« 2006年2月12日 - 2006年2月18日 | トップページ | 2006年2月26日 - 2006年3月4日 »

2006年2月19日 - 2006年2月25日

2006/02/24

ALICE / COSA RESTA....UN FIORE

Alice(アリーチェ)のセカンド・アルバム。以前、ファーストとこのセカンドから半分くらいずつ集めた初期のベスト盤というのがあって(いまもあるのか?)、長い間そこでしかこのセカンド・アルバムからの曲は聴けない=長期にわたって(LPの時代から)消息不明(笑)入手困難だった作品が、日本盤で世界初CD化されました。

Aliceというと、Franco Battiato(フランコ・バッティアート)ファミリーのひとりで、知的なクール・ビューティといったイメージがありますが、ファースト、セカンドのころはたおやかなオーケストラをバックに往年のカンツォーネやイタリア歌謡の流れの上にある曲を歌っています。

Aliceの声はどこか冷たい感じがして(ハートが、ではなく、温度が)、自分にとっては好ましいタイプの女声ヴォーカルです。この声が、あたたかみのあるイタリア王道ポップス・スタイルの演奏にのって流れ出します。

また、アコースティック・ギターによるシンプルで素朴なフォーク・タッチの曲もあり、こういった曲がAliceの落ち着いた歌声で聴くのも、なかなかに魅力的です。

アルバムの冒頭に「Intro」、エンディングに「Reprise intro」という小曲が入っていて、なんとなくコンセプト・アルバム風ですが、これといってアルバム・トータルでのドラマのようなものは感じません。また、この「Intro」が、アルバムのイントロにしてはなんだか妙に明るい感じで、自分の好み的にはいまひとつ。

M2「Un fiore」はスローなポップスですが、アコースティック・ピアノのちょっと硬い音が印象的です。このピアノ、Aliceが自分で弾いているらしい。和音などにちょっと濁ったような印象を受けるところもあるのだけど、力強さの中にほろっとやさしさが垣間見えるような演奏で、なかなかいい感じです。しかし、それをじゃまするかのようなドラムのアレンジがうるさい。

M3「Un'isola」はシンプルでメロディアスな、比較的ゆっくりした静かな曲で、タイプ的にはおだやかにゆったりと聴けるはずなのですが、なぜか聴いていると体力を消耗します(自分だけ?)。どうも、一見シンプル・あっさりに聴こえるけれど、実はそのうしろでオーケストレーションとコーラスがみっちり入っていて、妙に音が厚いのです。音量的には小さいのだけど、やたらと密度が濃い。それを「楽な気分」で聴こうとしたので、からだが密度に対処する準備ができていなくて、疲れてしまったようです。

M5「Chi mi apprezza e chi disprezza」はいかにもイタリア歌謡ぽい曲。アップ・テンポで楽しいのですが、オーケストラのアレンジやメロディそのものには、いまとなってはちょっと古さを感じます。

M6「Io voglio vivere」はファースト・アルバムにも収録されていたものの再録。再録の経緯については日本盤のライナー・ノーツに詳しいので、そちらを読んでください。この曲、おだやかなメロディに分厚いオーケストレーションがかぶさったとてもドラマティックな曲なのですが、あまりにも豊潤すぎます。オーケストラ入りとはいえ甘さの少ないアレンジのものが多いこのアルバムでは、流れを壊しているというか、ちょっと浮いてしまっているように感じます。

M7「Senza l'amore」はシンプルで素直なメロディに厚いコーラスが入る曲。これ、Schola Cantorum(スコラ・カントルム)が歌ってもよさそう。

M10「E respiro」はRiccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)の曲で、なるほど、いかにもRiccardoといった感じです。Riccardoが歌えばきっと伸びやかに甘く歌い上げるのでしょうが、Aliceは歌い上げてもそこに甘さを感じさせないところが素敵です。

