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2008/12/01

週末映画&舞台


■オーメン666■
2006年にリメークされたもの。テレビ地上波で鑑賞。
う~ん、やっぱりオリジナルの素晴らしさは超えられなかったなぁという印象。そもそもダミアンが、最初っから最後までいかにも邪悪そうなんですけど。オリジナル版では金髪の巻き毛がふわふわの、誰が見てもまさか邪悪な存在とは思えないいかに愛らしい男の子が悪魔の子であることがとても印象深いのだけど、2006年版のダミアンは、そりゃあんたは悪魔の子でしょうよ、て感じなんだよなぁ。わかりやすいといわばわかりやすいのだけど、そこにわかりやすさを求めてどうするというか。ストーリー自体はオリジナルと同じだけど、要所要所の場面や台詞がオリジナルよりも直接的で明快。地上波でおそらくカットもあるだろうし、吹き替えで観たこともあるかもしれないけど、ソーン夫妻がそれぞれに精神的に追い詰められていくところといった「見えない部分」での苦しさやそれを引き起こさせる恐ろしさはほとんど感じられず。オカルト・ホラーの傑作だったオリジナルとはベクトルの違う、今風のエンタテインメント系ホラーになっていた。
ちなみにダミアンを守る乳母役がミア・ファローだったのがちょっと楽しい。ミア・ファローといえば、オカルト・ホラーの傑作『ローズマリーの赤ちゃん』で悪魔の子を生むローズマリー役を演じた人。以前に悪魔の子を産んだ人が乳母となり、新しく生まれてきた悪魔の子の身の回りの世話をする... というサブリミナル効果を狙ったキャスティングなんでしょうね、きっと。

  


■居酒屋ゆうれい■
これはなかなか趣のある映画ですねぇ。山口智子もかわいらしいけれど、なんといっても室井滋の独特な存在感が楽しい。この主演格の女優陣にくらべると、主演男優である萩原健一が少し弱いかなぁ。どことなくひょうひょうとした居酒屋のおやじでいいのだけど、もう少し存在感があってもよかったかも。居酒屋に来る常連客とたいして変わらない感じでしたからね。むしろ、いつもお会計額が2350円の魚屋さんのほうが印象に残っちゃったりするし。
あと、ちょっとストーリーが散漫ですね。まぁ、いろいろな人が集まる居酒屋という場所が物語の中心にあったりするので、いろいろなお客さんのいろいろなストーリーがちょっとずつ垣間見えるのは、ある意味でリアルではあるのだけど、「居酒屋」にかかるストーリーと「ゆうれい」にかかるストーリーが分かれちゃっているところがあったのが、ちょっと残念といえば残念。ただ、そんな難しく考えず、目の前に起きていることをそのままに見て、感じて、その場にいる登場人物に気持ちを重ねるようにするほうが、この映画の持つあたたかな魅力を楽しめるでしょう。
しかし、エンディングの曲はひどく興ざめ。なんであんな曲を使ったんだか。

  


■君の心臓の鼓動が聞こえる場所■
池袋サンシャイン劇場で上演された演劇集団キャラメルボックスの芝居。人気劇団だけど、実は生のステージを観るのは初めてだったりします。なんか、不思議な観客層。若い女性と30代後半から40代前半くらいの男性が多いみたいです。年配者はほとんど見当たらず、ふだん自分がよく出かけるような舞台よりも観客の平均年齢が低い感じです。
キャラメルボックスの舞台は以前、テレビで『きみがいた時間 ぼくのいく時間』の舞台中継を観たことがあって、そのときも思ったんだけど、ストーリーがすごくわかりやすい。前半に比較的集中的に、はっきりした笑いの要素を連発して場を温め、コメディタッチのストーリーかと思わせておいて、実は少し切ない系のファンタジーに展開していくのですね。これって彼らのスタイルなんでしょうか。
率直にいって自分には、前半のいかにも「ここが笑うところですよ」の部分がほとんど笑えず、居心地の悪い思いをしたのはテレビ中継を観たときと一緒。あと、意外とみなさん、演技が一本調子というか、ずっと声を張ってるので、ストーリーの機微の部分があまり上手に表現されていないような印象を受けてしまったのも、テレビ中継を観たときと一緒。物語自体はなかなか趣深いのに、ちょっと残念に思いました。たぶん、小説で読んだほうがおもしろそう。
ちなみに今回はテレビで活躍する若手女優・黒川智花が客演の主演だったのですが、舞台ではまだまだ勉強が必要なことがたくさんあるなって感じでした。間合いとか、表現力とか。今後に期待。んでも、めっちゃかわいかった。

  

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