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2007年4月

2007/04/30

焼肉@薩摩 牛の蔵(広尾)

休日にわざわざ食事のために外出することなんてめったにないのですが、昨日はゴールデンウィークでもあることだし(意味不明)、焼肉を食べに広尾まで行ってきました。

広尾... 自分のふだんの活動範囲にぜんぜん入っていない(自宅からだと行くのがめんどくさい)場所です。なのになにゆえそんなところに出かけたかというと、広尾にある「牛の蔵」という焼肉屋さんがめっぽう旨いと、ある飲食店コンサルタントさんに推薦されたからです。なんでも、鹿児島で肉牛を飼っている農家さんから直仕入れの黒毛和牛を出してくれるのだとか。

そんなわけで行ってきました、「薩摩 牛の蔵 広尾店」。地下鉄日比谷線の広尾駅から歩くこと約10分。あまり広くない道路に面した小さなお店。入り口脇では食肉販売をしているようで、普通の個人商店の肉屋さんのように、お店に入らなくても肉が買えます。入り口を入ると細い通路が奥へと続き、通路の左側は個室になってます。個室の玄関を上がったところで靴を脱ぎ、掘りごたつ式の焼肉テーブルに着きます。

ふだんはビールってあまり飲まないのだけど、焼肉ではやっぱり最初はビールでしょう。恵比寿の黒生を頼みます。ビールが来るまでのあいだにメニューをチェック。実は自分、ロースとカルビ以外、肉の部位とか種類とか、よくわかりません。初めてのお店でもあるし、ここは手堅く「上ロース」「上カルビ」「上ハラミ」「焼きしゃぶ」「ホルモン」が盛り合わさった「薩摩盛」(2~3人前、5000円)、ホルモン9種のなかから好きな3種を選んで盛り合わせてもらえる「三臓盛」(極上ツラミ、上ミノ、マルチョウをチョイス。1500円)、キムチ盛り合わせ、サンチュを注文。

はい。旨かったです。焼肉食べるのひさしぶりなんですが、やっぱり焼肉は旨いっす。肉に甘みがある。旨みがある。薩摩盛はタレか塩かを選べるのですが、塩を選んでよかった。粗めの塩を振っただけで持ってこられた肉をささっと焼いて口に運ぶと、肉そのものの旨みが楽しめます。やわらかいのだけど、ほどよく歯ごたえもあって、噛むとお味がじゅわぁ~。つけダレも品のよい甘みのあるもので、けっして濃すぎず強すぎず、肉の味わいを消しません。どれもこれも美味しかったけど、カルビとハラミがとくに美味しかったかな。ホルモンも、どちらかというと内臓系は苦手なんですが、ぷりぷりと美味しく食べられました。あいかわらず噛み切れんけど。

三臓盛では、ミノ以外はたぶん自分は食べたことがないものばかり。ツラミってのはどこの肉なんでしょう? わかりませんが、これはあんまりホルモンといった感じではなく、サシの入った赤身の肉っぽい。これ、美味しいなぁ。そういえばハラミってのもいちおうホルモン扱いなんでしたっけ? こういった肉っぽいホルモンは美味しいんですねぇ。そして、ここを教えてくれたコンサルさんおすすめのマルチョウ。なんですか、これ? 白くって、ぶつ切りにした円柱の両端からなにかがブリブリはみ出しているような形状。焼くとブリブリ部分がふんわりとろぉ~、円柱部分はグニグニ。これまたなかなか噛み切れないところがいかにもホルモンですが、臭みとか全然なくて、むしろクリームみたい? お店の人に聞いたところ、小腸らしいのですが、東京の市場ではこういうふうにぶつ切りチューブ状のものは手に入らず、縦に切れ目を入れて開いた状態で売られているそうです。ここのお店は鹿児島の市場で仕入れたものを直で納品しているので、この形で出せるんだそうな。

これだけでもけっこうお腹いっぱいになったのですが、コンサルさんおすすめの「極上タンステーキ」(約100グラム、2500円)もいっておきたいところ。そして鹿児島ですから、やっぱりさつま揚げと芋焼酎。焼酎はお店と同じ名前の「薩摩 牛の蔵」というのがあったので、これをグラスでいただきます。飲み方は、もちろんロック。厚みが約1センチあるタンステーキがどーん。網でいい塩梅に焼いたあと、はさみで食べやすい大きさに切ります。レモンを絞って食べてよし、焼きしゃぶのタレ(ポン酢醤油みたい)につけてもよし。こりっとした歯ごたえとしっかりとした旨み堪能です。

そうそう、キムチも美味しかったなぁ。辛味は弱めなんだけど、ほんのり甘く感じる旨みがあって、上品な味。肉の上品さといいバランスですね。ナムルは普通だったかな。デザートには黒糖アイス。美味しいのだけど、ちょっと自分には甘みが強すぎたかな。すっごく黒糖の旨みが感じられ(黒糖のチップも入ってる)、もう少しお腹に余裕のある段階で食べたかったかも(^^;)。

食後に出されたお茶がまた、なかなか憎い。ビワ茶だそうです。妻は「干し柿の風味がある」とかいってましたが、それは自分にはよくわかりません。でも、なんだかまるぅ~くて、とろぉ~んとやさしい感じの口当たり。ほんわかあったかい気持ちになるお味です。お茶請け?には小さな黒砂糖。これもまた、噛むとほろっと崩れて、甘いのだけどくどくなく、いいお味なのだわ。

すっかり満腹、お腹ぱっつんぱっつんになって、ふたりで13000円程度。某●角とかとは比べ物にならない、ちゃんと味のする肉、やわらかいだけでなくほどよい噛み応えと旨みのある肉をこんだけ食べられて、ビールと焼酎も飲んでこのお値段なら、そりゃもう大満足ですわ。お腹に余裕さえあればテールスープとかピビンパとか冷麺とか牛すじ茶漬けとかも食べたかったですわ。それはまた次の機会にしましょう。

そうそう、このお店、トイレにうがい薬が置いてあったのですよ。これも素敵。肉肉した口がさっぱりします。もちろん除菌クリーナーなども完備で、広さもほどよくきれいなトイレ。行き届いてます。最後に渡される口直しもよくあるガムではなくキャンディでした。ガムって、どこかで吐き出して捨てなくちゃいけないのが面倒なんですよね。キャンディならそういうことがないので助かります。あと、これはたまたまなのかもしれないけれど、出された肉やさつま揚げの数がみんな2の倍数だったのも嬉しい。薩摩盛は2~3人前となってたんですけどね。ふたりで行って奇数で出されると、最後の1個の処遇をめぐって場に緊張が走ったりしますから(笑)。

総合的に、とてもよいお店でした。スタッフさんも感じがいいし、食べ物美味しいし、個室なのにチャージとかお通し代とかつかないし、お値段良心的だし。うちからちょっと行きにくい場所にある以外は文句なし。よいお店を紹介してくれてありがとう→Kさん。

薩摩 牛の蔵
薩摩 牛の蔵(ぐるなびのページ)

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2007/04/28

きょう小丸はオスカーで対比された(BlogPet)

きょう小丸はオスカーで対比された。


*このエントリは、ブログペットの「小丸」が書きました。

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2007/04/27

プードルと羊って、似てるかぁ?

日本でプードルと偽ってヒツジが大量に売られている
Dog owners 'fleeced' in poodle scam

そんなばかな...
そのうち毛が伸びてモコモコになってきて、メェ~とか鳴くんじゃないの?
それとも、鳴かないように処置されちゃってるの??

羊って、見て可愛いし、毛はモコモコであったかいし、食べて美味しいし、ミルクからも美味しいチーズができる、とっても素敵な動物だよね。

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グラタン、フジッリ、マグロのソテー@ステファノ(神楽坂)

今日の夜はイタリアン・ポップス仲間とステファノで食事会です。ディナーでステファノにいくのはひさしぶりなので、楽しみ楽しみ。そんでもって昨日の昼は、やっぱりステファノでランチを食べちゃった。

今週のランチコースの料理のなかから、プリモとセコンドのみチョイス。

Cimg0001_15プリモは「ほうれん草とローストチキンの全粒粉のパスタグラタン」と「ガルガネガ白ワインとセージのクリームソースフジッリ」を盛り合わせてもらいました。グラタンのしっかりした強い味付けとトマトソースのさっぱりした酸味がとてもいい組み合わせ。美味しいです。そしてフジッリは、さらに美味しい。セージの爽やかな風味が心地よく、ガルガネガのすっきり明るい味がクリームソースからしっかりと感じられます。それがフジッリのねじれた隙間に満遍なくいきわたり、全体にまとまりのある、爽やかだけどしっかり旨みのある味わいに仕上がっています。

Cimg0003_4セコンドは魚料理「マグロのスパイシーソテー 野菜の西洋わさびソース」を。上手にレアに焼けたマグロのソテーが、マリネされた野菜の上にドン。スパイシーソテーとなっているので香辛料をきかせてエスニック風に味付けされたソテーかなと思っていたのですが、ソテー自体はそんな感じではありませんでした。んでも、ガルニの野菜マリネがどれもキリッとした酸がきいていて、思わず「酸っぺぇ、スパイシィ~」と感じたのは、先に料理名を見ていたからでしょうか(笑)。料理のわきに添えられたホースラディッシュ(西洋わさび)をつけると、爽やかな辛さが加わり、マグロの旨みが一層引き立ちます。美味しい。

風邪をひいてて、風邪薬を飲んでいたので、食後酒は今回はなし。お腹もいっぱいになってしまったので、ドルチェもなしにしました。最後にエスプレッソをいただいて、持ち帰り用にパンを1本つけてもらって、1900円。ごちそうさまでした。

さてさて、今夜はなにを食べるかなぁ。なにが食べられるかなぁ。そんで、なにを飲むかなぁ(笑)。
そうそう、ホールに新しいカメリエーラがひとり入りました。今度の方は、長く続くといいですね。これまでカメリエーレがひとりで、Hさんがかなり多忙でしたから。

リストランテ・ステファノ
神楽坂 Stefano[ステファノ]:神楽坂散歩。
神楽坂のをと ―『リストランテ・ステファノ』イタリアン [6丁目]

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2007/04/26

MySpace

なんとな~くMySpaceなるものにも登録してみたのだけど、あれ、なんだか重くね?
Operaであんだけ重いのだから、IEユーザーさんとかたいへんそうな気がする。

