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2006年10月29日 - 2006年11月4日

2006/11/02

チャーハン@りゅうほう(神楽坂)

午前の会議が長引いたもので、いま、お昼を食べてきました。もうどこのお店もランチメニュー終わっちゃってるよ。ということで、もとからランチメニューなんてもののない、ラーメン屋さんのりゅうほうへ。こういうお店、ひさしぶり。チャーハンを注文。750円。チャーハン食べるのもひさしぶり。スープつき。ところどころでラー油と酢をふりかけたりしながら、美味しくいただきましたさ。

道を挟んだ向かいにある、改装中のカーブ・イデアル店内で働くmixiネーム「ワイン野郎」さんの姿がガラス越しに見えました。新装オープンはいつだったっけ?

りゅうほう(グルメウォーカーのページ)

ついでにイデアル

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VINICIO CAPOSSELA / OVUNQUE PROTEGGI (2006)

1965年12月14日に生まれ、1990年に『All'una e trentacinque circa』でアルバム・デビューしたイタリアの個性的なカンタウトーレ、Vinicio Capossela(ヴィニチオ・カポッセラ)が2006年にリリースした8枚目のアルバム。彼の作品は1991年リリースのセカンド・アルバム『Modi'』を聴いたことがあって、タイプとしてはPaolo Conte(パオロ・コンテ)などに近い、ジャズ・テイストにあふれたカンタウトーレなのだと認識していたのですが、このアルバム『Ovunque proteggi』は、たんにカンタウトーレ作品といってしまうには、あまりに風変わりです。

M1「Non trattare」では低音でストリングスがドロ~ンと鳴りつづけ、シタール(だと思う)がエキゾチックな響きとメロディを奏で、 リズムは呪術系音楽のようにプリミティヴ。中近東の香りにサイケデリックな雰囲気もあって、初期のPink Floyd(ピンク・フロイド)だとかIndaco(インダコ)などにも通じるものがあるように思います。

M2「Brucia troia」も、なんだかぶつぶつ呟いているようなヴォーカルという時点で普通のポップスではなく、途中からはファズ・ギターなども入ってきて、サイケデリックな雰囲気の強い実験的なロックになっていきます。

M3「Dalla parte di spessotto」のヴォーカルはさらに個性的になり、演劇的という、物語的というか。曲の展開のしかたなどには古い舞台用音楽のような雰囲気もあるように感じます。こういった演劇性は、中期以降のPiccola Orchestra Avion Travel(ピッコラ・オルケストラ・アヴィオン・トラヴェル)などにも通じるかもしれません。

M4「Moskavalza」ではコード・ストロークでアーム・ダウンをするなど、オールド・スタイルのロックン・ロール風なエレキ・ギターがバックで鳴り、リズムと装飾はデジタル感が強いという、1980年代ころにイギリスなどでよく聴かれたような気がするタイプの曲。パンキッシュな雰囲気があり、The Stranglers(ストラングラーズ)などに通じるところがあるかもしれません。また、ときにヴォーカルがオペラチックもどきになったりして、ちょっとKlaus Nomi(クラウス・ノミ)とか思い出したり。

M5「Al colosseo」は管楽器によるファンファーレとティンパニをバックに「コロッセオでどうしたこうした(XXXX al Colosseo)」とぶつぶついっているだけだし、途中で「めぇ~」みたいな声も出すし、もう間違いなくポップスじゃありません。

M6「L'uomo vivo」は管楽器を中心に演奏されるマーチにヴォーカルをつけたもので、運動会やパチンコ屋を思い出します。

M7「Medusa cha cha cha」はタイトルどおり、チャチャチャのリズムを取り入れたラテンの雰囲気たっぷりの曲。華やかなブラスの音も楽しげな演奏ですが、ヴォーカルはウィスパー気味だったりして、ストレートなポピュラー音楽にはなっていません。途中で入るのこぎりヴァイオリンのような音の短いソロもいい感じ。

