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2007年5月20日 - 2007年5月26日

2007/05/25

こいつら、バカだ (^◇^;)

いやぁ、なんか、若いっていいな。

企画

とくに侵入シリーズのデズニー編はかなりドキドキわくわくするぞっ。
あ、こいつら、うちの大学の後輩だ...

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ベルトがピ~ンチ!

長年愛用してきた皮製のベルトが、いま、まさに切れようとしています!

朝、ズボンをはいたときは大丈夫だったはずなんだけどなぁ。
会社について時計を見ようとしたら(懐中時計を腰のベルトにつけてあるんです)、ベルトのホールのひとつが上側まで切れて、残った下側でかろうじてつながっているだけになってましたー。

困った。
今日の夜は大勢の人が集まる場所にいくことになってるのに。
ベルトが切れたらズボンが下がってしまう。
今日のパンツは素敵な色とデザインのものだったかしら。

とりあえずいまはホチキス、てのは商標だな、ステープラーでかろうじてつなぎとめてありますが、いつまで持つやら。昼休みにどこかで新しいものを調達しなくちゃ。


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2007/05/24

鴨肉のラヴィオリと牛肉のソテー@ステファノ(神楽坂)

月曜・火曜と微妙なランチが続いてしまったので、巻き返しをはかります。いついっても必ず美味しいなにかが食べられる安心と信頼のお店(笑)、リストランテ・ステファノへGO。先週は満席で、先々週はお店自体がお休みだったので、3週間ぶりのステファノです。

トマトのゼリーや豚肉のグリリアなどが盛りあわされたUno e via(ワンプレート・ランチ)も美味しそうだったのですが、やっぱりセコンドをきちんと食べたいなということで、今週のランチ・メニューからプリモに「鴨肉のラヴィオリ、キノコソース」、セコンドに「牛肉のソテー グリーンペッパーソース、フライポテト添え」をチョイス。ドルチェはあとで考えましょうね。

Cimg0001_19ラヴィオリ、食べるのひさしぶりな気がする。つるんぷるんもっちりパスタの中に、きゅきゅっと凝縮された感じの鴨の挽き肉。とっても細かく挽かれてます。心地よい歯ごたえ。しっかりした味付け。うふふん、美味しいね。

Cimg0003_6牛のソテー、外側は香ばしく、内側はとてもいい具合にレアです。円柱状の固まり肉をころころっと転がして焼いたのかしら、輪切りにされた感じがなんだか可愛らしい。やわらかいけれどほどよく噛みごたえのある牛肉に、濃厚だけど爽やかさのあるグリーンペッパーのソースがとてもいい塩梅です。そしてガルニのポテト・フリットがほっこほこの熱々で、なんだか笑顔になってしまいます。美味し楽し大好き。

プリモもセコンドも肉料理を頼んだので、昼とはいえちょっとだけ赤ワインがほしいですよねぇ。なのでハウスワインのグラスの赤を注文。ハウスワイン、以前はカベルネ主体のものだったと思ったけど、最近銘柄を変えたそうで、いまはサンジョヴェーゼ主体のものを出してくれます。エミリア・ロマーニャ産だとか。これがね、意外と味わいがしっかりしてて美味しいのよ。熟した葡萄の甘い風味があって、ちょっとカカオとかの香りがして、ボディもけっこうしっかりしてて、明るくて楽しい感じがする。南部のワインとかに印象が似てるかな。帰り際にボトルを見せてもらったら、Del Palioのワインだった。あ、これむかし、スーパーで買って飲んだことがあるぞ、最近は見かけないけど... なんて話をカメリエーレのHさんにしたら、最近はこの銘柄、酒屋さんなどの小売店には出ていない、主に飲食店向けのワインになっているのだそうだ。そうなのかぁと思って自分のワイン記録を調べたら、自分がスーパーで買ったのは2003年のことだった。サンジョヴェーゼとプリミティーヴォを買ってるな。

