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2008年4月

2008/04/30

茹でアスパラの生ハム添えとか豚肉のタルトとか@PLaT PLaT(赤坂見附)

10日ほど前にも食べに行ったばかりですが、仕事を早く上げられたのと、翌日が休みということもあって、夕食は外で食べようということになり、28日の月曜にまた赤坂見附のPLaT PLaT(プラ・プラ)へ行ってきました。電車に乗るとはいえ会社から15分でいけるのはいいな。


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アペリティフのシードルを飲みながらメニューを選んでいるあいだに、アミューズ登場。サーモンと帆立のムース、サーモンクリームのミルフィーユが盛り合わせになっています。ムースは、帆立の切り身のまわりをサーモンのムースで、サーモンの切り身のまわりを帆立のムースで固めたもののコンビネーションとなっています。芸が細かい。ミルフィーユは、ほんのり甘いクレープ生地のあいだにサーモン風味のクリームが挟まっていて、うっかりデザートに出しても問題なさそう。やわらかな味で美味しいです。


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前菜の、「いろいろ野菜の酢漬け」。フレンチの定番ですね。お店によっては非常に酢が強くて酸っぱくつくるところもあるのですが、ここの酢漬けは酢はしっかり効いているものの、尖った感じはなくまろやかでやさしい印象です。


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前回のときには写真を撮り忘れた「赤いピーマンのムース ポルト酒ジュレ トマト添え」。黒岩シェフのお店にきたら、パプリカのムースを頼まないわけにはいきません。新宿のオーヴィユパリではレギュラーメニューではなかったので、オーヴィユパリ版パプリカのムースはついに食べそこねてしまったのだけど、PLaT PLaTではレギュラーメニューに入っているので、いつでも黒岩さんのパプリカ・ムースが食べられるのがうれしいです。そしてやっぱり、いつ食べても美味しいです。


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温かい前菜メニューから「豚肉のタルトプロヴァンス風(仏蘭西風ピッツァ)」。タルトとなっていますが、どちらかというとピッツァです。これが美味しい。見た目も予想と違いましたが、味も予想と違うというか、予想以上に美味しかったです。豚肉は煮てあるのかな、とてもやわらかく、旨みもあります。ドウは、具の載っていない周囲の部分はサクサクと軽やかな歯ごたえ、具が載ってスープが染みた部分はしっとりとしたなかに小麦の風味が感じられます。上に散らされたアンチョビがアクセントとなっています。

温かい前菜からは「男爵芋のカリカリパンケーキ」も頼んだのだけど、写真撮るの忘れました。細切りのじゃがいもを、小麦粉のつなぎでかな、上手に円盤状にまとめて、表面をカリッと焼いてあるの。素朴な味で、いも好きの口を満足させてくれます。居酒屋メニューぽくて美味しいよ。


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メインディッシュは「骨付き仔羊のソテー 南仏野菜添え」。子羊を1本単位で注文できるのがうれしい。1本でも、それなりに分量があるのもうれしい。やわらかな子羊肉がほどよい火加減でミディアムに焼かれています。爽やかなハーブのソースにつけると肉の旨みが引き立ちます。ガルニのラタトゥイユも野菜の旨み・甘みが凝縮されたやさしい味。旨いよ旨いよ。


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デザートに「本日のタルト」を注文。この日は洋ナシのタルトとチーズのタルトがありました。チーズのタルトを選択。タルトって、お店によっては甘みが強くてぼってりと重いことも多いのだけど、黒岩シェフのタルトはどこか軽やかでさっぱりとしているので、けっこうお腹がいっぱいでも安心して食べられます。神楽坂のビストロ・イデアルでも、よく食べてたなぁ。

ワインをグラスで6杯、食後酒に「マンゴーの梅酒」、それにカモミールティもいただいて、全部で9000円程度。ふたりともお腹いっぱいです。あぁ、とっても美味しいのに、なんてお手頃価格。このお店、去年の12月なかばくらいのオープンだったと思いますが、今年の3月に三田のコート・ドールに行った際、シェフ・ソムリエの大園さんが「もう、3回もいっちゃいましたよ、3回も!」と力を込めて主張していた理由がわかる気がします。だって、安くて美味しいんだもん。また行きます!

ぐるなび - Plat et Plat Bistro & Standing bar
every little thing in my life : 赤ピーマンのムースとかブイヤベースとかサーモンのパイ包み焼きとか@PLAT PLAT( 赤坂見附)
赤坂おやつ三昧ランチブログ | 欧風大衆居酒屋&立呑バー Plat Plat


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2008/04/25

CICO / NOTTE (1974)

イタリアン・プログレッシヴ・ロックのファンとしてはどうしても元Formula 3(フォルムラ・トレ)のドラマー、という形容詞をつけたくなってしまうCico(チコ)だけれど、Formula 3が解散したのは1973年(のちに突然の再活動があったりしますが)で、翌1974年には『Notte』でソロ・デビューですから、もうソリストとしての期間のほうが長くなりましたね。1980年代からは名前をTony Cicco(トニー・チッコ)と改め、歌って曲もつくれるドラマーとして活動していたようですが、最近はあまり名前を聞かなくなってしまいました。

彼のアルバムは、ソロ・デビュー作である『Notte』と、おそらく現時点での最新盤であると思われる『Ogni volta che vedo il mare』(2004年リリース。1997年リリースの『Voce e batteria』を再発したもの)しか聴いたことがないのですが、この2枚、かなり趣が違います。『Ogni volta che vedo il mare』は軽快でポップなアルバムだけど、この『Notte』はオーケストラ入りでしっとりとドラマティック。リリース年が古いこともあって、M3「Se mi vuoi」やM4「I cattivi consigli」、M10「Piu'」などはむかしのロマンティック歌謡曲のような雰囲気があります。

また、プログレッシヴ・ロック・グループからソロになって最初のアルバムだからか、ところどころにプログレ風な「なんでもあり感」が垣間見えるのもおもしろいところです。M6「Il prete e il semplice」はいきなりのパイプ・オルガンが妙に大仰で、軽快なポップ感を持つ曲調から浮いてたり、つづくM7「Il gatto di casa」も、なぜかイントロはバロック風の室内楽から始まるのにヴォーカル・パートは飄々としたポップス風というか、ロックンロール風というか、変なバランス感。

M2「Il successo」などは軽快なポップスで、『Ogni volta che vedo il mare』収録曲に近い感じがありますが、しかし『Notte』全体で印象に残るのは、やわらかくたおやかなオーケストラでしょう。あまり派手にドラマティックに全体を盛り上げるのではなく、比較的おだやかに、抑えめに、要所要所で歌と演奏をフォローする感じに入っているのが好ましいです。M3「Se mi vuoi」でのオーケストラは、まるで明るく澄んだ星空を眺めているようですし、M11「La notte」でも哀しげなピアノにのって語るように始まる歌い出しから一気に場面転換したサビでの感情の高ぶりをオーケストラがみごとにバックアップします。やわらかなピアノのアルペジオと木管、弦の響きが印象的なM5「Il fiore rosa」などもロマンティックな佳曲だと思います。ただ、全体的にちょっとドラムがうるさい感じがするのは、ドラマーの性でCicoが叩きすぎちゃったのかな。



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2008/04/24

鶏もも肉のフリカッセ@フレンチ・ダイニング(神楽坂)

ひさしぶりのフレンチ・ダイニングです。小さなスープとメイン、パンのセットで1050円。


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まずはスープ。昨日は南瓜の温かいポタージュでした。クリームなどであまりのばしすぎていない、けっこう濃厚な仕上がりですが、南瓜がきちんと丁寧に裏ごしされているので繊維質が喉にひっかかって気になるようなことはありません。クルトンは手づくりかな。形や大きさは不ぞろいですが、カリカリと香ばしく、さっくりとした食感がいい塩梅です。


