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2007/09/25

週末映画

■誰も知らない■
実話ベースだそうですが、大家、気づけよ、という感じです。生活費のなかでもっとも大きな比重を占めるのは、電気、ガス、水道よりも家賃でしょ。電気もガスも水道も、料金支払いが遅れたらすぐに止められるわけではなく、たしか3か月くらいは督促だけだったはず。おそらくこうした光熱費と同じころに家賃の支払いもストップしているのだろうから、いちばん下の子が死んだころには家賃未払い4~5ヶ月になってるんじゃないか。なのに大家(もしくは不動産屋)が1回しか催促に来ないなんて、おかしい。しかもこの大家、同じアパートに住んでるようだから、その気になれば毎月だって毎週だってすぐに来れるはずだし、電話で催促してもいい。当然、電話も止まってるわけで、明らかに支払能力がないことがここからもわかるはず。そしたら追い込みをかけるのが自然でしょ。都会は、人には無関心だけど、支払いには無関心じゃない。なのにこの大家、ぼんやりしすぎ。その点がどうしても納得できなくて、なんだか非常にうそっぽいという印象を受けてしまいました。いじめられっこの女子高生(女子中学生?)ももう少し別のアクションをとるように思うし。

  

■復活の日■
まだソ連があった頃を舞台にしたお話。ソ連とアメリカの両国が極秘に研究開発していた細菌兵器で南極以外の地球上の全生物が滅び、各国の南極基地に残った1000名弱の人間が「最後の地球人」となったなか、アメリカの都心部で大型地震が発生することが発覚。その地震規模はミサイル攻撃を受けた場合に等しく、それによりアメリカの自動報復装置が作動、ソ連に向け核ミサイルが発射されることは確実。ソ連側にも自動報復装置があり、ミサイル攻撃を受けた場合、アメリカ本土と、アメリカの基地がある南極にも核ミサイル攻撃を仕掛けるよう設定されていることがわかってあら大変... というお話。そこでアメリカのミサイル発射をくいとめるべく南極から2名がアメリカに向かうが、けっきょくミサイルは発射されてしまい、地球全土は放射能汚染されてしまうのですね。ところがミサイル発射以前に地球上生物を皆殺しにしたウィルスは、実は放射能に弱くて、核ミサイルが発射され地表が放射能汚染されたがゆえにウィルスのほうは無力化したという、ちょっと都合のいい展開。こうして人類の「復活の日」への希望が見えて映画は終わるけど、たぶん生き残った人たちはみんな被爆者なので、何年も経ってから影響が出てくることも充分に予想される。きつい結末だなぁ。それとも、ウィルスと放射能が双方に毒性を打ち消しあい、なんていうさらに都合のいいことになっているのかしら?

  

■レ・ミゼラブル■
ずっとむかしに子供向け世界名作全集かなにかで読んだことがあるのだけど、どんな内容だったか、よく覚えてません。とりあえず、ジャベール警視役のジェフリー・ラッシュ(キャプテン・バルボッサ!)がすごく嫌な奴の役を好演してるのがいい感じ。世間を知らないコゼットはバカ娘ですね。ああいう育ち方ではしかたないけど。映画よりも本で読みたいな、やっぱり。

  

■かもめ食堂■
う~ん、おもしろいといえばおもしろいのだけど、なんだか都合よく話が展開しすぎな感じは否めませんね。食堂経営者のサチエの人物背景があまりにも不透明すぎる。ミドリとマサコがヘルシンキに来た理由は明らかにされているのに、サチエの理由は不明。異国の地でひとりで飲食店を経営する、しかも(少なくとも最初のうちは)ぜんぜんお客が入らないのに生活ができているなんて、いったいどれだけの大金を持ってフィンランドにきたんだよ、ビザはどうなってるんだよ、しかもフィンランド語ぺらぺらって、あんた何者? あやしすぎです。なんてことばかり気になってしまいました。でも、おにぎり美味しそう。

  

■異人たちとの夏■
映画じゃなくて、原作小説。やっぱしみじみとしたいいお話やね。映画を観たのはもう10年以上むかしだけど、小説に出てくる主人公の両親は片岡鶴太郎と秋吉久美子にしか思えない。主人公の原田さんはべつに風間杜夫じゃなくてもいいのだけどね。ちなみに山田太一の文章は、読点の入れ方や修飾語の配置のしかたなどがどうも自分の感性と合わず、微妙に気持ちが悪い。赤入れしたい部分がたくさんありました。あぁ、また映画版を観たいなぁ。

  

  


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