美味しい料理を堪能し、美味しいワインもいただいて、やっぱりドルチェも食べちゃって、いつものとおりエスプレッソで締め。全部で2750円。ごちそうさまでした。

あ、ちなみに昨日は客席に、以前このお店の厨房にいて、バイク事故で入院~そのまま休業中のHさんがいらっしゃいました。ちょっと痩せたけど、体調はいいそうです。職場復帰にはもう少しかかりそうといってましたけど。クックコートを着て厨房で働くHさんの姿をまた近いうちに見られるといいなぁ。

リストランテ ステファノ
神楽坂のをと ―『リストランテ・ステファノ』イタリアン [6丁目]
ふりすかの日記帳 - ステファノ@[神楽坂]

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2007/05/23

回鍋肉ラーメン&半チャーハン@海老専家(神楽坂)

自分、ラーメンも含めて中華系の料理ってあんまり好きじゃなくて。嫌いなわけではないので、目の前に出されれば食べるのだけど、わざわざ自分から食べにいこうと思うことはめったに、いや、ほとんどありません。だけど昨日は、なんだかお昼になにを食べるか考えるのがめんどくさくなっちゃったのと、会社の近所の西洋食系ランチはしょっちゅういってるのでたまには違う趣向をと思いながらフレンチ・ダイニングの前を通り過ぎたときに目についたので、中国料理店・海老専家に入ってみることに。初めての入店です。

Cimg0001_18チャーハン単品が650円くらいからあり、お値段はお手ごろのようです。初めて入る店で、料理の塩梅とかよくわからないので、無難なところで回鍋肉ラーメンと半チャーハンに杏仁豆腐がつく「ランチCセット」750円を注文。ラーメンとチャーハンは、その店が自分の好みと合うかどうかの大まかな目安になります。

む、む、むぅ~。ラーメンは、美味しいのかどうか、よくわからん。細麺の縮れ麺で、醤油ベースのスープ。上に回鍋肉のようなものが少し盛ってあります。回鍋肉のタレの味がスープに混じり、かなりしょっぱくなります。このスープを全部飲んだら、体に悪そう。あとでめちゃめちゃ喉が渇きそう。自分の好みの味とは違うけど、まぁ、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。好みでいうと、マルタイ九州屋台ラーメンのほうが自分は好きかもしれません。

チャーハン。む、む、む、むぅ~。これは、ダメかも。卵はふんわりしているけれど、ごはん全体がぱらっとしてない。明らかに油がいきわたっていない、白いままのごはん部分があちこちにある。そういう部分は当然、ごはん同士がぺったりとくっついてる。チャーハンは、味のついた油がごはん全体にほどよくいきわたり、お米の一粒一粒に味がついて、かつベチャッとならないように、パラパラッと仕上がるように炒めないと、美味しくないと思うんですけど。印象としては、小さなフライパンに残りごはんをたくさん入れるから量が多すぎて充分にあおれない状態で一般家庭のお母さんがつくったチャーハンといった感じ。これだったら家で中華なべを使って自分でつくったほうが美味しいチャーハンができそうな気がします。

杏仁豆腐は、こんなもんかな。

う~ん、微妙だ。値段が安めなのと、その値段でランチ時間にもカードで支払いができるので現金をあまり持っていない自分には便利という点がアピールポイントともいえるのだけど、味的には「また食べにきたい」と強く思えるものではありませんでした。料理によっては提供時間がかなりかかっているようだったし(となりの席の人は自分より先に入店・注文していたのに、料理が出てきたのはほとんど自分が食べ終わるころだった)、となりの席で煙草を吸われると煙がくるし。従業員さんは感じいいのだけどねぇ。また美味しいものを食べることへの興味が低下したときにいくかもしれないなぁ、安いから。

中華料理 海老専家
たきおの神楽坂ランチ日記: 海老専家
神楽坂ランチふせん隊: 金曜日は海老専家

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2007/05/22

てんぷら定食@まめ半(神楽坂)