しかし、このアルバム、実はすごい量のコーラス/ハーモニーが入っているのですね。小さめの音でかぶせられているので、ぼんやりと聴いているとうっかり聞き漏らしそうな感じですが、ふと気がつくとそこにはコーラス、振り返るとハーモニー、というくらいに「声」がかぶせられています。Schola Cantorumもビックリといった感じです。自分はコーラス(というか、合唱ポップス)ファンなので、こういうのはどちらかというと好ましいのですが、リマスターで音がクリアになりすぎたのか、ときにこのアルバムでのコーラスはうるさいというか、鬱陶しいというか、そんな印象を持ちました。きっと、こんなにクリアに聴こえちゃいけないコーラスなんじゃないかと感じます。

あと、ドラムのアレンジがなぁ。低音系のタムタムをけっこう頻繁に使う曲がいくつかあるのですが、うるさい。せっかく素敵なメロディを魅力的な声でAliceが歌っているのですから、余計なことをしないでおとなしくしていなさい、と思いました。


| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006/02/23

TITO SCHIPA JR. / IO ED IO SOLO

自分が初めてイタリアの現役アーティストから直接メールをもらったのは、Tito Schipa Jr.(ティト・スキーパ・ジュニア)からでした。それも、こちらから出したメールに対する返事とか、マネージャーなどからの「日本で紹介してくれ・売ってくれ」といった売込みとかではなく、たまたま彼の『Orfeo 9』をPensiero! websiteで紹介しているのを見つけたらしく、自分の作品を紹介してくれてありがとう、日本語は読めないのでなにが書いてあるのかはわからないけれど、気に入ってもらえていることを願うよ... といった内容の、純粋なサンクス・メールだったのです。

Tito Jr.は売り出し中の新人などではなく、きちんとした実績と評価のあるアーティストです。しかも彼の『Concerto per un primo amore』は大好きなアルバムです。感激しましたね。すぐにメールで返事を出しました。イタリア語はわからないので、つたない英語力を駆使して。それから数回、メール交換をしたかな。

その中で、彼のセカンド・アルバムであるこの『Io ed io solo』がLPでは入手困難なのだけど、どうしても聴きたい、CD化の予定などはないのか、といったことをたずねたことがあります。彼の回答は、アルバムの権利はFonitにあって、自分にはどうすることもできない、彼らにその気はないようだね、実は自分のところにもカセットテープしかないんだ、といったものでした。そして、この作品の内容自体について、ところどころに優れた部分はあると思うけれど、自分にとって初めてのポップ作品で、納得のいかない部分がたくさんあるんだ、とくに自分の歌がね... というようなことをいっていました。

そんなこともあり、CD再発は難しいかなぁと思っていたのですが、まさか日本で世界初CD化されるとは。日本発のCD再発は珍しくありませんが、この作品は直接にはプログレ人脈がかかわっていません。そういうのが再発されるのは、非常にめずらしい(実際、以前に計画が出たときは「プログレ・ファンへのアピール度が足りない」という理由で実現しなかったらしい)。

作品の出来としては、Tito jr.本人がいうように、彼のデビュー作であり出世作でもあるポップ・オペラ『Orfeo 9』や、カンタウトーレとしての2枚目(通算3枚目)である『Concerto per un primo amore』のほうが完成度が高いと思います。彼にとってカンタウトーレとしての初挑戦になる『Io ed io solo』は、ポップ・オペラ的な部分とカンタウトーレ的な部分との調整がうまく取れていないようなところもあり、求心力に欠けるような印象もあります。でも、Tito jr.の繊細で、儚げで、どことなく夢見がちっぽくて、ときに不安定な心を感じさせる歌声が聴けるだけで、自分としてはもう満足だったりします。

アルバムの聴きどころは、M1「Sono passati i giorni」とM6の組曲「Alberto un millennio se ne va」でしょうか。M1では彼の作風のひとつの特徴でもある、細かいギターのアルペジオに、不用意にさわったら壊れてしまいそうなTito jr.の歌声が乗り、後半にいくに従って演奏が厚くなり舞台音楽風に盛り上がる、というスタイルになっています。M6も同様の演奏を随所にちりばめ1970年代のプログレッシヴ・カンタウトーレらしい味わいに満ちた曲で、途中にM1をモチーフにしたと思われるフレーズが挿入されるなどして印象づけられます。

