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2008/03/03

週末映画

今年のサンレモ音楽祭の映像を2日目の半分くらいまで見たのだけど、今年もあまり印象的な曲がないなぁ。なんか、歌が下手な人が多いし。とくに新人部門。むかしのイタリア人歌手って、歌がうまい人が多かったんだけどな。2日目の後半以降の出場者で、初登場のときのSimone Christicchi(シモーネ・クリスティッキ)くらい才能を感じさせる人がいるといいのだけど。


■ゆれる■
香川照之さんは芝居がうまいなぁ。オダギリジョーさんもあいかわらず雰囲気があるなぁ。わきを固める伊武雅刀さんや蟹江敬三さんもさすがに魅せるなぁ。真木よう子さんだけちょっと空回り気味かなぁ。
「はじめから人のことを疑って、 最後まで1度も信じたりしない」はずの弟だから、事件のあとの自分に対する言動が余計に哀しいのだろうな。実際に兄がどこまで知っていた(気づいていた)のかはわからない。気づいていたのかもしれないし、気づこうとしてかまをかけたのかもしれないし、たんに見栄からでまかせをいっただけなのかもしれない。いつだって真実はその人の中にしかないし、真実がいつだって本当に真実だとはかぎらない。そういうお話。ただ、智恵子の過剰反応は、ちょっと納得しにくいな。

  


■ディア・ハンター■
ロバート・デ・ニーロがまだひとまわり小さい(体格が)。若き日のメリル・ストリープはちょっとジュリアン・ムーアに似てる気がする。クリストファー・ウォーケンはこの役にぴったりな感じがする。ベトナムへ行かなければ仕事のあとに仲間と一緒に酒を飲んで馬鹿なことをして町のおばちゃんから「ろくでなし」と呼ばれて楽しく暮らす日々を送れたのに。故郷も捨て友も捨て自分も捨てて「現実」を生きることをやめていたあいだは「肉体」は生きられたのに、目の前の友を認識し故郷で過ごした日々を思い出し「現実」に戻ってきたとたんに「肉体」の死が訪れるニック。いずれにしろ彼は、未来を生きてはいけなかったのだろう。辛い映画だった。

  


■猿の惑星■
ひさしぶりに観た。もう40年も前の映画なんですね。さすがに宇宙船の内装とか宇宙の描写とかはおもちゃみたいだけど、不時着後の、猿が支配する土地での映像はいま見ても迫力充分。安易にCGに頼っていないためか、むしろ最近の映画よりも質感を感じる。ストーリーもよくできている。猿の種別間の上下関係や、聖典原理主義と科学探求、国家上層部による情報操作とその理由など、いまも変わらず人間社会にあることを上手に描いている。ラストの大オチを知っていても、何度も楽しめる映画だと思う。
ちなみに、あのラストシーンを見ても、あの星が、あの場所が、どこだったかわからない、なぜあれがあそこにあるのかわからない、という人がごく稀にいるということを最近知り、とてもびっくりした。まじっすか。

  

■トランザム7000■
文句なしに楽しい。単純でわかりやすくて、出てくる人たちも皆どこか人がよく憎めなくて、こういうのってアメリカ映画ならでは。勇気とユーモアのある悪人(だけど人がよくて多くの人に愛されている)と、彼を追うちょっとドジで間抜けな警察官のコンビって、いかにもマンガ的。「ウッディ・ウッドペッカー」「ルパン三世」などと同じスタイルですね。おたがいにちょっと相手に対し親近感を持っているようなところも「ルパン三世」風。こういう映画、自分は好きです。
爆音を響かせて突っ走る黒のトランザムもかっこいい。最近のような何台ものクルマがでてくる派手なカーチェイスではなく、1台で突っ走るクルマの姿そのものがかっこよく描かれている映画って、むかしはけっこう多かったように思います。『ダーティ・メリー クレイジー・ラリー』とかもそうでしたよね。『イージー・ライダー』も、ただ走っているバイクのシーンがかっこいいのだよな。クルマに対する愛情というか、クルマが象徴するものがいまよりも強かったのだろうなと感じます。

  

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