基本は京風うどん屋さんらしいのだけど、お昼のサービス定食ではてんぷらとご飯を出してます。1000円。サービス定食以外は、980円くらいでうどんが1~2品あるようですが、他のメニューはみんな1000円超。麺類がそんなに好きじゃない自分には、あまりアピールしない価格です。

Cimg0006店の前は頻繁に通るのだけど、入るのは初めて。注文はもちろんサービス定食です。限定10食とか書いてあるので、まだ出してもらえるのか、ちょっとドキドキでした。

てんぷらのほか、煮物とヒジキ、お吸い物、漬物、ご飯がつきます。てんぷらは、茄子とゴーヤ、サツマイモ、それに海老が2本だったかな。

う~ん、微妙です。
ヒジキ、しょっぱい。自分はもっと薄味が好き。
煮物、冷え冷え。里芋、こんにゃく、たけのこ、ニンジン、カボチャだったかと思いますが、どれも冷蔵庫から出してきてすぐの状態の冷たさです。煮物はやはり、温かい状態で食べたいです。もちろん、おだしを吸った煮物は冷めても美味しく食べられるけれど、冷蔵庫で冷やした煮物はちょっと勘弁。味的には悪くないと思うのに、残念。
てんぷら、ちょっと重め。衣はさっくりしてて上手に揚がっているのだけど、油が少し重い感じです。お腹のすいた元気な若者にはこのくらいがいいかもしれませんが、くたびれたおじさんの胃にはいくぶんハードです。ゴーヤのてんぷらっていうのは初めて食べたけど、あの苦味がけっこういいですね。大人の味。サツマイモのてんぷらは、てんぷらというよりはサツマイモチップスですかってくらい薄くてパリパリで、少なくとも自分の好みじゃありませんでした。
お吸い物は甘い風味で、悪くなかったな。

みゅぅ。店本来の売りであるうどんを食べたほうがよかったでしょうか。

まめ半/ホットペッパー.jp
神楽坂 まめ半:神楽坂散歩。
たきおの神楽坂ランチ日記: 160まめ半

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Sophie's Bridge = Shiraz / Arrowfield Estate

No:904
Sophie's Bridge = Shiraz / Arrowfield Estate
ソフィーズ・ブリッジ = シラーズ / アローフィールド・エステイト

産地:オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州ハンター・ヴァレー(Hunter Valley)

度数:13.5
葡萄:シラーズ
年度:2005
輸入業者:GRN株式会社
渋さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.5.7
値段:1000
お店:ピーコック
飲んだ日:2007/05/21(月)

抜栓したコルクからはチョコレートのような香りがする。濃い赤紫色。黒い果実の甘酸っぱい香り。少しボルドー風の香りもするか。グラスを回すとココアやヴァニラのような甘い香りや、獣っぽい香りも出てくる。アタックにはほんの少し発泡したニュアンス。豊かな果実の甘み。しっかりした酸。ほどよい塩味。あと口に残るやわらかなタンニン。非常にジューシーで、明るく楽しい雰囲気があり、力強くて濃いのだけどあと味がけっこう爽やか。バランスのいい華やかさで、日常飲みにぴったりな感じ。

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Chianti Classico / Castello di Verrazzano = Luigi Cappelini

No:903
Chianti Classico / Castello di Verrazzano = Luigi Cappelini
キァンティ・クラッシコ / カステッロ・ディ・ヴェッラッツァーノ = ルイジ・カッペリーニ

産地:イタリア、トスカーナ州キァンティ・クラッシコ地区グレーヴェ・イン・キァンティ(Greve in Chianti) (Chianti Classico DOCG)

度数:12.5
葡萄:サンジョヴェーゼ主体
年度:1995
輸入業者:重松貿易株式会社
渋さ:2
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.3.24
値段:1100
お店:いまざわ酒店
飲んだ日:2007/05/20(日)

