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2007/12/17

週末映画

■インファナル・アフェアII 無間序曲■
『インファナル・アフェア』三部作の第2作目。1作目よりも過去の物語。主役のふたり、マフィアに潜入した若い捜査官と、警察に潜入した若いマフィアが、それぞれどういういきさつでそういう立場になったのかを、彼らに強い影響を与えた周囲の人間模様とともに描いている。
1作目を観たのはけっこう前で、ストーリーをおぼろげにしか覚えていないのだけど、鑑賞後の印象としてはこの2作目のほうが人物描写が丁寧かつ親切で、物語の世界に入っていきやすかったように思う。ラウの動機や理由が、わからなくはないけれど、あの激務を続けるにはちょっと弱い感じがするかな。ヤンの背景のほうが圧倒的に重く深くつらい。あと、サムが非常に魅力的に見えた。

  

■インファナル・アフェアIII 終極無間■
『インファナル・アフェア』三部作の第3作目。1作目よりもあと、ヤンが殉職したのちの物語。ある意味でおたがいの影のような、対になる存在だったヤンが死に、ラウの精神状態が徐々に崩壊し破滅へと向かう様子が描かれている。
ヤンのいない「現在」と、ヤンがまだ生きていた「過去」の映像が混在し、さらに死んでしまったヤンに生きている自分を重ねるラウのヴィジョンなども入り混じり、混沌としてわかりにくい展開になっている。ちょっと手をかけすぎかなという印象。
ボスの妻への報われぬ愛情から警察潜入マフィアとなり、その報われなさから敵対するマフィアにボスの妻を殺させたラウ。彼にとっての始まりはここであり、終わりもここだったのだな。「善人になりたい」という心の叫び痛々しい。

  

■ドラムライン■
都合のいいストーリー展開。チームワークを保つトレーニングをろくに受けずに大学生になってしまった天才が、あんなに簡単に更正しちゃうものなのだろうか。だいたい彼は「音楽」がやりたいのであって「バンド」がやりたいわけではなかったように思うし、であれば「バンドマン」ではなく「ソロ・プレイヤー」をめざしちゃうほうが自然な感じがするのだけど。
ドラム対決は見ごたえ(聞きごたえ?)があるけれど、どこで勝敗が決まったのかはよくわからない。しかしアメリカさんはなんでもやることが派手ですね。

  

■CUBE ZERO■
『CUBE』シリーズの3作目だったかな。『インファナル・アフェア』シリーズのように最初から複数作で構想されていたのではなく、1作目がヒットしたからヴァリエーションを考えてみました系。CUBEの持つ意味や理由をまったく説明しなかった1作目に対し、「これが意味と理由だ」という説明をした作品といえるか。
グロテスク映像もほどよくあり、まぁまぁ楽しめるけど、最後はちょっとうまく理解できなかった。そこまでに描かれたすべてが現実? それとも、ウィンの見た(ウィンが見せられた)ヴィジョン? レインズやアンナは実在? 過去のシリーズを観たのはずいぶん前だけど、印象としては2作目よりおもしろかったような気がする。

  

■霊 ―リョン―■
韓国ホラー。怖くない。女優さんのルックスが地味。こっくりさんと記憶喪失と憑依と入れ替わりと復讐劇が入り混じったような物語だけど、あまり整理されていない感じ。最初のこっくりさんがあまりうまく効いてないように思う。そして悪意を持った幽霊はやっぱり貞子スタイルになっちゃうのね。見飽きた感じ。

  

■深呼吸の必要■
沖縄の景色はきれいだな。長澤まさみが非常に地味な役で出ている。田舎娘風の衣装がまったく違和感を感じさせない。
いちおう、それぞれになんらかの事情で都会から逃げ出してきた若者たち(若くない人もいるが)が美しい景色の本「期限までにサトウキビを刈り取る」という単純な目的に没頭していく中で自分を取り戻すというような話なのだけど、それにしては主役?の香里奈にはぜんぜん「事情」がなさそうなのは、もともとそういう設定なのか、それとも地上波の深夜枠に放映されたものを観たのでカットされたシーンの中にあったのか。同様にブランド娘も「事情」なしのようだったけど、どうなのかな。こういうことがあるので、カットシーンがある(可能性のある)地上波映画って観たくなくなっちゃうのだよなぁ。とはいえ、映画そのものはゆっくりとした時間とおだやかな空気感があり、なかなか心地のいいものではあった。CATVとかでノーカットで観てみたい。

  

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