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2008年4月20日 - 2008年4月26日

2008/04/25

CICO / NOTTE (1974)

イタリアン・プログレッシヴ・ロックのファンとしてはどうしても元Formula 3(フォルムラ・トレ)のドラマー、という形容詞をつけたくなってしまうCico(チコ)だけれど、Formula 3が解散したのは1973年(のちに突然の再活動があったりしますが)で、翌1974年には『Notte』でソロ・デビューですから、もうソリストとしての期間のほうが長くなりましたね。1980年代からは名前をTony Cicco(トニー・チッコ)と改め、歌って曲もつくれるドラマーとして活動していたようですが、最近はあまり名前を聞かなくなってしまいました。

彼のアルバムは、ソロ・デビュー作である『Notte』と、おそらく現時点での最新盤であると思われる『Ogni volta che vedo il mare』(2004年リリース。1997年リリースの『Voce e batteria』を再発したもの)しか聴いたことがないのですが、この2枚、かなり趣が違います。『Ogni volta che vedo il mare』は軽快でポップなアルバムだけど、この『Notte』はオーケストラ入りでしっとりとドラマティック。リリース年が古いこともあって、M3「Se mi vuoi」やM4「I cattivi consigli」、M10「Piu'」などはむかしのロマンティック歌謡曲のような雰囲気があります。

また、プログレッシヴ・ロック・グループからソロになって最初のアルバムだからか、ところどころにプログレ風な「なんでもあり感」が垣間見えるのもおもしろいところです。M6「Il prete e il semplice」はいきなりのパイプ・オルガンが妙に大仰で、軽快なポップ感を持つ曲調から浮いてたり、つづくM7「Il gatto di casa」も、なぜかイントロはバロック風の室内楽から始まるのにヴォーカル・パートは飄々としたポップス風というか、ロックンロール風というか、変なバランス感。

M2「Il successo」などは軽快なポップスで、『Ogni volta che vedo il mare』収録曲に近い感じがありますが、しかし『Notte』全体で印象に残るのは、やわらかくたおやかなオーケストラでしょう。あまり派手にドラマティックに全体を盛り上げるのではなく、比較的おだやかに、抑えめに、要所要所で歌と演奏をフォローする感じに入っているのが好ましいです。M3「Se mi vuoi」でのオーケストラは、まるで明るく澄んだ星空を眺めているようですし、M11「La notte」でも哀しげなピアノにのって語るように始まる歌い出しから一気に場面転換したサビでの感情の高ぶりをオーケストラがみごとにバックアップします。やわらかなピアノのアルペジオと木管、弦の響きが印象的なM5「Il fiore rosa」などもロマンティックな佳曲だと思います。ただ、全体的にちょっとドラムがうるさい感じがするのは、ドラマーの性でCicoが叩きすぎちゃったのかな。



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2008/04/24

鶏もも肉のフリカッセ@フレンチ・ダイニング(神楽坂)

ひさしぶりのフレンチ・ダイニングです。小さなスープとメイン、パンのセットで1050円。


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まずはスープ。昨日は南瓜の温かいポタージュでした。クリームなどであまりのばしすぎていない、けっこう濃厚な仕上がりですが、南瓜がきちんと丁寧に裏ごしされているので繊維質が喉にひっかかって気になるようなことはありません。クルトンは手づくりかな。形や大きさは不ぞろいですが、カリカリと香ばしく、さっくりとした食感がいい塩梅です。


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メインのフリカッセ。鶏肉を焦がさないように焼いたあと、クリーム系のソースで少し煮たのかな。鶏肉の火の入り方が絶妙というか微妙というか。全体に火が通ったか通らないかくらいのタイミングで提供された感じです。ほんのり生っぽさが残っているので、気になる人は気になるかもしれません。1~2年前にここでチキンのステーキ(だったか?)を頼んだときはあきらかに生焼けで、厨房に確認して焼きなおしてもらったことがあるけれど、今回は厨房に確認するほどの生加減ではなかったのでそのまま食べてしまいました。味はいいと思います。とくにソースはクリームの甘さと胡椒のスパイシーさのバランスがよく、とても美味しい。このソースとパンとワインがあれば3時間くらい食べ続けられそうに思います。野菜がもっとたくさんついてると、さらにいいのだけどな。

うん、美味しかった。ごちそうさま。


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フレンチ・ダイニング FRENCH-DINING(神楽坂) - ドラゴンズが好きな東京の人の話し
フレンチダイニング (フランス料理) @ 神楽坂 - 美味しいもの好きリストランテの食いしん坊万歳!
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小丸はバランスがほしいな(BlogPet)

小丸はバランスがほしいな。
バランスってどこにあるかな

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/04/23

TIMORIA / SENZATEMPO - DIECI ANNI (1998)

