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2007/03/09

マーラー / 交響曲第8番 変ホ長調《千人の交響曲》

自分はクラシックぽい合唱の入ったポップスやロックが好きなのだけど、クラシックそのものはあまり、というか、ほとんど聴いたことがなくて。でも最近のポップスはやたらビートがきつかったりソウル/R&B風味が強かったりするし、ロックもメロディやアンサンブルよりもパワーとスピード重視みたいな感じがして、西洋様式美系ポピュラー好きな自分にはあまり興味を持てないものが増えているので、ならばいっそ西洋様式美の源泉であろうクラシックを聴いてバランスをとろうかなどと考えまして。ここのところ『のだめカンタービレ』の影響で「クラシックもけっこういいな」という思いが以前より強くなったというミーハーな理由もあったりはするのですが(^^;)。

ただ、クラシックって、どこから、誰から、何から聴けばいいのか、わかんないのよね。同じ曲でも指揮者や演奏者違いでいろいろなCDが出てるし、同じ曲・指揮者でも録音年違いとかもあるし。けっきょく、素人でも名前を聞いたことのあるような作曲者や指揮者のもので、映画やCMで使われたことがあるとか曲名をどこかで聞いたことがあるような曲を演奏しているようなもののなかから、中古盤屋で安く売ってるのを試しにと思って買ってみたら意外とつまらなくて、こんなもんかぁとか思いながらあとでネットで調べたらファンのあいだでも評判のよくない「つまらない演奏」だったり、逆にめちゃくちゃ玄人受けするけどビギナーにはとっつきにくい独特な解釈で演奏されたものだったりして、クラシックの壁の高さというか最初の一歩の踏み込みにくさをあらためて感じちゃったり。なんて状態で10年以上、思い出したようにクラシックに手を伸ばしては入口止まりを繰り返してる自分です。

で、ひさしぶりのクラシック再チャレンジです。マーラーの『千人の交響曲』。オルフの「フォルチュナ」みたいな、混声合唱がばばんと入ってるクラシックで何かおすすめはないかとクラシック好きな友人にたずねたところ、推薦されたもののひとつ。中古屋で、サー・ゲオルグ・ショルティ指揮&シカゴ交響楽団演奏の2枚組が安く売ってたので(またかよ ^^;)、買ってみました。ショルティ&シカゴ響というと、学生時代に初めて買ったワーグナーのハイライト集がこの組み合わせで、派手な「ワルキューレの騎行」とか気に入ってた。『地獄の黙示録』好きだったしな。

2枚組のうち、とりあえずCD1収録の第1部を聴いてみました。わはは、派手だ。合唱も派手だけど、演奏も派手だなー。パイプ・オルガンとか鳴ってる。派手で、華やかで、すごく分厚いのだけど、なんだか爽やか。こんな感じのシンフォニック・プログレって、あるよな。なんだったか忘れたけど。これでロックなドラムが入れば、プログレ・ファンにもうけるぞ、きっと。自分の好みとしては、ちょっと華やか過ぎるというか、もう少し緩急や陰影があるほうが好きだな。ちなみに『オーメン』のサントラは素敵だ。

ちょっと調べてみたら、この派手で華やかな感じはどうやらショルティ版の特徴らしい。違う指揮者だと、もう少し宗教ぽい印象があったりするのだそうな。そういう演奏のほうが、もしかしたら自分の好みには合ったかもな。かといって、現状ではまだ「同じ曲」を何種類も購入するほどには、クラシックの世界に入ってはいないのだよ。同じ曲を深くではなく、いろいろな曲を広く浅く、というのはビギナーとして当然の欲求だと思うのだけど、そうすると「自分の好みに合わない曲・演奏」ばかりに当たってしまうこともあるわけで。こういうところがクラシック入門は難しいと感じてしまうのだよなぁ。



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コメント

もあさん、とうとうクラシックに走ったか!(つーか、前からワーグナーとか聴いてんじゃん)

実は最近、mixiの合唱POPS/ROCKのコミュの過去トピを見ていて思い出したことがあります。リック・ウェイクマンの「地底探検」のクライマックスでグリーグの「ペール・ギュント」の中の一節(これ小学校の音楽の授業でも聴いたなぁ)がアレンジされて出てきますが、あの曲はもともとはイプセンか誰かの劇の為の音楽で、合唱も付いています。これがまた「オーメン」の曲の早回しみたいな雰囲気で直ぐ終わっちゃいますけど、多分もあさんも気に入ってくれるのではないかと思います。どの指揮者のが良いか分かりませんが、自分の持っているヘルベルト・ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団の演奏は悪くないです。

自分、クラシックの合唱曲は聴いていないので殆ど知らないのですが、ガブリエル・フォーレの「レクイエム」は敬虔な祈りに満ちた美しい曲なので是非聴いてみてください。古い録音ですが、アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団のは一応定番です。フォーレでは「パバーヌ」も、しみじみ...本当にしみじみと心に染み込んできます。うぅ、CD見つからない。(この曲は合唱が付かない場合も多いのでご注意下さい)