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メインのフリカッセ。鶏肉を焦がさないように焼いたあと、クリーム系のソースで少し煮たのかな。鶏肉の火の入り方が絶妙というか微妙というか。全体に火が通ったか通らないかくらいのタイミングで提供された感じです。ほんのり生っぽさが残っているので、気になる人は気になるかもしれません。1~2年前にここでチキンのステーキ(だったか?)を頼んだときはあきらかに生焼けで、厨房に確認して焼きなおしてもらったことがあるけれど、今回は厨房に確認するほどの生加減ではなかったのでそのまま食べてしまいました。味はいいと思います。とくにソースはクリームの甘さと胡椒のスパイシーさのバランスがよく、とても美味しい。このソースとパンとワインがあれば3時間くらい食べ続けられそうに思います。野菜がもっとたくさんついてると、さらにいいのだけどな。

うん、美味しかった。ごちそうさま。


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小丸はバランスがほしいな(BlogPet)

小丸はバランスがほしいな。
バランスってどこにあるかな

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/04/23

TIMORIA / SENZATEMPO - DIECI ANNI (1998)

1988年にデビューしたロック・グループ、Timoria(ティモリア)が、デビュー10周年を記念してリリースしたベスト盤のようです。M1「Cuore mio」とM14「Terra senza eroi」の新曲のほかに、別ミックス、初CD化(当時)音源、未発表ライヴ・ヴァージョンなどが多くあり、過去のアルバムからの音源をそのまま収録したものは4分の1程度。たんなる寄せ集め的なベスト盤ではなく、人気のある曲をアルバムとは別ヴァージョンで聴ける、Timoriaファンにとってはうれしい企画だと思います。また、グループの看板ヴォーカリストであったFrancesco Renga(フランチェスコ・レンガ)が在籍した最後のアルバムでもあります。

これまでTimoriaのアルバムってほとんど聴いたことがなく、Francesco Rengaが以前在籍していたグループ程度の知識しかないままに聴いたのですが、なかなかパワフルでかっこいいロックを演奏するグループなのですね。ベスト選曲だからということもあるかと思いますが、どの曲もシンプルで魅力的なメロディや構成を持っています。演奏はハード・ロック/ヘヴィ・メタルの要素が強いけれど、歌自体はソロになってからのFrancesco Rengaの作品にも通じるところのある、伸びやかで素直なメロディがけっこう多いように感じます。ほとんどがリーダーのOmar Pedrini(オマール・ペドリーニ)が書いた曲ですが、Omarのソロ・アルバムで聴ける曲よりも、Francescoのソロ・アルバムで聴ける曲のほうに似ているように感じるのは、ヴォーカルの個性の違いのせいだけなのでしょうか。なんだか不思議です。

全体的にハード・ロック的な印象が強いですが、M1「Cuore mio」ではなぜか中近東チックで妖しげなアコースティック・ギターが入ってなんとなくKingston Wall(キングストン・ウォール)を思い出させたりしますし、M3「L'uomo che ride」の歌メロにはどことなくPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)の「Impressioni di settembre (The World Became The World)」ぽいところを感じたりもします。M4「La nave」できれいなア・カペラによるコーラスを楽しんだかと思うと、M5「Sud europa」はレゲエ風のリズムに乗ったラップにNina Hagen(ニナ・ハーゲン)の「African Reggae」を思い出したり。M8「Lasciami in down」はパンキッシュなギターのコード・カッティングが小気味よく、M18「Mi manca l'aria」は思いもしなかったデス声ヴォーカルのデス・メタル。なかなか演奏の幅が広いです。M10ではGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)とのデュエットでNomadi(ノマディ)の「Io vagabondo」をカヴァーしています。



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2008/04/21

赤ピーマンのムースとかブイヤベースとかサーモンのパイ包み焼きとか@PLAT PLAT(赤坂見附)

先月、三田のコート・ドールに行ったときにシェフ・ソムリエの大園さんが、以前に大園さんが支配人をしていらした神楽坂のイデアルや、新宿のオーヴィユパリでシェフをしていた黒岩さんが、いまは赤坂のお店にいると教えてくれたのです。それも、立ち飲みスペースもあるようなとても気軽なフレンチのお店だといいます。これはいかなくてはなりません。なぜなら黒岩シェフの料理が大好きだからです。

そんなわけで、行ってまいりました。赤坂見附の駅から徒歩1分、山王グランドビルの地下1階にある「欧風大衆居酒屋×立呑バー PLAT PLAT(プラ・プラ)」です。ビジネス街ゆえ大衆価格のお店は週末は営業していないことが多い赤坂で土曜のディナー営業をしているのはめずらしいらしい。実際、同じ地下1階にある他の飲食店はどこも営業しておらず、ビル自体が「今日はお休み」感を強く放っていて、ビルに入るのがなんだか一瞬ためらわれました。

お店に入り、席に案内される前にオープンキッチンのところで黒岩シェフに軽く挨拶。新宿で挨拶をして以来だから、2年ぶりかな。去年、青山のお店にいたときには1度も食べに行っていないので。お元気そうでなによりです。

席に着き、とりあえずグラスのスパークリング・ワインを飲みながらメニューを見ていると、まずは鰯のエスカベッシェが出てきました。お通しだそうです。アミューズではなく、いかにもお通しな感じが大衆居酒屋です。でも、これがまたうまいのよ。酢の具合も、玉ねぎの甘みも、もちろん魚もいいお味で。あいかわらず野菜と魚介の扱いが上手です。

前菜はどれも一皿500円から800円くらいまで、メインでも1000円前後で、高くても1500円程度と、とても財布にやさしい価格です。いろいろと一皿ずつ注文して、シェアで食べましょう。

まず、ぜったいはずせないのが「赤いピーマンのムース ポルト酒ジュレ トマト添え」。神楽坂のイデアルで初めて黒岩シェフのつくる赤ピーマンのムースを食べて以来、フレンチのなかでも大好きな一品となった料理です。イデアルではレアチーズケーキをつくるような大きな型でつくったものを三角に切り分けて提供していましたが、ここではカクテルグラスのような器につくって提供しています。さすが赤坂、おしゃれです。ひさしぶりの対面に興奮して、写真を撮る前に食べてしまいました。うん、やっぱり美味しい。変わらずに美味しい。赤ピーマンのムースといえば大園さんがシェフ・ソムリエを務めるコート・ドールの斉須シェフの得意料理として有名です。実際、斉須シェフの赤ピーマンのムースもとても美味しいのですが、自分は黒岩シェフの赤ピーマンのムースのほうが好きなのです。黒岩さんのほうが、赤ピーマンの味がよりはっきりと濃厚に感じられるのだな。提供スタイルは変わっても、赤ピーマンの濃縮した旨みが感じられる味わいは変わっていませんでした。旨いよ旨いよ。また食べにこよう。

そのほかに食べた前菜類は、これら。

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「ホロホロ鳥のきのこ・ムース巻」。淡白なお味です。生野菜もたっぷり。


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「アボカドのテリーヌ」。全体にアボカドのペーストかなにかでつくってあるのかと思ってたのだけど、違いました。まわりの白いところはクリームチーズぽい風味。こういうパターンのテリーヌだと、妙にかまぼこっぽい味や食感のことが多いのだけど、これは違います。ふんわりとクリーミーなのだわ。


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「タコと小海老のマリネ・蕪添え 苺ドレッシング」。まわりのドレッシングが梅(あるいはタラコ)マヨネーズみたいに見えますが、これがイチゴドレッシング。酸の効いた甘酸っぱいイチゴ味で、小海老との相性がばつぐんです。小海老の甘みが引き立つだけでなく、ドレッシングの酸も丸くなって甘い風味が出てくる。なぜ?


