« 2006年11月26日 - 2006年12月2日 | トップページ | 2006年12月10日 - 2006年12月16日 »

2006年12月3日 - 2006年12月9日

2006/12/08

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(9)

2006/11/23(木) アデレード(晴れ)→東京(雨)

4時起床。空には星が見える。きっと今日のアデレードはよい天気なのだろう。お茶を飲み、身支度を整えて、4時50分過ぎにチェックアウト。5時に呼んでおいてもらったタクシーで空港へ向かう。

5時半頃、シドニー行のカンタス便に問題なくチェックイン。シドニーから成田まではJALなので、シドニーで再度チェックインしなければならないのがめんどうだ。乗り換え時間も1時間半と短いし。カンタス便が遅れることなく時間どおりに、むしろ少し早めに着くくらいの勢いで飛んでくれるといいのだけど、カンタスのことだから、そうはならないのだろうな。

離陸後40分ほどで朝食。ドライフルーツ入りのシリアル(ミルクつき)、小さなマフィンケーキ、蜂蜜入りのヨーグルト、フルーツジュース、それに紅茶。温かいものが紅茶だけでちょっと寒かったが、味はどれも美味しい。そのあとは着陸まで爆睡。

9時過ぎ、シドニーに着。インターナショナル・トランスファー・デスクでJALのチェックインをしようとしたら、すでにチェックイン手続きが済まされていた。乗り継ぎ時間があまり長くないので、JALのほうで済ませておいてくれたのかもしれない。ただ残念なことに、窓際の席だった。通路際の席がよかった。これでは気楽にドリンクが飲めない。

18時40分、定刻にシドニー発。夕食のメインはチキンのプロヴァンサル風か麻婆豆腐のチョイスのはずだったのだが、自分らの順番がきたころにはチキンがすでになくなってしまっていて残念だった。成田着1時間半前くらいに軽食。チキンのバゲットサンドで、なかなか美味しかった。機内映画で『日本沈没』『プラダを着た悪魔』『トリック2』『レディ・イン・ザ・ウォーター』を見た。

成田には定刻より1時間くらい早い17時半過ぎに着陸。ただ、早く着きすぎてしまいゲートがまだ使用中とのことで、飛行機から降りたのはけっきょく18時過ぎになってしまった。京成電車に乗り、帰宅。今年の素敵な夏休みも終わってしまった。来年もこんな素敵な夏休みが取れるといいのだけど。オーストラリアはやっぱり素敵な国だ。また行ける日がきますように。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/12/07

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(8)

2006/11/22(水) 曇りのち晴れ

8時10分起床。空は曇っているし、気温も少し肌寒い感じ。天気予報によれは今日のアデレードは曇りときどき晴れで最高気温は24度。昼間以外はTシャツ1枚ではちょっと寒そうだ。

9時半頃ホテルを出る。今日は主にノース・アデレードを散策する予定。まずはWoolworthでターキーハムを購入。それからトレンス川まで歩き、川沿いのベンチでホテルからもって来たパン、グリッシーニといっしょにハムをつまんで朝ごはん。朝方は曇っていて肌寒かったが、徐々に晴れ間も見えてきて暖かくなってきた。おだやかな川と緑の芝生は非常に静かで美しく、残り物のパンとスーパーのパック入りハムでも素敵なブレックファストになる。

川沿いの遊歩道から上がり、セント・ピータース教会へ。非常に大きく、雰囲気のある教会。観光客向けの日本語のガイドブックも2冊あった。

そのままキング・ウィリアム・ストリートを北上し、オコンネル・ストリートへ。ガイドブックによればおしゃれなカフェなどが並ぶ通りなはずなのだが、それほど栄えた感じはなかった。

オコンネル・ストリートから右折し、馬の飼育場?へ。広いグラウンドがあるが、馬がいる気配はない。と思ったら前方から馬に乗った若い女性が歩道を歩いてきた。普通に乗馬している姿がちょっと不思議。その乗馬女性が通り過ぎた先を見送ると、グラウンドの遠い端のほうに1頭の馬の姿。近くまでいってみると、痩せて毛艶のあまりよくない馬が寂しそうに柵沿いにたたずんでいた。どうしたのだろう、この子。

