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2007年2月18日 - 2007年2月24日

2007/02/23

ビストロ・エリゼ(神楽坂)

う~ん、なんだか、あまりよくない状況になってるなぁと思うのだけど、お店側はそれに気づいてるのだろうか。

ここのところのにわか神楽坂ブーム?で、ランチの入客数がかなり上がってるみたい。以前は、ふだんより値段が安くなる金曜ランチ以外では、平日のランチでカウンターまで満席になるようなことは、来店客を入口で満席のため断るようなケースは、そんなに多くなかったように思う。だけど最近は、12時半くらいには満席になってしまうことが多いみたい。「最近は毎日のようにこうなんですよ」と社長が少し誇らしげにお客に告げていたが、喜んでる場合じゃないよ、きっと。

このお店はずっと以前から、ホールを担当する社長のウェイターとしてのスキルが非常に低い。以前に飲食業で働いたことがないらしく、ホールスタッフとしての基本的な注意力や観察力、優先順位の判断、キッチンとのコミュニケーションといった部分が非常に未熟というか、不十分。その足りない部分を、調理以外の営業全般に目を配るマダムがフォローすることで、これまではなんとか大きな不備もなくお店を回してきた。マダムは飲食店経験があるようで、カウンターの中からお店全体を、お客のテーブル全体を見渡してる。

入店数のそれほど多くなかったこれまでは、それで大きな問題もなかったのだけど、20席程度のこじんまりとした店とはいえ、満席になるほどの入店数では、さすがのマダムといえども、すべてのテーブルの進行具合をチェックしシェフへの調理指示を出しドリンク準備等のカウンター作業をし下げたお皿の洗い物をしオーダーとりやレジや下げ物や料理提供などのフォローをしといったことを、ひとりではできない。本来のマダムの主な役割は、カウンターの中からお店全体のオペレーションを見渡して現場を混乱なくまわすことで、そのためには、ホールの役割をきちんと果たすウェイター/ウェイトレスの存在が不可欠。なのに現実は、ホールスタッフが子供の使い程度の作業しかできないため、マダムへの負担が過剰になってる。しかも、社長とマダムはおそらくご夫婦なのだろう、明らかに社長の「仕事」にはマダムへの甘えがあり、飲食店の「ホールスタッフ」としての意識や自覚、志が非常に低いと感じられる。

もともとスキルの低いホールスタッフと、急激な入店増でフォローが追いつかないオペレーター。そのためお客のテーブルでは、お冷がからになってもなかなか注ぎにこない、普段は出しているバターを出し忘れる、料理提供の間が空きすぎる、料理だけ来てパンが来ない、おかわりのパンがなかなか出てこない、食べ終わった皿をなかなか下げてくれない、などなど、さまざまな部分での接客レベルの低下が如実に見える。料理を食べている最中のお客に「うちの水は美味しいんですよ。友人が、水道の水を美味しくする商品を開発しましてねぇ」などと話しかけて食事のじゃまをするよりも前に、いま着席したお客にお冷を出せよ、床にこぼれてる水を拭けよ、あそこのテーブルの皿を下げろよ、あっちのテーブルはそろそろメインの準備をキッチンに伝えたほうがいいんじゃないのかよ、水をこぼしたらまずはお絞りかナフキンを出せよ、テーブルや皿よりもまずはお客の服に飛び散らなかったかを気遣えよ……などなど、いろんなことが気になってしまい、落ち着かない(^^;)。

ちなみに今年からシェフが変わり、料理の味も少し変わった。味の好みはさまざまなので、それはべつにかまわないんだけど、提供される料理を見てたら、その日の途中から盛り付けが変わりましたね。最初のうちは、お皿にきれいにソースを敷いて、その上にメイン食材の魚を立体的に盛り付けるという、お皿とソースと魚のきれいな色合いが楽しめる盛り付けだったのに、カウンターまで埋まったあとに出てきた料理は、材料をお皿に盛ったあと、上からどばっとソースをかけるだけになってて、あまり美しくない。載ってるものは同じだし、どうせソースをからめて食べるのだから味も同じだろうけど、フレンチって、お皿の見た目も大事じゃん。以前のシェフは、たとえ満席になって調理が立て込んだとしても、そんなことなかったと思うのだけどなぁ。

これもね、ホールからキッチンへの調理指示タイミングの悪さが原因のいったんになってるんだよな。きちんとテーブルのタイミングを見はからって、ある程度余裕を持ってキッチンに伝えれば調理側としても対応できるのだけど、もうとっくにメインが出てなくてはいけないというようなタイミングで伝えるから、早くお皿を完成させることが優先されちゃう。

