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2007年2月11日 - 2007年2月17日

2007/02/16

TEMPIDURI (2003)

Tempiduri(テンピドゥーリ)は、Cristiano De Andre'(クリスティアーノ・デ・アンドレ)がソロ・デビューする以前に参加していたグループ。もともとは『Chiamari Tempi Duri』というタイトルで1983年にリリースされた、おそらく彼ら唯一のアルバムにシングル曲や未発表曲を数曲追加してCD化したもののようです。

グループは4人組で、Cristianoはギター、ヴァイオリン、ヴォーカルを担当していますが、メイン・ヴォーカルはベースとギターも担当するCarlo Facchini(カルロ・ファッキーニ)のようで、曲もほとんどがCarloのものなので、たぶんCarloがリーダーなのでしょう。

どうしても「Cristianoが以前にいたグループ」という印象で聴いてしまうため、どこかに地中海ぽさはないかとか、お父さんのFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の作風に通じるところはないかなどと偏った聴き方をしてしまうのですが、ソロになってからのCristiano作品との類似性は、あまりなさそうです。

全体に軽快なカントリー・フレーバーのフォーク・ロックといった感じで、アコースティック・ギターのストロークを中心に演奏され、Carloの土臭いヴォーカルがいっそうカントリーぽさを強めます。かぎりなくクリーン・トーンに近いわずかにオーヴァードライヴ気味のエレキ・ギターがフィルイン風にフレーズやコードを奏でたりするところは、Dire Straits(ダイア・ストレイツ)と印象がとても似ているように感じます。Cristianoの奏でるヴァイオリンは、ヴァイオリンというよりはフィドルといったほうが似合いそうな印象が強く、やはりカントリー風。あまりイタリアの香りはせず、どちらかというとアメリカ、古き良き時代のカントリー・ロックといった感じです。Massimo Bubola(マッシモ・ブボラ)よりは土臭さが抑え目だけど、Dire Straitsよりは土臭いといったところでしょうか。

土臭いフォーク・ロックのM1「E.I.」や、メッセージ性を感じさせる重いフォーク・ロックのM3「Regina di dolore」、古いアメリカ映画に出てくる田舎のバーが似合いそうないなたいカントリー・ロックのM8「In una notte cosi'」、クリーン・トーンのエレキ・ギターの音色を生かしたDire Straits風のM2「Tempi duri」やM5「Elena」など、味わい深いといえば味わい深いのですが、いくぶん玄人向け、コア・リスナー向けかもしれません。

個人的には、アルバム全体のイメージとは少し違うM4「Stella d'autunno」とM10「Il castello」が好きかな。M4はイントロのアコースティック・ギターによるアルペジオが美しく、明るい陽射しと乾いた空気と青い空を感じます。むかしのプログレッシヴ・フォークとかを思い出します。エレキ・ギターのソロも希望へと向かうような雰囲気がありますし、フィドルも肯定的な響きです。古き良き時代のロックを思わせます。M10はロマンティックなスロー・チューンで、ここではフィドルではなくヴァイオリンといったほうがふさわしい音色が聴けます。その後のCristianoにも通じるかもしれない、イタリアらしい美しさを感じる曲です。

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2007/02/15

牛ホホ肉の赤ワイン煮@ラ・マティエール(神楽坂)

昨日のお昼は会社のそばのフレンチ・レストラン「ラ・マティエール」へ。前菜・メイン・デザート・ドリンクで2500円のコース(税とサービスチャージは別)。

Cimg0002前菜は、魚介のタルタルをチョイス。たっぷり盛られた野菜の下には、セルクルでかたどられた魚介のぶつ切りがたんまり。サーモン、ホタテ、タコがプチトマトやハーブとまざりサラダマリネ風になってる。周囲には、バジリコのソースだったかな。ホタテやサーモンの甘さとドレッシングの塩気。ホタテやサーモンのやわらかい歯ごたえとタコのコリッとした歯ごたえ。なかなか楽しいバランスです。自分の好みからすると、ちょっとドレッシングの量が多すぎで、味付けが濃い目。もう少し薄味のほうが好きなので、次回は「ドレッシング控えめにね」と注文時に伝えることにしよう。