飼育場をぐるっと回り、となりの広場へ。犬が1頭、リードを離され、広場の中を自由に駆け回っている。走る犬の姿は美しい。

ノース・アデレードのもうひとつの有名な通り、メルボルン・ストリートへ。ここも思ったほど栄えておらず、飲食店もあまり賑わっていない。The Zambracca Cafeというイタリアンの店で昼食。シーフードチャウダーとリゾット・アル・マーレを注文。どちらも魚介たっぷりで、リゾットはお米もたっぷりで、かなりの分量。お腹いっぱいになりました。コーヒーとアップルタイザーをつけて、全部で38ドル30。

トレンス川沿いに戻り、エルダー公園から動物園までの間を行き来する遊覧ボートに乗船。エルダー公園から乗船し、動物園で下船。ひとり6ドル。そこから歩いてボタニック・パークとボタニック・ガーデンへ。どちらも広くて手入れの行き届いたきれいな緑の公園。木陰で休んだりしゃべったり寝ていたりする人がいて、とても平和な感じ。

ボタニック・ガーデンを出たあと、アデレード大学付属の国立ワイン博物館へ。南オーストラリア観光局制作のガイドブックでは入館料が必要となっていたが、実際は入館無料だった。ワインの製造方法についての解説や香りの見本などがあり、なかなか楽しい。

1階のカフェでは有料でワインのテイスティングもできる。アデレード大学ラベルのリースリング、シャルドネ、グルナッシュ、シラーズが少しずつ楽しめて6ドルというテイスティング・セットがあったので試してみる。カウンターで注文してテーブルに着いて待っていたのだが、なかなか持ってこない。他のお客もいたし、カウンターの兄ちゃんはときどきこちらを見ているので、たんに時間がかかっているだけかと思っていたのだが、あまりに時間がかかるのでたずねたら、すっかり忘れられていた。ごめんごめんと謝りながら兄ちゃんは、4種類のワインが入ったグラスと別に「これはお詫び。ぼくの大好きなマスカットでつくった甘いワインだよ」と大きなグラス1杯のスイートワインも持ってきてくれた。テイスティング4種は、シャルドネはちょっと樽の味(というのですか? 焦がしたバターのような風味)が強すぎな感じがしたのと、グルナッシュは熟成が進み過ぎて少しブランデーのような風味が出ていたのが気になったが、リースリングは品のある旨みと香り、すっきりした酸で美味しく、シラーズも強い酸と豊かな果実味がよいバランスだった。それぞれ少しずつとはいえ、全部をあわせるとそれなりの量があり、6ドルというのはお得だと思う。

ほんのり酔っ払ったので、ボタニック・ガーデンに戻り、日当たりのいい芝生で昼寝(といっても夕方だが)。すっかりいい気持ちで40分くらいマジ寝してしまった。

ボタニック・ガーデンが閉園の時間になったので、トレンス川に戻り、少しずつ低くなっていく夕日に照らされる川面を眺めながら、アデレードでの最終日を惜しむ。緑の美しい広い公園がたくさんあり、景観のいい川があり、海にも近いアデレード。とくにエキサイティングなことはないけれど、素敵な場所がたくさんある美しい町だった。明日にはもう発たなくてはいけないのが本当に名残惜しい。

川のそばで19時過ぎまですごし、最後の夕食をとりにグージャー・ストリートへ戻る。今回はホテルにガスレンジがなかったため、肉を焼いていない。なので最後は焼いた肉をと思い、毎日すごい大きな肉の塊を焼いているのが外から見えるアルゼンチン料理店「ガウチョ(Gaucho)」で食べようと思ったのだが、いつもどおり大盛況で空き席がなく、別の店にする。

もう1軒、いつも他の店にない盛況ぶりを見せているタイ料理店「スター・オブ・サイアム(Star of Siam)」という店があり、こちらは5分待ちで入れるというので、最後の夕食はここで取ることに。パンダン(Pandan)という葉っぱで巻いた鳥肉をフライにしたパンダン・チキンと、ココナツ風味のカレーソースにエビをからめた料理(名称を忘れた。Chee Choo Prawnとかそんな名前だったように思う)、それにシンハー・ビールとクーパーズ・ペールエールを注文。ジャスミンライスがついて、全部で53ドル10。量もしっかりあり、チキンの甘酢ソースも、エビのココナツカレーも、甘みと辛さのバランスがとてもよく、かなり美味。ひさしぶりのタイ米もすごくいい感じに炊き上がっている。また、注文時に「シンハー・ビール」と告げたときの、俳優の吹越満さんに少し似た感じの若いウェイターが見せた「よっしゃ!」といったふうな笑顔も好印象だった。