そんで、Operaとの相性が悪いのかもしれんけど、Blog更新しようと記事書いてプレビュー(登録の前にプレビューが必要なのね、あれ)ボタン押すと、タイトルは残るのだけど記事本文が消えちゃうことがけっこう多い。毎回消えちゃうわけじゃなくて、すんなりプレビュー→登録できるときもあるのでタチが悪いな。

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2007/04/25

肉玉そば@くるみ(神楽坂)

風邪を引いてしまったようで、喉が痛いです。咳も出ます。声は出ません。なので風邪薬を飲んでます。そうすると、ちょっと口の中が普段と違った感じで、食べ物の味も少し変わって感じられてしまいそうなので、味付けのはっきりしたもの食べたいと思い、ひさしぶりに広島風お好み焼きの店「くるみ」へ行きました。

数週間前までは、最近のにわか神楽坂ブームでこのお店もランチ入店がけっこう厳しくなってたりもしたのですが、最近はブームも収まってきたのか、町もお店も少し落ち着きを取り戻してきたのがありがたい。そんなわけで今回もぜんぜん待つことなく、すんなりと入店できました。

Cimg0002_8注文は、オーソドックスに「肉玉・そば入り」750円。そばは、中華そばかうどんを選べるのだけど、お好み焼きに入れるなら、自分は中華そばのほうが好き。さらにランチ時間帯はトッピングが一種類無料でつけられるので、昨日はイカ天にしてもらいました。

玉ねぎたっぷり。キャベツもたっぷり。肉もきちんと味わえる程度に入っているし、おぼろ昆布の風味もいいアクセント。ちょっとソースの塗り方が自分にとっては多すぎで、味つけが濃いのですけれど、このような体調のときにはこのくらい濃いほうが味がしっかり感じられていいかも。

お腹いっぱいになりました。美味しゅうございました。

くるみ(東京お好み焼き店情報のページ)
くるみ(食べログのページ)
@神楽坂: くるみ@神楽坂
神楽坂 くるみ:神楽坂散歩。
たきおの神楽坂ランチ日記: 206くるみ
神楽坂ランチふせん隊: くるみ

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SIMONE CRISTICCHI / DALL'ALTRA PARTE DEL CANCELLO (2007)

サンレモ音楽祭2006のインターネット中継で「Che bella gente」を聴いたときに「この人、ここ数年でデビューしたイタリアの新人のなかで、もっとも才能にあふれたカンタウトーレかもしれない」と感じたのですが、デビュー・アルバム『Fabbricante di canzoni』(2006)はその期待を裏切らないものでした。実際、サンレモ初参加となる「Che bella gente」は2006年のサンレモ音楽祭新人部門優勝曲となりました。

そして翌2007年、今度は「Ti regalero' una rosa」でコンペティション部門に参加し、総合優勝。この曲は、曲だけ聴いている分にはそれほどいいものに自分は感じないのですが、歌詞の意味がわかると、また評価も変わってくるのでしょう。このサンレモ音楽祭2007優勝曲を収録したSimone Cristicchi(シモーネ・クリスティッキ)のセカンド・アルバムが『Dall'altra parte del cancello』です。

今回もSimoneは、その才能を幅広く聴かせてくれます。デビュー・アルバムでは後半に少し息切れしちゃった感じがしないでもなかったですが、今作は最後までSimoneのヴァラエティ豊かな音楽世界が楽しめます。

M1はなんと、Toto Cutugno(トト・クトゥーニョ)「L'italiano」Totoのベスト盤には必ず収録されるし、Toto自身も何度かセルフ・カヴァーしている、非常に有名な曲です。これをSimoneはどういうふうに聴かせてくれるのかと思ったら、予想もしなかったラップ・ヴァージョンでした。Aメロ、Bメロは歌詞をラップで口ずさみ、サビのみメロディに載せるというアレンジは、Claudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)がライヴ盤『Attori e spettatori』で聴かせた「Poster」を思い出させます。率直にいって、こういうアレンジは自分は好きではありません。

サンレモ参加曲のM2「Ti regalero' una rosa」も同様に、サビの部分だけメロディがあって、あとはラップというつくりが自分の好みとは合わないのですが、ラップ部のうしろで鳴っているアコースティック・ギターのアルペジオが哀しく寂しい音色で、胸にしみます。

M4「Monet」(M3「Laureata precaria」だったかな)ではボサノヴァのやわらかなリズムが心地よく、M8「Il nostro tango」ではタイトルどおりタンゴの華やかなリズムを聴かせてくれます。

M5「Non ti preoccupare giulio」は黒っぽいブルースを感じるハード・ロックで、一瞬Aerosmith(エアロスミス)の「Walk this way」とか思い出したり、楽しげなM7「L'italia di piero」ではMove(ムーヴ)とかPilot(パイロット)とかElectric Light Orchestra(エレクトリック・ライト・オーケストラ。ELO)とかにも通じそうな古いブリティッシュ・ポップス風のやわらかさを感じたり。

そうかと思うとM9「Nostra signora dei navigli」は変なエレ・ポップ風の曲で、サビにメロディはあるものの、それ以外はなんだかしゃべっているだけのような、かといってラップというわけでもないもの。そういえばデビュー作にも「Telefonata per l'estate」という、電話でふたりがしゃべってるだけという変なものがありました。このあたりもSimoneならではといえば、ならではなのかな。

こういったさまざまなヴァリエーションがありますが、やはり個人的に耳に心地よいのは、M6「Legato a te」やM10「La risposta」のような、やさしいフォーク・タッチの曲。Simoneの丸くて、どこか寂しげなところもあって、現実感の薄いような歌声は、こういった曲に乗ることで一層「独特感」が増すように思います。

最近の若手(1977年、ローマ生まれだそうです)のアルバムにしては収録時間が短めでコンパクトなところも好感が持てます。


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2007/04/24

天そば定食@加賀(神楽坂)

この前このお店に来たときに、斜め前のおじさんが食べていた天そばが美味しそうで、それからずっと気になってたんですよ。なわけで、昨日は天そばを食べに加賀へ。

ランチのてんぷらメニューは二種類あって、ひとつはてんぷら定食。これは、てんぷらとごはん、味噌汁、漬物といった構成のようです。もうひとつは天そば定食。これは、てんぷらとごはん、味噌汁、漬物に、冷たいお蕎麦もついてくるのです。どちらも1200円。たぶん天そば定食は、出されるてんぷらの数や種類がてんぷら定食よりも少ないのでしょう。

Cimg0001_14てんぷらは、魚介は海老とイカ、あとは野菜で、ナスやサツマイモなど、ぜんぶで7品くらい載っていたかな。分量的には十分な感じです。個人的好みをいえば、白身魚か穴子のてんぷらもついてたらさらにグッドだったのですが、野菜てんぷらがたくさんあるのはうれしい。海老が2本よりもうれしい。衣もちゃんとからっとサクッと揚がっていて、衣のつき方も薄くて品があるし、満足です。天つゆも薄くやさしいお味で、こちらも上品。

お蕎麦も、ほどよく弾力がある状態に茹でられていて、なかなかです。黒っぽい見た目のわりには、あまり蕎麦の香りがしない気がするのですが、自分の鼻が詰まっているからかもしれません。蕎麦つゆも、関東風の辛く濃い味というよりは、ほんのり出汁の風味を感じるやわらかめの味。ほのかに甘みも感じます。蕎麦をつけても美味しいけれど、てんぷらをつけてもいい感じ。

具だくさんの味噌汁と、あっさり味の浅漬けも、和食もいいもんだなぁと思わせてくれます(←ふだんは洋食ばかり食べてるの)。

いつものとおりひとりで行ったので、大部屋に通されたのだけど、そこで先に食事を始めていたおば様ふたりが大きな(かつキンキンした)声でしゃべってて、やかましかったのがちょっと残念。雰囲気のあるお店なのだから、もう少し上品にしゃべれないものでしょうかねぇ。自分のあとから入ってきた年配のおば様ふたりは、しずかに、おだやかに、だけど楽しそうにお話しながら食べてましたよ。ね、あのくらいの声の出し方でも、充分に会話できるんですよ。あなたたちの他にしゃべってる人もいなくて静かだったんだから。

神楽坂 割烹 加賀

関係ないけど、日曜の夜から喉が痛い。声も出ない。風邪を引いたか? なんか、味の感じ方もおかしくなってきている気がする。今週金曜にはステファノで友人と食事会なのに。次の日曜には広尾に焼肉を食べにいくのに。それまでに治るか? その前に、今日のお昼は美味しく食べられるのか??

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Bourgogne Blanc Oak Aged / Claude Chonion

No:896
Bourgogne Blanc Oak Aged / Claude Chonion
ブルゴーニュ・ブラン・オーク・エイジド / クロード・ショニオン

産地:フランス、ブルゴーニュ地方コート・ドール地域 (Bourgogne AC)

度数:12.5
葡萄:シャルドネ
年度:2004
輸入業者:株式会社日食
辛さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2006.12.28
値段:?
お店:?
飲んだ日:2007/04/22(日)

もらいもの。果肉の白い果実っぽい、ほんのり甘くさわやかな香り。やわらかい甘み。しっかりした酸。ちょっと酸にえぐみがあるかな。でも尖った感じや痩せた感じはなく、ふんわりとした香りと余韻がある。個人的にはもう少したっぷりした感じのほうが好きだが、こういうきりっとした感じのものもヨーロッパらしくていい。

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2007/04/23

週末映画&芝居

■ハサミ男■
もしや、この人があの人で、あの人がこの人かな、ということは、偽ハサミ男が出現したあたりで気づいた。だって、警察が目撃者のあの人のことについてまったく触れないのは、不自然だもの。
それはいいとして、なぜハサミ男はああいう女子高生(中学生だったかな?)を被害者に選んだのだろう? 不登校だった自分のせいで父親が死んだと思い込んでいたようだけど、それが「美人で成績がよくて清潔そうな女子学生」への憎しみとか抹殺願望へどうつながるのか、うまく理解ができない。そして、そのための凶器がなぜハサミである必要があるのかも。
それと、偽ハサミ男。あの殺害動機からすると、殺意は「その日」のうちに芽生えて、「その日」のうちに犯行に及んだのだと思うのだけど、ではなぜ「その日」にハサミ男の凶器を模したハサミを持っていたのだろう? あの凶器をつくるにはかなりの時間が必要なはず。なぜ偽ハサミ男はそんなものをつくったのか、いつからつくっていたのか、どうして「その日」に持っていたのか、ふだんから持ち歩いていたのか、だとしたらなぜ?
いろいろなことが未解決のままに終わってしまった気がするのだけど。もやもやが残るな。

