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2007/02/28

THE ILLUSION / MIND ILLUSION (1999)

The Illusion(ザ・イリュージョン)は1990年代の後半に結成され、98年ごろにライヴ・デビュー、99年に『Mind Illusion』でアルバム・デビューしたイタリアのグループ。その後、もう1枚くらいアルバムを出したらしいのだけど、現在はどちらも入手困難のようです。ただ、ファースト・アルバムの『Mind Illusion』はオフィシャル・サイト(http://www.theillusion.it)から全曲無料でダウンロードでき、自分の手元にあるのもダウンロードしたものだったりします。CDでリリースされたものとまったく同じ音源なのかどうかは、わかりませんけれど。

タイプとしては、いわゆるシンフォニック・プログレッシヴやポンプ・ロックに近いと思いますが、印象としてははるかにポップです。白玉コードを中心とした、少しざらついた「サァー」という音のキーボードがスペーシーな雰囲気を出し、いくぶんブルージーなギターがかぶさります。90年代終わりの音としては、ちょっと古臭い感じがします。80年代のユーロピアン・シンフォみたい?

彼らの音楽にPink Floyd(ピンク・フロイド)との類似性、とくにRoger Waters(ロジャー・ウォータース)が抜けたあとのPink Floydとの類似性を感じるという声も多いようです。たしかに、スペーシーな音づくりとブルージーなギターというスタイルは、似た部分があるかもしれません。でも、The Illusionの音楽には、Pink Floydほどの「歌心」はないし、ギターも、David Gilmour(ディヴィッド・ギルモア)ほどの鋭い「切れ」はありません。もっと、ずっとイージーで、ポップ感が強く、良くも悪くもあっさりしていると感じます。

自分の受けた印象としては、Pink Floyd風の雰囲気もあるけれど、どちらかといえばIt Bites(イット・バイツ)のほうが感じが似ている気がします。ヴォーカルの声質とかメロディに似たところがあるのかな。シンフォニックな要素はあるのだけど、ポップで、クリアで、哀愁とか情感とかは薄めな感じが、It Bitesぽい。It Bitesをずっと単純にしたら、こんな感じに近づきはしないでしょうか。

ちなみに自分は、Pink Floydは好きなのだけど、It Bitesは良さがよくわからないのです。なのでThe Illusionも、悪くはないのだけど、そんなにいいとも思わなかったりするわけです。

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