21時少し前、ホテルに戻る。フロントで、明日の朝5時にタクシーを呼んでもらうことと、ウェイクアップ・コールを4時にしてもらうことを頼み、部屋へ。お茶を飲み、シャワーを浴びて、アデレード滞在もいよいよ終わり。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/12/05

串揚げ@風の音(神楽坂)

神楽坂周辺は月曜定休のお店が多くてお昼に困るのです。そんなわけでランチを求めてうろうろしているときに、本多横丁からちょっと入ったところに見つけた串揚げ屋さん。まだオープンして間もないらしい。東京で串揚げって、なんとなくめずらしいような気もする(そうでもないか)。

ランチは3種類。いちばん安いのが800円で、串揚げ7品と生野菜、漬物、ご飯と味噌汁のセット。その上の1200円セット、1600円セットは、串揚げの品数が増えていくようだけど、最近体重が増え気味なので800円のセットを注文。

つけだれ?は3種類。オーソドックスなソースに、ポン酢醤油、そして粗塩(山椒かなにかのスパイスが入っているみたい)。手元の小皿に移してつけるスタイルなので、二度づけもぜんぜんOKなのが気楽。大阪の庶民的な串揚げ屋さんなどはソース共同だから、二度づけしたら怒られます。

串揚げの内容は、その日によってちょっと変わるみたいですが、野菜、肉類、魚と、バランスよく組み合わせてくれます。1~2本ずつ順番に揚げて出してくれるので、揚げたて熱々が食べられます。ウズラの卵とかナスとかは、熱くて火傷しそうでした。最後のワカサギがちょっとばかし魚臭かったかなぁという感じはありましたが、全体にどれも上品でやわらかなお味でいい感じ。自分は基本ポン酢醤油で食べるのが気に入りました。

カウンターが10席くらいとテーブルがふたつ。自分が入ったときにはお客はカウンターに2人連れの若い男性(常連らしい)しかおらず、店内が寂しい。板前さんも物静かだし、女性従業員(奥様かしら)もほとんど声を出さないし。あまりに静かでお客が少ないと、カウンター席で板前さんと対面するようなオープンキッチンは、ちょっと落ち着きません。店内BGMは昭和50年代くらいの歌謡曲がかかっていて、それもなんだか微妙な感じ。揚げ物屋さんにはもう少し、なんというか、華やかさや元気のよさがあるといいなぁ。

板さんが、「ヒマだと、ついサービスしちゃう」といいながら、串揚げを1本余分に出してくれました。熱々の味噌汁も美味しかったし、ただむしっただけのような生キャベツも美味しかった。お腹いっぱいになりました。ご飯と味噌汁はおかわり自由だそうなので、たくさん食べる人も満足でしょう。

オフィシャルサイトなどはないようで、また「ぐるなび」などにも登録されていないみたいなので、お店情報がわからない。ショップカードとかもらってくるのを忘れたので、住所や電話番号などもわかりません。神楽坂五十番の側から本多横丁に入ってすぐの道を右に入った左側の2階。下はビール・バーだったかな。奥には親子丼屋さん(じゃないと思うけど、ランチで出してる)があったりします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

EUGENIO FINARDI / SUGO (1976)

1952年7月16日、ミラノ生まれ。1970年代にデビューして、おそらくいまも現役で活動中の硬派なカンタウトーレ、Eugenio Finardi(エウジェニオ・フィナルディ)が、テクニシャン集団であるジャズ・ロック・グループ、Area(アレア)のメンバーをバックに従えてリリースしたアルバムです。

Eugenioの曲って、自分はあまり聴いたことがなく、アルバムも、この『Sugo』と、ベスト盤と思われる『La forza dell'amore 2』しか持っていません。曲のメロディや構成の美しさで聴かせるタイプというよりは、おそらくなにかのメッセージ色がある歌詞を力強いヴォーカルで聴かせるタイプといった印象を自分は持っていて、イタリア語がわからない自分にはとっつきにくいし、その良さを感じにくいアーティストのひとりです。

『Sugo』は、バックがAreaということもあってイタリアン・プログレッシヴ・ファンのあいだではよく知られた作品なのですが、自分はあんまり興味を持てず。カンタウトーレ(歌もの)作品として楽しむには歌メロの魅力に欠けるし、プログレッシヴ・ロックとして楽しむには構成の魅力に欠ける、といった印象です。