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「エスカルゴとバイ貝のブルゴーニュ風」。写真が暗くてあまり美味しそうに写ってませんが、安心して食べられる美味しさ。エスカルゴはもちろんですが、バイ貝が予想以上に美味しくてびっくりです。ガーリックの効いたエスカルゴ・ソースと相性バッチリ。


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メインは2品。まずは「鉄鍋の魚貝ブイヤベース いろいろ野菜添え」。ル・クルーゼの鍋で提供された料理があまりに美味しそうで、写真を撮る前にうっかり食べてしまいました(^^;)。魚介は海老、白身魚、帆立、ムール貝。野菜はアスパラ、人参、蕪などが入ってました。中がミディアムレア状態に仕上げられた帆立の加熱具合があいかわらず絶妙です。ムールもプリンとしていてジューシー。やわらかく煮られた蕪も甘みたっぷり。そして、スープ。これを自家製パン(これがまた美味しいの!)につけて食べるだけで何杯でもワインが飲めてしまいます。たっぷりあるので最後まで飲みきれない・パンにつけきれない(お腹いっぱいになっちゃうよ)のがとても残念。これが家だったらぜったい、このスープで翌日にリゾットかピラフをつくるな。


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メインの2品目は本日の魚料理で「サーモンのパイ包み焼き」。さくさくのパイの中にふっくらとしたサーモンが入っています。まわりをクリーム系のソースで可愛らしく飾ってあります。このソースをつけながら、パイとサーモンを一緒に食べると、いろいろな味が合わさっていっそう美味しいです。


さすがにお腹いっぱいになってしまいました。デゼールにタルトを食べたかったのだけど、また次の機会にしましょう。食後にアールグレイ紅茶(ポットで提供)をふたつ。店名の頭文字である「P」をかたどった自家製のクッキーをサービスでつけてくれました。紅茶はリプトンのティーバッグだったけど、リプトンってこんなに美味しかったっけってくらいによい香りと味が出ていました。クッキーもさくさくホロッという食感で、甘みも抑えてあり、とても美味しい。もう、なに食べてもなに飲んでも美味しい状態になってます、自分。

これだけ食べて、ワインもグラスで6杯頼んで、ふたりともお腹いっぱいのほろ酔いになって、12000円弱。大満足です。また来よう。ぜひ来よう。土曜はたまにパーティが入る以外はめちゃめちゃヒマらしいので(実際、この日のお客はうちらだけだった。「毎週こんなもんです」と黒岩さんはいってたけど、それで大丈夫なのか? 平日は、とくにランチは行列ができるくらいにはやっているようではあるけれど、ちょっと心配)、とくに予約とか入れなくてもふらっと行けそう。実は神楽坂からもけっこう近いので、仕事帰りにも寄れるか? まだ食べていない料理がいっぱいあるし、赤ピーマンのムースもまた食べたいので、近いうちに再訪しようと思います。

美味しゅうございました。ごちそうさまっ!!

ぐるなび - Plat et Plat Bistro & Standing bar
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PLaT PLaT(プラプラ) 【フレンチ居酒屋&立呑】 - TOMO&SANA
marinoa net - 「Plat et Plat(プラプラ)」のフレンチが素朴な件。

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2008/04/18

MASSIMO GIANGRANDE / APNEA (2008)

ローマ出身のカンタウトーレだそうです。1998年にPunch & Judy(パンチ・アンド・ジュディ)というロック・グループを結成し、2004年に『La cura migliore』でデビュー。そのかたわら、プロデューサーとしての活動や、Pino Marino(ピーノ・マリーノ)Tiromancino(ティロマンチーノ)など他のアーティストの作品への参加、さらにはMassimiliano Bruno(マッシミリアーノ・ブルーノ)の『Zero』やPaola Cortellesi(パオラ・コルテッレージ)の『Ancora un attimo』といった舞台演劇用の音楽提供などを経て、2008年に『Apnea』でソロ・デビューとなったようです。

自分はこれまで、彼のことをまったく知らなかったし、ジャケットもとくに気になるものでもないのに、なんでこのCDを買ったのか、ぜんぜん覚えていません。ほんの2か月ほど前のはずなのに。でも、買って正解でした。自分の好みの作品です。

主にアコースティック・ギターとピアノが中心の、淡い演奏と曲調。少し高めの声で歌われるヴォーカルは、とくに緩急があったりドラマティックに高揚したりすることはなく、比較的淡々としたなかに、ほどよい浮遊感や、ときに儚さを感じさせます。効果音的に使われるキーボードやエレキ・ギター。淡くやわらかなポップスをベースに、エレクトロニクスを抑えめに散りばめた音響系ミュージックともいえそうですが、その背後にうっすらと靄がかかったようにサイケデリック・フォーク、幻想フォークの影が感じられます。曲の感じも演奏スタイルもぜんぜん違うのに、ときおりむかしのPink Floyd(ピンク・フロイド)を思い出したりもしてしまいます。力強いロック風なところや、エロティックかつノスタルジックな妖しい雰囲気をのぞかせるときもあり、ひと言では表現しにくい、どこかふわふわとつかみどころのない個性が、非常に魅力的に自分には感じられます。

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2008/04/17

カンパチかま煮付けとマグロのホホ肉オランダ煮@つみき(神楽坂)

一昨日のランチがちょっと贅沢だったので、昨日は1000円未満に抑えようと、「つみき」の本日の肉料理(980円)を目当てに入店したのですが、メニューを見たら本日の煮魚に「オランダ煮」という言葉があり、これがなんだか気になって、つい本日の煮魚を注文してしまいました。1100円。あぁ、また1000円オーバーだ。


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大きなカマの煮つけがふたつ。和食なので当然、自分はあまり好きじゃない醤油系の味付けなのですが、このお店はそれほど濃い味付けにはなっていないので、美味しくいただけます。見た目どおりというか、見た目以上に肉がたっぷりと骨のまわりについていて、これだけでもかなり「魚食べたー」という気分になりますし、お腹もいっぱいになります。

気になっていたオランダ煮は、一度揚げたものを煮たのだったか、一度煮たものを揚げたのだったか、どっちだったかな。店員さんに教えてもらったのだけど、忘れてしまいました。感じとしては、竜田揚げに浸けダレがしみているような食感? 味にも竜田揚げっぽいニュアンスを感じました。揚げてあることもあってか、けっこうどっしりした感じで、量的にはそんなに多くないのに、やっぱりお腹にたまります。

いくぶん味付けが薄めとはいえ、醤油系の煮つけを食べ続けていると口の中がどんどん濃くなってきて、飽きてしまいます。そこで気分転換に漬物を食べるわけですが、この漬物が非常に薄味。たぶん、これだけ単体で食べたら美味しいのだろうけど、醤油味に飽きてしまった気分を換えるのには役立ちませんでした。もう少ししっかり漬かってたほうが、このメニューには合うように思います。

小鉢にはホタルイカと筍の煮物。春っぽい感じでいいですね。こちらも薄味で上品です。筍はもう少し出汁の風味があってもいいかも。そしてツナサラダと味噌汁。ご飯はおかわり無料だそうです。

うん、美味しいんじゃないでしょうか。1100円も納得できます。ご飯はおかわりしませんでしたが、かなり満腹です。カマの煮つけをひとつにして、売価を1000円以下にしてもらえたら、個人的にはさらにうれしいです。

ごちそうさま。

つみき | ~神楽坂~ 極上の一夜干と銀シャリ
つみき(神楽坂) 2008/3/21 - 三毛猫ランチ
神楽坂38cm×28cm:神楽坂、飯田橋界隈のランチグルメEXPO2008: つみき
たきおの神楽坂ランチ日記: 260つみき





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ALBERTO FORTIS / TRA DEMONIO E SANTITA (1980)(BlogPet)