こんなことを続けていたら、このお店、安くフレンチもどきが食べられるだけの定食屋みたいになっちゃうよ。安い以外にこれといって魅力のないお店に。いまの「連日満席」は、たんに神楽坂ブームで店前通行量が急激に増えた結果のフリ客(一見客)入店に支えられているだけで、ブームが去れば通行量もフリ客の量も以前とたいして変わらなくなる。そのときに、ブーム時に来店したフリ客のうちのどれだけが、再来店してくれるだろう。いまのようなサービスレベルで、営業スタイルで、リピーターがつくのだろうか。安い定食屋もどきというスタイルを求めるお客がつけばそれでいい、という考え方なのかな。そうすると、以前の常連は、今後はいきにくくなるな。

社長個人はいい人だと思うし、おもしろい人でもあるのだけど、ホールスタッフには向いてない。というか、ホールスタッフとしてすべき仕事をきちんと学ぼうという意識はないように見える。だったら現場には出てこず、経営・マネジメントのほうで能力を発揮し、ホールにはきちんとしたホールスタッフを配置したほうがいいと思うのだなぁ。お店のためにも、お客のためにも。

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2007/02/22

松花堂弁当@阿ら井(神楽坂)

初めて入りました。表通りからかな~り奥のほうに入っているので、最近まで知らなかった。表のメニューには、ランチは松花堂弁当のほかに穴子丼などもあるように書いてあったのだけど、玄関(入口というより、玄関です。靴を脱いで上がります)のところで「お昼はお弁当になりますけど、いいですか」と確認されました。もとから松花堂を食べるつもりでいたのでいいのだけど、他の料理を出せないのなら、表のメニューをなおしておけばいいのに。

Cimg0002_1お弁当ということで、基本的に冷たいおかずが中心なのが残念ではありますが、煮物などは上品な味がしっかりとしみているので冷えていても美味しかった。でもでもやはり、煮物も焼き魚も、できれば温かい状態で出してもらえたら、もっとよかったのになぁ。そのほか、薄い豚肉のカツは、まぁこんなものかという感じ。茶碗蒸しは熱々です。茶碗蒸しって、ランチに出すお店ってあまりないですよね、たぶん。つくるのめんどくさそうだし。なので、これは嬉しい。お味噌汁は、なんか不思議な味がするのだけど、なにで出汁をとっているのだろう?

1050円という売価は、こんなものといえばこんなものでしょう。わしょく屋の松花堂はたしか950円だったように思うので、値段的には(分量的にも)わしょく屋のほうがお得感が高いかな。料理内容や味付けは阿ら井のほうが上品で、神楽坂らしい感じかもしれません。あと、やはり茶碗蒸しが自分としては好印象です。

表通りに近い飲食店は、最近の神楽坂ブーム?のせいでどこもワサワサしちゃってることが多いのだけど、このあたりまで奥まると、あまり観光客も来ないようで、ひさしぶりに静かでゆったりとした雰囲気のなか食事ができました。

阿ら井

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MANUEL AUTERI / LE MIE ABITUDINI (2006)

ボローニャ生まれで2005年にシングル・デビューした若手カンタウトーレ、Manuel Auteri(マヌエル・アウテリ)のファースト・アルバムです。1998年のカストロカーロ音楽祭(Festival di Castrocaro)でセミ・ファイナルまで残り、その後はVasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ)のツアーに参加したりなどして音楽活動を続けていましたが、2004年にGatto Panceri(ガット・パンチェーリ)と出会ったのが転機になったようです。2005年の3月4日にはサンレモ音楽祭の会場としてよく知られるアリストン劇場の前でGattoと一緒に歌うなどして交流を深めました。そんなこともあってか、このデビュー作ではGattoが3曲ほどで楽曲制作に協力しています。

で、アルバム全体の印象なんですが、率直にいって、平凡です。プログラミングされたキーボード・オーケストレーションがどの曲にも配置され、ミドル・テンポを中心としたなめらかなメロディをバックアップします。ほどよくイタリアぽい感じはありますが、英米的なメロディアスさも多分にあり、けっこうあっさりしています。どの曲もそれなりにいいのだけど、突き抜けた感じはないし、とくに味わい深いというわけでもなく、さらっと聴きやすい印象です。