ワイン屋さんの倉庫のすみにデッド・ストックとなっていたものらしい。オークションで安く落札したが、通常だと3000円くらいはするのかな。保管状態がどうだったのか心配ではあるが、保管さえよければ、グレーヴェのキァンティ・クラッシコなら12年くらいは寿命がありそうに思う。つくり手もヴェッラッツァーノだし。

赤レンガっぽい色合い。酸を感じさせる香り。キノコや川辺の草花を感じさせる香りもあるかな。少しミネラルっぽい硬い香りもある。収穫からだいぶ時間が経っていることもあり、タンニンは丸くやわらかくやさしい感じになっているが、それでもちゃんとあと口には残る。角の丸い、豊かな酸味。ピークを越した味わいだけど、アルコールや果実の旨みはまだ感じられ、ミネラルっぽい硬さやタンニンも残っている。複雑さがあり、力強さも残っている。美味しく飲めたけれど、もう数年早く飲めばもっと旨みが豊かで美味しかったのだろうな。

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Bourgogne Chardonnay / Domaine Roux Pere & Fils

No:902
Bourgogne Chardonnay / Domaine Roux Pere & Fils
ブルゴーニュ・シャルドネ / ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス

産地:フランス、ブルゴーニュ地方 (Bourgogne AC)

度数:12.5
葡萄:シャルドネ
年度:2005
輸入業者:有限会社カツミ商会
辛さ:3
酸味:3
重さ:3
香り:3
好き:4
買った日:2007.2.17
値段:734
お店:ワインの店 ちどり屋
飲んだ日:2007/05/19(土)

通常は1200円程度で売られているようだ。明るい黄金色。リンゴや洋梨っぽい甘く爽やかな香り。アタックはすっきり爽やか、アフターにはやわらかい果実の甘みが感じられる。シトラスぽい柑橘の風味と、ほんのりとバター風の味わいもある。軽やかだけどほどよい旨みがあって、コスト・パフォーマンスのいいブルゴーニュだと思う。美味しいです。

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Little Yering = Pinot Noir / Yering Station

No:901
Little Yering = Pinot Noir / Yering Station
リトル・イエリング = ピノ・ノワール / イエリング・ステーション

産地:オーストラリア、ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレー (Yarra Valley)

度数:13.5
葡萄:ピノ・ノワール
年度:2003
輸入業者:大丸興業株式会社
渋さ:2
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:4
買った日:2007.4.13
値段:800
お店:ピーコック
飲んだ日:2007/05/18(金)

深みと艶のあるワインレッド。苺やカカオ、ヴァニラのような甘い香り。グラスを回すとさわやかな酸を感じさせる香りもある。しっかりした酸味。たっぷりした果実味。力強いけれど落ち着いた味わい。口の中でさまざまな味がする。ほどよい厚み、たっぷりした旨み。なんとなく、南フランスのワインと印象が似ている気がする。美味しいです。

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Sunrise = Chardonnay / Concha y Toro

No:900
Sunrise = Chardonnay / Concha y Toro
サンライズ = シャルドネ / コンチャ・イ・トロ

産地:チリ、セントラル・ヴァレー (Central Valley)

度数:13
葡萄:シャルドネ
年度:2005
輸入業者:メルシャン株式会社
辛さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.4.14
値段:1000?
お店:もらいもの
飲んだ日:2007/05/17(木)

ほんのり緑がかった薄い麦藁色。梨や青リンゴのようなさわやかな果実の香り。やわらかな果実の甘み。アタックは丸く暖かいが、酸はかなり強く、あと口はきりっとしている。最初は少しだけシュワッとした舌触り。そのあとにはふんわりと甘い風味が口に広がる。チリの白ワインって、むかしは果実味が強すぎてベタベタと甘い感じのものが多かったように思うのだけど、これは南半球らしい豊かな果実味がありつつもすっきりとしていて品がよく、なかなか美味しい。さすがコンチャ・イ・トロというところだろうか。