ただ、バックの演奏そのものはテクニカルでキレがあり、ほんのり地中海風な香りもあったりして、なかなか魅力的。手元にあるのはLPをMDにコピーしたものなのですが、リズム・セクションが非常に良い音で録れていて、力強くて引き締まった演奏を聴かせてくれます。インスト曲も数曲あります。

Eugenioのファンがこのアルバムをどう捉えているのかわかりませんが、なんとなく、EugenioファンにとってもAreaファンにとっても微妙な位置づけにあるような気がする、そんな作品でした。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/04

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(7)

2006/11/21(火) 曇りときどき雨

7時半過ぎ起床。雲は多いけれど、いまのところまだ雨は降っていない。今日はドイツの町並みが見られるハーンドルフからワインの名産地バロッサ・ヴァレーへと巡るツアーに参加するので、このまま雨が降らずにもってくれるといいのだけど。

8時50分、フロントから「ツアーバスが待ってるから、早く降りておいで」という電話がかかってくる。約束は9時なのだけど、少し早く着いたらしい。急いで下へ降りてバスに乗り込む。ほかにもう一人、電話で呼び出されたのであろう外国人女性を乗せてから、バスは出発。このままツアーに出掛けるのかと思ったら、このバスは違うツアーへ行くバスで、自分たちはヴィクトリア・スクエアで別のバスに乗り換えとなった。

今日のバロッサ&ハーンドルフ・ツアー(ノース・アデレード・ハイライト)に参加したのは6組12人ほど。その割りにはバスがでかい。いくつかの町並みや、おそらく由緒ある建物などについて運転手さんが何か解説してくれている(英語なのでほとんどわからず)のを車窓見物しながら、まずはマウント・ロフティの展望台へ。非常に風光明媚。ちょっと曇りがちで遠くまで見えないのが残念。

次はクリーランド・ワイルドライフ・パークへ。ほどよく広い敷地内にカンガルーやワラビーが放し飼いになっていたり、ネズミっぽい小さな哺乳類が園内をうろうろしていたり、もちろんコアラやウォンバットといったおなじみの動物もいて、その気になれば1日中でも自分たちは楽しめる場所なのだが、残念ながらツアーで来ているので滞在時間は1時間。それでも間近でコアラを見て、ワラビーにも触って、それなりに楽しめた。でもやはり、できることならあと30分か1時間、滞在時間がほしかった。

動物園を出たあとは、1830年代にドイツからの移民がつくった町ハーンドルフへ。ここで昼食(各自自由に)&町散策ということだったが、滞在時間が1時間しかない。食事をしたら、町を見る時間などほとんど残っていなかった。

ちなみに食事は「ハーンドルフ・ガーデン・カフェ(Hahndorf Garden Cafe')」という店で、名前どおりガーデン内の席に座り、ソーセージとザワークラウトのバゲットロール、分厚いハンバーグとたっぷりの野菜をサンドしたハンバーガー、ドイツ産のビール小瓶1本を注文。26ドル程度。安い。しかもハンバーガーは肉の旨みたっぷりなうえに甘酢ソースとさわやかなサワークリームが非常にいいバランスだし、バゲットのほうもしっかりと肉の味がするソーセージとしっかり酢の味がするザワークラウトがいいバランス。口がしつこくなることなく、胃にももたれずに食べられる。付け合わせのフレンチフライもサクサクで、今回のオーストラリア滞在で食べたフレンチフライのなかではナンバーワンといっていいだろう。

また、自分らのとなりのテーブルは予約席になっていたのだが、しばらくして6人くらいの団体がやってきて、どうやらそのなかの年配の男性の誕生日祝いらしい。テーブルに着いたみんなで「ハッピー・バースデイ」を歌うなど、楽しげかつ微笑ましい光景だった。別のテーブルの下げものをしながらそれを聞いていた若い(中学生くらいか?)のウェートレスも楽しげに笑っていた。

13時10分前頃に店を出て、残の10分でバス乗り場に戻りながら土産物屋などを冷やかそうと思っていたのだが、突然大雨が降ってきたので軒のある店の前で雨宿り。やむまでに5分以上かかり、雨が小降りになったタイミングで急いでバスに戻るしかできなかった。滞在時間、あと30分か1時間、長くほしかった。

