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2008/12/08

週末映画

■ファイナル・レジェンド 呪われたソロモン■
地上波テレビで。クオーターメイン博士のシリーズとか、ロマンシング・ストーンのシリーズとか、こうした「失われたお宝発掘アドヴェンチャー」って、半分くらいは派手なだけでストーリーはたいしたことないとわかっていながら、やっぱり観てしまう。しかも、何度も。
ジャン・クロード・ヴァンダム主演のこの『ファイナル・レジェンド』も、もう何度観たかなぁ。お宝発掘の部分や、お宝にたどり着くまでの謎ときの部分はほとんど描かれず、アドヴェンチャーというよりは派手に暴れまわるアクション映画なんだけど、それなりにテンポもよく、週末にテレビで観るには最適。ヒロイン役?のソフィア・ミロスもエキゾティックな顔立ちで美しい。ギリシャ人とイタリア人のミックスらしいけれど、なるほどね、ギリシャ彫刻みたいだ。
アドヴェンチャー・ムーヴィーとしてには遠く及ばないけれど、ライブラリアン・シリーズくらいのおもしろさはあるかな。テレビで放映されたらきっとまた観ちゃうんだろうな。

  


■学校の怪談■
13年くらい前の映画なんですね。いかにも子供たちの間で噂されてそうな「学校の怪談」を映像化したもので、わかりやすいお化けがわかりやすく出てきます。いかにもお化けらしいお化けで、しかもただ出てくるだけなので、とくに怖いとかはないですね。野村宏伸演じるやる気のない先生のやる気のなさが野村宏伸の雰囲気にぴったりなのがちょっと楽しい。あと、旧校舎内に閉じ込められる子供たちのうちの訳ありのひとり、最年長の女の子がなんか可愛いなと思ったら、岡本綾でした。なるほどね、やっぱ子供のときから可愛いんだ。

  


■新 居酒屋ゆうれい■
前作の成功に気をよくしてつくられたのかな。率直にいって、つくらなきゃよかったのにと思います。松坂慶子も鈴木京香もすごくきれいで、女優陣の絵面の美しさは格段にアップしてるけど、これって、そういうことじゃないでしょ。ストーリー自体に「居酒屋」も「ゆうれい」もほとんど関係なくなっちゃってるし、人情要素もコメディ要素も後退してる。若くて美しい後妻(元・やくざのひも付き)をもらった居酒屋店主のもとに死んだ前妻の幽霊が出る、というシチュエーションを借りただけで、前作とは違う方向を向いた内容になっていて、それはそれでもいいのだけど、その内容のクオリティがあまり高くないというか、シチュエーションを上手に活かせていないのが残念。

  


■深呼吸の必要■
地味です。でも、とても気持ちのいいお話。
見えること、聞こえること、わかる(わかっているつもりでいる)こと、知っている(つもりでいる)こと、その他もろもろがたくさんありすぎて、もっともシンプルな自分がかすんでしまっているようなとき、目の前にある単純だけれどたいへんな作業労働に没頭するのは、実は自己の再生・再発見にとても役に立つのですよね。ほかのことを考える余裕もない状態で作業に打ち込む。そのことで、それまで自分がとらえられていたさまざまな記憶や想いから距離を持つことができるので。インプット過多な時代に、あえて必要最小限のインプットしかないような状況に身を置くことの気持ちよさって、知っている人は知っているけれど、知らない人、知りたいと思わない人も多いよな。などといったことも思いつつ。
長澤まさみがほとんどしゃべらない役で出ています。しゃべらないけど、けっこうな存在感。そして、しゃべらないからこそ魅力的。この娘っ子はしゃべるとちょっとアホっぽいからな。
都合のよすぎる設定や展開もいくつかあるけれど、観ているうちに心の中で深呼吸ができたような、すがすがしくて美しい映画でした。

  


■穴 - The Hole -■
これ、封切のときに劇場に観にいったんだよな。ソーラ・バーチ演じる主役の女子高生・リズがめっちゃ性悪で怖いです。ハッピー・エンドにはならず、性悪は性悪の正体を隠し世の中を欺いたまま性悪のまま野に放たれる、実に「ありそう」な終わり方。リズがカウンセラーに話した「夢物語」と「現実に起きたこと」がどこまでクロスしているのか、とくに事件におけるマーティンの役割が実際はどこまでだったのかが判然としないのだけど、ともかく後味の悪い作品です。しかしマーティン、うっかりしすぎだよなぁ。あのタイミングであそこに行っちゃダメでしょ。相手が性悪だってことは知ってたんだから。

  


■ゴーストシップ■
テレビ地上波で。うう~ん、どうでしょう。冒頭の、甲板の乗客一挙死亡シーンはなかなか素敵でしたが、ゴーストシップがゴーストシップになる理由とか、ゴーストシップがゴーストシップであり続ける理由、ゴーストシップをゴーストシップであり続けさせようとする幽霊の理由が、もうひとつだったなぁ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のアステカ金貨のように、あの金塊の訳・出処とかにきっといわくがあるのだろうけど、そこをちゃんと描いてほしかった。最後、サタンだの魂の運搬人だのとわけのわかんない方向に落とすのも、きちんといわく・因縁の説明があればもう少しすんなり納得できただろうに、あれではあまりに唐突だよなぁ。
静まり返ったラウンジに明かりがともり、かつての乗客とかつての栄華が甦ってくるあたりは『シャイニング』のオーヴァールックホテルぽくて、ちょっと雰囲気があったし、いろいろな映像描写はなかなか楽しめたのに、ストーリーの弱さが残念だった。

  


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