  


■ロスト・イン・ラ・マンチャ■
なんか、ここまでいろんな物事がうまくいかないと、「ドン・キホーテの呪い」が本当にあるんじゃないかという気がしてきますね。しかし、飛行機の爆音とか、ロケ地選択のときに気がつかなかったのかよ。テリー・ギリアム監督、面白いけれど、きっと困った人なんだろうな。なんというか、愛すべき厄介者みたいな? けっきょく一部の断片しか撮影されなかった「The Man Who Killed Don Quixote」ですが、これ、完成してたら、きっとすごく楽しい映画になったんだろうなということが端々からうかがえます。ちょっとしか出てこないけれど、出演者だったジョニー・デップが真剣に映画に取り組む姿勢なども垣間見られて、そういった点もまた楽し。

  


■ウェルカム!ヘヴン■
なんか、面白いような、面白くないような、微妙な感じでした。けっきょく「ボクサーの魂」が持つ重大な意味が最後までよくわからなかったし。ペネロペ・クルスはやっぱりきれいですね。今回は訳あって非常に下品な感じの立ち居振る舞い・話し方をしていますが、そういった芝居もぴったりはまる感じがします。ただなぁ、彼女は声があまりよくないよなぁ。話し方とか言葉遣いは演技で下品にも上品にもできるだろうけれど、声自体の持つちょっと下品で安っぽい感じは、たぶんどうしようもないのではないかと。あの顔立ちとあいまって、そこが魅力的だともいえなくはないのだけど。

  


■ドリアン・グレイの肖像■
若い男優のみの異色劇団・Studio Lifeの舞台中継。彼らのお芝居は『トーマの心臓』を観にいったことがあるけれど、芝居そのものよりも、客席がほぼ99.9%くらいの割合で女性ばかりで、ある意味で異様だったのが印象的。しかし、CATVとはいえ舞台中継とインタビューで構成される冠番組を毎週放送してるなんて、金持ちなんだな、ここ。
で、オスカー・ワイルド原作の『ドリアン・グレイの肖像』なわけですが、なんというか、非常に微妙。原作小説を読んだことのない人に、あの芝居であの物語の魅力が伝わるのだろうか? 原作に対して持つイメージは人それぞれだと思うけれど、自分にとっては、ドリアン・グレイという人物はもっと無垢で美しい容貌をしていなければいけないのですよ。さながら天使のような美少年(いや、青年ですが)。一目で見る者をとりこにせずにはおかないようなイノセントな感じ。さながら『ベニスに死す』で老芸術家が追い求めた「理想の美を体現した少年」のように。だけど、舞台で演じたあの人は... 彼には「世俗」のにおいが普通に感じられる、普通の人にしか見えないのですよね。
容貌はかぎりなくイノセントでありながら、思想や行動はどんどんと悪へ流れていく。その「悪」の部分と「老いへの恐怖」を表わすのは肖像のみ。ひとつ悪事を行なうごとに肖像の「自分」がまた一段醜くなっていく。心を入れ替え「善人」になろうとし、善事を行なったつもりなのに肖像は「それも悪だ」と彼に思い知らせる。そういった表面と内面の対比、善と悪の対比、そこから生まれるドリアンの葛藤や自己矛盾は、ドリアンが「かぎりなく無垢で美しく誰からも一目で愛される容貌」であることが大前提だと思うのだけど、その部分でまったく「舞台」に入り込めませんでした。
それと、女性の役は、やっぱり女優さんにやってもらったほうがいいですよ。無理しないで。ぜんぜん「女性」に見えませんもん。ドリアンが具体的な「悪」へと落ちていくきっかけともいえる美人女優のシビル・ヴェイン役の人も、ぜんぜん美しくないんですけど。これではドリアンが入れ込む理由がまったく理解できない。美しくないドリアンに、美しくないシビル。脳内変換では補足しきれませんでした。

  

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2007/04/21

きょう小丸は(BlogPet)

きょう小丸は、九州にもあはレモンは調理した?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「小丸」が書きました。

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2007/04/20

若鶏のソテー@アモリーノ(神楽坂)

たまにはふだんあまり行かない方面でお昼を食べようと思い、やってきましたアモリーノ。初めての入店です。

あぁ... 間違えた...

しゃれた感じの店構えだし、ランチメニューのいちばん上が「パスタ」だったから、イタリアン系のお店かなと思ったんです。アモリーノっていう店名もイタリア語風だし、どことなくアルモワールに似てるから(^^;)、トラットリーアレベルまでとはいわなくても、アルモワールみたいにいい感じの洋食を出してくれるんじゃないかと。

ランチメニューには、「パスタ」「グラタン」「パスタ&グラタン」「ピラフ」「カレー」「ハンバーグ」「生姜焼き」「若鶏のソテー」がありました。この並びを見たときに気づくべきだった。とくに「カレー」と「生姜焼き」は、気づくべき大きなヒントでした。そのうえさらに、ランチには「サラダ」と「味噌汁」がつくと書いてあるのです。

味噌汁?

それでもまだ自分は「いい感じの洋食かなぁ」と期待してた。「味噌汁」という文字は見なかったことにして。そして、シンプルだけどちゃんとその場で調理されたチキンソテーを思い浮かべながら「若鶏のソテー」を注文しました。ホールの若い女性が「少し時間がかかりますけど、いいですか?」というので、「時間がかかるっていっても、30分とか40分とかってわけじゃないですよね? かまいませんよ」と答えて、オーダーを通してもらいました。

厨房から、「鳥? 時間かかるよ」「お客さん、それでもいいそうです」といった会話が聞こえてきて、しばらくして年配の女性登場。この方が調理してるのかな。そして開口一番「若鶏のソテー、時間がかかりますが」。

いや、それ、さっき、若い女性に聞いたから。承知してるから。しかも、なんか言い方が「時間かかってめんどくさいのに、なんでそんな料理を頼むのよ」って感じがして、かなり好感度ダウン。 

しかし、わざわざ2度も「時間がかかる」というくらいだから、もしかしたら本当にすっごく時間がかかるのかもしれません。「時間がかかるって、どのくらい?」とたずねました。そしたら「10分か15分」。

いや、それ、けっこうふつうですから。ちゃんと調理すれば、たいていの料理はそれくらいかかりますから。

「かまいません」と答えたら、今度は「生姜ソースとレモンソース、どちらにします?」ときた。この期におよんでまだ脳内では「洋食♪洋食♪♪」となっていますので、迷わずレモンソースをチョイス。


Cimg0001_13そして待つこと10分程度、出てきたのが、これです。
鶏のソテー レモン“醤油"ソース(^^;)。
そうです。「生姜ソースかレモンソース」ではなく、「生姜醤油かレモン醤油」だったのでした。

ここまできて、ついに脳内幻想は打ち砕かれ、自分は現実を直視し始めました。パスタ、グラタン、ピラフ、カレー、ハンバーグ、生姜焼き、鶏のソテーというメニュー構成。ハンバーグやソテーには、パンではなく「ライス」がつくと書かれていること。ランチメニューには「味噌汁」もつくと書かれています。そして、いま目の前に出てきたこの料理。

そうか、ここはイタリアンでも洋食屋さんでもなく、むかしいろんなところでよく見かけた「食べ物も出す喫茶店」だったんだ。

そう思って店内をあらためて見てみると、料理メニューを頼まず、ドリンクだけのお客さんが何人かいます。正しい。あなたたちは正しい。間違っていたのはおいらです。

えっと、お味は悪くなかったですよ。醤油ダレに爽やかなレモンの風味があって、九州で食べたレモンステーキとか思い出します。肉も普通にチキンの味でしたし、焼きすぎで硬くなることもなく、上手に調理されてたと思います。喫茶店のランチとしては上出来じゃないでしょうか。サラダ、味噌汁、コーヒーつきで1080円という売価は、ちょっと高い気もしますが、神楽坂だとしょうがないか。

しかし、そういうものを食べるつもりでこの店に入ったんじゃないのだよなぁ。入口の前にメニューボードが出ていたのだから、しっかり隅々まで読んでから入ればよかった。料理のレベルではなく、料理の方向の点で、入店前の期待(誤解)と現実のギャップがけっこう大きかったもので、なんだか「失敗したなぁ、間違えちゃったなぁ」感が大きく残ってしまいました。会社からけっこう遠いこともあるし、こういった方向の料理ってあまり興味がないし、それでこの価格だと、たぶん、もう食べには来ないな、自分。


アモリーノ

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Mirra Booka = Shiraz Cabernet / De Bortoli Wines

No:895
Mirra Booka = Shiraz Cabernet / De Bortoli Wines
ミッラ・ブーカ = シラーズ・カベルネ / ディ・ボルトリ・ワインズ

産地:オーストラリア、サウス・イースタン・オーストラリア州

度数:13.5
葡萄:シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
年度:2006
輸入業者:ファームストン株式会社
渋さ:2
酸味:3
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.4.13
値段:624
お店:ピーコック
飲んだ日:2007/04/19(木)

赤みの強い紫色。黒い果実を感じさせる甘い香り。バニラのような香りもある。やわらかく熟した甘み。アタックにわずかに発泡したニュアンスがあり、最初はさっぱり、そのあとに豊かな果実味がくる。明るい太陽を思わせる酸もきちんとあり、甘みとバランスを取っている。タンニンは弱め。味に複雑さとかはないけれど、明るく元気で気さくな感じがとてもオーストラリアっぽい。気軽で楽しい、コストパフォーマンスのいいワイン。

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Barbaresco / Rivata = Casa Vinicola Morando

No:894
Barbaresco / Rivata = Casa Vinicola Morando
バルバレスコ / リヴァータ = カーザ・ヴィニコラ・モランドー

産地:イタリア、ピエモンテ州バルバレスコ地区 (Barbaresco DOCG)

度数:13.5
葡萄:ネッビオーロ
年度:2003
輸入業者:富士貿易株式会社
渋さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.4.7
値段:1280
お店:越後銘門酒会
飲んだ日:2007/04/18(水)