1988年にデビューしたロック・グループ、Timoria(ティモリア)が、デビュー10周年を記念してリリースしたベスト盤のようです。M1「Cuore mio」とM14「Terra senza eroi」の新曲のほかに、別ミックス、初CD化(当時)音源、未発表ライヴ・ヴァージョンなどが多くあり、過去のアルバムからの音源をそのまま収録したものは4分の1程度。たんなる寄せ集め的なベスト盤ではなく、人気のある曲をアルバムとは別ヴァージョンで聴ける、Timoriaファンにとってはうれしい企画だと思います。また、グループの看板ヴォーカリストであったFrancesco Renga(フランチェスコ・レンガ)が在籍した最後のアルバムでもあります。

これまでTimoriaのアルバムってほとんど聴いたことがなく、Francesco Rengaが以前在籍していたグループ程度の知識しかないままに聴いたのですが、なかなかパワフルでかっこいいロックを演奏するグループなのですね。ベスト選曲だからということもあるかと思いますが、どの曲もシンプルで魅力的なメロディや構成を持っています。演奏はハード・ロック/ヘヴィ・メタルの要素が強いけれど、歌自体はソロになってからのFrancesco Rengaの作品にも通じるところのある、伸びやかで素直なメロディがけっこう多いように感じます。ほとんどがリーダーのOmar Pedrini(オマール・ペドリーニ)が書いた曲ですが、Omarのソロ・アルバムで聴ける曲よりも、Francescoのソロ・アルバムで聴ける曲のほうに似ているように感じるのは、ヴォーカルの個性の違いのせいだけなのでしょうか。なんだか不思議です。

全体的にハード・ロック的な印象が強いですが、M1「Cuore mio」ではなぜか中近東チックで妖しげなアコースティック・ギターが入ってなんとなくKingston Wall(キングストン・ウォール)を思い出させたりしますし、M3「L'uomo che ride」の歌メロにはどことなくPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)の「Impressioni di settembre (The World Became The World)」ぽいところを感じたりもします。M4「La nave」できれいなア・カペラによるコーラスを楽しんだかと思うと、M5「Sud europa」はレゲエ風のリズムに乗ったラップにNina Hagen(ニナ・ハーゲン)の「African Reggae」を思い出したり。M8「Lasciami in down」はパンキッシュなギターのコード・カッティングが小気味よく、M18「Mi manca l'aria」は思いもしなかったデス声ヴォーカルのデス・メタル。なかなか演奏の幅が広いです。M10ではGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)とのデュエットでNomadi(ノマディ)の「Io vagabondo」をカヴァーしています。



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2008/04/21

赤ピーマンのムースとかブイヤベースとかサーモンのパイ包み焼きとか@PLAT PLAT(赤坂見附)

先月、三田のコート・ドールに行ったときにシェフ・ソムリエの大園さんが、以前に大園さんが支配人をしていらした神楽坂のイデアルや、新宿のオーヴィユパリでシェフをしていた黒岩さんが、いまは赤坂のお店にいると教えてくれたのです。それも、立ち飲みスペースもあるようなとても気軽なフレンチのお店だといいます。これはいかなくてはなりません。なぜなら黒岩シェフの料理が大好きだからです。

そんなわけで、行ってまいりました。赤坂見附の駅から徒歩1分、山王グランドビルの地下1階にある「欧風大衆居酒屋×立呑バー PLAT PLAT(プラ・プラ)」です。ビジネス街ゆえ大衆価格のお店は週末は営業していないことが多い赤坂で土曜のディナー営業をしているのはめずらしいらしい。実際、同じ地下1階にある他の飲食店はどこも営業しておらず、ビル自体が「今日はお休み」感を強く放っていて、ビルに入るのがなんだか一瞬ためらわれました。

お店に入り、席に案内される前にオープンキッチンのところで黒岩シェフに軽く挨拶。新宿で挨拶をして以来だから、2年ぶりかな。去年、青山のお店にいたときには1度も食べに行っていないので。お元気そうでなによりです。

席に着き、とりあえずグラスのスパークリング・ワインを飲みながらメニューを見ていると、まずは鰯のエスカベッシェが出てきました。お通しだそうです。アミューズではなく、いかにもお通しな感じが大衆居酒屋です。でも、これがまたうまいのよ。酢の具合も、玉ねぎの甘みも、もちろん魚もいいお味で。あいかわらず野菜と魚介の扱いが上手です。

前菜はどれも一皿500円から800円くらいまで、メインでも1000円前後で、高くても1500円程度と、とても財布にやさしい価格です。いろいろと一皿ずつ注文して、シェアで食べましょう。