他の曲は、Tito jr.のヴォーカルとバックの演奏のバランスが少し悪い感じがします。今回の再発にあたってリマスターされ、音が非常にクリアになっているのですが、それが返ってLP時代にあった「くすんだような淡く儚い美しさ」のようなものを消してしまったかもしれません。Tito jr.の声には、ちょっとバックがクリアすぎるように感じます。

また、アコースティック・ギターのアルペジオ以外のギターの使い方がうまくないな。フィルインの入れ方やフレーズ、エレキ・ギターの音づくりやコードワークが、曲の世界をつくり盛り上げるアンサンブルとして機能していない部分が多いのが残念。もし、このアルバムでもバックを『Concerto per un primo amore』と同じHorus(オールス)が担当していたなら、もっと哀愁と緊張感のバランスが取れた演奏でもっともっとTito jr.の世界を深く表現できたかもしれないなぁ。

コアなカンタウトーレ・ファン向けの作品だとは思います。日本盤で再発されたのは奇跡的だとも思います。きっと、すぐに製造中止・廃盤になってしまうでしょう。そうなる前に、唯一無二の彼の歌声が聴けるこのCDを入手できたことが幸せです。多くを望んでいいのなら、ぜひ『Concerto per un primo amore』もCD化してほしい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/22

GEMELLI DIVERSI / FUEGO

とても人気のあるラップ/ヒップ・ホップ系グループ。自分は、実はラップ/ヒップ・ホップやソウルなどといったジャンルの音楽が苦手です。ふだんは、ほとんど聴きません。なのでGemelli Diversi(ジェメッリ・ディヴェルシ)も基本的には興味の範囲ではないのですが、以前にラジオで聴いたなにかの曲が意外とメロディアスだったのと、イタリア本国で若い人に人気のあるグループなので1枚くらい聴いておいてもいいかなと思い、入手したわけです。

Jovanotti(ジョヴァノッティ)などもそうですが、イタリアのラップ/ヒップ・ホップって、アメリカのそれとはけっこう肌触りが違うと思います。どちらも多くを聴いていないので誤解や偏見があるかもしれませんが、アメリカのラップにはある種の攻撃性というか、暴力的なものを感じることが多いのに対し、イタリアのラップにはどこかのんびりした感じというか、あたたかみのようなものを感じる気がします。ラップのリズムには乗っているけれど、バックの演奏その他にメロディを感じることが多い、というのがイタリアのラップに対する自分の印象です。

Gemelli Diversiの音楽も、リズムの強いラップ・ミュージックではあるのだけど、リズムよりもメロディのほうが強く感じられるところが、やはりイタリア的なのでしょう。演奏だけでなく、たとえばM6「...tu corri!」などは、そもそもラップとして繰り出される言葉そのものがどことなくメロディに乗っているような感じすらします。

M2「Let's rock」は英語も多用したビートの強いディスコティークな感じだし、M5「Whisky & Margarita」ではソウル風のコーラスを多用したり、M7「Quella cosa」ではSEを使った少しユーモラスな演奏を聴かせたりと、元気でアップテンポな曲も多いのですが、一方でM3「Tu no」やM6のようなスローでメロディアスなラップもありますし、M4「Mary」やM9「Per sempre」などはラップというよりはメロディアス・ポップスといったほうがしっくりくる感じです。

そんなわけで、ラップ/ヒップ・ホップが苦手な自分でも、けっこう楽しく聴けてしまいます。とはいえ、やはりラップ・ヴォーカルが中心の音楽。メロディを感じる部分は多いけれど、歌メロがやはり弱い(ラップですから)ためか、どの曲もだんだん同じに聴こえてきてしまい、聴き終わってもあんまり印象に残りませんでした。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/21

明日いよいよ発売です!