通常は1800円くらいで売られているようだ。苺っぽい甘酸っぱい香り。グラスを回すと生クリームのような甘くこってりした香りもする気がする。けっこう刺激の強い感じの酸。熟した果実の甘み。あと口に残る収斂味。余韻はあまり長くないかな。力強さはあまりないけれど、バランスはいい感じ。自分が飲むバルバレスコはいつもこのくらいの売価のものなので、数千円レベルのバルバレスコの味とかは知らないのだけど、安いなりにもバルバレスコらしい?味と香りだと思う。モランドーはモランドー・ブランドでも同価格帯でバルバレスコを販売しているが、もしかしたらこのリヴァータのほうがちょっとばかし美味しいかもしれない。


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2007/04/19

チーズ・オン・ハンバーグ@アルモワール(神楽坂)

昨日のお昼はアルモワールで。ここのランチメニューはあまりヴァリエーションがなく、これまで自分は「ポークソテー○○ソース」と「サーモンのソテー or フライ」しか見たことがなかったのだけど、昨日はメニューボードに「ハンバーグ」と書いてあるではないですか! 迷わず入店&注文しました(ちなみに魚のランチのほうはエビフライ&サーモンフライでした。これも見るの初めて)。

Cimg0001_12家庭風の、やわらかなつなぎの入った感じのふっくらハンバーグの上で、スライスチーズがとろけてます。ソースは、デミグラスソースと玉ねぎ&醤油系の和風ソースが混ざり合ったような感じ。ほどよくコクがあり、でもサッパリした感じもあります。やっぱりここの料理はほっとするあたたかさがあって美味しいです。

メインの前に出されるカップスープは、今回はトマトや玉ねぎ、ニンジン、セロリなどを小さく切ったものが入った野菜スープ。昨日の東京は2月中旬並の寒さだったそうですが、こういう寒い日に、やさしくて温かい野菜スープは本当にほっとします。もちろんサラダもついて、ぜんぶで900円。いいお店だぁ。

ただ...

12時半過ぎに入店した若い女性3人組が、席に着くなり煙草をプハー。他のお客(自分と、おじさんがもうひとりしかいませんでしたが)がいようがいまいがおかまいなしです。それでも自分はほぼ食べ終わってたのでいいのだけど、おじさんのほうはやっと料理が来たあたり。客席数12(それもかなりキチキチ)の狭いお店です。すぐに店中に煙草の匂いが流れます。せっかくのハンバーグのソースから立ち上る甘い香りも、フライの美味しそうな油の香りも、フライに添えられたタルタルソースの爽やかな香りも、一気に消し飛んじゃいました。店内での喫煙が禁止されているわけではないので、彼女たちを責めたり非難したりすることはできません(するとしたら、相手はお店ですね)が、もし彼女たちが自分の連れだったとしたら、たとえどんなに美しい人だったとしても、かなりガッカリです。食事の前に煙草吸っちゃったら彼女たち自身、料理の味もわかんなくなっちゃうでしょうに。彼女たちの煙草の嫌な臭いが髪や身体につく前に、急いで会計を済ませて店を出ました。

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神楽坂ランチふせん隊: ランチ&ディナー アルモワール
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PAOLO MENEGUZZI / MUSICA (2007)


Paolo Meneguzzi(パオロ・メネグッツィ)のデビューは2001年の『Un sogno nelle mani』だと思っていたのだけど、実は1990年代に南米のチリでアルバム・デビューしてたのだそうです。本名もPaoloじゃなくてPabloらしいのですが、もしかして南米生まれなんでしょうか? だからどうだということはないのですけど。南米時代のことはオフィシャル・サイトのバイオグラフィに書かれていないのでよくわからないのですが、Wikipediaによると1997年から1999年の3年間に毎年1枚ずつ、計3枚のアルバムがあるようです。

イタリアン・ポップス・シンガーとしてのPaoloのデビューは2001年のサンレモ音楽祭新人部門参加&参加曲を収録したアルバム『Un sogno nelle mani』からといっていいのでしょう。サンレモ曲の「Ed io non ci sto piu'」はブリティッシュ風味のまぶされたよくある感じの曲で、これといってどうといったことはなかったのですが、アルバムのほうはほどよい明るさと軽さ、哀愁がバランスよく混ぜ合わさった、あたたかいポップスといった感じで、けっこう好きでした。

ところがイタリアでのセカンド・アルバムとなる『Lei e'』(2004年)では、R&Bベースのポップス・ブームに乗ってか、はたまたR&Bベースのポップスで大成功したTiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)に影響されてか、一部のイタリアン・ファンが「Tizianoのパッチもん」と呼ぶくらい、Tizianoもどきな曲が多く収録されました。そういったタイプの曲は自分の好みとは違うので、この時点で彼に対する興味はほぼゼロになりました。なのでサード・アルバム『Favola』が2005年にリリースされても、完全にスルー。

ところがところが、2007年のサンレモ音楽祭のヴィデオを見ていたら、ふたたび参加したPaoloが歌った曲「Musica」が、なんだかとても気持ちがよかったのです。イタリアらしいやわらかなメロディとほのかな哀愁。徐々に盛り上がっていく構成。ヴォーカルにそれほど強い個性はないけれど、Paoloはもともと充分に聴かせる声と歌唱力を持っている人です。曲さえよければ、嫌いじゃないタイプ。そこでひさしぶりに彼のアルバムを購入したのでした。

M3「Ti amo ti odio」やM9「Aiuto」など、明らかにTizianoぽい曲はまだ残っていますが、『Lei e'』ほどR&B色はありません。それよりも、やわらかくあたたかい感じのイタリアン・ポップスが多く、自分にとっては好ましいです。それに、PaoloのヴォーカルにはTizianoほどの強いソウルや色気がありませんので、彼にとってもこういう曲のほうが合うように感じます。M5「Ho bisogno d'amore」やM10「Ore 3」など、ゆっくりしたテンポで、ほどよく明るく、ほどよくあたたかく、ほどよくやさしく、ほどよく哀愁のある曲に、イタリアらしい美しさを感じます。そしてやはり、Rosario Di Bella(ロザリオ・ディ・ベッラ)が提供したM2「Musica」は、ベタではあるけれど、やわらかな哀愁が漂っててなかなかいい曲だと思います。


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2007/04/18

Riviera Ligure di Ponente Rossese di Albenga / Cascina Feipu dei Massaretti

No:893
Riviera Ligure di Ponente Rossese di Albenga / Cascina Feipu dei Massaretti
リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ・ロッセーゼ・ディ・アルベンガ / カシーナ・フェイプ・デイ・マッサレッティ

産地:イタリア、リグーリア州リヴィエラ西部アルベンガ地域 (Riviera Ligure di Ponente DOC)

度数:12.5
葡萄:ロッセーゼ
年度:2004
輸入業者:株式会社セイワジャパン
渋さ:2
酸味:4
重さ:2
香り:3
好き:4
買った日:2007.4.7
値段:1300
お店:まるやまや
飲んだ日:2007/04/15(日)

通常は3000円くらいで売られていたりするらしい。赤ワインとロゼワインの中間くらいの薄い色合い。フレッシュなベリーぽい甘酸っぱい香り。グラスを回すとほんのり柑橘っぽい香りもする。わずかに微発泡したようなアタック。しっかりしているけれどやわらかい酸味。タンニンはごくわずかに感じられる程度。明るく軽やかで可愛らしい果実の甘み。味にもロゼワインのようなチャーミングさがある。アルコール度数も低めで軽やかなんだけど、意外と余韻も長めで、喉に残るアルコールの熱さもしっかりした感じ。リグーリアのワインってあまり日本では見かけないのだけど、チンクエ・テッレとか、ラ・スペツィア近郊でつくってるものとか、軽やかで美味しいものが多いようなので、もっと手頃な価格で手に入り安くなるといいのだけど。うららかな日の下で飲みたいワイン。チンクエ・テッレで見た美しい海と町並みを思い出す。美味しいです。

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Marienthaler Stiftsberg Spatburgunder Trocken / Weinbaudomane Marienthal

No:892
Marienthaler Stiftsberg Spatburgunder Trocken / Weinbaudomane Marienthal
マリエンターラー・スティフツベルグ・シュペートブルグンダー・トロッケン / ヴァインバウドメーヌ・マリエンタール

産地:ドイツ、アール地方マリエンタール地区アール国営醸造所 (Ahr QbA)

度数:12.5
葡萄:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
年度:2002
輸入業者:?
渋さ:2
酸味:4
重さ:2
香り:3
好き:3
買った日:2007.4.7
値段:1270
お店:紀の国屋
飲んだ日:2007/04/13(金)

通常は1985円で売っている。輸入業者を示すシールが貼ってないのだけど、販売店である紀の国屋が自社輸入してるのかもしれない。レンガ色がかってきた薄めの色合い。華やかで明るい、花びらやベリーのような甘酸っぱい香り。ほんのりカカオっぽい香りもあるかな。グラスを回すと湿った土のような香りもある。やわらかでスムーズな舌触り。しっかりした上品な酸。ほんのり残るタンニン。熟した果実の旨み。軽やかですっきりしているのだけど、色合いの割りにはしっかりした味。華やかな余韻もけっこう長く残る。可愛らしい味わい。美味しいです。


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2007/04/17

週末映画&音楽


■ベッカムに恋して■
サッカー・ワールドカップでイングランドのデヴィッド・ベッカム人気が急激に高まったころに制作され、こんなタイトルで日本公開されたため、たぶんいろんな意味で損をしてるんじゃないかと思われます、この映画。ちなみに原題は『Bend it like Beckham』だったかな。「ベッカムのように曲げろ」という意味。ベッカムが蹴りだす、きれいに弧を描いて敵がつくった人の壁を飛び越え、ゴールにボールが吸い込まれるフリーキックのように、さまざまな障害をしなやかに飛び越えてゴールをめざしたい、主人公の気持ちが重ねられているのでしょう。ベッカムに憧れるサッカー好きな女の子がプロ選手になる夢を追うという、それだけのことといえばそれだけのことなのだけど、主人公をイギリスに住むインド人にし、親友にはイギリスの一般家庭の娘を、コーチにはアイリッシュ系をという異なった背景を持たせ、それぞれの「イギリスにおける地位や文化」を織り交ぜつつ細かいドラマを積み重ね、大枠では愛情と友情と夢と希望と躊躇と困難と克服と未来を丁寧な流れのなかで描いた素敵な青春映画であり、成長の物語なのですわ。若いって、いいな。

  