続いて車窓見物、そしてトイ・ファクトリーへ。トイ・ファクトリーで30分の自由時間があったが、とくに自分には興味を引くものはなし。適当に時間をつぶす。次に向かったのはアンガス・パーク・フルーツ・カンパニー。オーストラリアを代表するドライフルーツの専門工場だそうで、ショップが併設されている。試食の干しぶどうをつまみ、喉が渇いたのでSarsaparillaという薬草味のルートビアーのようなドリンク(2ドル)を好奇心から飲み、あとは店内を冷やかして時間をつぶした。ドライフルーツはたしかにおいしそうではあった。

最後はこのツアーのハイライト、バロッサ・ヴァレーの各ぶどう畑見物(バスの車窓から)とワイナリーでのワイン・テイスティング。

雲が切れて陽の差したぶどう畑は本当に美しい。ワインの産地はどこも美しいと聞くが、ラインガウ(ドイツ)、チンクエ・テッレ(イタリア)とくらべても遜色のないほど、バロッサも美しい場所だった。途中、メングラーズ・ヒル(Mengler's Hill)という、バロッサ・ヴァレーのぶどう畑を一望できる場所で停車したのだが、眼下に広がるぶどう畑の中を自分の足で歩けないのが非常に残念なほど、きれいな畑で埋め尽くされていた。

さまざまなワイナリーの持つぶどう畑のわきをバスは走り抜けていく。そのなかには有名なJacob's Creekの畑もあった。広大な敷地がブドウの種類ごとに区分けされ、それぞれの区画にJacob's Creekのロゴとブドウの名前が記された看板が立っている。醸造所も巨大な工場だった。日本で何度か飲んだことのある家族経営の小さなワイナリー「Bethany」のぶどう畑の横もバスは通り、なんだかとてもうれしくなってしまった。

テイスティングによったのは「Klie」という家族経営のワイナリー。このラベル、見かけたことがあるような、ないような。テイスティングのできるワインは白が3種類ほどと赤ワインが6種類ほど、スパークリングが赤と白、スウィートの3種類。デザートワイン2種類にフォーティファイドワイン2種類と、けっこう充実している。しかも、頼めば何種類でもテイスティングさせてくれる。2005年のリースリングは品のよい酸と甘み。2006年のリースリングはまだ若い感じで、よりドライ。2000年のシラーズはかなり熟成が進み、ブランデーのようなニュアンスも出てきはじめている。2005年のメルロー「Deer Stalker」はまだ若い感じで、低価格帯のボルドーに似たニュアンスが少し感じられる。スイートワインは、リースリングとセミヨンでつくられたものは上品かつさわやか、もうひとつはブドウを忘れてしまったが、蜂蜜のような風味が楽しめた。高級ワインの味ではないけれど、気さくで楽しい感じの味わいだった。

ワイナリーをあとにし、アデレードへ戻る。ツアー・パンフではブリッジウォーター・ミルというところへも行くようなことが書いてあったが、時間の都合か何かで今回はカットになったようだ。17時半過ぎ、ホテルに到着。荷物を置き、お茶を飲み、一休みしてから夕食をとりに出掛ける。アデレード滞在もあと2日だし、セントラル・マーケットも終わっている時間なので、今日はレストランで食事をとろう。

19時半頃ホテルを出て、グージャー・ストリートのレストランをチェック。昼にソーセージとハンバーグを食べているので、夜はシーフードを食べたい。とくにこのあたりの名産らしいWhiting(タラの一種らしい。とくにKing George Whitingというのが自慢らしい)を食べたい。店頭に張り出されたメニュー表を調べた結果、Paul'sという店で食べることに。WhitingとGar Fish(ガーという白身魚)、Snapper(鯛の一種)のミックス・グリルと、串に刺したエビ4尾をおそらく直火で炙ったもの、グリークサラダを注文。パン2切れのほかに、お約束のようにポテトの揚げたものがついている。それとグラスで白ワインを4杯飲んで、全部で76ドル。魚はどれもやわらかな甘みや旨みがあって美味しいし、エビはぷりぷり。ギリシャやトルコが混じったようなエキゾティックな雰囲気のある髭もじゃ長髪の調理担当兄ちゃんも感じがよく、声がでかくて威圧的でちょっとこわい感じのアジア人ホールスタッフも帰るときには笑顔で声をかけてくれたし、全体的にとてもいいお店だった。