もあの「ALBERTO FORTIS / TRA DEMONIO E SANTITA (1980)」のまねしてかいてみるね

1955年6月3は苦手だと工夫や、緩急の入ったセカンド・ロックの可愛らしいファルセットをまじえたり、なかなかおもしろく感じます?
少し残念です?
前年リリースしてしまいました。
独特の入ったセカンド・アルバムです。
前作にメロディの可愛らしいメロディを持った曲が漂います。
独特の入ったトラッド風に歌ったりもそれほど魅力よりも特徴でしょうか。
前年リリースのようにPremiataForneriaMarconi(マウロ・パガーニ)生まれの個性とMauroPagani(ドモドッソラ)とプログレッシヴやころころとプログレ・アルバムです。
一方、か。
前年リリースし、AlbertoFortis(クラウディオ・ファビ)が強いような感じの旅)』のが少しキーボードが漂うM8「MilanoeVincenzo」などは演奏やなめらかさが強くあり、ヴォーカルのGoblin(マークの旅)』の旅)』のちょっとした組曲風からM1からM3日、今作に叫ぶような感じのGoblin(クラウディオ・ファビ)とMauroPagani(クラウディオ・ファビ)とか、か。
また、ところどころで始まる陽気なフォーク・ロックのDomodossola(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ♪
M1からM1からフィドルの匂いがいろいろと雰囲気がいろいろと思えば可愛らしいファルセットを上手にPremiataForneriaMarconi(ゴブリン)が強くあります!!
PFM)とか、今作に歌ったりも多いの幻想の幻想のデビュー作でほんのりと場面転換する構成に歌ったりもヴォーカルの可愛らしいメロディ的な感じの入るM10「Bene,insomma」や、ときにリリースのですが漂います。
M1からM4「Prendimi,fratello」、クセがなく、夢見がちな雰囲気があり、か♪

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/04/16

ALBERTO FORTIS / TRA DEMONIO E SANTITA' (1980)


1955年6月3日、北イタリアのDomodossola(ドモドッソラ)生まれのカンタウトーレ、Alberto Fortis(アルベルト・フォルティス)が1980年にリリースしたセカンド・アルバムです。前年リリースのデビュー作『Alberto Fortis』では演奏にPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)が参加していましたが、今作でもClaudio Fabi(クラウディオ・ファビ)とMauro Pagani(マウロ・パガーニ)が参加しています。

独特の少し細い声で、ときにメロディをはずれて演劇調に叫ぶように歌ったり、かと思えば可愛らしいファルセットをまじえたりもするスタイルは、クセが強いので苦手な人は苦手だと思います。また、メロディ的にもそれほど美しさやなめらかさがなく、メロディの魅力よりもヴォーカルの個性と演奏で聴かせる要素のほうが強いように感じます。前作には「Milano e Vincenzo」などの可愛らしいメロディを持った曲もあったのですが、今作にはそれほど魅力的な歌メロが見当たらなかったのが少し残念です。

演奏はいろいろと工夫やアイデアが凝らしてあり、なかなかおもしろく感じます。少しキーボードがやりすぎな感じの部分も多いのですが、ところどころでほんのりとプログレッシヴな香りがしたり、ジャジーな雰囲気があったりと、楽しみどころがいろいろです。全体にうっすらとプログレ・ポップな匂いがあります。また、出だしと終わりではずいぶんと雰囲気が違っている曲が多いのも特徴でしょうか。

M1からM3は「Tra demonio e santita' parte uno - due - tre」のちょっとした組曲風になっていて、緩急のはっきりした演奏やころころと場面転換する構成にプログレッシヴな香りが漂います。Supertramp(スーパートランプ)とか、『Il fantastico viaggio del "Bagarozzo" Mark(マークの幻想の旅)』Goblin(ゴブリン)とか、ちょっと思い出してしまいました。少し陰鬱なジャズ風味が漂うM11「Parlando ai grandi」も、ヴォーカルのうしろで鳴っているシンセサイザーにプログレッシヴやサイケデリックの匂いがします。

一方、いきなり「イエーッ!」で始まる陽気なフォーク・ロックのM8「Bene, insomma」や、ソウルっぽいコーラスの入るM7「Prendimi, fratello」、M10「Al di la' della porta di vetro」などはアメリカっぽい感じが強くあります。

ファルセットを上手に使った「夜中のおもちゃ箱」のようなイメージのあるM4「Dialogo」や、夢見がちなフォーク・ポップ風からフィドルの入ったトラッド風に展開し、またポップスにもどってくるM9「Dio volesse」などは、ちょっと印象的で好みです。

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2008/04/15

ムール貝とサーモンの赤ピーマンソース@ぷらてーろ(神楽坂)

今朝、ぼんやりしてたら降りる駅をひとつ乗り過ごしてしまいました。びっくりした。

「ぷらてーろ」の選べるランチ(950円)です。


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まずは前菜の「焼き野菜のサラダ」。ほとんど「焼きナスのサラダ」といった感じです。焼きパプリカも少しだけ入っています。それに、オニオンスライスとサラダ菜かな。焼きナスは柔らかいのだけど、少し歯ごたえも残っていて、美味しいです。


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メインの「ムール貝とサーモンの赤ピーマンソース」。ボイルしたムール貝2つと、ソテーしたサーモン一切れ。ガルニはじゃがいものグラタン風と茹で野菜(ブロッコリーと人参)です。このガルニセットはこのお店でよく見かける気がします。じゃがいも好きなのでちょっとうれしい。

ムール貝って、美味しい店で食べると本当に美味しいのだけど、そうでもないお店で食べると、べつにまずくはないけど、とりたてて美味しいものでもないですよね。なんか高級感はあるけど。はい。まぁこんなもんじゃないでしょうかというムールでした。一方サーモンは、どこで食べても、どういうふうに料理されても、だいたい美味しいような気がします。はい。サーモン美味しかった。

パプリカのソースは、生のパプリカにある苦味や青臭さのようなものはほとんどなく、焼いたパプリカの甘い旨みが感じられました。なかなか美味しいです。これとムールやサーモンが合っているのかどうかはよくわかりませんが。それよりも、パンにつけて食べるほうが美味しい気がします。というわけで、パンをひとつおかわりしてしまいました。

食後にコーヒーがつきます。メニューには「コーヒー」としか書いていませんが、頼めば紅茶にも替えてもらえるらしい(未確認)。

ごちそうさま。

グルメGyaO:スペイン厨房ぷらてーろ
MIKAOLOGIC: 神楽坂ランチスペイン厨房「ぷらてーろ」へ
たきおの神楽坂ランチ日記: 257 ぷらてーろ(Platero)
神楽坂のをと ―『ぷらてーろ』スペイン料理 [岩戸町]
ぷらてーろ@岩戸町:-神楽坂散歩-
神楽坂38cm×28cm:神楽坂、飯田橋界隈のランチグルメEXPO2008:スペイン厨房ぷらてーろ
我楽多工場分室 : りへちゃんとランチ/ぷらてーろ
ぷらてーろ(岩戸町) 2008/3/2 - 三毛猫ランチ






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とろーり濃厚!甘くて美味しい♪冷凍 完熟カラバオマンゴー 1kg。個包装されているから、好きなときに好きなだけ取り出してどーぞ♪解凍してデザートにも、凍ったままひんやりシャーベット代わりにも!!


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2008/04/14

Opus Avantraの夜 ―― April 12, 2008 - 川崎クラブ・チッタ

Opus Avantra(オプス・アヴァントラ)。イタリアのプログレッシヴ・ロック界が生んだ至宝。1974年にリリースされたデビュー・アルバム『Introspezione』は芸術と世俗、伝統と革新、叙情性と攻撃性、その他もろもろの対立要素が絶妙なバランスの上に配置され構築された奇跡のような作品でした。その奇跡を生み出したグループが、奇跡の創出から34年を経て、初めて日本にやってきたのです。しかも、たった一夜限りの公演。観ないわけにはいきません。

ふだんは600席くらいのキャパシティがある川崎のクラブ・チッタですが、この日は限定300席。ふだんの半分です。そのため、空間の広い非常にゆったりとした座席配置になっていました。この時点ですでに、いつものライヴ・コンサートとは趣が違います。

開演は18時。オープン前のテープとアナウンスに続き、『Introspezione』の1曲目「Introspezione」が始まります。非常に即興演奏色の強いアヴァン・ギャルドなピアノ。でも、ステージ上で演奏してない。これもテープでした。あれれ?