■アカルイミライ■
すみません。なんだかわかりませんでした、この映画。なにを、どう感じればいいのかしら。浅野忠信さんの役どころも意味がよくわかんなかったし、オダギリジョーさんも、芝居はなんだか迫力があったけれど、役柄的にはよくわかんない。藤竜也さんはひさしぶりに見た気がする。ドククラゲに託された意味は? クラゲは海へと逃げて(帰って?)いくのだけど、オダジョーはどこへいったの? 一緒に強盗に入る不良少年?グループの中に松山ケンイチくんを発見。いろいろ出てるのね。

  



■親切なクムジャさん■
13年ですか。執念深いですね、クムジャさん。そもそもクムジャさんと犯人は、最初から共犯だったわけではないんですよね? いくつもの誘拐事件に以前からかかわっていたのではなく、あの誘拐事件のときに巻き込まれただけなんですよね? 違うのかな。なんだか、そのあたりがよくつかめなくて。突然巻き込まれたのだとしたら、どうやって刑務所内から彼を特定できたのだろう。誰が娘をオーストラリアへ幼女に出したのだろう。それとも、以前の事件にも関係していたのなら、主犯がのうのうと世間にいるのはむかつくとはいえ、自分も犯人グループの一味であるわけだから服役は当然で、あそこまでの復讐をする理由がよくわからない。あれ? あの事件が最初で、服役中に別の事件がおきたのかな。そういえば犯行年度が説明されていたけれど、あまり意識してなかった。全体として、悪くはなかったけど、まぁこんなものかなといった感じでした。最後、ケーキに顔を突っ込むシーンでは「ドリフかよ!」とか思ってしまった。劇中、随所に挿入される「語り」は、年老いたジェニーなんですかねぇ。だとしたら『薔薇の名前』みたいだ。

  



■マーサの幸せレシピ■
レストランもの映画には、画面に出てくる料理が美味しそうなものとそうでないものがあるのだけど、この映画は美味しそうな部類(ちなみに『ディナーラッシュ』の料理は美味しそうじゃない)。とくにイタリア人コックのマリオがつくる料理は、そしてそのセッティングは、イタリア人っていいなぁ、イタリア料理っていいなぁと、素直に思ってしまいます。話自体はものごとに細かすぎて神経質な女性シェフ・マーサと姪っ子の心的交流&ふたりの精神的成長がメインですが、そこにマリオが果たす役割が、ドイツ人のイタリアに対する憧れ(とある種の幸福な誤解)を端的に表わしているようで、微笑ましい。階下の男性の存在があまり意味がなかったのが残念。彼にもなにかもう少し役割がほしかったところ。

  



■FRANCO BATTIATO / IL VUOTO (2007)■
最近のFranco Battiatoのアルバムのなかでの最高傑作という声もあちらこちらで聞かれるこの作品。うむぅ、そうなのかぁ。自分はどうもFrancoとはあまり相性がよくないみたいで、もちろんなかには「素敵だな」と思うものも少なくないのだけど、そうでないものもたくさん。で、このアルバムは、あんまりよさがわからないというか、自分の好みとはちょっと違うものでした。なんか、歌メロに魅力を感じないのですよねぇ。バックのフレーズにはFrancoらしい上品な美しさのあるものもときどき出てくるのですが。あと、シンセサイザーの多用が、自分の好みと合わないのかなぁ。とくに「古いジャーマン・プログレですか?」みたいなシンセの使い方は、自分は苦手です。



■FSC / FSC (2007)■
2007年のサンレモ音楽祭新人部門に出場したFSCの、たぶんデビュー作。このグループ、Franco Battiatoとも交流があるようですが、Francoの音楽性とはあまり類似性を感じません。ここ数年でたくさん出てきたブリティッシュっぽいノスタルジックなメロディを振りまくグループのひとつといったところでしょうか。懐かしい感じが強いけど、コードの使い方や進行に洒落た部分があるので古臭くはならないところがうまいなとは思います。ここのフレーズや曲を聴く分には心地よいけれど、曲調にあまり幅がない感じで、だんだんどれも同じに聴こえてきてしまい、アルバム後半に入る頃には少し飽きちゃった。


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2007/04/14

小丸は思ったの♪(BlogPet)

今週のランチでも、アンティパスト+
セコンドか、ちょっとお腹に余裕があります
これまたサッパリ感を高めます
その下になります
なのでひさしぶりにドルチェしがちな自分です
以来は、フランス風のラタトゥイユでは天気とかをチョイス
ムール貝の春野菜詰め物とほうれん草のタルタル添え
をチョイスしたメカジキがとても美味しい
と、小丸は思ったの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「小丸」が書きました。

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2007/04/13

ROSARIO DI BELLA / IL NEGOZIO DELLA SOLITUDINE (2007)

2000年の前作『I miei amici』から7年ぶりにリリースされたRosario Di Bella(ロザリオ・ディ・ベッラ)のアルバム。彼は寡作な人で、アルバム・デビューは1989年なのですが、このアルバムでやっと5枚目だったりします。デビュー作から2枚目までが2年、2枚目から3枚目までに4年、3枚目から4枚目が5年、そして5枚目が出るまでに7年かかりました。このペースだと、次のアルバムが出るのは10年後くらいになりそうです。ちなみに、自分のアルバムはときどき思い出したようにしか出さないのですが、楽曲提供は頻繁に行なっているようで、最近では2007年のサンレモ音楽祭でPaolo Meneguzzi(パオロ・メネグッツィ)が歌った「Musica」がRosarioの曲だったりします。

で、Rosarioのこのアルバムなのですが、おおまかな印象は「これ、本当に2007年にリリースされたものなの?」でした。時代遅れとか古臭いといった悪い意味ではなく、よい意味で「時間が止まっている」と感じます。最近ではなかなか聴かれなくなってきた、素朴でやさしいメロディ。あまり密度や圧力が高くない、だけど行き届いた感じのシンプルでおだやかな演奏。短い収録時間。どれも、音楽が一緒にいて疲れない、気の置けない友人だった良い時代を思い出します。

M1「Invece no」は粘っこいエレキ・ギターの音がむかしのニューウェーヴ系のグループみたいで、Rosarioにしてはちょっとめずらしい感じです。

M2「Portami via」のイントロはチェロでしょうか。中低音の弦楽器が美しく響きます。スローのおだやかな曲で、メロトロン・フルートのような音色のキーボードによるコード弾きも可愛らしくてノスタルジック。歌メロにも、ほんのり哀愁とノスタルジィを感じます。聴いていて、自分はIvan Graziani(イヴァン・グラツィアーニ)の曲とかを思い出しました。

M3「Mi dispiace」はミディアム・テンポのポップ・ロック。8ビートを刻むリズムとエレキ・ギターがむかしっぽく感じます。シンプルなメロディを重ねた歌メロも懐かしい感じ。

M4「Il tempo」はアコースティック・ギターのアルペジオで始まり、前半はほとんど弾き語りのフォーク調。おだやかで、やわらかく、少し寂しげな感じがあります。後半ではコーラスなども入りますが、華やかになるというよりは、可愛らしい印象です。

M5「La vita va cosi」ではチープな音色のシンセサイザーやリズム・ボックスを使い、古いエレ・ポップ風な要素を大きめに導入しています。こういった安っぽい音づくりや演奏は自分の好みではないのですが、こういった感じ、一時のイタリアン・ポップスによくありましたね。メロディはけっこう素直できれいですが、歌謡曲っぽい雰囲気があるところも一昔前のイタリアン・ポップス風といった感じです。

M6「Abbracciami」は素朴で優しい感じのするヴォーカルがカンタウトーレらしくて、自分の好きなタイプ。ピアノのゆっくりしたアルペジオとヴァイオリンのアコースティックな音色があたたかく響きます。そのうしろではシンセサイザーによるリズムが小さく鳴っているのですが、その対比も悪くありません。最初は地味に始まり、後半に向けてオーケストレーションなども入れて徐々に盛り上がっていく展開は、ベタではあるけれど、やはりイタリアらしい感じがして好きです。

M7「Pace non ho」は、サビの部分で「ランランランラン」というコーラスが入るのですが、このコーラスが聞こえてくると頭のなかのスクリーンに、淡く明るい色の花がたくさん咲いている春のようなイメージが浮かびます。なんだか、平和で幸せな気分になります。

M8「Sono io」もノスタルジックな響きを持ったポップ・ロック。イタリアのノスタルジィというよりはイギリスのものに近いかなとも思うのですが、それよりも「ヨーロッパ風」といったほうがいいのかもしれません。Lunapop(ルナポップ)にも通じる懐かしさがあると思うのだけど、Lunapopほどイギリスぽい感じはしません。

M9「Un uomo」はミディアム・テンポで軽快な曲なんですが、自分の好み的にはいまいち。

M10「I nostri veri eroi」はアルバムの最後を締めるにふさわしい、おだやかで美しいスローな曲。ピアノとヴァイオリンのアコースティックな音色、やさしいヴォーカル、おとなしいけれど明るい感じのコーラス、どれもたおやかで、心に響きます。サビのあたりではまたIvan Grazianiをちょっと思い出したりしました。

最近の流行とかとはまったく関係ないところにいるような作品で、いまの音楽市場にどれだけアピールするのかはわかりませんが、でも自分はこういったポップスが好きです。地味だけど、くつろいだ気分になれるアルバムだと思います。

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2007/04/12

Sergio Bardotti(New Trolls「Concerto Grosso」のプロデューサー)が亡くなりました

新曲『Concerto Grosso No.3』ワールドプレミアとなった来日公演が終わったばかりのNew Trollsですが、「Concerto Grosso」シリーズの大元となった1971年の『Concerto Grosso per i New Trolls』でプロデューサーを務めたSergio Bardottiが亡くなりました。68歳。死因は心臓疾患のようです。
おそらくNew Trollsのメンバーは、イタリアに帰国した直後にこのニュースを聞いたことでしょう。日本でのシリーズ新作披露公演が大成功に終わったことを、いまごろは墓前に報告しているのでしょうか。

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ムール貝の春野菜詰め物とかメカジキのソテーとか@ステファノ(神楽坂)

カジキを焼いたの、好きなんです。おととしだったかな、イタリアの東リヴィエラにあるチンクエ・テッレに行ったときにカジキのグリルを食べて以来、大好きなイタリア料理のひとつになりました。というわけで、今週のランチ・メニューのセコンドにメカジキのソテーがあったので、食べに行きました、おなじみのステファノ。