ここまで聴いても、このアルバムが、いわゆるイタリアン・ポップスやカンタウトーレ作品とは違う、非常に個性の強い、言い換えるなら風変わりな作品だということがわかるでしょう。これだけでも自分的にはかなり好ましい、興味を持って楽しめる内容なのですが、極めつけはM12「S.S. dei Naufragati」という曲。ここでは、途中からミラノのサン・マウリツィオ聖歌隊による混声合唱が入り、一気にクラシカルになります。それ以前から、ストリングスのアコースティックな演奏をバックにVinicioがぼそぼそと詩を朗読し、ときに神への祈りを捧げるように歌い上げたりと、かなりアート感の高い曲です。これはもう、ポップスやカンタウトーレというよりも、プログレッシヴ・ロックの一部といってしまっていいのではないでしょうか。

日本ではあまり知られていない人ですが、多少は彼の名前を知っている多くの人にとってのVinicio Caposselaというアーティストに対する認識は、おそらく、いわゆるカンタウトーレなのではないかと思います。ですが、この『Ovunque proteggi』というアルバムは、ポップ系・カンタウトーレ系の曲もいくつか収録はされているものの、いわゆるイタリアン・ポップス・ファンには受け止めきれないような、実験的だったり、トラッド風だったり、プログレッシヴな雰囲気を持った曲が多く、イタリアの底力を感じます。プログレ系のファンでないとなかなかきつい、ある意味ではプログレ系のファンにこそ聴いてもらいたいアルバムかもしれません。



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2006/11/01

チコリとソーセージのビゴリ@ステファノ(神楽坂)

週に1度(場合によっては2度、3度)はステファノの日!な感じのわたくしめでございます。今日は普通にランチコースを頼もうかなぁと思っていたのですが、念のために「なにかおすすめある?」とたずねたところ、そば粉のビゴリがあるというではないですか。ビゴリ。ヴェネト地方でつくられる手打ちのパスタ。これ、好きなんだよなぁ。そこに自家製ソーセージとチコリとミニトマトが入るといいます。もう、それしかないでしょう。

というわけで、ランチコースのパスタをビゴリに替えてもらい、メインは魚料理(今日は海老とイカとメカジキのフリットでした)、デザートとドリンクはつけるけれどアンティパストはなしという、変形ランチコースでお願いしました。差し引き2620円。こういったリクエストにも柔軟に応えてくれるところが素敵です。

やっぱりビゴリは美味しいなぁ。自家製ソーセージ(見た目は肉団子みたいですけれど)も肉の旨みがたっぷり。ひさしぶりに食べましたが、やっぱりおいらは好きです、ビゴリ。

今日もお腹いっぱいになりました。体重が増えるぅ~。

リストランテ・ステファノ

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2006/10/31

地鶏親子丼@別亭 鳥茶屋(神楽坂)

初めて入店。以前から、趣のある店構えが気になっていたところ。ロケーションも風情たっぷりだし。

1階のカウンター席はすでにいっぱいだったのか、2階の座敷(大広間)に通された。自分、座敷って苦手なんですよ。胡坐とかうまくかけないし。椅子席じゃないのはちょっとつらかったけど、この広間は趣があって、これはこれで悪くない。

鳥茶屋本店にはない、別亭だけのメニュー、地鶏親子丼を注文。親子丼に味噌汁とタクアン2切れ、杏仁豆腐のようなお菓子がついて950円。親子丼はとろとろ卵たっぷりで、鶏肉もご飯もしっかり入ってて、ふだんお米を食べない自分にはちょっとトゥーマッチな分量。お腹いっぱいになります。それでこのお値段はとってもお得かも。

地鶏(鳥取産だったっけ?)は、九州の地元で食べるかしわとくらべるとちょっとお味弱めな感じだけど、しっかりした歯ごたえがあり、ほどよく旨みもあって、美味しい。煮汁は、自分にはちょっと甘みが強いのだけど、山椒を少しかけたら味がしまって自分好みに近づいた。七味唐辛子も試したけれど、山椒のほうが好み。でも、柚子胡椒だったらもっと美味しかったろうな。味噌汁は、ちょっとしょっぱかった。まぁ、最近はどこのお店で食べても自分にとっては塩味強すぎなことのほうが多いので、しかたがないでしょう。

総合的には、静かで落ち着いているし、値段もお手ごろだし、お味も悪くないし、良い感じのお店。またときどき来てもいいなと思う。ただ、靴を脱いで座敷にあがるのはなぁ。脱いだ靴を仲居さん?が靴箱にしまってくれるのだけど、アキレス腱のあたりの靴の裏側が破れてるようなボロ靴を履いていたもので、恥ずかしかったですぅ...