M1「Le mie abitudini」はイントロのコード進行がむかしのAmedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)ぽくて、ちょっと期待したのだけど、メロディと軽いリズムは普通の最近のポップスでした。M4「Argento」は、なんだかTiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)の劣化コピーみたいな印象。M6「Inno leggero」は途中でAndrea Binetti(アンドレア・ビネッティ)というテノール歌手の歌唱が入るのですが、その瞬間Andreaにすべて持ってかれてしまっているというか、明らかにAndreaが歌っている部分のほうが魅力的に感じてしまいます。

M8「Sara' il mattino」などはなかなかいい曲で、シンプルでゆったりとしたメロディと、わかりやすくドラマティックな構成を持っています。ただ、ヴォーカルが平凡なので、この曲の魅力がうまく表現されていないんじゃないかという印象を受けてしまいます。もっと声量があるとか、表現力があるとかしたなら、さらにドラマティックに歌い上げられたのではないかと思ったり、逆に、もっと弱弱しかったり儚かったりしたなら、もっとロマンティックになったのではないかと思ったり。

M5「Tramonto e fragole」も、ありがちな感じの曲ではあるけれど、明るくてあたたかい曲調は好印象です。コーラスの使い方とかがちょっと英米ぽい感じで自分の好みとは違いますが、歌メロにはイタリアらしい美しさが散見(散聞?)されます。ただ、その“イタリアらしい美しいメロディ”がどれも「どこかで聞いたことがある」感満載なのが残念ではあります。

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2007/02/21

ばらばらになる靴

トレッキングシューズがバラバラに!? (Excite Bit コネタ)

道を歩いているときに履いてた革靴がばらばらになったことあります。
うしろを振り返ったら、靴の底だけが道端にぽつんと残ってた。

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なんかこういうの、こわい

全米でミツバチが突然行方不明 (Technobahn)

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ラザニアと鯛のソテー@ステファノ(神楽坂)

昨日のお昼のリストランテ・ステファノは、めちゃめちゃ混んでました。会社がすぐそばなので、12時3分ころまでにはお店に入ったと思うのだけど、その時点ですでにテーブルは満席。しかも、26席あるうちの25席が埋まるという、脅威の満席率96%。ありゃりゃぁ、今日はダメだなと思ったのですが、カメリエーレのH野さんが、ふだんはドリンクのスタンバイ台のように使われているカウンター席を少し片付けてくれたので、ひさしぶりにカウンターで食べることにしました。オープン当初のころは、たまにカウンターで食べたなぁ、初代カメリエーレのK藤さん、今頃はどこでなにしてるのかなぁなどと思い出しちゃったりして。

今週のランチコースの料理のなかから、プリモの「ラディッキオのラザニア」とセコンドの「鯛のソテー ケッパーとレモンソース」をチョイス。アンティパストはなしで。まわりに添えられたトマトソースの鮮やかな赤とさわやかな味わいが、クリーミーなラザニアの白と甘い味わいに対し素敵なコントラストになってる。レモンバターの風味ですっきりとした甘酸っぱさのあるソースと鯛のふんわりとした旨みも人懐こい上品さがあって楽しい。ガルニのカリフラワーにも甘酸っぱい味がしみこんでて美味しい。最後にデザートとエスプレッソをいただいて、全部で2070円。

食べてるあいだも新たな来店客が何組もあり、そのうちの何組かは他の店へ行ったようだけど、店の外で待っているお客さんもけっこうたくさん。ステファノでランチがこんなに混んでいるのを見るのって、いままでそんなに多くはなかったと思うのだけど、最近は、とくに火曜と木曜はこれに近い状態になることが多いのだそうだ。ステファノにかぎらず、ここのところ神楽坂は平日でも観光客?が多く、どこのお店も妙に混んでることが多い。これまでランチ時間に満席になることなんてほとんどなかったお店でさえも満席ウェイティング状態になってたり、常連を中心としたお客の入りがほどよくておだやかで落ち着いた雰囲気だった店が騒がしい一見客集団の入店で落ち着かない雰囲気になるだけでなく突然の来客増で急激に仕事量が増えてしまったスタッフたちがいらいらしてスタッフ間にとげとげしい雰囲気が飛び交う店になってしまっていたり。ドラマ『拝啓、父上様』の撮影があるときは歩道にじゃまくさい見物客とかがたまってて鬱陶しいし、神楽坂のガイドブック片手に自分勝手に歩いたり突然立ち止まったり中途半端な位置にたたずんだり他の通行人のことをまったく気にせず好き勝手な場所で写真撮ったり。はやく『拝啓、父上様』の放送が終わってほしい。そして、もう少し落ち着いた街に戻ってほしい。

