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2008/11/10

週末映画

■踊るマハラジャ★NYへ行く■
なんだろうなぁ、これ。おそらくインド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』が大ヒットとなったので、適当にマサラ・ムーヴィー・テイストをパクッてつくったら売れるんちゃうん?くらいの感覚でつくっちゃったのかなぁ。いちおうインド人が主人公で、わずかにインド風の歌やダンスもあるけれど、ベースはまったくのアメリカ映画。それに主役のインド人はマハラジャ(王様)じゃなくて貧乏なダンス・インストラクターだし。アメリカン・ドリームを夢見てニューヨークへやってきた貧乏インド人青年の、ある意味でのサクセス・ストーリーというか、なんというか。あほあほなエロチック・コメディでした。結婚式でのどんでん返し?はいかにもアメリカ風。まぁ、休日にだらだら見る分には悪くないかもね。

  


■ヘルボーイ■
なんかアメコミっぽいないようだなぁと思ったら、やっぱり原作はアメコミでした。オープニングからヘルボーイが誕生するまではSFチックというかサイバー・パンキッシュというか、けっこう緊張感のある重厚なつくりだったのだけど、そのあとはわかりやすい「力」と「正義」と「ラヴストーリー」になっちゃった印象。魔界の出身で身体的には悪魔の力を持ちつつ心は人間側にあって人類を守るっていう設定は『デビルマン』とかぶるけど、デビルマンほどの苦悩はなく、どことなくロマンチック・コメディの香りがするのが、やっぱりアメリカぽい感じ。しかしアメリカって、こういった「超人的パワー」を持ったヒーローが好きだねぇ。

  


■モンタージュ 証拠死体■
CATVのミステリチャンネルで放送される映画って、どうしてこう、どれもこれも微妙なんだろう。思わせぶりな登場人物や複線をいっぱい張っておきながら、そのほとんどが謎の解明に向けて有効に活用されず、終盤に来ていきなりの新事実などからバタバタっと解決していっちゃうという、観終わったあとに「なんだよ、それ」という感想しか残らないタイプの映画にありがちな展開を、これもきちんと踏襲してる。見る側をミスリードすることだけが目的のエピソード挿入や脇役投入とか、ほんと、やめてほしいわ。タイトルのモンタージュも証拠死体(なんて言葉あるのか?)も本文内容に全然関係ありませんでした。

  


■透明人間■
ジョン・カーペンター監督作品。居眠りしているあいだに事故にあってうっかり透明人間になってしまった主人公の困惑と苦悩。透明人間の彼を工作員にするため捕獲しようとするCIA。捕まるまいと逃げるだけでなく、反撃に転じる透明人間と、彼をサポートする金髪美人。荒唐無稽な設定を上手に使い、スリルとサスペンスとラヴストーリーを上手に配分した作品。透明人間が「透明」なときのさまざまなシーンがおもしろい。透明人間に腕をねじあげられたり投げ飛ばされたりする芝居をおそらくひとりでやっているまわりの役者さんも芸達者な感じ。同じ透明人間が材料でも、すすんで透明になってエロエロな悪事を重ねることにしか役立てない『インビジブル』とは、志がぜんぜん違う映画ですな。おもしろかったです。

  


■オープン・ウォーター■
実際にあった出来事がベースになっているらしい。だからかなのか、始まり方はドキュメンタリー風。映画では、けっきょくふたりとも保護されないまま海の藻屑となったように受け取れるけど、だとすると、海に出たあとのふたりの物語は全部創作ですね。実際にはなにがあったのかわからない。あんなに長い間生きていたのか、ああいうやりとりがあったのか、ああいうふうに死んだのか。いずれにしろ、参加者の多いデイツアーで置き去りにされないためには、無理してでもはしゃぐなり話しかけるなりしてガイドや周囲の参加者たちに自分たちの存在を強く印象付けておくこと、また集合時間前に十分な余裕を持って集合場所にいくこと、というのが教訓か。

  


■明智小五郎対怪人二十面相■
明智=田村正和、二十面相=ビートたけし。なんか、この時点で間違ってる気がする。田村正和はずっと古畑任三郎風だし、怪人二十面相は血を好まず残酷なことをしない怪盗紳士のはずなのに、この二十面相は悪行三昧というか、目的が明智殺害なんて、ありえない。明智対二十面相のスマートかつ相互にある種の尊敬の念をたたえた頭脳戦もなければ、乱歩らしい怪奇な雰囲気もなく、いろいろな意味でがっかりとしかいいようがない。癖のある役者もたくさんそろえているのに、内容のがっかり加減に合わせたのか芝居も学芸会チックでやっぱりがっかり。制作側はきっと『オペラ座の怪人』風にしたかったのかもしれないが、そうするには物語の書き込みや登場人物の背景に重厚感が足りず、すべてにおいて中途半端になっちゃった印象が残った。

  


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