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2008/05/29

白インゲン豆のブルテとイナダのデアブル仕立て@ア・マ・テラス(神楽坂)

すごくひさしぶりのア・マ・テラスです。ここの料理って、まずくはないんだけど、なんかことごとく自分の好きな方向性と微妙なずれがあるみたいで、あんまり魅力を感じないんです。といっても、最後に食べたのがもう3~4年前の気がするので、もしかしたらスタイルが多少変わっているかもしれないし、あるいは自分の味覚(好み)が変わっているかもしれないので、ひさしぶりに食べてみることにしました。

結論からいうと、印象は変わらなかった。

ランチのコースは全部で4つあります。自分はいちばん安い、スープとメインで1260円の平日限定コースを選びましたが、これ、メニューブックでは右下のほうに小さく目立たないように掲載されてあるだけ。ぱっと開いたときに目に入るのは1680円、2300円、3800円の3つのコース。これでは、平日はスープとメインで1260円のコースがあるということを事前に知っているお客さんでなければ、うっかり見落としてしまう可能性大です。というか、実際すごく探しちゃったもん、自分。おかしい、1260円のコースがランチにはあるはずなのに、メニューブックに見当たらないよって。もしかして1260円のコースがあるって自分の記憶違いだったのかな、特定の日だけに提供されるもので、今日はないのかな、そしたらしょうがないから1680円のコースを頼むしかないかなって。それが店側の狙いなんだろうな。できれば1260円のコースは注文してほしくない、最低でも1680円以上の金を使えよ、というお店の意識がありありと見えてしまうように思うんです。注文段階で、なんだかがっかり...

1260円のコースは、スープは最初から決まっていますが、メインは3種類のなかから選べます。子羊、ポーク、イナダ(魚)からのチョイスだったので、イナダを選びました。


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まずは「白インゲン豆のブルテ」。ブルテってなんだ? わかりませんが、豆のポタージュ風のもののようです。メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュでスフレを提供したり、ル・クロ・モンマルトルでカスレを提供するときに使っているような器にたっぷり、スープが入っています。喉の辺りにちょっと粉っぽさを感じるのと、クリームの使用量がちょっと多めに感じます。スープの上にカレーのような風味のついたオイルがかかっていて、ちょっとした味のアクセントになっていますが、全体的にはなんだかはっきりしない味。もっと豆の素朴な味がしっかりと前面に出てるほうが自分は好きだな。豆の味が強く出ないなら、クリームや調味料でもっとメリハリのある味付けになってるほうが好き。量はたっぷりで、スープだけでけっこうお腹いっぱいになりました。しかし、ブルテってなんだ? 三田のコート・ドールだったらきっと、もっとどんな料理かがわかりやすい料理名にしてくれるだろうな。

ここでパンをひと口。以前はやたらと塩がかかっていてしょっぱいうえに油っこいパンを出していましたが、いまは手作り田舎パン風のものになったみたい。天然酵母かなにかを使ってるのかな。やさしい味わいで、そこそこ美味しいですが、このパンが食べたい、おかわりしたい、とまでは思いません。ラ・マティエールやリストランテ・ステファノの自家製パンのほうが圧倒的に美味しい。お腹いっぱいでもおかわりしたいと思うし、テイクアウトもお願いしたくなるからね。


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メインの「イナダのデアブル仕立て 春キャベツのブレゼ添え」。デアブル仕立てというのは、香草パン粉焼きのことだそうです(スタッフさんに教えてもらった)。イタリアだとディアボリカ風? でもそれって鶏肉料理だった気もする。それはともかく、比較的大きな切り身にたっぷりのパン粉をつけて香ばしく焼き上げてあります。魚自体の味はあんまりしない感じがしますが、サクッふわぁとした食感は悪くありません。しかし、下に敷いてあるキャベツのブレゼ(蒸し煮、でしたよね、たしか)が粒マスタード味なんですよ。いや、マスタードとキャベツの相性はいいと思うし、自分も好きな組み合わせなのだけど、白身魚の香草パン粉焼きとの組み合わせはどうだろう。あきらかにマスタードソースのほうが魚よりも味が強く、ただでさえ香草パン粉で魚の味が隠れがちなところに追い討ちをかけてるように感じてしまうのだけど。キャベツとマスタードの和え物は、もっと別の、味のしっかりと強い料理の付け合せに食べたかった。魚より肉料理のほうが合うような気もするのだけど。食べ終わったときに残ったのは、魚料理を食べたという印象ではなく、キャベツのマスタード和えを食べたという印象でした。

そんなわけで、べつにまずくはない、というか、そこそこ美味しいのだろうと思うのだけど、どうも自分の好みの方向性とはずれがあるので、あんまり食べに来たい気にならないという以前からの印象は、今回も更新されたのでした。たしか、この店は有機野菜にこだわってるようなことをどこかで見た気がするのだけど、そのわりには野菜もとりたてて美味しいわけじゃないし、イデアル~オーヴィユパリ~PLaT PLaTの黒岩シェフのように丁寧に大切に手をかけて料理したという印象もない。料理提供スピードも遅いし(スープとメインだけで50分近い滞在時間が必要)、1260円払うのなら「さかのうえ」で1200円の平日ランチコースを食べたほうがいいな。「さかのうえ」なら1200円でサラダとメインのほかにコーヒーもつくし、味も自分の好みとそんなにずれてないし。

あぁ、安くて美味しいフレンチ食べたいなぁ。やっぱ赤坂のPLaT PLaTへ黒岩シェフの料理を食べにいくしかないかなぁ。

ぐるなび - レストラン ア・マ・テラス 神楽坂店
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