Cimg0003メインは、真鯛やホロホロ鳥にもすごく心ひかれたのだけど、そういえばオープン当初からメニューに載ってるのにいまだ1度も食べたことのなかった牛ホホ肉の赤ワイン煮を食べてみることに。メニュー表には黒毛和牛って書いてあった気がするぞ。しっかり煮詰められた濃厚な赤ワインソース。ほろほろとやわらかく煮込まれた肉。フランス料理って感じですねぇ。かなり濃くて強い、しっかりとした味に仕上がっていて、平日のお昼にワインなしで食べるのはちょっと重いかも。ボルドー、は苦手なのでローヌとかラングドックとかのしっかりした赤ワインがほしいところ。

このあとはデザートなのだけど、すっかりお腹がいっぱいになってしまったので、藤巻支配人にお願いして、デザートを甘口ワインにチェンジしてもらった(+400円)。モンバジャックっていうフランス南西部産のデザートワイン。食後のデザートワインなのでリキュールとかを飲む小さめのグラスで来るかと思ったら、普通のワイングラスでけっこうたっぷり注いでくれちゃいました。酔っ払っちゃうよ、このあとまだ仕事なのに(笑)。んでも、おいしいわぁ。食後にデザートワインとか薬草酒とか飲むのって、豊かな気分になれるっす。

最後にコーヒーをいただいて、1時間のお昼休み終了。今日の料理は全体にちょっと味付けが濃い目だったけど、オープン当初はもっとしょっぱかったからな。最近は少し抑えめになって、自分好みに近づいてきてます。なんだかんだいって、月に1回くらいは食べにいってるラ・マティエール。おいしゅうございましたよ、池田シェフ。

ラ・マティエール(Livedoor東京グルメのページ)

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2007/02/14

ハンバーグとか鰆の焼いたのとか@花かぐら(神楽坂)

昨日のお昼は本多横町にある花かぐらで旬彩ランチを。ハンバーグと焼き魚(昨日はサワラでした)、豆腐と蒸し鶏のサラダにご飯と味噌汁、漬物、デザートとして小さなゼリーがひとつのお盆に盛り合わさって900円。比較的お得感のある値付けですね。ちなみに盛り合わさる料理は週ごとに、また週の前半と後半でも、変わります。

Cimg0001このお店でランチを食べるのは2回目なんだけど、前回と同様、やっぱりちょっと微妙な感じ。味は悪くないんですよ。ハンバーグはふんわりしてるし、ドミソースのようなケチャップソースのようなソースは家庭風で温かい感じ。つけあわせがキャベツなのも家庭っぽいですね。キャベツにマヨネーズがこんもり盛られてるのがうげって感じですが。焼き魚にはピーナツ味噌みたいのが載ってて、甘しょっぱい不思議な味。わきには大根おろしも少し添えられてますが、味噌の強い味の前には太刀打ちできず。味噌で食べるのもそれはそれで悪くなかったけれど、どちらかといえば大根おろしメインで食べたかった感じはします。サラダは比較的サッパリめで、ドレッシングも今回はそれほどかかりすぎではなくてよかった。

うん。味的にはね、ものによって好みもあるけれど、そんなに悪くないと思うんですよ。ただね、なんていうのかなぁ、むかしの旅館の朝ごはん?みたいな印象がねぇ。料理の内容や味付けが、じゃないです。提供される料理のスタンスが、です。一品一品ちゃんと手をかけてつくりました、できたての温かいうち、美味しいうちに食べてくださいね、っていう料理じゃなくて、朝ごはんは7時から9時までです、宿泊客全員分をまとめてつくってテーブルに配置しておきましたので、好きな時間に来て勝手に食べ始めてください、ていう料理に近い印象を持ってしまうのですよ。毎回。