ところで、彼らのファースト・アルバムって最近では『Introspezione』というタイトルで通っていますが、もともとのLPの背にはたしかOpus Avantraというグループ名しか入っていなかったというように記憶しています。だからむかしは「Opus Avantraのファースト・アルバム」もしくは「Opus Avantraというアルバム」と呼んでいたように思うのだけど、いつのまにアルバム1曲目の曲名である「Introspezione」がアルバムそのもののタイトルになったのでしょうか?

それはともかく、本編が始まってもいきなりテープで拍子抜けしましたが、リリカルなピアノ・パートからはステージ上での実際の演奏が始まりました。そして、いまだステージに現われぬDonella Del Monaco(ドネッラ・デル・モナコ)の歌声がスピーカーから聴こえはじめ、しばらくしてステージ左の袖からDonellaが歌いながら登場。

Donella、でかい。

むかしのオペラ歌手のように体積のある体つきのおばちゃんになっていました。イタリアン・プログレ界で太ったオペラ歌手のように体積のある体つきの美声ヴォーカリストといえばBanco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)のFrancesco Di Giacomo(フランチェスコ・ディ・ジァコモ)というのが以前はプログレ・ファンのあいだでの共通認識だったはずですが、考えを改めねばなりません。たぶん、いまのDonellaのほうがいまのFrancescoよりも大きいんじゃないでしょうか。

Donellaが登場し、Opus Avantraのメンバーがステージ上に揃ったあとは、よどみなく演奏が進みました。いわゆるプログレのライヴ・コンサートと大きく趣を異にするのは、アンコール時の簡単なメンバー紹介のとき以外、ただの1度もMCが入らなかったこと。ステージ構成の一部としての詩の朗読? モノローグはありましたが、それと歌以外の「声」がステージ上には一切なかったのです。

思うに、Opus Avantraのステージは「コンサート」ではなく、「ミュージック・パフォーミング・アート」とでも呼ぶべきなのでしょう。とくに2時間の公演のうちの前半約1時間はアルバム『Introspezione』の再現となっていて、アルバム収録順に曲が演奏されます。

『Introspezione』の素晴らしいところは、個々の曲にあるのではなく、ああいった音の組み合わせを持った「単位」としての曲があの順番に配置されたこと、その「単位」の流れが心と頭を揺さぶるように組み合わされていたことにあります。「Il pavone」のように単体として美しい名曲もありますが、本来の「Il pavone」の役割は『Introspezione』という作品全体の中であの位置に配置されることだと思うのです。この曲も作品全体のなかのひとつの要素、ひとつの「単位」として扱われることで、作品全体の魅力度が高まるのです。

その意味で、ステージ上でも『Introspezione』が収録順そのままに演奏されたのは正解だと思います。ただ、観客側には「ステージで展開される『Introspezione』を堪能する準備」ができていなかったかもしれません。つい、ふつうのコンサートと同じ気分で、1曲終わるごとに拍手をしたくなってしまうし、してしまう。そこで『Introspezione』の流れが分断されてしまう。『Introspezione』を構成する曲は、いわゆる「曲」ではなく、『Introspezione』という作品の一要素です。クラシックでいうなら楽章みたいなものかもしれません。それを理解し、『Introspezione』の最初から最後まで流れを止めることなく演奏させてあげられたなら、もっと堪能できたかもしれません。

ステージ上には美しい女性4人のストリングス・クァルテットがいて、その音色やヴィジュアル(プラチナ・ブロンドのヴァイオリニストがめちゃめちゃ綺麗だった)で魅了してくれるだけでなく、曲によっては演奏しながらステージの中央まで出てきてダンス?や、Donellaを相手にちょっとした演技?を見せてくれます。このアクションが、なんというか非常に古い感じ。アングラ演劇ぽいというか、むかしの映画に出てくるドラッグ服用による幻想シーンのような印象でした。

後半のステージではセカンド・アルバム以降の作品から何曲かずつピック・アップして演奏されました。個人的にはセカンドから「Flowers on Pride」が演奏されたのが非常に嬉しい感じです。途中、Alfredo Tisocco(アルフレド・ティゾッコ)のピアノ・ソロ曲で激しい眠気が襲ってきたのはきっと花粉症の薬を飲んでいたせいだということにしておきますが、全体に満足のいくステージでした。

ちょっと残念だったのは、Donella Del Monaco。もともとこの人、ヴォーカリストとしてはそんなにうまくないと思うのですが(Donella信者からの反感を一気に集めそう...)、アルバムから想像していた以上にうまくなかった。もちろんクラシックの素養もあるようなので、そこらの中途半端なポップス系ヴォーカリストよりはうまいのですが、地声での歌唱は声量が足りないし音程も少しふらつき気味、ファルセットでのオペラ唱法ではさすがに声量たっぷりですが、意外と表現力がなくて一本調子。残念ながら、衰えを感じました。サビだけファルセットの「Il pavone」もなんだか変な感じ。オリジナルはずっと地声なのに、なぜああいうかたちにしたのでしょうか。地声の高音が出なくなっちゃったのかな。いっそ全編ファルセットで歌ってもらえたら、それはそれで新しい魅力があったかもしれないのに。

Opus AvantraというグループにとってDonellaが重要な役割を持っていることはわかるけれど、その役割はグループのコンセプトとか楽曲のアイデアといったところに抑えたほうがいいのかもしれません。それを「歌」で表現するシンガー/ヴォーカリストとしての役割は、もっと歌える人にまかせたほうがいいのかも。Donellaのヴォーカルってこれまでも、Opus Avantraというグループの中でOpus Avantraの作品を歌っているときしか自分には強い魅力を感じられなかったのだけど、ステージ上のDonellaは、Opus Avantraに囲まれてOpus Avantraの作品を歌っているにもかかわらず、あの奇跡ともいえる作品を生み出した伝説の歌姫ではなく、舞台の上ではしゃぎまわるちょっと歌のうまい中年のおばちゃんに見えてしまいました。

また、ライヴなのでしかたがありませんが、緩急の落差がスタジオ収録にくらべてつけにくいため、もともとの楽曲が持っていた急激な場面転換やドラマ性といったものが薄まっていたように思います。同じ楽曲でも、スタジオ作とは別のものとして楽しんだほうがよさそうです。力強いOpus Avantraも、それはそれとして悪くありませんし、ステージングも含めてライブならではの躍動感が楽しめました。そして、なんだかんだいってもけっきょく本編およびアンコールで歌われた「Il pavone」に涙がこみあげてきてしまう自分だったりもするのでした。

おそらく、1970年代当時のOpus Avantraとくらべたら、精神的な、そして音楽的な密度はかなり低くなっているのだろうと思います。それでもやはり、観にきてよかった。きっと再来日はないだろうことを除いても、観ておいてよかった。そんな、Opus Avantraの夜でした。

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2008/04/11

からすみのフェットチーネとカジキのカツレツ@ステファノ(神楽坂)

今週もステファノのランチメニューは美味しそうです。どれをチョイスすればいいのか迷ってしまう。全部食べたいぞ。


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アンティパストは飛ばして、まずはパスタ。悩んだ末に、ほうれん草を練りこんだフェットチーネをチョイス。ソースはオイル系というか、バター系? 焦がしバターの甘く香ばしい香りと旨み。そこにからすみがまぶしてあり、タラコのようなやわらかい磯の香りとほどよいしょっぱさがアクセントになります。からすみってこれまでに食べた記憶があんまりなくて、どんななんだろうと思っていたのだけど、これは美味しいや。コクのあるバターソースともとてもいい相性だし、バランスだと思います。旨いよ旨いよ。カメリエーレの星野さんがすすめてくれたフリウリ・ヴェネツィア・ジゥリア産のケルネル(Kerner。ドイツでよく見かける葡萄ですね)でつくった白ワインとも非常にいい相性でした。


