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2008/07/01

DARK MOOR / THE GATES OF OBLIVION (2002)

スペインのグループだそうです。アルバム・デビューは1999年だけど、グループの結成は1993年頃らしいので、途中でメンバーチェンジはあったものの、もう15年くらい続いている中堅グループのようです。

こういうヘヴィ・メタル、ひさしぶりに聴きました。最近では「クサメタル」とか呼ぶらしいですが(クサい哀愁メロディを奏でるヘヴィ・メタルという意味らしい)、自分が学生だったころはメロディック・スピード・メタルと呼んでいたタイプのものですね。Helloween(ハロウィン)とかGamma Ray(ガンマ・レイ)あたりが元祖の。ほどよく哀愁のある美しいメロディをパワフルでスピーディなリズムに乗せて展開するヘヴィ・メタル。

パワフルさやラウドさが前面に出るようなヘヴィ・メタルは、最近は聴いてると疲れてしまうのだけど、このアルバムは疲れを感じずに聴けるのは、やはりメロディがしっかりあるからでしょう。高速クラシカルな要素を持ったギター、シンフォニックなキーボード・オーケストレーション、意外とおおらかなヴォーカル・ライン、それぞれが魅力的です。

ヴォーカリスト、女性なんですね。気づかなかった。男性ヴォーカル+女性ゲスト・ヴォーカルかと思ったら、どちらもひとりの女性だった。なかなかの力量と表現力を感じるヴォーカルです。そしてバックには合唱。個人的に、ツボです。ヴォーカルのバックでコーラス風に使われることが多いのが少し残念だけど。M12「Dies Irae(Amadeus)」のように、メイン・ヴォーカルとは違う合唱が前面に出るパートを用意するなど、もっと大胆に合唱を使った曲が多ければ、さらに好みだったのですが。

シンセサイザーによるクラシカル・シンフォニー風のインスト小曲をいくつかはさみ、その前後は疾走するシンフォニックなスピード・メタルという構成も好ましいです。M9「Your Symphony」の少しトラッド風味の入った曲はアメリカの女性ポップ・バラードみたいで微妙ですが。あと、キーボードの音づくりにもう少し厚みと深みがあれば、オーケストレーションがさらにドラマティックになったと思うのだけどな。M3「The Gates Of Oblivion」とかは、生オーケストラ使ってほしかった。

でも、高速様式美メタルのような雰囲気は美しくかっこよく、基本16ビートでツーバスをどこどこ踏むリズムの疾走感も爽快で、Aメロ・Bメロは哀愁気味だけどサビはけっこう明るくおおらかな歌メロも美しく、あぁ、ロックって、ヘヴィ・メタルって、やっぱいいなぁとあらためて思い出させてくれるに充分なアルバムでした。M7「By The Strange Path Of Destiny」とか、めっちゃ好きなタイプです。


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