なぜか。

料理がどれもね、微妙にぬるいの。魚はね、明らかに温かくないの。そういう魚料理なんだ、という部分もあるのかもしれないけれど、焼いた魚はやっぱりあったかいうちに食べたいなと自分は思うわけですよ。しばらく前に焼かれてすでに冷たくなり身も硬くなった感じの焼き魚って、むかしの旅館の朝ごはんぽくない? 前回食べたときはたしか、鯖味噌がぬるかったんだよなぁ。というか、ほとんど冷えてたに近かったような(どんどん悪い方向へ印象がふくらんでるかも)。ハンバーグもほんのり温かい程度で、提供された時点で湯気は立ってないし、味噌汁もすぐにズズーっと飲めるような温度。もちろん味噌汁は熱々に煮えたぎらせてはいけないのだけど、でももう少し熱い状態で飲みたいところ。むぅ。これだったら、わしょく屋で松花堂弁当を食べたほうが満足感が高いな。

そして昨日は、お店にかかってきた予約の電話に対する応対の悪さも気になってしまった。

う~ん、2回試して2度とも微妙だったので、もうこないかもしれないなぁ。ドリンク無料券もらったんだけど、そのためにわざわざという感じでもないなぁ。むぅ。

花かぐら(ぐるなびのページ)

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2007/02/13

週末映画

■ナースのお仕事 ザ・ムービー■
前にも何度かテレビで見たことがあるはずなんだけど、内容をぜんぜん覚えてなかった。週末の夜に家で酔っ払いながらテレビで楽しく観るのに最適。“大島さん”のメガネ芝居があまり見られないのがちょっと残念。一晩経ったら内容をあまり覚えていないことに気づいた。数ヶ月もすればまた、すっかり忘れちゃうんだろうな。

  


■奇談 キダン■
題材はそれなりにおもしろいと思うのだけど、事件のコアとなる“理由”の部分をほとんどセリフで説明しちゃったあたりに脚本の力の弱さを感じる。だったら本で読んだほうがいいじゃん。およそ50年ごとに発生する理由とか、なぜ女子だけ3人が戻ってきたのかとか、といったあたりは放置されてたような気がするけど、なぜ? 阿部寛(こんな字だっけ?)が教授役というと、どうしても「上田!」と思ってしまう。そのうち、連れの女子大生(院生だったか?)が乾いた声で「やー!」とかいうんじゃないかと、少し期待してしまった。

  


■ファンシイダンス■
ずーっとむかしに原作コミックを読んだことがある気がするのだけど、こんな話だったっけ? 冒頭のライヴ・シーン、本木雅弘(こんな字だったっけ?)の歌い方が大槻ケンヂっぽいなぁと思ってたら、映画の途中でオーケン本人がご登場(すっごくチョイ役)。やっぱり彼がパフォーマンス指導とかしたんだろうか。ひさしぶりに見た鈴木保奈美(の若い頃)。かわいいのか? 時代は感じる。

  


■THE JUON■
日本版の『呪怨 劇場公開版1 / 2』は劇場で観た。こわいというより、ビックリする映画だという印象。意味不明というか、理由のわからないことが多いし。ハリウッド版は、劇場公開版2作両方のエピソードをちょこちょこつまみ食いし、劇場公開版ではよく理由のわからなかった部分の理由をある程度はっきり示す形にした感じかしら。比較的わかりやすい“理由”をつけてしまったことで、わけのわからない恐怖感や理不尽さは弱くなり、いっそうビックリ箱系ホラーになったような印象。“カヤコの怨念”の強さがあまり感じられない。

  