まず、ぜったいはずせないのが「赤いピーマンのムース ポルト酒ジュレ トマト添え」。神楽坂のイデアルで初めて黒岩シェフのつくる赤ピーマンのムースを食べて以来、フレンチのなかでも大好きな一品となった料理です。イデアルではレアチーズケーキをつくるような大きな型でつくったものを三角に切り分けて提供していましたが、ここではカクテルグラスのような器につくって提供しています。さすが赤坂、おしゃれです。ひさしぶりの対面に興奮して、写真を撮る前に食べてしまいました。うん、やっぱり美味しい。変わらずに美味しい。赤ピーマンのムースといえば大園さんがシェフ・ソムリエを務めるコート・ドールの斉須シェフの得意料理として有名です。実際、斉須シェフの赤ピーマンのムースもとても美味しいのですが、自分は黒岩シェフの赤ピーマンのムースのほうが好きなのです。黒岩さんのほうが、赤ピーマンの味がよりはっきりと濃厚に感じられるのだな。提供スタイルは変わっても、赤ピーマンの濃縮した旨みが感じられる味わいは変わっていませんでした。旨いよ旨いよ。また食べにこよう。

そのほかに食べた前菜類は、これら。

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「ホロホロ鳥のきのこ・ムース巻」。淡白なお味です。生野菜もたっぷり。


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「アボカドのテリーヌ」。全体にアボカドのペーストかなにかでつくってあるのかと思ってたのだけど、違いました。まわりの白いところはクリームチーズぽい風味。こういうパターンのテリーヌだと、妙にかまぼこっぽい味や食感のことが多いのだけど、これは違います。ふんわりとクリーミーなのだわ。


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「タコと小海老のマリネ・蕪添え 苺ドレッシング」。まわりのドレッシングが梅(あるいはタラコ)マヨネーズみたいに見えますが、これがイチゴドレッシング。酸の効いた甘酸っぱいイチゴ味で、小海老との相性がばつぐんです。小海老の甘みが引き立つだけでなく、ドレッシングの酸も丸くなって甘い風味が出てくる。なぜ?


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「エスカルゴとバイ貝のブルゴーニュ風」。写真が暗くてあまり美味しそうに写ってませんが、安心して食べられる美味しさ。エスカルゴはもちろんですが、バイ貝が予想以上に美味しくてびっくりです。ガーリックの効いたエスカルゴ・ソースと相性バッチリ。


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メインは2品。まずは「鉄鍋の魚貝ブイヤベース いろいろ野菜添え」。ル・クルーゼの鍋で提供された料理があまりに美味しそうで、写真を撮る前にうっかり食べてしまいました(^^;)。魚介は海老、白身魚、帆立、ムール貝。野菜はアスパラ、人参、蕪などが入ってました。中がミディアムレア状態に仕上げられた帆立の加熱具合があいかわらず絶妙です。ムールもプリンとしていてジューシー。やわらかく煮られた蕪も甘みたっぷり。そして、スープ。これを自家製パン(これがまた美味しいの!)につけて食べるだけで何杯でもワインが飲めてしまいます。たっぷりあるので最後まで飲みきれない・パンにつけきれない(お腹いっぱいになっちゃうよ)のがとても残念。これが家だったらぜったい、このスープで翌日にリゾットかピラフをつくるな。


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メインの2品目は本日の魚料理で「サーモンのパイ包み焼き」。さくさくのパイの中にふっくらとしたサーモンが入っています。まわりをクリーム系のソースで可愛らしく飾ってあります。このソースをつけながら、パイとサーモンを一緒に食べると、いろいろな味が合わさっていっそう美味しいです。


さすがにお腹いっぱいになってしまいました。デゼールにタルトを食べたかったのだけど、また次の機会にしましょう。食後にアールグレイ紅茶(ポットで提供)をふたつ。店名の頭文字である「P」をかたどった自家製のクッキーをサービスでつけてくれました。紅茶はリプトンのティーバッグだったけど、リプトンってこんなに美味しかったっけってくらいによい香りと味が出ていました。クッキーもさくさくホロッという食感で、甘みも抑えてあり、とても美味しい。もう、なに食べてもなに飲んでも美味しい状態になってます、自分。

これだけ食べて、ワインもグラスで6杯頼んで、ふたりともお腹いっぱいのほろ酔いになって、12000円弱。大満足です。また来よう。ぜひ来よう。土曜はたまにパーティが入る以外はめちゃめちゃヒマらしいので(実際、この日のお客はうちらだけだった。「毎週こんなもんです」と黒岩さんはいってたけど、それで大丈夫なのか? 平日は、とくにランチは行列ができるくらいにはやっているようではあるけれど、ちょっと心配)、とくに予約とか入れなくてもふらっと行けそう。実は神楽坂からもけっこう近いので、仕事帰りにも寄れるか? まだ食べていない料理がいっぱいあるし、赤ピーマンのムースもまた食べたいので、近いうちに再訪しようと思います。

美味しゅうございました。ごちそうさまっ!!

ぐるなび - Plat et Plat Bistro & Standing bar
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marinoa net - 「Plat et Plat(プラプラ)」のフレンチが素朴な件。

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