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2008/02/21

ポークのテリーヌと牛ミノのマドリッド風@ぷらてーろ(神楽坂)

先週オープンしたばかりのスペイン料理屋。最近は神楽坂にもスパニッシュ・レストランが増えてきていますが、ランチ営業をしている店はいまのところほかにないので、このお店にはぜひ期待したいところです。

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平日のランチメニューは3種類。「魚介の雑炊ランチ」が850円、2名以上から頼める「パエリアランチ」が1600円ですが、自分が楽しみにしているのはやはり「選べるランチ」950円。前菜、メイン、ともに4種類くらいずつあるなかから一つずつを選べ、コーヒーもついてこの値段というのは、このあたりでは貴重です。近所のフレンチ、ル・ミディはメインとドリンクで1050円だし、フレンチ・ダイニングは前菜とメインのみで1050円、アルモワールはサラダとメインで900円、アッシジも前菜、メイン、スープで850円ですから、価格競争力が高いように思います。いまはまだオープンしたばかりで認知されてないのですいてるけど、すぐに「なかなか入れない店」になってしまいそうです。


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まずは前菜。迷いましたが、無難にポークのテリーヌを。ビストロだと旨みの強い肉に香辛料がしっかり効かせてあって、ワインが飲みたくなる感じのものが多いように思うのですが、このお店のテリーヌは上品です。テリーヌだけで食べられます。実際、この段階ではパンも提供されませんでした。たんに提供遅れなのか、わざとメインまで提供をしないようにしているのかはわかりません。テリーヌもさっぱりなめらかですが、野菜が添えられているのでさらにさっぱり食べられます。


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続いてメイン。牛ミノのマドリッド風です。牛ミノと野菜、それにサルシチョンがトマト煮こみになっています。ミノは柔らかく煮込まれていて臭みもなく、なかなか美味しいと思います。この煮込みソースをバゲットにつけて食べるとワインが飲みたくなってきます。でも提供されたバゲットはたった2切れだったので、最後までソースをすくう前になくなってしまいました。ちょっと分量的に足りない感じだったのだけど、パンのおかわりがあるのかどうかわからなかったし、他のテーブルの誰のところにもおかわりらしきパンが運ばれている様子がないし、自分のところも料理は残っているけどパンがないのにおかわりを持ってこようとする気配が店側にまったく見られないので、きっとおかわりはないのだろうと判断しました。煮込み料理だったけどカトラリーはナイフとフォークしか提供されなかったので、ソースはフォークですくうしかなく、最後のほうはすくいきれなかった。パンがあればつけて最後まで食べたのに。

食後のコーヒーも普通に美味しいし、時間もまだあったので、ゆっくりしてもよかったのだけど、なんか店内に活気やヤル気があまりなく、レストランのホールにいる楽しみが感じられなかったので、さくさくと出ることにしました。

お店の存在がまだ認知されていないようで、店内はかなりすいてました。全部で44席あるらしいですが、少なくとも自分が滞在した12時5分頃から12時40分頃までの間は、席は半分も埋まりませんでした。ホールスタッフは3名。新人ぽいウェイトレスと、その娘の指導係っぽい(スキル的には一般アルバイト程度かな)ウェイトレス、それに店長風のおじさん。この入店率でこの人員配置なら楽勝なランチ営業のはずですが、ちゃんとお冷まわりはできてないし、せっかく動きやすい動線がある客席なのにそれを生かしてないからテーブル状況の確認漏れも多そう。実際、食後のお冷の減りに気づいてもらえず、飲み干して5分以上経っても注ぎにくる気配がないので店を出ることにしました。

接客スキルが低いのはそのうち慣れるだろうからいいとして、それ以上に気になるのは、店内の活気のなさと「だらだらした感じ」です。お客が入ってなくてヒマだから「ゆっくり・ゆったりした感じ」になるのはかまわないけれど、「だらだらした感じ」が出てはダメですね。とくに店長風の男性がいかにもだらだらとホールに立っていて、ああいうのって見苦しいと自分は思います。ホールのサービスパーソンは優雅に美しくきりっとかっこよくなくちゃいけません。たぶん、あの店長風の男性はきちんとしたホール経験がないのではないかしら。スタンバイ時の手の位置もサービスパーソンのやり方ではないし。

それに、ヒマなんだから、よりいっそう客席に気配りをするとか、お客さん観察のトレーニングをするとか、今後のサービスレベルアップのためにやれること、やるべきことはたくさんあるはず。あの状態のまま認知が進んで入店率が上がり忙しくなったら、あの人たちはただバタバタと走り回るだけのホールスタッフになってしまいそうで、ちょっと心配です。料理の味は悪くないだけに、ホールスタッフの育成もきちんとしてもらえるといいなと思います。誰か、ちゃんとしたお店のホールできちんとトレーニングを受けた人、できればホールスタッフのトレーナーズトレーニングを受けたことのある人をひとり、早い段階で配置したほうがいいと思うのだけどな。

神楽坂のをと ―『ぷらてーろ』スペイン料理 [岩戸町]
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コメント

もあさん こんにちは

オープンしたのは、知っていたのですが、オープン当初は、やはり接客が出来ていないので行くのをためらっていました。

でも、味がよくて、値段が安いとなると混みそうですね。
混んで、ますます接客の悪さにいらだつより、早めに行ってみるのも手かもしれませんね。

投稿: たきお | 2008/02/21 16:19

接客スキルの部分はマインドさえしっかりしていれば慣れが解決するのでいいのですけど、スキルの前のマインドの部分が弱いと慣れが悪い方向にいってしまい、マインドもスキルも育たないということになりがちなんですよね。だから新規店には早い段階できちんとしたマインドとスキルを持った接客者を「見本」として配置することがすごく大切ですし、職制上の上位者が現場に立つ場合は仮に作業としての接客がうまくなくても「接客者として持つべき気持ち」をきちんと持ち、その気持ちをスタッフたちに見せること、感じさせることがすごく大切だと思うんです。がんばってほしいな、この店。

投稿: もあ | 2008/02/25 10:33

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