明日はいよいよTito Schipa jr.(ティト・スキーパ・ジュニア)のセカンド・アルバム『Io ed io solo (私生活)』発売日です! 紙ジャケ・世界初CD化!! 買わねば買わねば。LP持ってるけど買わねば。

ちなみに日本のネット・ショップなどでの紹介を見ると、このアルバム、彼の1stでありイタリア初のポップ・オペラ作品となった2枚組アルバム『Orfeo 9』からヴォーカル・パートを抜き出して収録したような印象を受けますが、ぜんぜん違いますよ。純然たるカンタウトーレ作品。どことなく儚げで繊細な彼の歌の魅力が楽しめます。

ちなみに『Orfeo 9』にはRenato Zero(レナート・ゼロ)やLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)などが参加していて(舞台用のポップ・オペラですから)、これはこれで聴きどころの多い作品です。

また、Titoと同時発売で、これまた世界初CD化となるAlice(アリーチェ)のセカンド『やすらぎの少女』、Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)のサード『太陽、空気、光、空』もリリースされます。こちらも注目!

すでに発売中のこれら↓も名盤!

Tito、Alice、Riccardoと同時発売でAlberto Radius(アルベルト・ラディウス)もリリースされますが、こちらはすでに何度か日本盤CDが出てますね。そういう意味では注目度が他よりは高くないのだけれど、プログレッシヴ・カンタウトーレ系のファンにはマスターピースではあるでしょう。もしまだ聴いたことがないようでしたら、やっぱり聴いておいたほうがいいかも。といいつつ、おいら『ちぎれた紙屑』って持っていたっけ?


| | コメント (1) | トラックバック (0)

ENZO GRAGNANIELLO / CU' MME'

1954年8月20日ナポリ生まれのEnzo Gragnaniello(エンツォ・グラニャニエッロ)は、好きなカンタウトーレのひとりです。オーソドックスなナポレターナから哀愁のイタリアン・ポップス、実験的要素の入ったモダンなポップスまで、彼がつくり歌う曲の幅は広いのですが、どんな曲を歌っても「Enzoの歌」を強く主張する個性的な歌声が、自分には非常に魅力的に響くのです。

この『Cu' mme'』というアルバムは、イタリアのネット・ショップで安く売っていたので購入してみたのですが、どうやら新録によるベスト盤のようです。リリース元がD.V.MORE RECORDで、ちょっと嫌な予感はしたのですが、全体に軽い、スカスカ・パタパタした演奏になっています。ある意味でいえばモダンなアレンジなのかもしれませんが、味わい深いEnzoの声には、こういった薄っぺらい感じのアレンジは似合わないと思います。へなちょこなキーボード・オーケストラをつけるくらいなら、ガット・ギター1本で歌ったほうが、彼の魅力が強く感じられることでしょう。

ベスト盤だけあって、魅力的な曲が選曲されているようなのですが、せっかくの曲のよさとヴォーカルのよさを、演奏が打ち消してしまっているような印象です。初めて彼の作品に触れようという人が、安いからといってこのアルバムを選ばないことを祈ります。


こちら↓はオフィシャルサイトのディスコグラフィにも載っている、おそらくオリジナル録音のベスト盤。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/20

ミッ○ィーちゃん?

ちがう!
ぜったいちがう!!

こわすぎる...

パペットぬいぐるみ


| | コメント (2) | トラックバック (0)

彼は芸人さんなんですか?……Italo pop festaで大爆笑


2月18日の土曜日は、関東近郊在住イタリアン・ポップス・ファンの月に1度のお楽しみ、Yoshioさん主催のItalo pop festaでした。気がつくと、Gatto Panceri(ガット・パンチェーリ)の来日を機に始まったこの集いもすでに11回目。もうすぐ丸1年を迎えようとしています。1周年記念はなにか特別なプログラムを組むのかしら?>Yoshioさん

