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2007年9月9日 - 2007年9月15日

2007/09/14

MARIELLA NAVA / DENTRO UNA ROSA (2007)

1960年2月3日、Taranto(タラント。イタリア南部の町のようです)生まれのカンタウトリーチェ。1988年にアルバム・デビューし、以後1~2年置きに精力的にアルバムをリリースする一方、Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)Eduardo De Crescenzo(エドゥアルド・デ・クレッセンツォ)Renato Zero(レナート・ゼロ)Loredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)などに対する楽曲提供者としても活躍します。2007年にリリースされた『Dentro una rosa』は、Mariella Nava(マリエッラ・ナーヴァ)の13枚目のアルバムになるようです。

たくさんのアルバムがあるMariellaですが、自分はこれまで2~3枚しか聴いたことがなく、曲の感じがアルバムごとにけっこう違ったもので、イメージがうまく確立できません。基本的にはロマンティックな曲を書く人かなと思うのですが、意外と力強いロックなども歌うようだし。Amedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)と「Futuro come te」をデュエットした頃のアルバムなどはかなりエレ・ポップ風という噂も聞いています。

幅広い曲想を持っているらしいMariellaですが、この『Dentro una rosa』ではきわめて王道的といえそうな、ドラマティックに盛り上がるイタリアン・ポップスをたっぷり聞かせてくれます。緩急豊かな構成と印象的なメロディ、サビでの歌い上げなど、いわゆるカンツォーネ的な要素がたっぷりありつつも、転調を上手に使い、意外性はあるけれど不自然さのないメロディ展開をするなど、非常にモダンでセンスの良いものになっていて、作曲家としての豊かな才能を感じます。またシンガーとしても、低めでわずかにひび割れたような力強い歌声には独特の存在感と説得力があり、哀愁漂うメロディを歌ってもべたべたと甘くなりすぎず、非常に好ましいです。

M1「Dentro una rosa」は、メロディアスなヴォーカルに豊かなオーケストラがかぶさり、極が進むにつれ徐々に盛り上がっていくという、典型的なイタリアン・ポップス。カンツォーネの香りがたっぷりしますが、1コーラスのなかで細かい転調が繰り返されるところに現代技巧を感じます。ひとつひとつのフレーズそのものはシンプルなので歌うのも簡単そうに感じるけれど、通して歌うのはけっこう難しそうなメロディ展開だと思います。

M2「Preludio」はタイトルどおりの前奏曲。オーケストラだけで演奏される小曲です。

M3「Via della poesia」もオーソドックスなカンツォーネ風ポップス。厚いオーケストレーション。のびやかなサビのメロディ。徐々に盛り上がる構成。どれも王道的で、安心して聴いていられます。なのに古臭さを感じさせないところが魅力的。Mariellaの歌声も、キンキンしたり浮ついたところがなく、力強く存在感たっぷりです。

M4「Un treno」は汽車のSEで始まります。リズム・ボックスとシンセ・ベースが使われ、テクノ・ポップ風に始まりますが、サビではゆったりとした大きなメロディが現われ、イタリアらしいポップスになります。

M5「Fade out」もなかなか気のきいた曲。どこか歌謡曲ぽいイントロから語りっぽいヴォーカル・パートに入ります。それがだんだんとなだらかなメロディに乗りはじめ、サビに向けてどんどんと盛り上がっていく展開は、まさにイタリア。もちろん厚いオーケストレーションも美しく鳴り響きます。どことなく寂しげで哀しげな雰囲気があるところも、古き良き時代のカンツォーネ・ポップスを思い出させますが、古臭さは感じさせないところに作曲の妙を感じます。

M6「La piazza」でもリズム・ボックスを使ったテクノ風の演奏が聴けます。この感じ、どことなくFranco Battiato(フランコ・バッティアート)に似てるような気がします。少しはにかんだ笑顔を見せるようなAメロから、明るく開放的だけど人影は少ない秋の夕暮れの海を見るようなサビへの展開が印象的です。

M7「Spendi qualcosa per me」は落ち着いた感じの、カンタウトーレぽい曲調。ちょっとオーケストラがうるさく感じられます。シンプルで淡々としたメロディに味わいが感じられるので、もっと弾き語りに近いアレンジでもよかったように思います。あたたかく懐かしい感じから少し寂しげな哀愁へとつながるメロディ・ラインが心地よいです。

