四人囃子 / 一触即発 (1974)
四人囃子のデビュー作で、彼らの、そしてジャパニーズ・プログレッシヴにおいても名作と呼ばれているアルバム。自分が持っているのはずいぶんむかしに買ったLPで、それをMDにコピーしたものをいまは聴いてるわけですが...
自分、わからないのですよ、このアルバムのよさが。LPを入手した学生のころ(ばりばりのプログレ・ファンだったころ)もわからなかったのだけど、いま聴いてもやっぱりわからん。前年にリリースされたPink Floyd(ピンク・フロイド)の大ベストセラー『The Dark Side of the Moon』に思いっきり影響されちゃいました、とくにギターとか……という姿しか浮かんでこない。それはそれでいいのだけど、だったらPink Floydを聴いたほうがいいかなと自分は思ってしまいます。
あとねぇ、「歌」に魅力がないように思うんですよねぇ。ヴォーカル(歌唱法、歌メロ含む)もそうですが、その他の楽器のメロディにも。自分は基本的に「歌」が好き(ヴォーカルだけでなく、インストゥルメントでも)なようなので、ヴォーカルおよび演奏で「歌」の弱いグループは、あまり楽しめない傾向があります。その点、Pink Floydには「歌」がありましたからねぇ。ヴォーカルにも、ギターにも。
そんなわけで、自分にとってはジャパニーズ・プログレッシヴにおける資料的な意味合い以上のものではないこの作品。でも、多くのロック・ファン、プログレッシヴ・ファンが評価しているようなので、いつか自分にもその理由がわかる日がくるかもと、そっと棚に戻すわけです。今回も。
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