別亭 鳥茶屋

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コアラのお腹はぽこぽこなんだよ

あぁ、またコアラさわりてぇ~。
密度の濃い、だけどふんわかした毛皮。
ユーカリがいっぱい詰まったぽこぽこのお腹。
かわいいなりぃ~。

豪クインズランド大などによる人工授精で誕生したコアラの子供とその親=AP

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BLOQUE / EL HIJO DEL ALBA (1980)


世界的にはどうなのかよくわかりませんが、日本のプログレッシヴ・ロック・ファンにはわりとよく知られているスペインのグループ。この『El hijo del alba』は彼らのサード・アルバムで、前作『Hombre, Tierra y Alma』と並んでいちおうスパニッシュ・プログレッシヴの名盤と呼ばれているようです。自分が持っているのはLPから録音したカセットテープからコピーしたMDで、音はあまりよくないのですが、プログレッシヴ・ロックというよりはハード・ロック色の強いBloque(ブロッケ)の音楽では、それがあまり気になりません。

LP時代はB面がほぼ全体を通した組曲となっていて、音を聴く前のプログレ・ファン的にはそこが気になるところではないかと思われますが、これは意外と普通のハード・ロックだったりします。でも、それほど動きのないメロディを喉開きっぱなしで歌うという、いかにもスパニッシュ・プログレッシヴらしいヴォーカルが入るのと、短いパートがテンポよく展開する構成なので、たんに長いハード・ロックとはならず、飽きずに楽しめます。

プログレッシヴ・ファンにとって魅力的に響くのは、おそらくM1「Poemas de soledad」でしょう。いままさに朝日が昇ってくる瞬間を山の上から眺めているような、おだやかですがすがしいシンセサイザーの音色に心を洗われます。また、水の流れるSEで始まるM3「La danza del agua」も、6分の11拍子でストリングスとギターがテーマ・メロディを奏でる明るい感じのインストゥルメンタル・シンフォニック・プログレッシヴから、6分の6拍子に変わる中間部ではほんのりスパニッシュ・テイストなギターも聴かれるフュージョン系プログレッシヴになり、また6分の11拍子に戻って、最後は水の流れるSEで終わるという、プログレッシヴ・ロックらしい展開を持っています。

M2「Alquimista soy」は分厚いシンセサイザー・プログレッシヴ風に始まるけれど、厚いヴォーカルが入るとけっこう普通のスパニッシュ・ハード・ロックになるし、アコースティック・ギターのストロークが美しく響くM4「El hijo del alba」もユーロ・ラテンな雰囲気が感じられる明るく素朴なポップスです。

アルバム全体としては、実はあまりプログレッシヴ・ロックな雰囲気は強くなく、印象としてはプログレ・テイストもあるハード・ロックといったところでしょうか。スペインのグループなので「ユーロ・ロック=プログレッシヴ・ロック」といった方程式に乗せて扱われてしまったのかもしれませんが、もしイギリス出身だったら、いわゆるハード・ロック・グループとして扱われたかもしれないなと思います。演奏も曲づくりも、あまり難しいことはしておらず、比較的シンプルではありますが、明るくポップなセンスと構成のうまさが彼らの作品を魅力的にしているといえそうです。

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2006/10/30

白身魚のポワレ@ル・トラン・ブルー(神楽坂)

料理(つまみ)が美味しいワイン・バーとして知られる飯田橋のル・トラン・ブルーが2006年10月16日に神楽坂上にオープンした支店(LE TRAIN BLEU Iwatocho)。飯田橋のお店は以前から名前だけは知っていて、いつかいってみたいと思ってたのだけど、これまで機会に恵まれず。職場に近い神楽坂上に支店ができたのは、ありがたい気がする。