Cimg0001_11前菜は「ムール貝の春野菜詰め物とほうれん草のタルタル添え」をチョイス。ムール貝の文字を見ると、つい注文しがちな自分です。ムールの貝殻に、小さなダイスに刻んだ野菜がたっぷり詰め込まれています(もちろんムール貝も入ってます)。その下には細かく刻んでタルタル風にしたほうれん草。味付けはかなりあっさりめで、素材の味重視なのがうれしい。

プリモは、パスタもリゾットも美味しそうではあるけれど、お腹がいっぱいになってしまうので、飛ばします。ちなみにイタリアンでコースというと、アンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェという構成が多いですが、自分のなかでの重要度はセコンドがいちばんで、次ぎにアンティパスト or プリモ、最後がドルチェという順番になります。なのでステファノのランチでも、アンティパスト+セコンドかプリモ+セコンドのふた皿しか頼まないことが自分はよくあります。

Cimg0003_3んで、セコンド。もちろん「メカジキのソテー レモンソース、カポナータ添え」を注文。ふっくらふんわりとしたメカジキがとても美味しい。ソースはかなりレモンの味がしっかりしてて、サッパリ感を高めます。ガルニは、フランス風のラタトゥイユではなく、イタリア風のカポナータ。なので、酸味がしっかりついてます。これまたサッパリ。あぁ、これを海辺のオープンテラスとかで太陽の光を浴びながら青い空と海を眺めつつ食べられたなら、どんなに素敵なことでしょう。

Cimg0005アンティパストもセコンドも魚介だったためか、ちょっとお腹に余裕があります。なのでひさしぶりにドルチェもいただきましょう。サツマイモのプリンと、ケーキはなんだったかな。忘れてしまいましたが、今回のドルチェはどちらも甘さ控えめで、素朴な味付けが自分好み。美味しいです。

食後のエスプレッソと一緒に、食後酒も少し。カメリエーレのHさんが「ランポーネっていう、木苺をグラッパに浸けてつくった果実酒がありますよ」というので、それをいただきます。ほんのり甘い風味。あぁ、口の中が、春ぅ~。やわらかな色の花がたくさん咲いているイメージです。これ、天気のいい日に外で飲みたい。

あぁ、今回もとっても美味しかったですぅ~。

リストランテ・ステファノ

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IL LATITANTE / DANIELE SILVESTRI (2007)

2007年のサンレモ音楽祭参加曲「La Paranza」を収録したアルバムです。

1994年にアルバム『Daniele Silvestri』でデビュー。このアルバムは、その年のPremio Tenco(故Luigi Tencoの名前を冠した音楽コンクール)で最優秀作品賞を取ったそうです。それもあってか、1994年、1995年と続けてサンレモ音楽祭の新人部門に参加。その後も1999年、2002年、2007年と、折々でサンレモに出ています。またアルバムも、だいたい2年後とのペースでコンスタントにリリース。2007年の『Il latitante』は、彼にとって8枚目の作品(ライヴ・アルバム含む)になります。

自分はこれまで、彼のアルバムはデビュー作しか聴いたことがなく、そのときの印象で、どちらかというとロック系のカンタウトーレだと思っていたのですが、サンレモ参加曲のM3「La paranza」は軽快なリズムを持ったラテン・ポップスといった感じで、かなりビックリしました。メロディもユーモラスで楽しく、カリブなどの南のリゾートを思わせる(実際に行ったことはありませんが)陽気でダンサブルな曲で、まさかDanieleからこんな音楽が出てくるとは思ってもいませんでした。M2「Faccia di velluto」ではボサノヴァのリズムを刻むアコースティック・ギターに乗っておだやかで明るいメロディが歌われ、これも予想外。フルートやトランペットの響きもあたたかい感じです。

とはいえ、さすがにアルバム全体にこういった雰囲気があるわけではなく、他の曲はカンタウトーレふうだったりロック風だったりするのですが、どれもどこかしらストレートではない感じのアレンジやメロディがあり、悪くありません。

M1「Mi persi」はピアノとギターのアコースティックな響きが印象に残る、感傷的な曲。寂しく、哀しい感じがします。M9「Ninetta nanna」は古いカンツォーネや初期のころのカンタウトーレが歌うバラードなどを思わせる、素直でシンプルな美しいメロディを持ったスローな曲。ほんのり甘く、やさしく、あたたかく、とてもイタリアらしいと感じます。

M4「Il suo nome」ではシンセ・ベースとリズム・ボックスで一時のニュー・ロマンティックを思い出しましたが、そこにアコースティックな要素とジャズ風味もほんのりとふりかけられていて、都会風の小洒落た感じがします。ポップでダンサブルで軽やかです。M7「Gino e l'alfetta」もデジタルな要素がある軽快なロックで、すかすかしたキーボードやシャカシャカしたリズム・ボックスが歌謡曲っぽいチープな楽しさを感じさせます。メロディはけっこうなだらかで明るく楽しげです。

M5「Sulle rive dell'Arrone」やM6「Io fortunatamente」は、David Bowie(デヴィッド・ボウイ)とかが歌っていそうというか、歌ったらかっこよさそうな感じ。スロー~ミディアムのフォーク・ロック風で、でもけっこうギターの音色などは粘っこく歪んでいたりして、メロディにはノスタルジックな香りがあります。

M8「A me ricordi il mare」はラップ風のヴォーカル・パートもあり、最近のイタリアン・ポップスといった感じの曲。デジタルっぽいリズムとアコースティック・ギターの自然な音色が対比を見せ、おだやかでゆっくりした歌メロとシャカシャカしたせわしないパーカッションも対比を見せるといったアレンジが楽しめます。

アルバムを構成する個々の曲はけっこうヴァラエティがあり、印象もまちまちなのですが、曲の並べ方がうまいのか、アルバムとしてばらけてしまった印象はあまり受けませんでした。なかなか面白い作品だと思います。


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2007/04/11

ジャガイモのムサカ@ソフラ(神楽坂)

昨日のお昼はとくにどんなものを食べたいというアイデアがわかなくて、なんとな~く歩いているうちになんとな~く毘沙門天の横を曲がりなんとな~くソフラに入ってしまいました。

Cimg0001_10そんなわけで、ソフラの週変わりランチ940円。今週はジャガイモのムサカです。挽き肉少しとジャガイモたっぷりにチーズを振りかけて重ね焼きにした感じのもの。自宅でも簡単につくれそうな、これといって強い個性や特徴のない味ですが、ジャガイモ・メインの優しい味わいで、ここのところ微妙に体調不良気味でほんのり胃が気持ち悪い状態が続いている自分にはむしろありがたいかも。同じ皿に盛りあわされているライスには、ふわっと柔らかい香りのするスパイスが炊き込まれているみたいで、これもなんだか身体にやさしい感じでいいです。最初に提供される、お米の入ったスープも今日はそれほど塩味が強くなく(日によってしょっぱさがけっこう違う気がします、このスープ)、いい塩梅でしたし、パンもオリーブがふだんより多く乗っているような気がして(気のせいかも)ちょっとうれしい。

日本人女性スタッフの接客はあいかわらずわさわさとせわしない学食レベルといった感じですが、もともとそういう店がたまたまトルコ料理を出してるんだと考えれば、まぁそんなこともあるかなと。値段も神楽坂ではけっこう貴重な感じがするドリンクつきで3ケタ台ですし。


ソフラ(ぐるなびのページ)
たきおの神楽坂ランチ日記: 161ソフラ
神楽坂ランチふせん隊: ソフラ

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Aglianico del Vulture / Feudo Monaci = Castello Monaci

No:891
Aglianico del Vulture / Feudo Monaci = Castello Monaci
アッリァニコ・デル・ヴルトゥーレ / フェウド・モナチ = カステッロ・モナチ

産地:イタリア、バジリカータ州 (Aglianico del Vulture DOC)

度数:13
葡萄:アッリァニコ
年度:2003
輸入業者:モンテ物産株式会社
渋さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:4
買った日:2007.3.31
値段:980
お店:カーヴ・ドゥ・北杜
飲んだ日:2007/04/10(火)

南イタリアのワインにしては薄い感じの色合いかも。甘酸っぱい果実の香り。グラスを回すと、湿った木の皮のような香りや、インクっぽい香りもある。豊かな酸味。熟した果実の甘み。しっかりしたタンニン。なめらかな舌触り。喉を熱くする強いアルコール。余韻も長い。南のワインらしく、繊細というよりは明るく元気でひとなつっこい感じ。フェウド・モナチは手頃な価格で比較的しっかりとした飲みごたえのあるワインをつくるが、このワインもコスト・パフォーマンスの高い、美味しい日常ワインだと思う。



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2007/04/10

煮物定食@加賀(神楽坂)

なんだかほんのり体調が悪くて、微妙に気持ちが悪いので、味付けの薄いものが食べたいと思い、お味の上品そうな和食を求めて歩いているときに「煮物定食(ヘルシー)」という文字のあるメニューボードを発見。そういえばこのお店、以前からときどき前を通るけど、入ったことないな、ということで、初めて加賀に入りました。

広い玄関で靴を脱いであがります。「おひとり様でしたら、小さなお部屋を用意しましょうか? そのほうが落ち着きますよね」といってくれたのだけど「あぁ、どこでもいいですよ、そちらが仕事のしやすい部屋で」とか返したら、「そしたら、みなさんと一緒の大きなお部屋でもいいでしょうか」「けっこうですよ」てなことで、大広間の、20人くらい座れそうな長テーブルの端っこに通されたのでした。

Cimg0002_7予定どおり「煮物定食(ヘルシー)」1000円を注文。10分くらい待って、料理が運ばれてきました。お盆の上に、ご飯と味噌汁、お漬物、切干大根(補足きざんだシイタケやタコ?とかも入ってる)、そして煮物。煮物の中身は、カニ爪、カボチャ、カブ、ニンジン、インゲン、麩など。ほんのり甘く味付けられているけれど、関東風の甘辛ではなく、どちらかというと関西風のだし&塩っぽい味付けが嬉しい。野菜もやわらかく煮られていて、とくにカブなどはおだしの味がしっかりしみこんでて美味。味噌汁も具がたっぷりで、味も濃すぎることなく、よいお味。お腹もいっぱいになりました。

うん、なかなかいいぞ、ここ。少し離れた席でおじさん二人が食べていた天そば定食1200円も美味しそうだった。今度はあれを頼んでみようかな。

神楽坂 割烹 加賀

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Barbera d'Asti = La Rovere / Cantine della Rovere

No:890
Barbera d'Asti = La Rovere / Cantine della Rovere
バルベーラ・ダスティ = ラ・ロヴェレ / カンティーネ・デッラ・ロヴェレ

