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2006年8月27日 - 2006年9月2日

2006/09/01

あなたには射さらないかもしれないけれど、おいらに刺さるんだよ

最近は日傘をさす女性が増えてきましたね。美しい肌を紫外線から守るため、それとも、多分にファッション・流行的要素も強いのかな。

日傘をさすこと自体はべつにどうでもいいのだけど、ささない自分からすると、ちょっと困ったなぁということもあります。

たとえば友人同士なのでしょうか、日傘をさした若い女性のふたり連れ。ふたりが並んで日傘をさすと、それだけでけっこう広い歩道の横幅いっぱいになってしまうんです。

傘をさすことで人一人が占有する横スペースは、傘をささないときの約2倍。ふたり並べば4倍です。通常であれば4~5人が楽に行き来できる広い歩道が、たったふたりの日傘女性に占有されてしまいます。しかも、なにやら楽しそうにしゃべりながらふたりの世界に入り込んでゆっくり歩いていたりした日には、追い抜きたいのに傘に阻まれ抜けずにいるちょっといらいらした人たちの列が彼女らのうしろにずらっとできてたり。

しかも、小柄な女性も多く、そんな彼女らの持つ日傘は、広げた先の骨の位置がちょうどおいらの顔の高さくらい。歩道いっぱいに広がったふたりの日傘をちょっと無理して追い抜こうとすると、骨が顔のあたりに当たります。うっかりすると骨が目に刺さりそうで怖いのです。

雨の日であれば、こちらも傘をさしているので、自分の傘で相手の傘を防御したりできます。でも、日傘の場合、こちらは丸腰。しかも、歩道はふたつの日傘に占有されていても、日傘の下、日傘をさしている当のふたりの周囲にはスペースがあるものだから、自分たちが歩道をふさいでいることに気づいていないのか、気にしないのか、追い抜こうとする人の気配を感じても“傘を”よけてあげようというアクションがほとんどないのです。身体はよけようとしてくれるのですが、傘の位置が変わらないので、意味がない。なので、手で顔や目のあたりをガードしながら、傘が手や顔に刺さるかもしれないという恐怖におびえながら、追い抜いていくわけです。

しゃれた、あるいは可愛らしい日傘をさした女性、素敵です。でも、日傘をさすことで、あなたには陽が射さらないかもしれないけれど、おいらにはあなたの傘の骨が刺さるんです。

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2006/08/31

DISCUS / ...TOT LICHT! (2003)

噂には聞いていましたが、すごいです。インドネシアのDiscus(ディスクス)。これはセカンド・アルバムだそうですが、ファーストもこんななのでしょうか。

スーパー・パワフルなカンタベリー系ジャズ・ロックのようであり、パンキッシュなハード・ロック/ヘヴィ・メタルのようでもあり。テクニカルかつハードなプログレッシヴというと、いわゆるプログレッシヴ・メタル系を思い浮かべてしまったりするのだけど、彼らの音にはヘヴィ・メタルではなく、あくまでも往年の熱くて重いヘヴィ・ロックの匂いを感じます。あと、気のせいかもしれませんが、Outer Limits(アウター・リミッツ)、Black Page(ブラック・ペイジ)、Providence(プロヴィデンス)といったジャパニーズ・プログレッシヴ・グループを思い起こさせる音やフレーズも紛れ込んでいるような。

もちろん、フルートやストリングスといったファンタジー系インストゥルメンツ(ていうのか?)も入り、ドリーミーなシンフォニック・パートもあります。アコースティック・ギターの音色に乗ってさわやかなコーラスが聴けるM3「P.E.S.A.N.」などはPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)やAcqua Fragile(アックア・フラジーレ)のようでもあったり。

ときにコーラスとも合唱ともとれるヴォーカル・ワークを聴かせる男性&女性ヴォーカリスト。とくに熱く情熱的に歌い上げる男性ヴォーカルは、まるで往年のイタリアン・ロックのようです。

ハードに、テクニカルに、シンフォニックに、ジャジーに、メロディアスに、ファンタジックに、フュージョン風に、パワフルに、ドラマティックに展開される怒涛の音楽。あいまに違和感なく差し挟まれる東洋テイスト。インドネシア、あなどりがたし!


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2006/08/29

第18回イタリアPOPSフェスタが開催されますよぉ~

毎月恒例のイタリアン・ポップス・ファンの集い「イタリアPOPSフェスタ」の詳細が主宰者さんから発表になりましたので、こちらにも転載しておきます。みなさんぜひぜひいらしてね。


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9/10 第18回イタリアPOPSフェスタ
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日本ではなかなか耳にすることが出来ないイタリアPOPSを楽しめる会です。
初心者の方でも、イタリアPOPSに興味があれば歓迎いたします!