21時過ぎ、ホテルに戻り、コーヒーブレイク。シャワーを浴びて就寝。明日はいよいよアデレード最終日。土曜に買ったパンが少し残っているので、ランドル・モールのウールワース(Woolworth)で少し総菜を買い足して、明日のお昼はエルダー・パークあたりでピクニック・ランチにでもしよう。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/12/03

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(6)

2006/11/20(月) 晴れ

4時50分起床。というか、部屋に備え付けの目覚ましをかけておいたのだが、この目覚ましがちゃんと機能するのだろうかという不安と、早く起きなくては、寝坊してはいけない、5時前には起きなくてはという意識が強すぎたためか、あまりよく眠れなかった。空はまだ真っ暗。星がきれいに出ているので、雲はすくなそう。早朝だが、寒い感じはなし。

お茶を飲み、身支度を整えて、5時50分少し前にホテルの前でツアーバスを待つ。ホテル前にはほかにもバスを待っている風の外国人が何組かいる。みんなカンガルー島へ行くのだろうか。

6時、時間どおりにバス到着。名前を確認して乗り込む。ホテル前にいた外国人たちも乗ってくる。やはりみんな行くようだ。バスはほかのホテルにもいくつか寄り、そのたびにけっこうな数の外国人が乗ってくる。

バスはヴィクトリア・スクエアのツアー・オフィス前につき、そこで皆いったん降りて、フェリーのチェックインを済ます。オフィス前にはすでにチェックインを待っている外国人が何人もいて、さらに別のバスもツアー客を連れてきた。これはなかなか大人数のツアーになりそう。オフィスからフェリーまでお客を連れていくバスは、最終的に3台になった。

昨夜あまりよく眠れなかったのと、今朝早起きしたこともあり、すごく眠い。ヴィクトリア・スクエアを出てしばらくしたあたりで、すっかり居眠りしてしまった。そして目が覚めたとき、あたりの風景は一変していた。すっかり山のなかになり、目の前には牧草を食む牛や羊、朝の光の中でたたずむ美しい馬。草むらのなかには野生のカンガルーもいたりして。さらには広いぶどう畑やオリーブ畑。非常に美しい景色が広がっていた。

7時前にヴィクトリア・スクエアを出てから約2時間弱、フェリー乗り場のある町Caep Jervis(ケープ・ジャーヴィス)に着く。フェリーはすでに桟橋に停泊していて、すぐに乗船。約45分ほどでカンガルー島へ着く予定。

船は思ったより揺れた。3階のデッキで手摺りに寄りかかったら、なんか落ちそうな気がするくらい。また風がすごく強いので、風がそれほど当たらず揺れも弱い気がする2階のデッキで海を眺める。途中、イルカが2~3頭、船の横を元気に泳いだりジャンプしたりするのが見られたのがうれしい。もっとイルカがいないかと、その後もずっと海を眺めていたのだが、イルカの姿を見たのはそれっきりだった。

10時少し前にカンガルー島着。ツアーバスに乗り換え、1デイ・ツアーのスタート。まずは野生のアザラシがごろごろしているのを間近に眺められるシール・ベイをめざす。

青く、深く、美しい色の海。シール・ベイにはその名のとおり、本当にアザラシがごろごろいた。アザラシがころがっているのと同じ砂浜に入れるのだが、動物保護と安全確保の観点から、ツアーガイドと一緒かつツアーガイドのそばを離れてはいけない(むやみにアザラシに近づいてはいけない)ことになっている。テレビタレントの青木さやかを細くしたようなシール・ベイのガイドに連れられて砂浜へ。アザラシの生態などを説明してくれるのを聞きながら(といっても英語なので、ほとんどわからなかったけど)約30分ほどアザラシ見物。砂浜で転がるアザラシ、海で子供に泳ぎを教えているところだという親子アザラシ、沖合でジャンプしたり波に乗ったりしているアザラシ。アザラシ堪能。

アザラシの次は食事。すでに12時を回っているし、早起きして何も食べていないので、お腹がすいた。BBQランチの会場に着いたのは午後1時頃。野菜のスープ、サラダ数種類、ラムのステーキとハンバーグ、ソーセージのグリル。ドリンクはコーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュースなど。スープは野菜の味以外に余分な味付けがほとんどされていないシンプルなもので、好ましい。グリル類はおなじみの味。サラダが、野菜の味がしっかりと濃くて美味しかったのと、牛乳が美味しかったのが印象的。