M8「Gli ultimi」ではガット・ギターの音色がやわらかく響きます。前半のメロディ、なにかの曲に似てるのだけど、思い出せません。サビで力強く盛り上がるのはお約束。

M9「Vita sui capelli」はオールド・ファッションドなロックンロール。ピアノ、エレキ・ギターが軽快に演奏されます。オルガンの使い方やサキソフォンのソロなどもノスタルジック。

M10「Guarda giu'」はピアノとオーケストラの落ち着いた感じで始まります。歌詞の語感を生かしたシンプルでやさしいメロディ・ライン、楽しげななかにふっと寂しさやさりげない哀愁が入り混じる構成など、非常に上手につくられている曲だと思います。

M11「La strada」はアコースティック・ギターのコード・ストロークとキーボードのオーケストレーションを中心にしたカンタウトーレぽい曲。歌メロも淡々としていてカンタウトーレ風ですが、サビのメロディはどことなく近年のClaudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)とかに似てるような気がします。

M12「Portami con te」は、なんとなくElton John(エルトン・ジョン)の「Your Song」を思い出させます。出だしのメロディやコード進行が似てるのでしょうか。やわらかであたたかいヴォーカル・ラインが続き、この分だときっとサビでは大きなメロディでイタリア風に盛り上がるのだろうなと思いきや、サビ前で転調してちょっとひっかかるようなメロディを持ってくるところが意外性があっていい感じです。

M13「Finale」はタイトルどおり、オーケストラ(キーボードだと思う)のみの演奏による終曲。最後にひと言セリフが入ります。

このあとにゴースト・トラックがあります。波打ち際のSEとアコースティック・ピアノ、薄めのオーケストラに包まれた、静かでスローな曲です。サビではカンツォーネ風に歌い上げ、哀愁を振りまきます。



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2007/09/13

Uno e Via@ステファノ(神楽坂)

2日続けてリストランテ・ステファノです。外に出たら微妙に雨が降っていて、遠くまでお昼を食べにいくのが面倒になったので、職場に近いステファノで食べることにしました。でも、さすがに週に何度もコース料理を食べるほどの財力はないので、ひさしぶりにUno e Via(ワンプレート・ランチ)を食べましょう。今週いっぱいでランチ・メニューからなくなってしまうことでもあるし。

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昨日の盛り合わせは、スモーク・サーモンのムース、野菜とトマトソースのペンネ、そしてメインの豚肉料理(なんていう名前だったか忘れちゃいました)。
口当たりのなめらかなムースからはスモークの香りとサーモンの甘みがしっかりとかつ上品に口に広がり、アルデンテに茹でられたパスタは歯応え楽しく、豚肉は肉の旨みたっぷり。
この肉料理、風味付けにマルサラ酒かなにか使ってるな、きっと。最初のひと口でお酒の甘い香りがじゅわっと広がりました。
そして肉の下に敷かれたフレッシュ・ポレンタ。焼きポレンタはよそでもときどき見かけるけど、リゾット風というかマッシュポテト風に仕立てられたポレンタは、ここステファノ以外ではあまり見た記憶がありません。これ、美味しいよねぇ。

アンティパスト、プリモ、セコンドを少しずつバランスよく、さらにサラダもたっぷり。これを上手に一皿に盛り合わせて1260円って、やっぱりお得でしたね。これと1000円のパスタ・ランチがランチ・メニューから消えるので、来週からは少しお客さんの層が変わりそう。個人的には歓迎ですけど、微妙に高級化してマティエールのようにランチも予約しなければ食べられないような感じになっちゃったら困るな。

リストランテ ステファノ
神楽坂 Stefano[ステファノ]:神楽坂散歩。
たきおの神楽坂ランチ日記: 187ステファノ





日本製粉 バリラ ラザニエ(×6)

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バリラ社独自に開発したプレミアム・デュラム小麦をベースにした、多くのリストランテのシェフにも愛されてるパスタ。ゆでずに、そのまま焼けます。

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2007/09/12

鴨のリゾットと白身魚のソテー@ステファノ(神楽坂)

今週でランチ・メニューからワンプレート・ランチとパスタ・ランチがなくなるリストランテ・ステファノです。自分はいつもコースのランチを注文するので、ぜんぜん影響ありません。しかも来週からは夜の通常メニュー(アラカルト)を昼は10%OFFで注文できるようになるらしい。それは素敵。