■宇宙戦争■
最初の20分見てない。そのあともこまごました作業等をしながらの干渉。きちんと字幕を追ってないので、物語の進行がちょっと不明瞭。それはともかく、ダコタ・ファニングは顔が怖い。そしてこの子供(役)、見ててむかつく。その辺に捨てておけばいいのに。好きなだけ大暴れしてると思ったらもともと地球上に存在してるバクテリアとか細菌とかにころっと負けちゃうっていうのは、マイケル・クライトンの『アンドロメダ・ストレイン(アンドロメダ病原体)』とかもそうだったっけ? 流星とともに地球上にやってきて大暴れした挙句、嵐で巻き上がった海水(塩水)にあたって枯れちゃったっていう樹木型異性人の映画もむかしあった気がする。

  

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2007/02/12

鴨のテリーヌとかムール貝の白ワイン煮とか@オーヴィユパリ(新宿三丁目)

昨日はシルク・ドゥ・ソレイユの「ドラリオン」を見たあと、新宿に出てビストロ・オーヴィユパリへ。ここは以前、神楽坂にあったビストロ・イデアルで素晴らしいフランス料理を提供してくれていた黒岩さんがシェフを務めている店なのです。黒岩さんの料理大好きなんだけど、なかなか来る機会がなくて、半年振りくらいかなぁ。今日はどんな素敵な料理が食べられるんだろう。楽しみだなぁ。

と思ってお店に入ったのですが、ななぁ~んと黒岩さん、昨年12月で別のお店に移ってしまったのだそうで(ToT)。いまどこのお店にいるのか、オーナーさんも知らないのですって。残念。イデアルのあとここで料理しているのだってやっと見つけたのに、また行方を捜さなくては。ということで、求む、アラジン、ルテシア、イデアル、オーヴィユパリでシェフをしていた黒岩さんのその後の情報。

それはともかく。

現在のオーヴィユパリは金髪で北欧系の美しい顔立ちをした若いフランス人らしき人がシェフをしていて、オープンキッチンの奥から客席に見せる笑顔もかわいらしく、なかなかいい感じです。お料理は以前と同じく一皿の分量たっぷり、付け合せの野菜もたっぷりで、とくにサラダを別に頼まなくてもちゃんと野菜を食べた気になります。こういうところが素敵。味付けは、高級フレンチの香りがする黒岩さんよりかはいくぶんパンチがあるというか、しっかり目の味付けで、よりビストロらしい味になってるかも。でも、塩味などはお手ごろ価格帯のよくあるビストロの料理よりは抑えめな感じで、途中で食べ飽きるようなことはありません。野菜たっぷりでやさしめのお味ってのは、シェフの個性というよりは、このお店の、オーナーさん(フランス人)の個性なのかな。

食前酒としてグラスでシャンパーニュ、食事と一緒にはハウスワインの白をカラフェで。
前菜は鴨のテリーヌと、名前を忘れてしまったのだけど、ひき肉のようなものをチキンで巻いて焼いたのを輪切りにしたもの(アプリコットぽいジャムのようなものをつけて食べるの。美味しい)を。
メイン・ディッシュは、ムール貝の白ワイン煮とサーロインステーキ。ムール貝を煮た白ワインがたくさんボウルにあまってしまって、もったいないなぁ、これでリゾットとかつくったら美味しそうだなぁなどと、お皿を下げに来たオーナーさんにちょろっとつぶやいたら、シェフにお願いしてくれたようで、そのスープでちょっとだけリゾットをつくって持ってきてくれました。ムールの風味は薄めだったけどワインの味がたっぷりする、なかなか美味しいリゾットになりました。
デザートはベリーのタルト、林檎と梨のケーキ、そしてバジリコのシャーベット。タルトもケーキももちろん美味しいのだけど、シャーベットがちょっと予想外に美味しかった。バジリコのさわやかな風味とほんのり甘い蜂蜜の味わい。素敵だ。

料理はすべてふたりでシェア、最後にコーヒーを飲んで、ひとり当たり6000円程度。うん、美味しいし、値段も手ごろだし、お店の雰囲気もいいし、オーナーさんもシェフも感じいいし。黒岩さんはもういないけど、このお店はこのお店で、やっぱり捨てがたいというか、いいお店だな。またこよう。

オーヴィユパリ

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