前回は参加者20名程度と、いくぶんこじんまりとした開催だったのですが、今回のFestaからmixiのmusica italianaコミュニティ内での告知が始まったこともあってか、参加者はFesta史上最多の30名、そのうち新顔さんが7名と、大所帯で活気にあふれた会となりました。会場の室温もいつもより高かった気がする(笑)。会のくわしいレポートはYoshioさんのBlogにありますので、そちらを参照してくださいね。

今回も、途中にインターバルをはさんで4つの予定された音楽パート+エクストラ、という構成でした。

最初のパートは「最近のリリースから」パート。

まずは来日公演がまもなくのNew Trolls(ニュー・トロルス)。コンサートの予習の意味もかねて?『Concerto grosso n.1』から「Alegro」と、『Aldebaran』から「Quella carezza della sera」。「Alegro」はかなり古い曲で、学生時代に初めて聴いたときは衝撃的でしたが、いまとなってはさすがに曲の旬が遠く過ぎ去った感じがします。Pink Floyd(ピンク・フロイド)の「Echoes」などと同じで、いい曲だから普遍かというとそうでもない、といった印象。このへんが「時代を背負ったプログレ」の難しさでしょうか。一方ポップな「Quella carezza della sera」は、素直にシンプルに美しいメロディがいまも瑞々しく響きます。

続いて最近イタリアで大人気のNegramaro(ネグラマーロ)。今回はNegramaroの紹介をするということで、南イタリア(プーリアだったかシチリアだったか忘れちゃった)のネグラマーロ(葡萄の名前です)でつくったワインを持ってきてくれたのはどなたでしたっけ。曲の前にワインの紹介がされるという、これまでにない趣向となりました。肝心の曲のほうは、最近のメロディアス系イタリアン・ポップ・ロック・グループらしい曲といえるでしょうか。正直にいってしまえば、綺麗な曲だけど、あんまり印象には残らない感じでした。

インターバルをはさんだ第2部は、Poohlover.netのSiriusさんによる「ヴェテラン・バンド特集」。今回はNomadi(ノマディ)とStadio(スタディオ)を2曲ずつ紹介してくれました。どちらもヴェテランらしい安定感のある演奏とツボを心得た曲づくりで、さすがと感じられますが、自分の好みとしては、やはり哀愁のしわがれヴォーカルが魅力的なStadioに心奪われました。

第3部は「リクエスト&私のおすすめ」コーナー。今回は事前リクエストとしてFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)の「la canzone di Marinella」とMarco Bellotti(マルコ・ベッロッティ)の曲をなにか、というのがメーリングリストで出ていました。FabrizioのほうはPFMがサポートしたライヴ盤からSiriusさんが紹介、Marcoのほうは自分が選曲して「Le nostre ombre」を紹介しました。MarcoはSiriusさんからのリクエストを受けての紹介でしたが、これまでこのFestaで紹介されてきたようなイタリアン・ポップスとはちょっと(かなり?)肌触りの違うタイプの曲なので、会場のみなさんに楽しんでいただけるか少し心配ではあったのですが、比較的好意的に受け取られたようでよかったです。

リクエストのあとは、今回初参加のRさん(Lさん?)がMichele Zarrillo(ミケーレ・ザッリッロ)の「Una rosa blu」を、続いて会のマスコット的存在?のPさんがAnna Oxa(アンナ・オクサ)の「L'eterno movimento」を「おすすめ」として紹介してくれました。Micheleは、アルバムで聴くよりも、こうやって単曲で聴いたほうが、なんだか味わいがあるような気がするのは自分だけでしょうか。関係ないですが、昨日たまたまビデオで『星降る夜のリストランテ』という映画を観てましたら、厨房のスタッフにガミガミと文句を怒鳴り散らすシェフの「おまえらは頭の中が空っぽだ。歴史を知らん。知ってるのはサンレモの優勝者くらいだ」という言葉にトスカーナ出身のカメリエーレが「○○年(忘れちゃいました)はAnna Oxa」と答えるシーンがありました。すごいぞAnna(なにがだ?)。