というわけで、昨日のお昼は今週のコース・メニューの中から鴨のリゾットと白身魚の生ハム巻きソテーをチョイス。ついでにグラスでマジアンコ(白ワイン)。


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リゾットです。鴨はスモークされてたんだったかな。しっかりしたスープの味にあわせたしっかりした塩味。アルデンテよりちょっとやわらかめな米の茹で具合もいい感じです。リゾットおいしー。


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メインの魚料理。昨日は鯛でした。鯛にプロシュート(だと思う。パンチェッタじゃないよね?)を巻きつけて、カリッとソテーしてあります。上には刻んだビーツ。このビーツにはクローブ等のちょっとクセの強いスパイスが混ぜてあって、ビーツの甘い風味にエキゾチックな印象を加えます。これとふっくらした魚のソテーがとってもいい塩梅。おいしー×2。

ちなみに、あとから来店してとなりの席に着いたご婦人おふたりがカメリエーレのHさんに、なぜか声をひそめて「お隣のかたが食べているのはなにかしら?」とたずねてたので、つい横から「鯛(今日の魚料理)ですよ」と声をかけてしまったら、えらくびっくりされてしまいました。
ご婦人く「あら、聞こえちゃいました? 日本語の本を読んでらっしゃるから、日本語わかるのかなとは思ったんですけど」
おいら「日本人です」
ご婦人「えっ! えぇ~っ!?」

... 何人だと思われてたんでしょう、おいら???

関係ないけど、「さかのうえ」がいつのまにかリストランテからフレンチに変わってて、ちょっとびっくりしました。

ristorante stefano
フードコーディネーターのAtoZ : リストランテ ステファノ
Huit&Rody:リストランテ ステファノ@神楽坂






イーガー(Eger) エクストラバージン オリーブオイルスプレッド バジル

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天然素材をそのまま活かしてオイルをスプレッド化。コレステロールフリーかつトランスファットフリーの、ヘルシーなオイルスプレッドです。バジル風味で、パスタや白身魚のソテーなどにも使えます。

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一見しなかった(BlogPet)

きょう小丸は素材主演するつもりだった。
だけど、もあとテレビ用映画とか満足するつもりだった。
だけど、一見しなかったー。
でも、きょうは、クッキングシートに暗転されたみたい…

*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2007/09/11

オムライス@コパン(神楽坂)

傘を持たずに外に出たら雨が降りそうな降らなさそうな微妙な空模様だったので、会社に近いコパンでお昼を食べました。今月のランチはオムライス。単品だと680円、ドリンクつきでも800円と、財布にやさしい価格です。飲み物は水があれば充分なので、単品で頼みました。

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ふわふわの卵と、シンプルなケチャップ味のチキンライス。サラサラとしたさっぱりめのドミソース。オムライスはたいてい、どこのお店で食べてもそれなりに美味しいものだと思います。コパンのオムライスも充分に美味しかったです。これで、少なくてもいいのでちょっとしたサラダとかついてると、さらにいいのだけどな。

この店は禁煙席がないようで、けっこうタバコを吸っている人が多く(そのわりには煙や臭いがあまりこもらないのは、換気設備が上手に配置されているのだろうか)、料理を待っているあいだはひとつ置いた右隣の男性の吸う煙草の煙と臭いが、食事中はひとつ置いた左隣の女性の吸う煙草の臭いが漂ってきて、せっかくの卵やソースの甘い香りも全部かき消されてしまいます。さっさと食べてさっさと店を出ることにしました。ドリンク頼まなくてよかった。コーヒーの高貴な香りだって、煙草のくさい臭いが漂ってきたらだいなしですしね。

コパン - 神楽坂 - Yahoo!グルメ
神楽坂 コパン:神楽坂散歩。
たきおの神楽坂ランチ日記: 168コパン




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ヨーロッパや日本で業務用としても信頼と実績をもつサエコのスタイリッシュなデザインのエスプレッソ&カプチーノマシン。フタを開けると把手になり、取り外しが簡単な給水タンクで水の残量も一目瞭然。ツマミを回すだけでキメの細かなミルクフォームもつくれます。