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メインは、鴨を使った肉料理もすごく食べたかったのだけど、ワインが白だし、やっぱり魚かなと思い、メカジキのミラノ風カツレツをチョイス。メカジキって好きなんです、自分。さっくりとした衣の中にふんわりジューシーな魚肉。メカジキって淡白なんだけど、実は旨みの強い魚ですよね。だから衣をつけて揚げ焼きにしても衣の味に旨みが負けない。美味しいよ美味しいよ。思わずワインをおかわりしてしまいました。美味しい料理にはやっぱり美味しいワインがお供にないとね。ガルニは野菜のグラタン風かな。むしろこっちのほうがカツレツよりも味が強いというか、濃い感じです。ワインが非常にミネラル感の強い辛口なので、こういったミルキーというかクリーム系の味と非常に相性がいいように思います。メカジキはちょっとワインに負けてしまう感じでしたが、その分、ガルニがジャストフィットでした。


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ふだんだとドルチェをキャンセルして食後酒に替えてもらうのですが、すでにグラスでワインを2杯飲んでしまっているので、今回はふつうにドルチェをいただきました。ドルチェ食べるの、けっこうひさしぶり。バナナとなんだか(忘れた)のケーキと、なんだか(これも忘れた)のムース。いかにも手づくりといった素朴な感じの味です。

すっかりお腹いっぱいです。今週も美味しゅうございました。ごちそうさま。

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2008/04/10

SERGIO ENDRIGO / NUOVE CANZONI D'AMORE (1971)


1933年6月15日、アドリア海に三角形に突き出したイストリア半島の南端に近いPola(ポーラ。当時はイタリア王国の領土でしたが、第二次世界大戦中はユーゴスラビアが占領。その後、国連安全保障理事会管理下の非武装中立地域を経て、現在はクロアチア領)で生まれたSergio Endrigo(セルジォ・エンドリゴ)が1971年にリリースしたアルバムです。手元にあるのは2008年にCD再発されたもので、ボーナストラックが3曲追加収録されています。

ガット・ギターとオーケストラをバックにした、やさしく素直で美しいメロディが楽しめます。古い時代のアルバムなので、曲の感じも古いですが、これはこれで魅力的。ポピュラー・ミュージックがまだリズムよりもメロディ重視だった頃のやわらかなポップスです。ほどよく哀愁をにじませた美しさはイタリアらしい感じですが、あまり力強く情熱的に歌い上げたりすることはなく、その点ではカンツォーネとかナポレターナというよりもアメリカのオールディーズのほうに近いかと思います。歌声も、声量豊かというタイプではなく、とてもやさしげです。

アレンジとディレクションをLuis Enriquez Bacalov(ルイス・エンリケス・バカロフ)が担当していることもあり、艶やかで映画音楽風のドラマチックさを持ったオーケストラが配置されています。Bacalovによるオーケストラ、しかも1971年のリリースということで、プログレッシヴ・ロックのファンならOsanna(オザンナ)New Trolls(ニュー・トロルス)のアルバムにあった雰囲気をここにも探したくなるところでしょうが、Sergioのアルバムはあくまでもポップス作品なので、それはちょっと無理な感じです。それでもM6「Le parole dell'addio」などではオーケストラによる演奏パートやストリングスの音色に「Concerto grosso」の面影が見えます。

M1: La prima compagnia
アコースティック・ギターをバックにしたナポレターナぽい曲。ガット・ギターの響きがメランコリックで、やわらかな哀愁があります。

M2: Erano per te
たおやかなオーケストラとハープの音色。オーケストラだけ聴いているといいのだけど、歌メロやヴォーカルとはあまりマッチしていない気がします。むしろオーケストラなしのシンプルな演奏のほうが、この曲の魅力が引き立ちそう。

M3: Ma dico ancora parole d'amore
南イタリアの情景が浮かびます。明るい海と陽射しを感じるガット・ギター。シンプルで素直でやさしいメロディ。この曲でもちょっとオーケストラが強すぎるかな。

M4: Ljubica
なぜか歌詞がフランス語のようです。それもあってか、シャンソンぽい感じがします。だけどあまりメソメソした感じがなく(シャンソンはメソメソしているというイメージなんです、自分にとって)、明るい海のようなイメージが広がるところはやっぱりイタリアです。ひなびた音色のヴァイオリンも古いヨーロッパらしい趣があります。

M5: Quando tu suonavi Chopin
クラシカルなピアノが印象的です。タイトルにもあるように、バックにショパンの曲を使っています(有名な曲なのでメロディは知っているのだけど、曲名は知りません)。やわらかな美しさとほのかな哀愁のあるなめらかなメロディは、いまとなっては非常にオールドスタイルですが、安心して聴いていられます。

M6: Le parole dell'addio
Luis Enriquez Bacalovの名前にOsannaNew Trollsのアルバムのオーケストラ・サウンドを期待するプログレッシヴ・ロック寄りのファンが求めるオーケストラの音がここにあると思います。このオーケストラが歌メロやヴォーカルとあっているかというと、なんとも微妙かもしれない気がしますが、オーケストラの演奏パートや艶やかなストリングスの音色だけを聴いていると「Concerto grosso」の面影が見えてきます。歌メロがむかしながらのシンプルなポップスなので、オーケストラに少し負けてしまっているかも。

M7: Io che vivo camminando
古いフォーク・ポップスといった感じの曲。このアルバムの収録曲には南イタリアやナポレターナぽい雰囲気が見え隠れするものが多いのですが、この曲からは南のイメージを受けません。少し寂しげな哀愁をまとった、やさしく美しい曲で、イタリアらしい感じではあります。Sandro Giacobbe(サンドロ・ジァコッベ)とかに通じる感じかもしれません。この曲でのオーケストラはあまりでしゃばらずにいい塩梅です。

M8: A mio favore
ガット・ギターの音色が、少し弦が古くなって枯れた味わいが出てきたときのようで、ちょっとノスタルジックです。あえて新品の音じゃない感じが、ナポリの古い街角音楽を思わせます。メロディ展開が素直で、あまり激しく盛り上がることなくおだやかに歌っている感じも、何年か前に見た「18世紀のナポリ」(だったかな?)というミュージカルで歌われていたような古いナポリ音楽を思い出させます。ガット・ギターのアルペジオとオーケストラをバックに、やさしくやわらかなヴォーカルが聴けます。

M9: Chi sei
M8と似たタイプの曲。ほとんどガット・ギターによる弾き語りにオーケストラが入っているような感じです。オーケストラの艶やかな音色がどこか映画音楽風に感じます。

M10: Quando ti lascio
たおやかなオーケストラをバックにしたやさしい感じのポップスふうに始まりますが、途中からスリー・フィンガー双方によるアコースティック・ギターが入り、軽快なフォーク風のポップスへと変わっていきます。さらにはSchola Cantorum(スコラ・カントルム)風のコーラスも加わり(もしかしたらSchola Cantorumがレコーディングに参加してるのかも)、いっそうフラワー・ムーヴメント時代のコーラス入りフォーク・ソングのようになります。

M11以降はボーナストラックで、オーケストラ入りの古いポップスといった感じです。

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絶望(BlogPet)

きのうは絶望するつもりだった。

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/04/09

おろし竜田揚げ定食@かまどか(神楽坂)

昨日の昼は雨だけでなくあまりに強い風もあって、骨が細くて弱い100円傘では50メートルも歩かないうちに壊れてしまいそうだったので、その気になれば傘なしで走ってもなんとかなるくらいに会社に近い「かまどか」で食べることにしました。ランチメニューは8種類くらいあるのかな。全品780円だそうです。


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居酒屋さんなので揚げ物メニューが多く、どれも脂っこそうというか、味付け濃そうでちょっと困ってしまいました。そんななかでもいくらかさっぱりしてそうな「おろし竜田揚げ定食」を注文。けっきょく揚げ物であることに変わりはありませんが、上にかかった大根おろしに含まれる成分が脂を分解してくれそうな気がします。気がするだけで、そういう成分が含まれているのかどうかは知りませんけれど。

鶏の竜田揚げには大根おろしだけでなく、酢をメインにした薄味のソースがかかっています。大根おろしだけでもだいぶさっぱりしますが、酸っぱい系の薄味ソースでいっそうさわやか。これはいいです。鶏肉もふっくらとやわらかく揚がっていて、思ったより脂っぽさを感じさせません。付け合せの千切りキャベツがもっとたくさんあるとよかったな。