第4部は、個人的に今回もっとも楽しみにしていたRenato Zero(レナート・ゼロ)特集。当初は1980年代のものと、彼の最高傑作である(と自分は思っています)『Amore dopo amore』の両方を少しずつ紹介、という予定だったのですが、短い時間で紹介するのはもったいないと、今回と次回の2回にわたって特集することになりました。

第1回目の今回はPOP!ITALIANOのkazumaさんをメインに、飄々とした人柄だけど小さな声で意外と毒舌を振るうニョッキさんがサポートで、1980年代のものが紹介されました。大スターであるにもかかわらず80年代の作品がいまでは軒並み廃盤・入手困難な状態なので、これは貴重です。まずは「Amico」「Calendario」が続けて紹介されましたが、やはり「Amico」は非常に印象的です。Mさんなどは自前の歌詞カードを持ち込んでいて、一緒に歌ってました。うぅ、おいらも持って繰ればよかった。「Figaro」の歌詞カードは持ってきてたんだけどな。続いてRenatoがデュエットで参加したMariella Nava(マリエッラ・ナーヴァ)の「Crescendo」。クラシック・シンフォニーのようなイントロダクションが印象的でしたが、あとで聞いたらこれは「Crescendo」の前に収録された別の曲だそうな。

そして最後は、ニョッキさん提供によるライヴ・ヴィデオ(のDVD化)から「Madame」。これはすごかった。「これぞZeroの芸風」という紹介のあとに映像が上映されたのですが、サーカスのピエロもビックリな奇抜な衣装に場内大爆笑です。スクリーンを見ていたどなたかが(おそらく、新顔の方かと思われますが)「彼は、芸人さんなんですか?」というコメントを発していましたが、さもありなん。あらためてRenatoの多彩な?魅力を強く強く印象づけられました。来月の、ニョッキさんメインでの『Amore dopo amore』中心特集もすごく楽しみです。ちなみに、Renatoって映画『ハリー・ポッター』シリーズに出てくるスネイプ先生にそっくりな気がするのですが、いかがでしょうか?

インターバルをはさんでの最後のパート(エクストラ・パート)では、事前に盛り上がるだけ盛り上がっておいて本番で「これだけ!?」と多くのイタリアン・ポップス・ファンを落胆させたトリノ・オリンピック開会式の無念を晴らすべく?、オリンピック開会前に収録されたClaudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)本人が歌う「Va'」のヴィデオ(イタリアのテレビで放送されたもののキャプチャだと思います)を。画像は小さいし音もそれほどよくはないのですが、やはりClaudioの伸びやかなヴォーカルは魅力的です。曲はかなりベタな感じではありますが。

続いてLaura Pausini(ラウラ・パウジーニ)の「Escucha Atento」、PFMの「River of life」(もっとも印象的な部分の直前でフェイド・アウトされてしまったのが残念)と「La rivoluzione」、Dolcenera(ドルチェネラ)の「Mai piu noi due」と「Un mondo perfetto」が紹介されて、この日のFestaは幕を閉じました。

今回もたくさんの曲が聴け、おなかいっぱいです。また、参加者さんによる食べ物・飲み物の持ち込みも今回はいい具合の量でした。ワインもたっぷりあったし、缶ビールもけっこうあったし、水やソフトドリンクもいい塩梅。揚げ物系のおなじみおかずのほかに、おにぎりやおすしといった和食系主食、パンもあったし、大きなパルミジャーノ・レッジャーノの塊やブルーチーズ、さらには手づくりのスパニッシュ・オムレツ(かな?)なども集まり、この点でもおなかいっぱいになりました。

次回Festaは3月11日(土)の予定だそうです。Renato特集第2弾がとても楽しみです。


☆今回紹介されたアーティストやアルバムなど☆

おまけ↓

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/02/19

そんなに猫好きというわけではないけれど

これはかな~りかわいい♪

swf-uploader

ただ、間奏のところがちょっと怖い感じです(^^;)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2006年2月12日 - 2006年2月18日 | トップページ | 2006年2月26日 - 2006年3月4日 »