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2007/11/29

D SOUND / KISEMBER (2002)

ハンガリーのグループ、というか、プロジェクト?のようです。作詞、作曲、ギター、キーボード、ベース、ヴォーカルをひとりで担当するマルチ・ミュージシャン、MURGULY Zsolt Dezso(ムルグリー・ズソルト・デズショ?)を核に、ドラムとキーボード、ヴォーカルにゲスト・ミュージシャンを迎えたかたちでアルバムが制作されています。どうやらこれがデビュー作のようで、2004年には『Balkan』というセカンド・アルバムがリリースされています。

タイプとしては、スペイシーなキーボード・サウンドを散りばめた、シンフォニック色の強いヘヴィ・メタルというか、ヘヴィ・メタル色の強いシンフォニック・ロックというか。シンセサイザーの音色がデジタリックで、なんだかちょっと懐かしい感じです。『Eyes of the Universe』の頃のBarclay James Harvest(バークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト)とか思い出します。

曲自体の印象はPink Floyd(ピンク・フロイド)フォロワーぽく、スムースでブルージーなギターやディレイを使ったアルペジオなど、David Gilmour(デイヴィッド・ギルモア)'s Pink Floydを思い出させます。David's Pink Floydがヘヴィ・メタルになったような感じでしょうか。M3「Blues 2000」などはPink Floydフォロワーというより、Pink Floydフォロワーのフォロワーぽいというか、Far East Family Band(ファー・イースト・ファミリー・バンド)とか思い出したりしました。

インストゥルメンタルが中心でヴォーカル・パートがあまりないのがちょっと残念です。わずかなヴォーカル・パートではハンガリー語のヴォーカルが聴けます。ハンガリー語って独特な哀愁があって、自分はけっこう好きです。ただ、歌メロ自体はあまり魅力的ではありません。このあたり、やっぱりOmega(オメガ)とかはさすがだなと思います。


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