因みに演奏家の評判なんて結構画一的なものがあります。「レコード芸術」で著名な評論家が褒めれば、即"名盤"の仲間入りですよ。あとは、聴く人の好みの問題です。
余談ですが、クラシック・ファンって見栄っ張りの人間の集まりです。コンサート会場で曲が終わるか終わらないかの内に真っ先に拍手を叩きたがったり(曲がどこで終わるのかを知っていることを自慢したい)、ステージの方を見ないでずっとパラパラ楽譜をめくってたり(だったら家でCD聴いてろっつーの、煩いんだよホントに)...いや、一部そういう人もいると言うことで、本当はそんなことないですけど。

クラシックって、ヘンに高尚な音楽で襟を正して接しなければいけないみたいな先入観(というか共通認識?)を持たれているのが悲劇だと思います。実際はそんなことなくて、もあさんが書かれているようなノリで、もっと気軽に楽しんで良いものであるべきです。ワルキューレでヘッド・バンキングしたって全然良いじゃないですか!そうした方が絶対楽しい!!

何を書いているんだか分からなくなってきました。
長々とスミマセンでした。

投稿: ニョッキ | 2007/03/11 01:05

もあさん、お早うございます。

「中古屋で」→「名古屋」とどうしても読めてしまうのです・・・。
なぜかしら?


クラシックはたかだか200年の歴史の中で、
西洋の、それも地域限定の音楽であり、
作曲家もこれ以上増えることがないので、
私としては狭い範囲の音楽かな、と思っています。

2月は、バリバリとしたベートーベンやマーラー、オルフ、
ヴェルディやワーグナーがいいと思いますが、
3月の今日のような春を呼ぶ雨の日は
フォーレの『レクイエム』やモーツァルトの「アベ・ベルム・コルプス」などの
心に染み透るような清澄な合唱曲もいいと思います。

季節でオススメのクラシック曲もあり
(自分セレクトですが)楽しんでいます。

投稿: ムーン・フェアリー・ヒロコ | 2007/03/11 07:31

おぉ、クラシック・ビギナー・ペル・センプレなおいらに役立つアドバイス、グラッチェ・メルシーですぅ。

いちおう、有名どころは以前から何枚か持ってます。プログレとか映画からみのものが中心ですけど。なのでワーグナーの「パルシファル」(Poohつながり)とか、おなじみ「展覧会の絵」(ELPつながり)や「惑星」(Vienna他とか)、「亡き王女のためのパヴァーヌ」(夢幻つながり)、「ツァラトゥストラはかく語りき」(Museo Rosenbach... じゃなくて『2001年宇宙の旅』つながり)、「ワルキューレ」(『地獄の黙示録』つながり)、オペラの「ファウスト」(BBC制作の『オペラ座の怪人』つながり)とか。オルフの「フォルチュナ」は、Ozzy Osbourneがライヴのオープニング・テーマに使ってた。

ほかにもちょこちょこと、あわせて20枚くらいはクラシックのCDがうちにもあるのだけど、これまであまり聴いてなかったのよねぇ。フォーレの「レクイエム」やベルリオーズの「幻想」、バッハの「マタイ受難曲」あたりはときどきかけることがあったのだけど。

自分、合唱は好きなのだけど(とくに男声合唱が好きだということに最近気づいた)、いわゆるオペラ唱法はあまり好きじゃなくて、ソプラノとかテノールとかに延々と歌われたりしちゃうと、嫌んなっちゃうんですよ。かといって、歌の入らない演奏のみを延々と聴き続けるのもちょっと苦手(なのでインスト系のプログレも苦手)。

ただ、クラシックのメロディや和声(っていうんですか? コード・プログレッションとアンサンブル・アレンジ)は、まだプログレというものが存在することを知る前、ロック少年で初めてエレキ・ギターを手にした頃からけっこう好きで、ラジオとかでクラシックが流れてくると「ここにドラムとエレキ・ベースとパワフルなヴォーカルが入ればめっちゃかっこいいのに!」とよく思っていました。

そんなこともありーの、のだめカンタービレかぶれ(^^;)もありーので、最近にわかにクラシック聴きたいかも感が噴出中な今日この頃です。そしたら自分にとっての入口は、やっぱり「合唱」がキーかなと思って。

グリーグの「ペール・ギュント」、フォーレの「パヴァーヌ」、モーツァルトの「アベ・ベルム・コルプス」... ご推薦ありがとう。中古屋で(名古屋でじゃないよ)探してみますね。

ちなみに、ワルキューレ(Skyも演奏してましたね)でヘッド・バンキングはどうかなと思うけど(笑)、ホルストの「火星」はかなりハード・ロックだよねっ!

投稿: もあ | 2007/03/15 08:52

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