デュルフレ / レクイエム
「合唱がたっぷり入ったクラシックで何かおすすめない?」とクラシック音楽好きのフランス人にたずねたら「これ聴いてみな」と渡されたCD-R。盤面に「Durufle Requiem」と書いてあるだけで、曲名も演者もよくわからないのだけど、どうやらMaurice Durufle(モーリス・デュルフレ)という作曲家による、「Requiem」
と「Quarte Motets sur des Themes Gregoriens」という曲が収録されたCDのようです。
朝の通勤電車の中で聴いていたので、まだ半分くらいまでしか聴けていないのですが(通勤時間が30分程度なもので)、これ、素敵です。男声、女声、それに子供の合唱も入ってるのかな、それらが右から左から天上から包み込むように響いてきます。レクイエムなので宗教的な厳かさはありつつも、どこか明るくあたたかな感じも漂わせています。バックにはオーケストラも入っていますが、あまり大きな音で鳴ることはなく、中心となるのはあくまでも合唱。チャーチ・オルガンのやわらかな音も心地よく、うっかり眠ってしまいそうになりますが、ときどき金管楽器が大きな音を出すので目が覚めます。ヘッドフォンで、少し大きめの音で、目を閉じて聴いていたら、すがすがしい気分になりました。
このあいだ聴いたマーラーの「千人の交響曲」みたいに派手で華やかなものもいいけれど、こういった宗教系の合唱曲のほうが自分には馴染みやすいかもなぁ。フォーレの「レクイエム」
とか、グレゴリオ聖歌
とか、穏やかな気持ちになれます、聴いてると。途中で寝ちゃうことも多いけど(^^;)。
(たぶんこのCD↑だと思う)
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コメント
こんにちは。BBRと申します。HMV関係でお邪魔したら、デュリュフレを見かけたのでコメントしてしまいます。
このディスク、良い録音ですね。この曲には、オルガン伴奏版、フルオーケストラ版と、このCDの室内オーケストラ版があって、この版はマイナーですが、合唱も聞き取りやすくて良いと思います。
実は学生時代に合唱団に入っており、この曲とモテットを演奏会でやってしまいました。もう20年近く前のことですが、In Paradismの最後の和音が今も印象に残っています。
Requiemはグレゴリオ聖歌の旋律が全編に使われていますが、Chorus Angelorumの旋律だけが、人の声でなくてオルガンで演奏されるのが、教会音楽のプロが作った曲という感じがします。
投稿: BBR | 2007/03/18 13:38