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Platypus Run = Pinot Noir / Yering Station

No:899
Platypus Run = Pinot Noir / Yering Station
プラティプス・ラン = ピノ・ノワール / イエリング・ステーション

産地:オーストラリア、ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレー (Yarra Valley)

度数:13.5
葡萄:ピノ・ノワール主体
年度:2001
輸入業者:日欧商事株式会社
渋さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:4
好き:2
買った日:2007.3.27
値段:880
お店:ピーコック
飲んだ日:2007/05/14(月)

エッジがほんの少しオレンジがかっている。ピノ・ノワールらしい、甘酸っぱい苺のような香り。グラスを回すと揮発性アルコール風の香りもする。強い酸。強い塩味も感じる。高いアルコール度数を感じさせる風味。喉の奥も熱くなる。さわやかな果実の甘み。ほどよいタンニン。すべてが力強い味わいでたっぷり感があるが、複雑さや肉厚さはそれほど感じない。少しブランデーぽいニュアンスが出てて、保管期間が長すぎたというか、飲みごろを過ぎてしまった感がある。もう数年早く飲んでいれば、甘い果実味が楽しめる南半球らしいピノ・ノワールだったのではないかなと思うと残念。


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VICTOR PERAINO'S KINGDOM COME (1975)

メロトロン使用比率が非常に高いプログレッシヴ作品として、以前はけっこうプログレ・ファンのあいだで話題になることが多かったように思います。うちにあるのはずいぶんむかしにブートレグで再発されたLPレコードだけど、いまはボーナストラック入りのCD再発盤が手に入るようです。

メロトロン、派手に鳴り響いてます。むかしは、メロトロンさえ鳴り響いていればプログレッシヴ・ロックとしてはそれでOKみたいな風潮がいくらかあったような、なかったような。実際自分も、メロトロンの音さえ聴こえてくれば気分がよかったような時期があったような、なかったような。でも最近の自分は、メロトロンの音はいまも魅力的に聴こえるけれど、メロトロンも含めた曲全体のメロディやアンサンブルが魅力的でないと、OKとは思えなくなっています。

で、このアルバム。ブートLPで音質があまりよくないという点を差し引いても、自分にはあまり魅力的には響かない作品です。メロトロンをたくさん使ったハードロックといった印象で、プログレッシヴ・ロックというよりはアート・ロックの時代に近い音に感じます。1975年て、まだこんな音の時代でしたっけ? イギリスはもちろん、イタリアでも、もう少し洗練されていたように思うのだけど。

M1「Sun sets sail」はオルガンとキーボード主体のスペイシーなハード・シンフォといった印象で、ときどきコズミックな感じもまじります。手数は多いのだけどもっさりした感じのリズムが、いかにもあのころのプログレ風。意外とおとなしいハード・ロック/ヘヴィ・メタルといった趣もあります。

M2「Demon of love」ではファズ・ギターが全編に響き、いっそうハード・ロック風味。リズムはあいかわらずもっさりです。

M3「Empires of steel」あたりからメロトロンが大げさに前面に出てきはじめます。この曲ではフルートも入り、ハードなパートやスローでメロウなパートが上手に組み合わされたドラマティックな構成で、いかにもプログレッシヴ・ロック風に展開します。音自体はアート・ロックの時代に近いように感じます。

M4「Tru」ではキーボードとメロトロンが中国風というか東洋風なメロディを奏で、不思議な雰囲気を振りまきます。ヴォーカル・レスで、途中でセリフみたいなものが少し入るだけの、変な曲。

M5「Lady of the morning」はスローなシンフォニック・バラード風に始まります。フルートやメロトロンが物悲しげな音色を響かせます。どことなく、スペインのEduardo Bort(エデュアルド・ボルト)のファースト・アルバムとかに印象が似てるような気もします。曲の後半に入ると演奏が力強いものになり、スピーディなシンフォ・プログレッシヴ風になります。