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2007/09/10

週末映画

■Returner リターナー■
とりあえずSFXは大仰な感じで悪くありません。きっと劇場の大スクリーンで観たなら迫力があったのではないかしら。自分は自宅のテレビ画面で観たので、とくに圧倒されることはありませんでしたが。金城武の衣装やアクションが思いっきり『マトリックス』だったり、ストーリーの根幹となる宇宙人が『E.T.』だったりと、パロディなんだかリスペクトなんだか微妙な感じは残りますが、アクションSFとしては悪くないんじゃないでしょうか。鈴木杏もがんばっていたけれど、樹木希林と岸谷五朗の存在感はやはりすごい。

  


■ライブラリアン 伝説の秘宝■
『ER』のカーター君ことノア・ワイリー主演のアドヴェンチャー・ムーヴィー。劇場用映画というよりはテレビ用映画のような気がしますが、どうなのかしら。フリン・カーソンがライブラリアン(図書館司書)になるまでとなってすぐあたり(映画の前半3分の1くらい)までの展開がちょっとのろのろした感じがするけれど、秘宝探しの旅に出たあとからはテンポよく展開し、楽に爽快に楽しめる。小粒にした『インディ・ジョーンズ』、あるいは『ロマンシング・ストーン』などと同傾向といっていいでしょう。ノア・ワイリーのちょっと情けない感じが上手に活かされていると思います。

  


■イヌゴエ■
犬の言葉がなぜか聞こえるようになってしまったという設定自体はそれほど目新しい感じはしないけれど、ブサイク顔だけどどこかかわいいフレンチ・ブルドッグの声がえらくおっさん声、しかもベタな関西弁(最初、板尾創路かと思ったのだけど、正解は遠藤憲一)というのは、ちょっとおかしい。ストーリー自体はけっこうだらだらした感じで、これといった求心力もなく、あまりものを考えずにぼーっと観ていてもいい、楽な映画。それでもちゃんと、ところどころで「犬の声が聞こえる」という設定を上手に生かしているし(会社から脱走しかけたときの犬のセリフは意図がよくわからない)、なぜおっさん声なのかというのも最後に上手に理由づけしてあるあたり、それなりに練られた構成になっていると感じます。最後に明かされるペス(実はジョン)の性格もかわいげのないかわいさがあって、犬好きな人なら許せるんじゃないかしら。

  


■イヌゴエ 幸せの肉球■
『イヌゴエ』が好評だったらしく作成された続編。これは微妙です。犬の声が聞こえるという設定がほとんど活かされてない。今回もまたフレンチ・ブルドッグで名前はペスですが、前回のペスとはまったくつながりはありません。今回のペスは、ペット・ショップで売られていた犬。その声は飼い主(買主)である凌の恋人の涼子のものだけど、涼子はペット・ショップでこの犬が気に入ってよく眺めていただけで、凌が犬を買ったときにはすでに凌の元から離れていました。なのに、なぜ、ペスは涼子の声で話すのか。そもそもなぜ凌にはペスの声が聞こえるようになったのか。前作ではそれなりに理由やきっかけといったものをきちんと用意していたけれど、この続編ではなし。最初から「犬の声が聞こえる青年がいても不思議ではない」という前提のもとでつくられてしまったようで、あまり共感も感情移入もできなかった。最後もとくにひねりなく安易に終わってしまったし。残念。

  

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2007/09/09

第30回イタリアPOPSフェスタ

関東近郊在住イタリアン・ポップス・ファンの月に1度のお楽しみ、イタリアPOPSフェスタも今月ついに30回を迎えます。開催まで1週間をきり(9月15日の土曜日に開催です)、残席も少なくなってきたとのこと。まだ申し込みをしてなかったという方、お早めに申し込まれたほうがいいですよ。

ポップス、ロック、ヒップホップからトラッド系まで、“いま"のイタリアを感じるさまざまなタイプのポピュラーミュージックが紹介されます。場所は新宿。イタリアに、イタリアのポピュラーミュージックに、興味がある方なら、どなた様でも大歓迎。初心者さんからベテランさんまで、そして若い人から年配の方まで、男性・女性・学生・社会人とさまざまな方が毎月楽しまれています。

詳しい情報&参加申し込みは主催者さんのサイト↓へ。
第30回イタリアPOPSフェスタ(2007年9月)参加者募集

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