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2007/07/30

週末映画

■リアリズムの宿■
つげ義春が原作だそうです。つげ義春のマンガって、「ねじ式」とか「オンドルの宿」くらいしか読んだことがないように思います。どんな話だったかぜんぜん覚えてないけれど、これといってドラマチックな事件の起きない、微妙にゆるい空気が流れていたような気が。
この映画も、これといってドラマチックな事件の起きない、ゆるい時間とゆるい空気が流れています。あ、「あっちゃん」の登場はちょっとした事件ではあるな。それ以外は、日常でありそうななさそうな、だけど田舎だったらやっぱりありそうなことがらが淡々とつづられるだけ。最初から最後まで、非常に微妙な気持ちで観ました。つまらないわけではないのだけど、おもしろいわけでもなく。なにかの印象を残すとか、なにかを考えさせるとか、物語の筋を楽しむとか、そういった映画ではなく、なんというのかな、ただなんとなく一緒の時間を共有するための映画なのかもしれません。
ちなみに、最後にふたりが泊まった亭主が死にかけで子沢山の宿。あそこまで強烈ではありませんが、普通に「大きな民家で余った部屋を貸してます」的な旅館に自分も泊まったことがあります。風呂も普通の民家の風呂で、浴室内にその家の子供が使う水鉄砲などのおもちゃが普通に放置されてたり。そういう意味では、やっぱりリアル?

  

■列車に乗った男■
これもまた地味なお話。列車に乗ってきた彼も、列車に乗れなかった彼も、けっきょくひとつの生き方しかできないままに人生を終えてしまったのね。まったく違う生き方をしてきたふたりが、フランスの田舎町でなんらかの力によって引き合わされ、数日間をともに過ごし、おたがいに相手の生き方が自分がこれまでやれなかったけれど心の中で多少の憧れを持っていた生き方であることに気づき、これをきっかけに違う生き方ができるかもしれないというかすかな希望を抱きつつ、現実はほぼ時を同じくして生命の火が消える瞬間の魂の交感レベルでしかなしえなかった。それでも、最期のときに違う生き方への第一歩を踏み出したのだから、それはそれで幸福だったのかも。
しかし、マックスがなぜむかしからの仲間を裏切ったのか、そこが意味不明。あれ、計画が事前に漏れていたよね。そしてマックスと運転手はそのことを知っていたように思う。マックスと彼のあいだになにがあったのか、なぜマックスは彼を売ったのか、そのへんも描いてほしかったかな。

  


■仮面の男■
三銃士+鉄仮面伝説をもとにした映画だそうです。どちらも言葉では聞いたことがあるけれど、どんな内容なのかは知りません。とりあえず、ダルタニアンかっこいい。アトスも素敵だ。国王役をレオナルド・ディカプリオが演じているのだけど、これはどうかなぁ。ちょっとぷくぷくして可愛らしすぎな気がします。ただ、ルイのときとフィリップのときとではあきらかに目の強さや表情などが違っていて、そうした演じ分けのうまさはさすがですね。

  

■嫌われ松子の一生■
これ、上手だなぁ。松子の性格や行動にはまったく共感できないし、むしろ思慮が足りず自分勝手で自業自得というか同情の余地なしです。そんなだから、そんな一生なんだよと、物語的にもたいして感情移入できない。でも、映画としてのつくりが上手なんだな。
半分くらいミュージカル仕立てで、アニメーションで描かれる世界が「オズの魔法使い」風だったり、曲もどことなくディズニー風なものがあって、ファンタジーを想起させるに充分。一方で、現代風なポップスや既存のヒット曲も上手に取り込んでる。音楽の使い方、歌詞も含めての選曲のしかたがうまいですね。物語の展開スピードも速く、じっくりやったら暗く鬱陶しい話になりそうなところをポップに処理できてるのも好ましいです。
そしてなにより、主演の中谷美紀さんがいいです。はじけるところははじけ、鬱陶しいところはちゃんと鬱陶しく、可愛らしいところは可愛らしく。テレビドラマ版の「嫌われ~」はあまりに松子が鬱陶しくて数回で見るのが嫌になってしまったのだけど、映画版は最後までそれなりに楽しく観られたのは、中谷さんが演じたからという部分も大きいのだろうなと思います。とりあえず、たいへんな人だったねぇ、松子。最後に天国への階段を登りながら歌われる「まげてのばして」のやさしいあたたかさがほろっと哀しいです。

  






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