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2007/09/10

週末映画

■Returner リターナー■
とりあえずSFXは大仰な感じで悪くありません。きっと劇場の大スクリーンで観たなら迫力があったのではないかしら。自分は自宅のテレビ画面で観たので、とくに圧倒されることはありませんでしたが。金城武の衣装やアクションが思いっきり『マトリックス』だったり、ストーリーの根幹となる宇宙人が『E.T.』だったりと、パロディなんだかリスペクトなんだか微妙な感じは残りますが、アクションSFとしては悪くないんじゃないでしょうか。鈴木杏もがんばっていたけれど、樹木希林と岸谷五朗の存在感はやはりすごい。

  


■ライブラリアン 伝説の秘宝■
『ER』のカーター君ことノア・ワイリー主演のアドヴェンチャー・ムーヴィー。劇場用映画というよりはテレビ用映画のような気がしますが、どうなのかしら。フリン・カーソンがライブラリアン(図書館司書)になるまでとなってすぐあたり(映画の前半3分の1くらい)までの展開がちょっとのろのろした感じがするけれど、秘宝探しの旅に出たあとからはテンポよく展開し、楽に爽快に楽しめる。小粒にした『インディ・ジョーンズ』、あるいは『ロマンシング・ストーン』などと同傾向といっていいでしょう。ノア・ワイリーのちょっと情けない感じが上手に活かされていると思います。

  


■イヌゴエ■
犬の言葉がなぜか聞こえるようになってしまったという設定自体はそれほど目新しい感じはしないけれど、ブサイク顔だけどどこかかわいいフレンチ・ブルドッグの声がえらくおっさん声、しかもベタな関西弁(最初、板尾創路かと思ったのだけど、正解は遠藤憲一)というのは、ちょっとおかしい。ストーリー自体はけっこうだらだらした感じで、これといった求心力もなく、あまりものを考えずにぼーっと観ていてもいい、楽な映画。それでもちゃんと、ところどころで「犬の声が聞こえる」という設定を上手に生かしているし(会社から脱走しかけたときの犬のセリフは意図がよくわからない)、なぜおっさん声なのかというのも最後に上手に理由づけしてあるあたり、それなりに練られた構成になっていると感じます。最後に明かされるペス(実はジョン)の性格もかわいげのないかわいさがあって、犬好きな人なら許せるんじゃないかしら。

  


■イヌゴエ 幸せの肉球■
『イヌゴエ』が好評だったらしく作成された続編。これは微妙です。犬の声が聞こえるという設定がほとんど活かされてない。今回もまたフレンチ・ブルドッグで名前はペスですが、前回のペスとはまったくつながりはありません。今回のペスは、ペット・ショップで売られていた犬。その声は飼い主(買主)である凌の恋人の涼子のものだけど、涼子はペット・ショップでこの犬が気に入ってよく眺めていただけで、凌が犬を買ったときにはすでに凌の元から離れていました。なのに、なぜ、ペスは涼子の声で話すのか。そもそもなぜ凌にはペスの声が聞こえるようになったのか。前作ではそれなりに理由やきっかけといったものをきちんと用意していたけれど、この続編ではなし。最初から「犬の声が聞こえる青年がいても不思議ではない」という前提のもとでつくられてしまったようで、あまり共感も感情移入もできなかった。最後もとくにひねりなく安易に終わってしまったし。残念。

  

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