料理のほかに、小鉢(昨日は湯葉とオクラでした)、お吸い物(いかにも粉末のインスタントな味)、ご飯がつきます。まぁ、この値段であればこんなものでしょう。ごちそうさま。

ぐるなび - かまどか 神楽坂店
every little thing in my life : 鯖の味噌煮@かまどか(神楽坂)

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2008/04/08

鶏肉と野菜のロースト@さかのうえ(神楽坂)

平日限定ランチ1200円です。サラダ、本日の一品料理、パンとドリンクがつきます。


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まずはサラダ。いつもどおりたっぷりです。レタスのほかに、オクラやブロッコリー、ソラマメ、アスパラ、トマトなども入っています。上にかかっているグラーナパダーノ(じゃないかと思うのだけど、パルミジャーノかも)の量が少し減ったような気がしますが、ユーロ高の影響でしょうか。


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メイン(本日の一品料理)は鶏肉と野菜のローストでした。鶏肉は地鶏かな。とても歯ごたえがあります。かといって硬いわけではありません。しっかりとした噛みごたえがあるけれど、噛めばきちんとほぐれていって、ほどよくぷっつりと切れます。これだけしっかりした肉質ならもう少し肉の旨みがあってもいいかなとは思いますが、ふにゃふにゃのブロイラー鶏よりはずっと美味しいです。皮目もカリカリに焼けていて香ばしい。

付け合せの野菜のグリルも調理がシンプルな分、野菜の旨みが凝縮しています。ここにもオクラが。自分、あまりオクラって好きじゃなく、家でわざわざ食べることはないので季節とかわからないのですが、いまが旬なのでしょうか。ひさしぶりに食べましたが、まぁ悪くはないですね。しかしそれよりも、たけのこのグリルがめちゃ旨です。香ばしい香りと穀物や根野菜のような甘み。たけのこはいまが季節なんですよね? これは美味しい。たけのこのグリルだけで一皿ほしいくらいです。


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食後のエスプレッソ。メレンゲでつくった小さなお菓子がひとつついています。そんなに甘くなく、さくっとした食感がエスプレッソといい塩梅です。ここのエスプレッソって酸味も苦味もそれほど強くなくて、けっこうやさしい味わいなので、一緒に食べるお菓子はこのくらいの甘さのほうがいいバランスなのでしょう。

ごちそうさま。

食事を終えて会社に戻る途中、歩きながらくしゃみをしたら腰に妙な力が加わったらしく、腰痛が再発しました。イテテテテ(ToT)。くしゃみには気をつけよう。

神楽坂・イタリア料理レストラン|さかのうえ
神楽坂姫子のまったり津々生活 イタリアン「さかのうえ」
さかのうえ|みじんこ’z ~素敵な思い出作りの備忘録,。.:*・゜




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2008/04/07

週末映画


■秘密■
CATVで放送されていて、ひさしぶりに観た。広末涼子って、状態のいいときは本当に素敵な女優さんだなと思う。難しい役柄だけど、上手に演じてたんじゃないかな。しかし、なんといっても小林薫がたまらない。とても素直に、わかりやすく、だけどわざとらしくはなく、普通ではない状態にある普通の中年男性を演じてた。最終的に妻も娘も失ってしまった彼の心の内を考えると、どうしようもなく哀しく切ないストーリー。それも、おたがいに相手にとっていちばん良いと思える選択をした結果というのがまた泣ける。ラストのあの謎解きというか、最後の「秘密」があらわになるシーンは「なんだよ!」とは思うが、あれはあれで隠し切れなかった愛情の発露と考えれば、やはり胸が痛くなる。でも、いちばん哀しいのは、そういう状態の彼女と結婚をするラーメン屋の兄ちゃんかも。彼女にはぜひ脳医学者としての道を邁進してもらいたかった。

  


■フライトプラン■
テレビ地上波で。う~ん、なんだこれ。いくらなんでもお母さんやりすぎでしょう。なにをされたのかわからないけど娘は眠りすぎでしょう。ていうか、アラブ人はとんだ災難だったよな。けっきょくただの濡れ衣なんですよね。なのに、真相が明らかになったあともお母さんってば一言の謝罪もなしかよ。ひどいな。そんな失礼で自分勝手で差別思想のある情緒不安定な白人女の荷物をわざわざ渡してあげるなんて、あのアラブ人ってばどれだけいい人なんだよ。もしやアラブ人の善良性を示すことがこの映画のテーマだったのか? なんか微妙な話だった。

  


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2008/04/04

SONOHRA / LIBERI DA SEMPRE (2008)

ヴェローナ出身、1982年2月27日生まれのLuca Fainello(ルーカ・ファイネッロ)と1986年11月27日生まれのDiego Fainello(ディエーゴ・ファイネッロ)の兄弟によるデュオ、Sonohra(ソノーラ)のデビュー・アルバム。このアルバムに収録された「L'amore」は、2008年のサンレモ音楽祭参加曲のなかでは個人的にもっとも印象に残った曲です。

サンレモ曲はフォーク・ロックぽい曲で、ほどよく哀愁をまといつつサビではけっこう力強く歌い上げていましたが、アルバムにはこうしたフォーク・ロック系の曲のほかに、よりパワフルなロック色の強い曲も多くあります。そのどれもが素直で美しいフレーズを持っていて、そのフレーズの配置のしかたや組み合わせのうまさに才能を感じます。演奏のスタイルにこそフォーク風だったりロック風だったりといったヴァリエーションはあるものの、核となるヴォーカル・ラインはどれも、素直なフレーズをもった小さなグループを丁寧に破綻なく徐々に盛り上がるように配置し、サビにはロングトーンを含む印象的で力強いメロディを持ってきてバックの演奏も厚くしドラマティックに展開するというつくり方で、非常に王道的なポップ・ミュージックの構成になっていると思いますし、それが成功しているとも思います。

ときにJ.D.Souther(ジェイ・ディ・サウザー)などにも通じそうな素朴でやさしいフォーク風味を漂わせたり、Paolo Vallesi(パオロ・ヴァッレージ)などにも通じそうな哀愁を含んだ美しいイタリアン・ポップスらしさを見せたりする一方で、ソウルフルな女性コーラスを使ったファンクっぽいパワフルな曲があったり、オーケストラを上手に使いシンフォニック・プログレッシヴな匂いを感じさせたりと、いろいろなアイデアを持っているようですが、ほどよくノスタルジックでメロディ重視の姿勢がアルバムに統一感を与えています。演奏やアレンジも含め、個々の曲も、アルバム全体としても、非常に完成度の高い作品になっていると思います。

M1: Love Show
軽やかでソフトなアコースティック・ギターのコード・ストローク。美しく素直でポップなメロディが好ましいです。サビではディストーションの効いたエレキ・ギターが入り、力強いポップ・ロックになります。

M2: L'Amore
2008年サンレモ音楽祭新人部門参加曲で、新人部門1位をとった曲。リリカルなピアノの音色とアコースティック・ギターが哀愁漂うメロディを盛りたてます。Aメロ、Bメロ、サビと徐々に力強く、ドラマティックに盛り上がる構成や、オーケストラのアレンジも含め、上手につくられた曲だと思います。歌いきりの部分の力の込め方やヴィブラートまで合わせたハーモニーもよく練られています。印象的なフォーク・ロック。

M3: English Dance
エレキ・ギターのコード・カッティングで始まる軽快なポップ・ロック。シンプルで無理のない複数のメロディを上手に配列して破綻なくまとめあげたという印象です。エレキ・ギターの音やリズム・セクションはロック色が強いのだけど、そこにかぶさるオーケストラがなんだか歌謡曲チックなのがおもしろいです。

M4: Liberi Da Sempre
スローなフォーク・タッチの曲で、美しいアコースティック・ギターのアルペジオがやさしい雰囲気を出しています。素朴でおだやかなメロディを聴いていると、あたたかな陽だまりの中にいるような印象を受けます。