産地:イタリア、ピエモンテ州アスティ地区 (Barbera d'Asti DOC)

度数:12.5
葡萄:バルベーラ
年度:2004
輸入業者:有限会社カツミ商会
渋さ:2
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.3.24
値段:700
お店:ワインの店ちどり屋
飲んだ日:2007/04/08(日)

通常は1500円くらいで売られている。明るいワインレッド。ベリーぽい甘い香り。やわらかな口当たり。苺っぽい風味。しっかりした酸。熟した果実の甘み。タンニンは弱めで、厚みや複雑さはないけれど、軽やかで華やかな味わい。やわらかな旨みがあって、日常飲みに楽しい。このワインは別のヴィンテージもいくつか飲んだことがあるが、この年がいちばん美味しかった気がする。


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2007/04/09

New Trolls Live で Concerto Grosso 三昧

4月7日(土)に川崎のClub Citta'で行なわれた「New Trolls with Strings Orchestra Concerto Grosso Live Encore」に行ってきましたよ。去年のまさかの初来日(しかもオケ入りConcerto grosso live)もビックリでしたが、再来日公演となる今回の目玉は、なんといっても世界初披露となる(らしい)新曲「Concerto grosso no.3」の演奏(もちろんオーケストラ入り)と、大事故で半身不随・もはや音楽界への復帰不可能かといわれたオリジナル・メンバーNico Di Paloの奇跡の復活・初来日でしょうか。

定刻の18時より10分ほど遅れて開演したコンサートは、まさに「Concerto grossoによる、Concerto grossoファンのための、Concerto grosso三昧コンサート」といった感じでした。途中で20分の(といいながらも実際は25分くらいあった)休憩をはさんだ2部構成で3時間半以上の長丁場。

オープニングは昨年と同じ「Nella sala vuota」でしたが、この時点ですぐにわかったことがひとつ。

「去年より音がでかい!」

新曲披露に向けての気合が音量に表われているのでしょうか、昨年より明らかに楽器の音がでかいです。バスドラが鳴るたびにステージ横のPAから風圧を感じます。

昨年のステージでは、第1部はバンドのみの演奏でポップな曲、ロックな曲などが聴けましたが、今回は2曲目の「Visioni」が終わった時点でステージにオーケストラが招き入れられます。オーケストラを担当するのは昨年と同じトウキョウ・ヴィエール・アンサンブル(http://www.t-vielle.jp/)。もちろん、女性奏者を中心にした編成です。そして、いよいよ今回の目玉、「Concerto Grosso 3」全曲(なんだよね?)演奏が始まりました。

「Concerto grosso 3」は全部で7つのパートに分かれています。演奏は1パートごとに行なわれ、それぞれのパートの前にVittorio De Scalziが簡単な曲紹介をします。で、初めて聴いた「Concerto grosso 3」の感想なんですが、う~ん、こんなもんかなぁといった感じです。とくにファースト・ムーヴメントなどは過去の「Concerto grosso」の劣化コピーみたいな印象で、あまりおもしろみを感じず。全体に、メロディ自体の持つ芳醇さというか艶やかさというかが、過去の「Concerto grosso」にくらべてかなり弱いように思います。今回の「Concerto grosso 3」って、Louis Enriques Bacalovは曲づくりにからんでるのかなぁ。たぶん、からんでないんだろうなぁ。

「Concerto grosso」って、New Trollsのディスコグラフィのなかではかなり特殊な作品だと思います。音楽的にも、アレンジ的にも。あのクラシック・フィーリングに満ちたたおやかなメロディと艶のあるオーケストラ・アレンジは、New Trollsのものというよりは、たぶんLouis Bacalovのものなんじゃないかと思うわけで。今回の「Concerto grosso 3」には、それを感じないんですよねぇ。クラシカルな装いはしているけれど、曲的にはかなりポピュラー・ミュージック的な要素が強いように感じられました。そういう意味では、New Trollsらしい音楽にオーケストラがついている、ともいえるのですが、そう考えたときに残念なのが、歌詞が英語であること。過去の「Concerto grosso」も歌詞が英語だから、踏襲したのかもしれませんが、そこを踏襲されてもなぁというのが正直なところ。

などという贅沢な不満もいくつかあるのですが、もちろんなかには魅力的なパートも多くあります。とくに終盤の、チェロが大きくフィーチャーされた曲はかなりかっこよく、むしろ「Concerto grosso」というタイトルがついていなかったほうが素直に楽しめたかもしれません。また、昨年は、とくにはじめのほうはオーケストラの音量が小さくてせっかくのストリングス・アレンジがよく聞こえなかったのですが、今回は最初からオーケストラの音量バランスもバッチリで、力強くも美しい演奏が聴けたのがよかったです。

休憩をはさんでの第2部は、「Concerto grosso 1」と「Concerto grosso 2」+α。こうやって聴くとあらためて「Concerto grosso 3」とはメロディの肌合いが違うと感じます。新曲初披露で多少のぎこちなさが残る「Concerto grosso 3」とくらべるのはどうかとも思いますが、「1」と「2」は昨年もほぼ同じメンバーで演奏されていることもあってか、トウキョウ・ヴィエールの演奏もこなれた感じとリラックスした感じがありました。そしてやはり、それぞれのメロディが美しく印象的。そういう点では満足のいくものでしたが、個人的な希望をいえば、これらは昨年のコンサートでも演奏されているし、第1部で「Concerto grosso」のタイトルを冠した新曲も演奏済みなので、第2部では昨年演奏しなかった曲、より本来のNew Trollsらしいポップな曲やロックな曲、せっかくNico Di Paloがステージ上にいるのだからたとえばアルバム『UT』からの曲などが聴きたかったところです。そういった曲がオーケストラ入りのスペシャル・アレンジで聴けたなら、かなり満足度の高いものになったのだけどなぁ。贅沢な望みですかね。ただ、事故の後遺症で左半身が思うようにならないNico Di Paloの熱演・熱唱は、けっして完全なステージ・アクトではないし、声も出きってはいませんでしたが、それでも感動的ではありました。

New Trollsのことを「プログレッシヴ・ロック」と思っているファンが多いという日本の事情に配慮して、プログレッシヴを中心にしつつも、New Trollsの本来的な魅力であるポップス、ロックもバランスよく配置した昨年のコンサートにくらべると、今回のコンサートはプログレッシヴ・オンリー、完全にプログレッシヴ・ファン向けでした。アンコールで「Una miniera」は演奏されたものの(最終日には「Il treno」の演奏もあったらしい)、ポップス・グループとしてのNew Trollsの作品も含めて「New Trollsが好き」なファンには、ものたりない部分もあったのではないかなと思います。New Trollsファンのためのコンサートというよりは、「Concerto grosso」ファンのためのコンサートといった感じでした。

昨年、ノリノリの演奏で多くのファンの心をつかんだトウキョウ・ヴィエール・アンサンブル前列右端のヴァイオリニスト、武内いづみさん(http://blog.livedoor.jp/visionmusic/)は、今年は少しおとなしい感じでしたね。2回目の公演で余裕なのか、チェロも弾くマエストロ(指揮者)のキャラなのか。その横で、昨年は「つらそうな表情」で演奏してた(とBlogに書いたらご本人さんに見つかってしまった ^^;)Jam Strings(http://blog.livedoor.jp/jose0917/)のみっきぃさんこと石内幹子さんは、今年は笑顔がたくさん見られました。演奏中はあいかわらず真剣な表情でしたが、つらそうではなかった(笑)。となりのいづみさんに笑いかけるときの表情や、エレガントな衣装が素敵でした。って、いったいなんのレポートだよ!

■第1部■
Nella sala vuota
Visioni
Concerto Grosso 3
 (7つのパートごとにタイトルがついてましたが、覚えられず)

■第2部■
Concerto Grosso per i New Trolls
 1. Allegro
 2. Adagio
 3. Cadenza - andante con moto
 4. Shadows
St. Peter's day
Let it be me
Concerto Grosso 2
 1. Vivace
 2. Andante ( Most dear lady )
 3. Moderato ( Fare you well dove )
Quiet seas
Le roi soleil

■アンコール■
 La Prima Goccia Bagna Il Viso
 Una miniera
 Musica
 Vivace
 Adagio

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2007/04/07

とか考えてたよ(BlogPet)

いつも、もあは
ラに、フレッシュ・トマトをオーブンで少し炙ったものをトッピングしてくれて、この爽やかな酸味がいっそうパスタの旨みを引き立てました。
とか考えてたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「小丸」が書きました。

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2007/04/06

ラクリマ

ラクリマ・クリスティというワインがあります。
「キリスト(クリスティ)の涙(ラクリマ)」という意味だそうです。

昨日のこのBlogの「検索ワード」一覧に、

ラクリマクリステル

というのがありました。

ラクリマ・クリステル。
クリステルの涙。
想像するだけで美しひ。

新番組でいじめられてるのでしょうか、滝川さん...