う、ステファノさんとはぜんぜん関係のない話になってしまった。ステファノは、あいかわらず美味しいですよ。あれだけ混んでても、ちゃんとタイミングよく料理を提供できる厨房スタッフはすごいな。ステファノさんの教育・指導が行き届いてるんだろう。そうそう、大きな事故にあって現在入院中のキッチンのHさんも、いまではだいぶ元気になって、食事もできるようになったそうです。ホールも新しいカメリエーラがいい感じの笑顔を振りまきながら一生懸命働いてるし、カメリエーレのH野さんとホールふたり体勢になったことでここのところの急激な客数増にも対処できてるみたい(彼女がきてくれて本当に助かってる、とH野さんがいってた)。お客さんの入りが少し落ち着いてきたら、またゆったりとワインを飲みにいこうっと。

リストランテ・ステファノ

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2007/02/20

四人囃子 / 一触即発 (1974)

四人囃子のデビュー作で、彼らの、そしてジャパニーズ・プログレッシヴにおいても名作と呼ばれているアルバム。自分が持っているのはずいぶんむかしに買ったLPで、それをMDにコピーしたものをいまは聴いてるわけですが...

自分、わからないのですよ、このアルバムのよさが。LPを入手した学生のころ(ばりばりのプログレ・ファンだったころ)もわからなかったのだけど、いま聴いてもやっぱりわからん。前年にリリースされたPink Floyd(ピンク・フロイド)の大ベストセラー『The Dark Side of the Moon』に思いっきり影響されちゃいました、とくにギターとか……という姿しか浮かんでこない。それはそれでいいのだけど、だったらPink Floydを聴いたほうがいいかなと自分は思ってしまいます。

あとねぇ、「歌」に魅力がないように思うんですよねぇ。ヴォーカル(歌唱法、歌メロ含む)もそうですが、その他の楽器のメロディにも。自分は基本的に「歌」が好き(ヴォーカルだけでなく、インストゥルメントでも)なようなので、ヴォーカルおよび演奏で「歌」の弱いグループは、あまり楽しめない傾向があります。その点、Pink Floydには「歌」がありましたからねぇ。ヴォーカルにも、ギターにも。

そんなわけで、自分にとってはジャパニーズ・プログレッシヴにおける資料的な意味合い以上のものではないこの作品。でも、多くのロック・ファン、プログレッシヴ・ファンが評価しているようなので、いつか自分にもその理由がわかる日がくるかもと、そっと棚に戻すわけです。今回も。


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2007/02/19

週末映画


■クライモリ■
公開時はたしか渋谷か銀座の単館上映だったように思う。評判も悪くなくて、それなりに期待してたのだけどなぁ。ありがちな内容。『悪魔のいけにえ』とか『激流』とかがミックスされたような感じ。攻撃のされ方も、けっこう普通だなぁ。もう少し痛かったりグロかったりしないと。最近の映画なのだから。

  


■犬神家の一族■
リメイクではない、オリジナルのほうの映画。旅館の女中役の坂口良子が若くて可愛らしい。最初に菊人形にされちゃったのは地井武男さん(チィチィ)だったのね。最近見かけない島田陽子さん、綺麗です。佐智役の川口恒という役者さん、阿部サダヲさんに見えてしかたないんですけど。菊乃役は佳那晃子さんだったんですね(当時は大関優子という名前だったらしい)。子供の頃に見たときは非常に印象的で、菊人形=こわいという意識が強烈に植え付けられたのだけど、いま見ると、それほどたいしたことないな。

  


■飛ぶ教室■
吹き替え版で見てしまったのがちょっと残念。素直でわかりやすいテーマとストーリー展開。ある種普遍的な作品といえそうね。しかし、ドイツ語があんなにラップのリズムに乗りにくいとは思わなかった。

  


■ブラザーズ・グリム■
劇場公開時にはあまり評判がよくなかったのだけど、いやけっこうおもしろかったですよ。監督が『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』のテリー・ギリアムということで、いろいろと期待が高かったのだろうけれど、その期待とは違う方向で楽しい映画になってるのであろうところが公開時の評判の悪さの理由なのだろうな。なんというか、『スリーピー・ホロウ』とかと同じような感覚で楽しく鑑賞しましたさ。映像も素敵。モニカ・ベルッチはあいかわらず美しいねぇ。

  


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