ランチは3種類。肉料理のランチ、魚料理のランチ、それにパスタ。すべて800円。コーヒー/エスプレッソは別料金で200円。魚のランチ=白身魚のポワレ トマトとオリーブのソースをチョイス。ワンプレートにサラダとメインが盛り合わせで載ってくるスタイル+バゲット2切れ。この価格からすれば順当な量か。ふっくらとした白身魚は、すごく美味しいとはいわないけれど、価格分の満足感はあると思う。肉料理のチキンソテーのほうがボリューム的にも見た目的にも美味しそうだったかな。となりの席のドイツ人客が食べていた水菜とシラスのパスタも、そこそこ量があって、悪くなさそう。

もともとワイン・バーなので、グラス・ワインは昼でもいろいろなものが選べるようで、それも楽しげ。ただ、料理はランチ・メニューしか出せないとのこと(ピクルスぐらいなら何とかなるといってたけど)。せっかく美味しそうなワインがグラスで昼から飲めそうなのに、フード・メニューに載っている美味しそうな料理が頼めないのは残念。昼から飲むなという気もするが(笑)。

カウンターが6席ぐらいと、テーブル席が3つくらいだったか。小さな店なので、認知されるとすぐに満席になってしまいそうなのが心配だが、あまりたくさん量を食べたくないけれど手軽な値段でそれっぽい西洋食を食べたいときや、近所のイタリアンやフレンチが店休の多い月曜日に重宝しそう。

LE TRAIN BLEU Iwatocho

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ROBERTO DE SIMONE / BELLO CANTARE (2006)

1933年4月25日、ナポリ生まれのRoberto De Simone(ロベルト・デ・シモーネ)は、ピアニストであり作曲家であると同時に俳優としても活動しているようです。しかしイタリアン・ミュージック・ファンにとっては、1967年から1974年まで在籍したNuova Compagnia di Canto Popolare(ヌォーヴァ・コンパーニァ・ディ・カント・ポポラーレ。NCCP)での活動のほうが馴染みがあるかもしれません。

映画や舞台用のサウンドトラックや自身のアルバムなどが入り乱れていてディスコグラフィがよくわからないのですが、この『Bello cantare』は2006年リリースのアルバム。しかし、録音等は1986年に行なわれていたようです。

かなりトラッド寄りの内容で、演奏もアコースティック・ギターを中心にしたシンプルなものでもあり、非トラッド系ポップスのファンにはちょっときつい部分もあるかと思います。でも、完全なトラッドというわけではなく、ナポリ風な哀愁が漂うところがあったり、クラシカルな優雅さを持ち合わせていたりもします。

M1「Cuccopinto de st'arma」はアコースティック・ギターをバックに男声中心の合唱で歌われます。ときに女声も加わり、ナポリの香りのするトラッドをたくさんの歌声が満たします。

M3「So' li sorbe」は男性の独唱ですが、アコースティック・ギターのほかにバイオリンのアルペジオも入り、クラシカルな雰囲気が強く漂います。どことなく聖歌風にすら聞こえます。

M4「Il Guarracino」は細かい音符で早口に喋り捲るヴォーカルが印象的なトラッド系音楽。ナポリの哀愁もまじっています。後半では、哀愁はそのままに、男声・女声のコーラスが入り、厚く、にぎやかになっていきます。

M5「Vecchie Letrose」では男声・女声によるコーラスや掛け合いといったヴォーカリゼーションが印象的です。トラッド・ベースの音楽ですが、ガット・ギターや弦楽器、管楽器も入り、ヨーロッパのサロン・ミュージック風な優雅さも感じます。

M7「Canna austina」はキラキラした感じのマンドリン(だと思います)の音色とフルートの淡くやさしい響きが印象的。哀愁と優雅さがあり、クラシカルな雰囲気も持ったトラッド・ポップスといった感じでしょうか。

M9「Tarantella」はギターとヴァイオリンによるインスト古楽器アンサンブルといった感じです。

完全なトラッドでもないし、いわゆるポップスでもないという、こういったタイプの音楽は、ファンを選ぶと思いますが、NCCPなどのトラッド・ポップスが好きな人は楽しめるのではないかと思います。また、たとえばAmazing Blondel(アメイジング・ブロンデル)Opus Avantra(オプス・アヴァントラ)Kormoran(コルモラン)などの奏でる音楽のある一面に通じる部分もあると感じるので、そういった系統のプログレッシヴ・ファンにもアピールするところがあるかもしれません。

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