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2008/06/16

週末映画

■異常心理分析官■
出演俳優がドイツっぽい名前の人が多いし、画面に映し出される標識や書類もドイツ語で書かれているようなので、たぶんドイツ映画なのだろう。だけどみんな英語でしゃべっているのはなんでかな。CATVで観たのだけど、CATV用に英語吹き替えがされていたのだろうか。
快楽殺人型シリアルキラー捜査の専門家と、ある目的のために快楽殺人に見せかけた連続殺人を行なう犯人との頭脳戦・心理戦という基本の物語はなかなかテンポよく、おもしろく描けていると思う。主要登場人物が4人しかいないので、けっこう早い段階から犯人のめぼしがついてしまうけれど、それが映画内で実証されていくのを見るのを楽しめる程度に物語が構成されているので、日本の安っぽい2時間推理ドラマのような薄っぺらさは感じない。劇中にちゃんと犯人へつながるヒントも映し出されているので、最後にきて唐突に犯人が浮かび上がることもないし、崖の上で唐突に犯人もしくは探偵役がすべての犯行の経緯を語りだすこともない。こういうつくり方、欧米は上手だよな。
主人公である分析官の捜査チームのスタッフで、プライヴェートでもパートナーの女性捜査官は、べつに必要じゃなかったと思う。うるさいだけで役に立たないし。ここに使った時間をもっと濃密な心理戦・頭脳戦を描くのに使ってほしかった感じ。



■ほえる犬は噛まない■
ペ・ドゥナがめちゃめちゃ可愛い。へんてこな「戦闘服」姿も、おかしいのだけど可愛いし。物語的には、どうしましょ。部分部分ではおもしろいところもあるのだけど、全体で見ると、どうしてそこから始まってそこに着地しちゃうの?と疑問だらけになってしまう。そういえば、やっぱりペ・ドゥナが出演していた『グエムル -漢江の怪物-』も着地点がどうしてそうなってしまうのか不思議な作品だった。韓国映画の特徴なのだろうか。もしそうなら、やっぱり韓国のものの考え方はよくわからん。犬殺しのあいつが教授になって、犬探しに奔走した彼女がクビじゃ、やっぱいかんだろ。あと、この映画に限らないけれど、韓国作品によく出てくる気の強い女性を演じる役者の「チッ」っていう舌打ちは、本気でムカつきますね。韓国女性は本当にあんななのでしょうか?


  

■はつ恋■
田中麗奈主演のちょっと古い映画。悪性腫瘍で入院した母のために、おそらく結婚前にむかしの恋人に宛てて書いたもののけっきょくは出せなかった母の手紙を、その相手に届け、想い出の桜の下で再会させようとする娘のお話。主人公の高校生らしい自分勝手で青臭い善意も、すさんだ生活をしていたところに突然そんなことをいわれて困惑しつつも少しずつ大切なものへの想いを取り戻していく元彼の変遷も、自分のために奔走してくれた娘をいとおしく思う母の姿も、どれも無理に派手に描かれておらず、淡々としているのがいい感じ。そして、ほとんど登場しない不器用な父が、それまでほとんど登場しないがゆえにラストで効いてくる物語構成が上手だと思う。地味だけど、じんわりとやさしい思いが心に広がるいい映画。


  

■ビースト・巨大イカの大逆襲■
『ジョーズ』の大ヒット以降、大枠の設定をパクって大量につくられたと思われる海洋パニックもののひとつ。イカです。でかいです。つくりもの感満載です。派手に大暴れです。本家『ジョーズ』(1作目)は「人間がまだ知り尽くしているわけではない未知の海」の不気味さ、恐ろしさというのが感じられて、表面的な「人食い巨大サメ大暴れ」の部分よりもそっちのほうが怖かったし、またそこが『ジョーズ』が名作たるゆえんだと思うのですが、その後のパッチもん海洋パニックは「人食い巨大生物大暴れ」の派手さ部分を競っているように思います。このイカ映画もそこにポイントがあります。危険なんだけど、不気味ではない。なんとなくお祭りです。まぁ、そういうことですな。


  

■隣人13号■
けっきょく妄想オチかよ。「いったい何年前だよ」という劇中の台詞は、妄想している自分に向けられているんですね、きっと。中村獅童さん怪演です。怖すぎます。この人、歌舞伎の舞台ではたいして存在感を感じないのですが、テレビや映画ではけっこう強烈な存在感を出しますね。その獅童さんが薄く見えてしまう歌舞伎の世界ってすごい。吉村由美ちゃん、めっちゃかわいいです。レディースあがりのヤンママという役柄があまりにぴったりすぎます。小栗旬くんは、なんだか存在感がないなぁ。存在感のない役なのでしかたがないとはいえるけど、それにしても存在感がない。
しかし、この映画のテーマはなんなのでしょうかねぇ。やられっぱなしの悔しい気持ちを長期間にわたってためちゃいかんよ、反撃するならその場でしろよ、ということなんでしょうか。自分が行動を起こせば状況は変わるということかしら。


  

■またまたおかしな大追跡■
たぶん『おかしなおかしな大追跡』の続編じゃないかと思うのだけど、酒宴がバーブラ・ストライザンドだってこと以外に関連はないみたいですね。前作は、同じ柄のバッグの取り違えから始まるドタバタだったのだけど、今回はダメ亭主のためにバカ女房がマフィアから借金をしたことから始まるドタバタ。風が吹けば桶屋が儲かるの逆ヴァージョンというか、ひとつの失敗がさらに大きな失敗を呼ぶという展開は、おもしろいといえばおもしろいのだけど、その失敗をするバカ女房のバカさ加減と騒がしさが観ていてイライラしてしまい、けっきょくぜんぜん楽しめなかった。騒がしい人が嫌いなんです、自分。


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