M5: Cinquemila Mini Mani
少し歪ませた音色のエレクトリック・ピアノがコード・ストロークを奏でる、ロック色の強い曲。曲の前半はマイナー調で、少しシビアな印象もあるメロディだけど、サビに入るとイギリスの古いソフト・ロックのような明るく楽しい、そしてほんのり哀愁のある感じに変わるのがおもしろいです。間奏ではミュートをつけたホーンによる都会的なジャズ風の演奏も聴けます。

M6: Salvami
あたたかくうららかな春を思わせるピアノとアコースティック・ギターのイントロ。やさしい感じの歌メロ前半からスキャットをはさみ、サビでは長い音符を多用した印象的なメロディを歌い上げます。このサビの部分、以前にどこかで聴いたことがあるような気がするのだけど、似たような曲があるのかな。終盤のオーケストラは古い映画音楽のようで少しノスタルジックです。

M7: Io E Te
やわらかなアコースティック・ギターのアルペジオとやさしいメロディ。前半はフォーク・ポップ風で、サビに入るとあたたかく美しくほんのり哀愁のあるポップスになります。このサビの部分は非常に正統的なイタリアン・ポップスらしい雰囲気を感じます。ハーモニーも綺麗です。なんとなく、青春の光と影という言葉が思い浮かんでしまいました。

M8: So La Donna Che Sei
Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の「Superstition」のようなエレクトリック・ピアノのコード・カッティングがSE風に聞こえます。ディストーションの効いたエレキ・ギターがそのフレーズを引き取り、ロック色の強いパワフルなポップスが始まります。ソウルフルな力強い女性コーラスやブラスも入り、ファンキーな印象もあります。

M9: L'Immagine
ガット・ギターの丸い音色のアルペジオ。やさしいフォーク風に始まりますが、サビではエレキ・ギターとオーケストラが演奏に厚みをつけ、やけにシンフォニックな感じです。とくに後半のインストゥルメンタル・パートはシンフォニック・プログレッシヴの素養を強く感じます。

M10: Sono Io
やわらかくあたたかいポップス。ときどきいなたいブルース・フォークやカントリー風の香りも混じります。さわやかで素直で美しいメロディは、1980年代頃のアメリカのポップ・ロックの良い部分を思い出させます。なんとなくKansas(カンサス)とか聴きたくなりました。

M11: I Believe
クラシカルなピアノに導かれて始まります。ほんのりと哀愁を帯びたおだやかな曲。サビではバックに分厚いオーケストラが入り、ロングトーンを用いた印象的なメロディを盛り上げます。徐々にドラマティックに盛り上がる構成は非常にストレートで、ポップスらしいつくりだと思います。



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2008/04/03

鮪の漬け丼@心(神楽坂)

少しずつだけど定期的にメニューチェンジをするようになって嬉しい「心」のランチ。今回は鮪の漬け丼を注文しました。980円。


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特性のたれに漬け込んだらしい鮪がたくさん載ってます。ご飯を覆い隠すだけでなく、鮪どうしが重なってるところもあるくらい。たっぷりです。漬けだれは案外薄味なのか、食べるときはやっぱり少し醤油をつけたほうがいいですね。

丼のほかに、野菜の煮びたしと温泉卵(写真では光っちゃってて見えませんが、野菜の横の白い器に入ってます)、味噌汁、漬物、サラダがついてます。温泉卵を鮪丼に乗せて、鮪とご飯と一緒に混ぜ合わせて食べるとまた美味しい。部分的に卵かけご飯になるところもちょっと嬉しい(卵ご飯好き)。野菜の煮びたしも薄味で、やわらかく煮られていて、やさしいお味です。蕪がふんわりと甘くて美味しかった。

ごちそうさまでした。

ぐるなび - 魚・旬菜とお酒 心 神楽坂
たきおの神楽坂ランチ日記: 心
every little thing in my life : 天麩羅とか刺身とか鶏肉とか@心(神楽坂)




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もあもほしいかな(BlogPet)

小丸はチャンプルーがほしいな。
もあもほしいかな?

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2008/04/02

TRICARICO / GIGLIO (2008)

1971年12月31日生まれ、ミラノ出身のカンタウトーレ。本名はFrancesco Tricarico(フランチェスコ・トリカリコ)というようですが、カンタウトーレとして活動するときは苗字のTricaricoだけを名乗っているようです。2000年にシングル「Io sono Francesco」でデビュー。2001年までに3枚のシングルをリリースし、イタリア各地の音楽祭などで高い評価を受けます。2002年に『Tricarico』でアルバム・デビュー。同年にフェスティヴァルバールへの参加や、Jovanotti(ジョヴァノッティ)のツアーにも招かれるなどして、注目度の高いアルバム・デビュー・イヤーを過ごしたようです。

2008年のサンレモ音楽祭参加曲「Vita tranquilla」(批評家賞を受賞)を収録した『Giglio』は、彼のサード・アルバムになります。このサンレモ参加曲は、ちょっと憂鬱で寂しげな哀愁が漂う曲で、オーケストラやオルガンの古びた雰囲気などがイギリス風のノスタルジーを感じさせますが、アルバム全体がこういう感じではありません。半分くらいはけっこうリズムの強い、1980年代くらいのパンク/ニュー・ウェーヴやロックン・ロールを思わせる演奏が聴かれます。そうした曲のなかにも、あえて古くさい感じのブラスやシンセサイザーのアレンジなどがあり、どことなくノスタルジックな印象が見え隠れするのがちょっとおもしろいです。

残りの半分はソフトな印象を持ったフォーク・ポップといった感じで、おだやかであたたかい印象を持ちながらも、どことなく憂鬱で寂しげな雰囲気も漂うところは、彼の個性でしょうか。シンガーとしてはけっして歌がうまくはなく、比較的ぶっきらぼうに歌うスタイルはいかにもカンタウトーレ的な感じで、ロック系の曲では力量不足を感じてしまうのですが、このようなポップス系の曲には比較的あっているように思います。

なかには変な曲もあって、鶏の鳴きまねから始まるM5「Pomodoro」はメロディアスなラップ風のヴォーカルが聴ける楽しげな曲で、最後のほうはだんだんと悪ふざけのようになっていきます。あと、M11の「Libero」はむかし聴いたことがある曲のような気がするのだけど、誰かのカバーでしょうか? それとも、たんに「むかし聴いたことがあるような曲」なだけかしら。

  

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2008/04/01

天草豚のミルグリル@まゆきら(神楽坂)


今週の週替りランチメニュー(限定10食、1000円)は天草豚のミルグリルです。


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薄切り豚肉を数枚重ねて(ミルフィーユ風)焼いた(グリル)上に、とろけるチーズとフレッシュトマトのソースがかかっています。

以前に食べたときはたしか、肉の間にもチーズが入っていて、美味しいのだけど切りにくいし食べにくい料理だったような記憶があるのですが、改良したのでしょうか。あいだに挟まっていた分のチーズもまとめて上に乗せたようで、見た目にチーズたっぷりでしつこそうに感じられますが、トマトソースが爽やかなのでけっしてしつこくはありません。また、肉はカットして提供されますが、以前は一切れがけっこう大きく、それもまた食べにくい理由のひとつだったように記憶していますが、今回は一口大にカットしてあり、食べやすくなっていました。

お味自体は、このお店の料理はどれも美味しいので安心して食べられます。もちろんこのミルグリルも充分に美味しいですし、風味のいい黒米も素朴な感じで美味しいし、野菜の煮びたしも上品でいいお味。あさりたっぷりの味噌汁もいつもどおり薄味で好ましいです。

ごちそうさま。

まゆきら(オフィシャルサイト)
たきおの神楽坂ランチ日記: まゆきら
神楽坂38cm×28cm:神楽坂、飯田橋界隈のランチグルメEXPO2008:Mayukira(まゆきら)
まゆきら - 私の神楽坂生活
「まゆきら」@神楽坂 - ぴんしゃの食べ歩き雑記

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