっごく美味しい。農家から採れたてを直送してもらった新鮮なものだそうで、ただの蕪なんだけど瑞々しくて甘みがあって、果物みたいです。ちょっとだけ岩塩をつけても美味しいけれど、なにもつけないほうが口中に蕪の旨みが広がっていっそう美味しいな。ランチ営業をひとりで切り盛りしている、元パティシエールだというおねえさんは前日の夜、この蕪をつまみにスパークリングワインを楽しんだといっていたけれど、なるほど、うまそう。爽やかな辛口のロゼにも合いそうだな。うん、美味しいよ、蕪。

前回食べに行ったときは野菜とスコーンのセットだったので、分量的にちょっと控えめというか、お昼食べたぞー、お腹いっぱいになったぞー、といった感じにならなかったのだけど、今回は、少量とはいえ肉があったのと、玄米ご飯がしっかりお腹にたまったので、ちゃんと食べたぞーって感じになりました。しかもヘルシー。元パティシエールのおねえさんが料理の説明にちょっと一生懸命すぎる感じはあるけれど、美味しくて身体にいいものを食べてもらいたい、新鮮で安全な野菜を食べて身体の中からリフレッシュしてもらいたい、という気持ちがうかがえて好感触です。

アフリカ料理 神楽坂トライブス Tribes
Tribes - 私の神楽坂生活
every little thing in my life : おからとスープとスコーン@トライブス(神楽坂)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/02

週末映画&テレビドラマ

■イン・アメリカ 三つの小さな願いごと■
う~ん、悪くはないんだけど、これといって印象に残る話でもないなぁ。実際にこういう状況のなかに自分がいたなら、いろいろと精神的にも肉体的にもきついだろうなとは思うけれど、映画としては比較的よくあるタイプのテーマだと思うし、話の展開も終わり方も映画にあるストーリーとして非常に素直というか、やっぱりよくあるタイプのように感じる。
コアとなるストーリーの部分で強くひきつけたり注意力を喚起するようなものがない分、余計なことが気になってしまう。たとえば、職のないアイルランド人でも簡単にアメリカに入国できてしまうんだな、とか(その前はカナダにいたのか?)、観光ビザで入国したはずなのに簡単に住み着いて職まで得られてしまう国なんだなアメリカって、とか、ずっと意識不明だったはずのマテオはいったいいつのまにサラの入院費を払ったんだろう、とか。投げたボールを穴に入れてE.T.のぬいぐるみを獲得するゲームのシーンも、ああいうところでメンツにこだわってムキになるからいつまでも貧乏なんだよ、とか思っちゃったり(結果としてうまくいったけど、確率的には破産して一家が路頭に迷う可能性のほうがずっと高かったはず)。
なんか、共感どころがあまり見つからなかったなぁ。

  

■高原へいらっしゃい■
先週までCATVで再放送されていた、田宮二郎主演のオリジナル版。率直にいって、ちょっと(かなり?)ガッカリ。ドラマとしてはそれなりにおもしろいけれど、共感できるところが少なかったなぁ。
佐藤浩二主演のリメイク版は、ホテルを舞台に、ホテルで働く人とホテルの仕事を、お客様との関係を上手に使いながらお話として見せてくれた。そこにホテルマンとしての、サービス・パーソンとしての考え方や仕事への取り組み方といったものを見えて、あくまでも「ホテルで働く人たち」のお話だった。
でもオリジナルは、舞台はホテルになっているけれど、実は「ホテルという場」はあまり関係ない。べつにホテルじゃなくてもいい。従業員たちのほとんど誰もがお客様のことなんかろくに見てもいないし考えてもいない。仲間内のことにばかりかまけていて、さまざまな場面でお客様をほったらかしにしている。そもそも主人公の面川さんにぜんぜんホスピタリティが感じられないし、この人自身が実はきちんと「あるべきホテルの姿」を考えていない。なんとなく「こんなだったらいいなぁ」というイメージがあるだけで、ではそのためにどうするべきか、いますべきこと、これからすべきことにはなにがあるかとか、考えているように見えない。こんな人にホテルの支配人が務まるようには到底思えないし、こんな支配人のもとでは働きたくないし、こんな支配人&スタッフのいるホテルには泊まりたくない。けっきょくこの人はなにがしたいんだろう。この人の関心はホテルにではなく、別居中の奥さん、つまりは自分のことにしかないように思えてしまう。
結果としてこのお話は「ホテルで働く人たち」のお話ではなく、「自分のことにしか関心がない面川くんと、彼を取り巻く愉快な仲間たち」のお話で、ホテルの仕事もサービスの仕事も添え物でしかないのだな。もっと、お客様とのかかわりのなかでサービス・パーソンたちがさまざまなことを学び、問題を解決し、成長していくような話を期待してたのだけど、そしてリメイク版はそういうお話だったのだけど、オリジナル版にそれを期待するのは間違いだったのだな。

■マイリトルシェフ■
DVDボックスを買ってしまった。たぶん、テレビ放映時にはあまり人気がなかったと思われる(それゆえか放送が10回しかない)、だけど地味ながらもとても素敵なドラマ。
小さなレストランを舞台に、料理を通じてお店とお客様が向き合い、お客様もスタッフもともに少しずつ成長したり、よりよい未来への一歩を踏み出したりする。一話完結スタイルで、毎回「お客様のドラマ」があり、その背景ではすべての回を通じての「従業員(主にシェフ)のドラマ」もあるという構造が、とても好ましい。
レストランが舞台のドラマって、視線の先が従業員(主に料理人)にいってしまい、お客様のことはないがしろ、けっきょくは仲間内の話になってしまうことがけっこう多い。名作といわれる『王様のレストラン』だって、お客様と従業員がいる「レストランという場」をきちんと描いたのは最初のうちだけで、その後はどんどん「従業員同士の話」になっていき、最終的にはレストランである必要のあまりない、仲間内の話で終わってしまった(お話自体は非常におもしろかったけど)。
その点『マイリトルシェフ』ではいつも料理の先にお客様、というか、その料理を食べる人、がいて、視線の先がその人に向いている。お客様のことを見て、聴いて、感じて、その人の心に届く料理を考え、提案する、というコンセプト自体が、サービスの仕事のもっとも根本的かつ重要な(だけど実現が非常に難しい)ことで、そこからぶれずに話が展開していくのがとても素敵。
矢田亜希子演じるシェフ・鴨沢瀬理のお客様に対する観察力や着眼点、そのお客様のための料理をつくる際の思考の展開法や想像力の働かせ方などは、飲食業の現場で働く人には非常に参考になるし、勉強にもなる。実際の現場であそこまではなかなかできないだろうけれど。でも、そういうことを一生懸命考えて、そのときにできる最大限のことを提案すること、それにより、お客様が喜んでくださること、そして、お客様が喜んでくださることで自分も幸せであることが、サービスの仕事の本来的な意味なんだよね。

  



| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月25日 - 2008年5月31日 | トップページ | 2008年6月8日 - 2008年6月14日 »