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ANTONELLA RUGGIERO / SACRARMONIA LIVE [IL VIAGGIO] (2004)

Antonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ)は2000年ごろから、いわゆるポップスを歌うのとは別に、弦楽四重奏団をバックに従えたクラシカルなアレンジでトラディショナルな曲やコンテンポラリーな曲を歌う活動をしています。それをアルバムというかたちで最初に発表したのが2001年の『Luna crescente [Sacrarmonia]』、そして、そのスタイルでのコンサートの模様を収めたのがこの『Sacrarmonia Live [Il viaggio]』です。同時にこのアルバムは、ソロ・シンガーとなってからのAntonellaにとって初のライヴ・アルバムとなります。2003年7月13日にボローニャのサント・ステファノ広場(Piazza Santo Stefano)で行なわれたコンサートの模様が収録されています。

1996年のソロ・デビュー作『Libera』に収録され、『Luna crescente [Sacrarmonia]』でもアルバム冒頭で歌われた「Corale cantico」でコンサートは始まります。この曲、伸びやかでかつ神々しいAntonellaの歌声が楽しめる、ソロになってからの名曲のひとつだと思うのですが、個人的な好みでいえば、『Libera』に収録されたヴァージョンがいちばん好きだったりします。弦楽四重奏による演奏は、おだやかで美しく優雅でもあるのだけど、Antonellaの歌声の持つ輝きの前では弱々しく感じてしまうのです。

そういった傾向はこの曲以外でもけっこうあります。たとえばM7の「Il canto dell'amore」なども、歌の持つ力に演奏がついてこれていない。弦楽四重奏で出せる音の力や大きさ、圧力といったものの限界を感じてしまいます。たとえばリズム・セクションだけでもロックやポップ・ミュージックの楽器や演奏が使われていたならなぁと思います。

トラディショナルな曲などでは歌詞のない、スキャットによる歌唱も比較的多くあります。こういった曲ではAntonellaの“声”の素晴らしさがいっそう輝きを持ちます。それはそれで素晴らしいのだけど、自分はたぶん“イタリア語の持つ音”が好きなのでしょう、ものたりないのです。あの“声”で、美しい響きを持った“イタリア語の歌詞”を歌ってほしい、と思ってしまいます。

おだやかな弦楽四重奏をバックに室内楽的な演奏で歌っていますが、それほどクラシック・クラシックといった感じにはならず、ポップで華やかな感覚があるところは好ましく感じます。聴いていておだやかな気持ちになる、とてもよい音楽だとは思うけれど、ライヴ盤である必要は、あまり感じませんでした。そしてやはり自分はポピュラー・ミュージックを歌うAntonellaのほうが好きかもしれません。



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2007/04/05

Dragonfly = Cabernet Merlot / Willow Bridge Estate

No:889
Dragonfly = Cabernet Merlot / Willow Bridge Estate
ドラゴンフライ = カベルネ・メルロー / ウィロウ・ブリッジ・エステート

産地:オーストラリア、ウェスタン・オーストラリア州ファーガソン・ヴァレー(Ferguson Valley)

度数:14.5
葡萄:カベルネ55%、メルロー45%
年度:2005
輸入業者:(株)神酒連
渋さ:3
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.3.31
値段:550
お店:たのしいお酒のすみか『かもす』
飲んだ日:2007/04/04(水)

通常は1150円で売っている。むこうが見えないほど濃いワインレッド。ボルドー品種のブレンドだから当然なのだけど、ボルドー風の、湿った樹のような、硬さと酸を思わせる香り。グラスを回すと、粘度の高いワインであることがわかる。口に含むとまずオーストラリアらしい熟した果実の甘みが感じられ、そのあとにしっかりした酸味とやわらかなタンニンが口に広がる。たっぷりとした、厚みのある味。なめらかだけど、繊細さや上品さはそれほどない。力強く明るい感じ。個人的にカベルネの味があまり好きじゃないのだけど、これは美味しく楽しめます。

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キァンティ = ジネプローネ / コル・ドルチァ

No:888
Chianti = Gineprone / Col d'Orcia
キァンティ = ジネプローネ / コル・ドルチァ

産地:イタリア、トスカーナ州キァンティ地方 (chianti DOCG)

度数:12
葡萄:サンジョヴェーゼ主体
年度:1996
輸入業者:キリン・シーグラム株式会社
渋さ:2
酸味:4
重さ:3
香り:3
好き:3
買った日:2007.3.24
値段:510
お店:いまざわ酒店
飲んだ日:2007/04/03(火)

倉庫に眠っていたバック・ヴィンテージだそうだ。通常に売れば1000円くらい? 11年ものだから、もう少し高くなるのかな。クラッシコでもリゼルヴァでもないノーマル・キァンティが10年もきちんと熟成できているのか、ちょっと心配ではある。赤レンガっぽい色合い。ほんのりとブランデーぽい香り。しっかりしているがエッジの丸い酸味。タンニンもまだ少し残っていて、最後に収斂味がほんのり残る。まだ力強さも少しあり、味が抜けた感じはない。いくぶんブランデー風のニュアンスも出てきてはいるが、ワインとして充分楽しめる。キァンティのポテンシャルを感じるワイン。

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2007/04/03

週末映画

■サンキュー・スモーキング■
劇場で。90分程度の短い時間でコンパクトにテンポよく物語が展開していくのが素敵。嘘はいわないけれど、すべてを話すのではなく、都合のいいところだけを都合のいい順番に都合のいいタイミングで開示することで聴き手の印象を大きく左右する、という手法は、裁判での原告・被告間でのやりとりや、マスコミにおける報道などでもよく見られること。心情的・情緒的な部分とは別に、こちらの側に立つと決めたらあくまでもその正当性を主張し、相手の論の弱さを指摘・追及し、こちらが正当であるという同意・共感を聴衆から得るというディベートのルールが、ディベートに馴染みのない自分にも実感できた。「それは交渉だ。議論じゃない」というセリフや、最後にさんざん迷っての「息子がほしいというなら、与えます」というセリフは、なかなか印象的。




■寝ずの番■
リアルな「らくだ」はなかなか大変そうだ。やっぱり死人にカンカン踊りをさせてはいけませんな。あまりに下ネタの連発で、ちょっと引いてしまうのは正直なところ。ただ、あれだけ下ネタだらけなのに、いやらしいというよりは馬鹿馬鹿しいと感じられるところが、いかにも芸人の世界を描いているように見えて楽しい。高岡早紀はエロいね。富司純子は色っぽいね。中井貴一はいい声だ。「はぁ~ぁ」♪

  


■予言■
マンガの『恐怖新聞』が原作... のはずなんだけど、『恐怖新聞』ってこんな話だったっけ? ホラーというよりは、タイム・パラドックスを活用した家族愛もの(とくに後半)といった印象。三上博史(熱演!)演じる主人公の「最後の選択」は、どことなく『バタフライ・エフェクト』を思い出させる。堀北真希の役どころは、なんだったんでしょうねぇ?

  


■テキサス・チェーンソー■
公開時に劇場でも観たのだけど、あんまり怖いとかグロいとか痛いといった感じは受けなかった。テレビで観たら画面が小さくなって、いっそう小粒な印象に。序盤の、拳銃自殺のシーンおよびその後の車内の状況だけが、『ロング・エンゲージメント』の戦争シーンにも匹敵するエグさ。

  


■ゼブラーマン■
おかしかった。おもしろかった。こんなタイトルで、こんな内容で、おもしろかったと思ってしまった自分がちょっと悔しい。リアリティなんかぜんぜんないし、冷静に見ればベースに流れているメッセージは意外と説教くさいというか、いかにもな感じなのだけど、あの役を、あのコスチュームで、やりきった哀川翔は、やっぱりすごいんだな。そして、鈴木京香のゼブラナースも素敵だった。白黒つけたぜ。

  


■ネバーランド■
劇場で2回、DVDでも数回観てるのだけど、CATVで放送されてたのでついまた観てしまった。何度観ても「いい映画を観たな」と感じる。ジョニー・デップももちろん素敵だけど、ケイト・ウィンスレットも美しい。緑の木々がふんだんにあるイギリスの風景の中に立つケイトは、まるで絵画の中から出てきたようだ。とくに終盤で「ネバーランド」にたたずむケイトは、エドワード・バーン・ジョーンズの絵のよう。素敵です。

  


■リンダリンダリンダ■
『スウィングガールズ』のロック版みたいなもんでしょうか。舞台を学園祭にし、主要登場人物に韓国からの留学生を加えたことで、よくある学園ものに少しスパイスが利いた感じになってる。とりあえず「若いって、いいな」と観ていて思えたので、それだけで充分。ソンちゃんもどんどんかわいく見えてくるし。最後のライヴ・シーン、女子高生が生足で、雨にぬれてびしょびしょの制服姿で演奏って、何かのコスプレですか? というよりも前に、ソフトケースに入れた楽器をあんな大雨の中にビニールカバー等もかけずに持ち出しちゃいかんよ。ぜったい楽器がいたむって。

  


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2007/04/02

Sparrmuhle = Niersteiner Gutes Domtal Riesling Auslese Halbtrocken / Werner Manz

No:887
Sparrmuhle = Niersteiner Gutes Domtal Riesling Auslese Halbtrocken / Werner Manz
スパルミュール = ニアシュタイナー・グーテス・ドムタル・リースリング・アウスレーゼ・ハルプトロッケン / ヴェルナ・マンツ

産地:ドイツ、ラインヘッセン地方ニアシュタイン地域グーテス・ドムタル地区 (Rheinhessen QmP)

度数:13
葡萄:リースリング
年度:2005
輸入業者:株式会社ビッグ・エス
辛さ:3
酸味:3
重さ:3
香り:2
好き:4
買った日:2006.12.2
値段:1700?
お店:ビッグ・エス
飲んだ日:2007/03/29(木)

ラインヘッセンの「葡萄の樹オーナー制度」でつくられたワイン。ほんのり緑がかった麦藁色。洋梨のようなさわやかな香り。甘い果実味。すっきりとした酸。若々しい感じできりっと辛いが、熟した果実の甘みがバランスを取っている。ラインヘッセンのワインは軽くて薄いことも多いのだけど、アウスレーゼ・クラスになるとやはり凝縮感がある。ハルプトロッケンにしあげてあるので甘すぎることもなく、食事と一緒に楽しめるのも素敵。


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イイダコとアスパラガスのフェットチーネと鮮魚と春野菜の軽い煮込み@ステファノ(神楽坂)

先週水曜・木曜と満席では入れなかったステファノのランチ。金曜日にやっと入れました。しかも、ひさしぶりにテーブル席に座れた。ここのところカウンターばっかりだったからねぇ。やっぱりテーブル席のほうが落ち着きます。

ランチ・メニューの中から「手打フェットッチーネ イイダコとアスパラガスソース」と「本日の鮮魚と春野菜の軽い煮込み」をチョイス。

Cimg0001_9フェットチーネ、うまかったぁ。ソースの味がしっかりとパスタに絡まってて。イイダコの歯ごたえもいいし。アスパラは、あんまり味が主張しなかったかな。特別に、フレッシュ・トマトをオーブンで少し炙ったものをトッピングしてくれて、この爽やかな酸味がいっそうパスタの旨みを引き立てました。

Cimg0003_2魚と野菜の煮込み。この日の魚はメカジキでした。メカジキ好き。ちょっと炙ってから煮てあるのかな。あくまでも「軽い煮込み」なので、スープに魚介の味がしっかりと出るズッパ・ディ・ペッシェとは違います。煮込みスープは、魚介の味というよりは、すっごく白ワインの味がした。これまた爽やかぁ~。ふっくらメカジキも美味しいし、ほどよい歯ごたえに茹でられた野菜も旨い。旨いよ旨いよ。

食後酒に少しだけイェーガー・マイスターをいただいて、もちろんエスプレッソも飲んで、2000円程度。ご馳走様でした。

リストランテ・ステファノ

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