M6「Garden of death」では、それまでドカドカと汗臭く野暮ったく力強いリズムを叩きだしていたドラムがリズム・ボックスに替わり、ベースもシンセ・ベースが使われ、全体にコズミックな印象のスロー・チューンになっています。あいかわらずメロトロンは全編に鳴り響いています。

M7「Run through your life」でもメロトロンに注意がいきがちですが、ヴォーカル・ラインはけっこう普通。ハード・ロック風味のあるシンフォニック・ポップス、メロトロン入り、といった感じでしょうか。

アルバム最後のM8「At last a crew」は、このアルバムではめずらしくアコースティック・ギターのコード・ストロークがイントロで聴けます。ただそれだけのことですが、ドコドコと暑苦しく暴れん坊な部分の多いアルバムなので、最後にアコースティックの音が聴けて、なんだか休まります。でも、そのすぐあとにみょんみょんしたシンセサイザーが入ってきてしまいますけれど。こういったシンセの音づくりや使い方が、いかにも古臭い感じです。もちろんメロトロンも最後までがんばってます。ヴォーカル・ラインは古いイギリスのポップス風で、素直なメロディが魅力的です。このアルバム、自分にとっては魅力的なメロディが見つかりにくい作品なのですが、この曲はめずらしく「歌が魅力的」に感じられました。

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2007/05/21

Sea Otter! ラッコだよ~

めちゃかわいぃ~ぃ!
たまりませんですぅ♥

Otters holding hands


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週末映画

■みんなのいえ■
三谷幸喜監督・脚本作品。面白かったですよ。なんかね、主要登場人物がある意味で「人間としてダメ」な人ばかりなの。人の意見を聞くフリをしてるけど自分の意見しか通さない奥さんとか、相手にとってわかりやすいように伝えることにまったく配慮せずに主義主張を叫び続けるデザイナーとか、自分の知識と経験の範囲内でしかものごとを判断しない大工とか、いろいろな人の意見に左右されてオロオロと妥協を繰り返しているばかりの旦那とか。すべてに共通するのは、他人に対する尊敬がまったくない、自分勝手な人たちばかり。日常にも最近とくに増えてきている感じの人たちですね。
ただ、この映画では、そういった人たちがちょっとしたきっかけで相手のことを考えるようになり、相手の持つ想いと自分の持つ想いとのあいだに共通点や類似点を見つけ、他者への理解と、社会生活を営むうえで必要な最低限の他者への尊敬、それをないがしろにしていた自分への反省が生まれる様子が、それぞれの登場人物が持つ「自分の仕事に対する真摯な思い」を核にして描かれているのが素敵なんだな。
旦那もデザイナーも大工も、みんなクリエイターでありアーティストであり職人でもある。それゆえの反目と理解。こういうの、わかる気がする。現在の自分の仕事である書籍編集の世界でもあるから。梁の上にそっと墨壷を置く話、いい話だ。これはたしかに自分がつくったものだけど、それを知っているのは自分と神様だけでいい――こういう感覚、書籍編集の仕事でもあるもの。
情けない旦那役のココリコ田中さんが、なかなかいい味を出していた。三谷さんの映画では、『ラヂオの時間』『THE有頂天ホテル』よりも自分は好きかも。

  


■博士の愛した数式■
この映画を最初に観たのは飛行機の中だったので、画面がとても小さかった。そのあと原作小説も読んだ。とてもすがすがしく素敵なお話。地上波テレビでの初放送だそうだけど、少しカットされたシーンがあったかな。博士のために野球選手カードを探すのって、あれは原作小説だけだったっけ。映画として画面を見たような気もするのだけど、少なくとも地上波放送された映画では出てこなかった。
博士の愛した「ある数式」そのものの持つ意味とか役割とかはよくわからなかったし、義姉との不倫という設定が物語上どうしても必要だったかというと、なくてもよかったというか、ないほうがよかったようにも思うのだけど、それらが瑣末なことに感じられるほど、博士の「数への愛情」と真理を見極めたいという欲求、数学的な美の追求と、その濁りのなさによる家政婦母子への影響が、とてもさわやかで気分がいい。また、そうした博士と家政婦母子を包み込むように広がる博士宅周辺の美しい自然も、博士が求める数式の美しさと呼応しているようで、印象的。博士役の寺尾聰さんと家政婦役の深津絵里さんも、役柄にぴったりといった感じだった。

