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2008/11/25

週末映画


■最も危険な悪女(おんな)■
ニコール・キッドマンがまだオーストラリアで活動していたころに出演した作品という紹介文につられて観たのだけど、いやぁ、なんですかね、これ。たしかにニコールは出ていましたが、あんまり重要な役じゃないというか、なんだかよく意味のわからない役でした。最近ではすっかりノーブルでグレースフルな印象のニコールが、ここではまだ田舎くさいオージー姉ちゃんの雰囲気があって、それはそれで良しと。ちなみに邦題の「最も危険な悪女」はニコールのことじゃなく、主人公の奥さんのことですね。こわいこわい。原題は「Emerald City」で、金とハッタリと欲望にまみれたシドニー&映画界を象徴する言葉のようです。しかし、エンディングはあれでいいのか? なんだかすっきりしない話でした。


  


■パルプ・フィクション■
クエンティン・タランティーノのつくる映画は、なんだかよくわからん。関係性と連続性のあるいくつかの出来事をバラバラに切り出して短編オムニバス風にまとめ、さらに時間軸を入れ替えて配置することで観る側をちょっと撹乱しつつ最後には全体の時間の流れがおおよそわかるという構成はおもしろいと思う。チャプターとして見せられるそれぞれの短編?も、どうでもよさと緊張感のあいだを行ったり来たりして、それもまぁおもしろい。でも、最初から最後まで観終わったあとに残るのは、だからどうした?という印象なのが、タランティーノ風なんでしょうかねぇ。ブルース・ウィリスが腕時計を取りに戻るクルマの中で口汚くののしりの言葉を吐くシーンには、なんだかすごく共感。

  


■ALWAYS 続・三丁目の夕日■
テレビ地上波で。たしか前作も地上波で観たように思うのだけど、ずいぶん前のことだし、それほど共感もしなかったこともあってか、六ちゃん(堀北真希)が傷んだシュークリームを食べて腹痛を起こしたというエピソード以外、あまり記憶に残っていない。なので、なんで茶川の家に子供がいるのか、茶川と子供とベティがどういう関係なのか、わからん。これがわからんと、この続編の感動ポイントもよくわからんようです。ま、わかったところで感動はしないだろうけど。薬師丸ひろ子はすっかりいいお母さん女優になりましたねぇ。

  


■ストーン・カウンシル■
主演女優さん、きれいなフランス人だなぁと思ってたら、実はモニカ・ベルッチだったのね。ショートヘアでわからなかったよ。不死を得るための古代の儀式とか100年に1度生まれる監視者だとか監視者を狙う者と守る者の間でそれと知らない監視者の養母が右往左往といったあたりはオカルトホラー風。ちょっと『オーメン』とか思いだしましたよ。んで、そこに放射能汚染とか国家的な組織とかからめて現代風のサスペンス要素も追加しましたといった感じでしょうか。どいつもこいつもあやしくて信用できないところはおおよそ予想どおりというか、こういったタイプの映画における想定の範疇に感じるけれど、それなりに盛り上がりやスピード感などもあって、おもしろかったです。ただなぁ、終わり方がなぁ、もう少しひねりというか、奥行きのある余韻がほしかったかなぁ。なんだか予想どおりだものなぁ。

  


■となり町戦争■
これ、なんだかこわいお話だよ。ゆるい画面のゆるい内容から始まるのに、気がつくと緊迫した状況の中に追い込まれてる。緊迫した画面が映るのなんてほんの少しなのに、最後はまた弛緩した感じに戻っていくのに、観終わったあとには緊張感のほうが印象に残る。とくに岩松了演じる「田尻さん」がすごく怖い。ぜんぜん緊迫感やシリアスさを前面に出した演技はないのに、怖い。なんでもない日常のすぐそばにあるのに、はっきりとは見えない怖さを感じた。どこか哀しげで、実態があるようなないような透明感を持った原田知世がとても美しかった。

  


■バベル■
なんか、やな感じのお話。登場する人物がいちいち鬱陶しいというか、ムカつくというか。ライフルをおもちゃにした兄弟の阿呆ぶり(とくに兄。自分の能力が劣っていることを認めろよ)もムカつくし、銃撃された奥さんの旦那の自分勝手ぶり(ミルズ刑事を思い出したよ。そういえば、ミルズ夫妻だ!)もムカつくし、聾唖女子高生の変態ぶり(ニンフォマニアか? 母親の自殺の原因は親父との近親相姦か?)もムカつくし、国境突破メキシコ人の思慮のなさぶり(単細胞!)もムカつく。みんな阿呆だ。要するに、阿呆とかかわると、阿呆が身近にいると、ろくなことがない、という話だな。あぁ鬱陶しい。

  


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