初めてのご参加の方でも入りやすいライブハウスに会場を移しますので、奮ってご参加ください。お申し込みはお早めに。

--------「FESTA開催詳細」---------------
期日 9月10日(日)
開場 15:00
終了 19:00
会場 ミュージック・ラウンジ♪バーン
  (都営新宿線西大島駅より徒歩1分)
  (JR総武中央線・亀戸駅より徒歩15分)
   TEL & FAX 03-5626-5255
会費 ¥1,500(ワンドリンク付)

詳細はURLまで。
http://blog.livedoor.jp/italoyosh/archives/cat_50003116.html

Buon divertimento!

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M EFEKT (Modry Efekt) / SVITANIE (1977)


Modry Efekt(モードリー・エフェクト)は、チェコを代表するロック・グループ。前身のBlue Effect(ブルー・エフェクト)時代を含め、大半のアルバムを持っていますが、自分が聴いたなかでは1974年のサード・アルバム『Nova Synteza 2』がもっとも熱く、ハードで、ドラマティックかつ哀愁もあり、魅力的に感じられます。このアルバムを聴いたときには本当にユーロ・プログレッシヴのファンでよかったと思いました。

この『Svitanie』は彼らの5枚目のアルバムで、プログレッシヴ・ロック・ファンのあいだでは傑作として知られています。たしかに東欧プログレッシヴとしてかなり完成度の高い作品だと思いますが、自分の好みからすると、熱いパッションが噴き出すようなヘヴィ・シンフォニックの『Nova Synteza 2』のほうがやはり魅力的です。『Svitanie』はずいぶん洗練されちゃったなぁという印象です。それはそれで、もちろん悪くないのだけどね。

洗練されたとはいっても、そこはやはり東欧ロック。英米とは違う、独特のひなびた哀愁は漂っています。

M1「Vysoka Stolicka, Dlhy Popol」はインスト曲ですが、どことなくOmega(オメガ)の「Suite」に似た雰囲気を感じます。ほどよくハードでほどよくブルージーなギターを中心に、オルガンその他のキーボードが色を添えます。ゴリゴリと鳴るベースもいい感じです。

M2「Ej, Pada, Pada Rosenka」は、いかにもプログレ風のイントロを持っていますが、ヴォーカル・パートに入ると東欧らしい、シンプルだけど哀愁のメロディになります。チェコ語(なのかな?)の響きも美しい。さらには泣きのギターが入り、クラシカルなオルガンが鳴り、徐々に分厚いシンフォニック・アレンジになっていくなど、プログレ系バラードのひとつの典型といった感じです。ただ、ひとつひとつのフレーズやアレンジのあちらこちらに、なんとなく「どこかで聴いたことがある」感が漂っているのが、ちょっとどうかしら。

M3「V Sobotu Popoludni」は4分程度のインスト曲。M EfektはリーダーのRadim Hladik(ラディム・フラディク... でいいのかしら?)がギタリストということもあってか、ギターが中心で目立つ曲が多いのですが、この曲ではキーボードがリード楽器として活躍します。ハード・プログレ的な要素もありますが、けっこう軽快で明るい印象です。

M4のアルバム・タイトル曲「Svitanie」は、LP時代にはきっとB面全部を使ったのであろう、19分を超える大曲。このアルバムにおける最大の聴かせ場、ハイライトといえるでしょう。たぶん、一般的に。でも自分にとってはもうひとつ、乗り切れないのです。ちょっとミステリアスというかスペーシーな感じで始まるのですが、なんだか、ぼんやりとした印象です。そのうちにブルース・セッション風になっていき、このあたり(だいたい10分を過ぎたあたり)で飽きちゃいました。う~ん、「Nova Synteza 2」は20分超でも飽きずに、というよりもワクワク・ドキドキして聴けたのだけどなぁ。

M5「Golem」はボーナス・トラックですが、イントロのメロディを聴いた瞬間にちょっと笑いました。あまりにも東欧らしくて。Uriah Heep(ユーライア・ヒープ)風の演奏にチェコ語で歌われる東欧メロディが載っているような印象で、こういった感じは好きです。

初期の頃にあったような圧倒的なパワー、情念の噴出、といった泥臭い部分はかなり薄くなり、より技巧的に、より洗練されたプログレッシヴ・ロックになっていると思います。Yes(イエス)Uriah Heepなどの影が見え隠れするなかに、Omegaなどにも通じる東欧の哀愁もあり、東欧ロックとして完成度の高い作品でしょう。

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