  


■マルホランド・ドライブ■
以前に観たときは地上波の深夜映画で、たしか30分くらいのカットがあった。過去と現在、虚構と真実、希望と現実が複雑に入り組んだ内容で、系統立てて筋道を把握しようとすると非常に難解なのだけど、ざっくりと全体を眺めれば、ハリウッドスターになることを夢に田舎から出てきた新人女優の挫折と破滅を描いた非常に哀しい物語であることがわかる。ただ、あちこちに意味のありそうななさそうなアイテムが散りばめられ、それらが時間を置いて再登場したりするので、観ていて混乱するのだな。それらのアイテムのなかには、最後まで意味がわからなかったものもいくつかあり、それはきっと30分もカットされているからなのだろうと思っていたのだけど、ノーカット版を観てもわからないものはやっぱりわからなかった。というか、かえって複雑さが増してしまった感じがする。そう考えると、地上波版のカットのしかたって「ストーリーの核を浮き上がらせる」という意味では上手だったのだな。
複雑だけど、やはり「哀しい」という印象が残る。その印象と、大枠としての「挫折と破滅の物語」というテーマを頭に置いたまま、複数回の鑑賞でさらに広がりや発見や感慨が生まれそう。何度も観たくなる作品だと思うし、複数回の鑑賞に堪えうる作品だとも思う。

  


■エリザベス■
自分は『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てくるキャプテン・バルボッサがけっこう好きで、あの映画のなかではジャック・スパロウよりもバルボッサのほうが圧倒的にかっこいいと思っているのですよ。そのバルボッサを演じたジェフリー・ラッシュがこの映画にも出ていると知り、どの役の人がジェフリー?と探したのだけど、なかなかわからなかった。バルボッサとウォルシンガムでは、ずいぶん印象が違いますね。声が似てるのでウォルシンガムかなぁと思いながらずっと観ていたのだけど、最後まで確信は持てず、けっきょくスタッフロールで確認しちゃった。
ストーリー的には、なんか、あまり盛り上がらなかったように思います。ていうか、昨日観たばかりなのに、内容をほとんど覚えてない。史実をもとにした物語なのでしょうが、どうも「外から見てる」的というか、解説書や教科書を読んでいるような印象で、登場人物への感情移入とか投影とかがほとんどできなかったな。エリザベスさん、いろいろたいへんだったんだね、おつかれさま... といった感じでした。




■サイレン FORBIDDEN SIREN■
これは、ダメでしょう。なんかもう、ありえなさすぎ。たぶんモチーフは『八つ墓村』や『丑三つの村』『野生の証明』などと同じ、いわゆる「津山事件」とか「杉沢村伝説」なんだろうと思うのだけど、それらの作品とくらべると、あまりに説得力がない。けっきょくは、妄想でしょ。それにより引き起こされた惨殺でしょ。実際、映画の最後でも刺し殺されちゃってるし。なのに映画の冒頭で出てくる島民全員失踪事件のシーンでは、あらそったあとも惨殺の痕跡もなく、食事の途中で忽然と姿が消えたように描かれてる。なぜサイレンなのか、なぜ彼と彼女なのか。そのあたりもほっぽりぱなしで、なんでもありなのかよって感じ。音や画面でおどろげな雰囲気だけは盛り上がるけれど、恐ろしさはぜんぜん感じなかった。

  

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