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2008/12/22

週末映画

■トランザム7000■
黒のトランザムと18輪の大型トラックが爆走する爽快な映画。伝説の男・バンディット、相棒のトラック野郎・スノーマン、逃走した花嫁・フロッグ、彼らを追うジャスティス保安官と間抜けな息子……主要登場人物がそれぞれに魅力的。バンディットを慕う人たちによる警察への妨害にも激しい憎悪や陰湿な悪意がなく、ちょっとしたうっぷん晴らしやいたずら的な雰囲気で、またそれを容認しているようなおおらかさがあって、楽しいなぁ。BGMでかかるカントリー・ミュージックも素敵に響く。古き良き時代のアメリカン・ムーヴィーといった感じで好きです。トランザムはきっと自由と自信を、18輪トラックはきっと圧倒的な強さを象徴してるんだろうな。そして、それはきっと当時のアメリカの象徴なのだろうな。

  


■トランザム7000 vs 激突パトカー軍団■
前作が成功したのか、続編ができていた。バンディット、スノーマン、フロッグ、それにジャスティス保安官親子という主要登場人物は同じで、前作よりも1年くらいあとの話という設定なのかな。内容的には、とても残念な出来。今回も黒のトランザムが登場するけれど、せっかくのスポーツカーの魅力が感じられず。そもそも、バンディットたちがクルマに乗るまでの前ふりが長くてだらだらしてるし、今回の荷物が生きた象だなんて... 結果として、トランザムや18輪トラックといったクルマそのものよりも象とそれを運ぶ人たちという生き物に焦点が当たっていて、「トランザム7000」のシリーズである必要をあまり感じない。邦題にもなっているパトカー軍団との激突?も、いかにもとってつけたような感じで、ストーリー展開も悪い。エンディングもなんかすっきりしないし。トランザムにはもっと自由に走り回ってほしかった。

  


■東京大学物語■
これってたしか、原作はコミックでしたっけ。連載かなにかで何度か見た気がするのだけど、よく覚えてない。ふーん、こういう話なんだ。エロ混じりのラヴ・コメ? とりあえず、三津谷葉子はかわいいけど、ちょっと顔が大きいな。共演の女優さんたちと並ぶとひとりだけ一回り大きい感じがする。しかし、あの終わり方はなんだろか。全編を通して劇中劇だったの?

  


■犬神家の一族■
松嶋菜々子とかの出演で、最近リメークされたほう。う~ん、なんだろ、なんか、迫力とか厚みとか深みが足りないように感じる。映画というより、テレビのスケール? 富司純子とか松坂慶子とかは画面に映るだけで凄味を感じるけれど、萬田久子とか松嶋菜々子は2時間ドラマみたいだな。深田恭子の演じる宿屋の女中はかわいいのだけど、役への入り込み方というかハマり度の点でオリジナル?の坂口良子にはまったくかなわず。なんでリメークしたんですかねぇ?

  


■陰日向に咲く■
劇団ひとりのベストセラー小説を映画化したもの(原作は読んでない)。一見なんのつながりもなさそうな「普通の人たち」がある点の延長上でつながっていて、そこに向けて集束していくかたちで話が展開されるというスタイルは、自分はけっこう好き。初めにきちんと全体像を考えておかないとつくれないストーリーだからね。ただ、全部が同じ点からつながっているかというとそうではなく、ふたつにバラけちゃってるのが残念。バスの運転手と売れないアイドルのおっかけの接点って、秋葉原の街角でたまたますれ違ったってだけですよね? こんなの、接点とはいわんな。けっきょく、ふたつのグループのお話なのだけど、秋葉原のシーンを混ぜることで無理やりひとつに見せようとしている感がある。どっちかに絞ればよかったのに。あと、音楽が大げさすぎ。それぞれの役者さんたちはなかなか雰囲気のある芝居をしてたと思います。しかし、ジュピターさんは悲しいなぁ。

  


■HINOKIO■
なんといっても多部未華子の魅力につきますね。男の子っぽいガキ大将な小学生の女の子をすごく瑞々しく演じてると思う。最後に少しだけ写るセーラー服姿との対比も素敵だ。眼がいいよなぁ、この娘は。堀北真希も少しだけ出てますが、圧倒的に多部未華子が魅力的です。ストーリー的には説明不足な部分が多いというか、発せられたセリフや登場したアイテムが思わせぶりなだけできちんと機能してない部分もありますし、雰囲気に流されてるっぽい感じもあります。でもまぁ、あまり難しく考えずに子供たちの心の動きをトレースする感じで観ていけばいいんでしょう。ただなぁ、ゲームの世界と現実がリンクしているという設定は、あれはなんとかならなかったのだろうか。映画の世界観がとたんに嘘くさくなっちゃうのだけど。

  


■舞妓Haaaan!!!■
宮藤官九郎の脚本作品って、その世界観にはまれるとおもしろいのかもしれないけれど、はまり損ねるとけっこうきつい。この映画も、おもしろいような気もするけれど、やたらと騒がしくワサワサしてて、もうひとつ乗りきれないまま終わってしまいました。

  

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