食後はユーカリ林の中を軽くウォーキングして野生のコアラを探す「コアラ・ウォーク」。コアラ・ウォーク・エリアにはもちろん木の上にコアラが何頭か寝ていたりするのだけど、そのエリア以外のユーカリの木も丹念に探して見ると、普通に野良コアラが寝ていたりする。また、食堂のそばには野生の(だけど妙に人慣れた)カンガルーもいたりする。

コアラ・ウォークのあとはフリンダース・チェイス国立公園を多少ゆっくりめに走るバスの窓から眺めて、そのままリマーカブル・ロックスへ。海に突き出た岩の上にある、風と波に侵食されて変な形になった岩。珍しいといえば珍しいけれど、岩そのものよりも周囲の海の美しさのほうが印象的。

変な岩を見たあとは、1906年に建てられたケープ・デュ・クーディク灯台の横を通り過ぎて、アドミラルズ・アーチへ。波の侵食によって口の開いた鍾乳洞のような形になっている場所。海にはたくさんのファー・シールが泳いでいる。奇妙で美しい自然の造形物だが、アザラシ臭いのが玉に傷。

最後はロッキー・リヴァー。リヴァーといっても川ではなく、ユーカリの森林地帯にある開かれた場所で、ヴィジターセンターがある。自由時間が25分と短かったのだが、ユーカリ林のなかを散策し、木の上で寝ている野良コアラや、薮の中で木をかじっている野良ワラビーなどを見つけて楽しむ。

1デイ・ツアー客の多くは、ここからフェリー乗り場まで戻って、フェリー&バスでアデレードに帰っていくのだが、それだとアデレード着が22時半くらいになってしまう。それだと帰りが遅いし、夕食をどうしていいか困るので、自分らは飛行機で帰るオプションをつけた。なのでキングスコートでツアーバスを降りる。ほかにもドイツ人の団体がバスを降りた。予約したのが遅かった自分らは18時45分発の飛行機が取れず、1時間後の19時45分発で帰るのだが、ドイツの人達は18時45分発で飛び立っていった。

自分らの乗る飛行機は15分遅れの20時に出発。所要時間30分、実際に飛んでいる時間は20分程度の短いフライトだが、水とキャンディのサービスがあるのがなんか素敵。地元民が使う地域便のようで、CAさんとお客のおじさんは顔なじみらしく、すっかり世間話で盛り上がってたりするあたりも素敵。

20時半過ぎにアデレード着。空港には帰りのクルマが待っていてくれて、21時にはホテルに着いた。

軽くシャワーを浴びてから夕食。土曜日に買っておいたパン(トルコパンとフォカッチャ)、オードブルの詰め合わせ(ドライトマト、アーティチョークのオイルづけ、フェタチーズ)と、ジャガイモをマイクロウェーヴで茹でたものを食べる。

ワインはVintage Cellars = Verdelho Riverina 2006 / Alberta Wines。アルコール度数は12.5%。すっかりお世話になっている?セントラルマーケット内の酒屋「Vintage Cellars」のプライヴェート・ブランドらしいので、お礼として?購入。産地はニュー・サウス・ウェールズらしく、ご当地ワインじゃなかったのはちょっと残念。

このワイン、非常にフルーティな香りがする(バックラベルによれば「熟したメロンとベイクド・トーストのような」だそうだ。そういわれると、そんな気がする)。味わいにはトロピカルフルーツのような甘い風味と柑橘系のさわやかな酸が感じられる(バックラベルによるとマンゴのフレーバーにグレープフルーツの皮のようなぴりっとしたフィニッシュだそうだ。そういわれると、そんな気がする)。フルーティかつスッキリさわやかで、果実の旨みも強いけれどしっかり辛口。ヴェルデルホ・リヴェリーナというブドウ?のワインを飲むのは初めてだが、きりっとしたキャラクターは暑い日のブランチなどにぴったりだろう。今日のメニューはどれも塩味が強すぎて、ちょっとこのワインとは合わない感じだが、ワインそのものはなかなかおいしい。

アルコールが入ったらいっそう眠い。そろそろ寝よう。明日はハーンドルフからバロッサヴァレーへと行くツアーに参加。9時ピックアップだったから、8時少し前くらいに起きないと。夕方のニュースによると明日は天気が悪そうなのが心配。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2006年11月26日 - 2006年12月2日 | トップページ | 2006年12月10日 - 2006年12月16日 »