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2006年5月28日 - 2006年6月3日

2006/06/02

JOZEF SKRZEK / KONCERT SWIETOKRZYSKI

ポーランドのプログレッシヴ・グループSBBのキーボーディスト、Jozef Skrzek(ヨゼフ・スカルツェク)が1983年にワルシャワのホーリー・クロス教会で礼拝のあとに行なったコンサートを録音したものだそうです。いわゆるライヴ盤ということなのでしょうが、会場が教会ということもあってか、また演奏される曲の雰囲気にもよるのか、観客の歓声や拍手といったものは入っていません。そもそも観客がいたのかどうかもわかりませんが。

完全なソロ・コンサートだったようで、演奏者はJozefただひとり。ひとりでオルガンとシンセサイザーを演奏し、ときどきヴォーカルもとっています。古い教会につきものの大きなパイプ・オルガンがあるようで、これがとても荘厳に、美しい音を響かせます。ときには木のやわらかいぬくもりを感じさせ、ときには金属のきらびやかな音色を奏で、ときには地響きのような重厚さを響き渡らせます。

こういったオルガンのパートはいいのですが、シンセサイザーのパートが自分は苦手。なんだかグニョグニョやっているだけで、音楽として楽しめません。そして意外とこういったパートが多いのが、ちょっと自分にはつらいです。また、リズム・セクションがいないのも、自分にはつらいところ。

主にポーランド語(ですよね?)で歌われるJozefのヴォーカルは、どことなく牧歌的な雰囲気もあり、また言語の持つ響きそのものも味わいがあって、なかなか好ましく感じます。チャーチ・オルガンの響きのうえに彼の素朴なヴォーカルがのるパートがもっと多ければ、そしてそこに簡素でもいいのでリズム・セクションが入っていれば、自分にとっての好み度はもっと高くなったのになぁ。

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2006/06/01

畑亜貴 / 棺桶島

リリース当時、プログレ・ファンのあいだではけっこう話題になった作品だったように思います。中古で安く売ってたので、聴いてみました。

自分は、だめだ、これ。

出だしはTeru's Symphonia風に展開していくのかなと思ったのだけど、実際、Teru's Symphonia風のファンタジックでドリーミーな音世界が広がるシンフォニック・プログレッシヴ系の音楽なのだけど、このヴォーカルがどうしても好きになれません。歌謡曲のような、アニメ主題歌のような声と歌い方。実際、この人はアニメやゲーム方面での活動が多いようで、当然といえば当然なのでしょうが、自分はだめです。ヴォーカル・ラインも歌謡曲風だし。そういう意味では、ジャパニーズ・シンフォ・プログレのひとつの典型かもしれません。

ファンの方によると、破滅型の歌詞が素晴らしいといった評価があるようですが、自分、歌詞ってほとんど聞かないし、あまり興味がないんです。それに、歌詞カードなしで聞いてると、よく聞き取れないし。

ストリングスやキーボードや東洋系の管楽器なども導入され、シンフォ・プログレ、シンフォ・ポップスとしては興味深い演奏だと思います。でも、おそらくファンの方にとってはもっとも魅力的な部分であろう彼女の「歌」が、自分の好みと大きくはずれてしまっています。なんというか、おたがいに出会う相手を間違えた、といった感じでしょうか。


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2006/05/31

PREMIATA FORNERIA MARCONI / SUONARE SUONARE

Premiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)といえば、イタリアン・ロックの最高峰、イタリアのトップ・グループのひとつとして、多くのイタリアン・ミュージック・ファンから支持と賛辞を得ているビッグ・ネームですが、自分は彼らの音楽があまり好きではありません。もちろん、いいなと思う曲や好きな曲もあるのですが、全体として「PFMの音楽」と考えたときに、あんまり魅力を感じない。演奏はうまいのだけど、ヴォーカルが弱いのと、いわゆる「歌心」があまり感じられない(自分には)ところが、彼らの音楽に夢中になれない理由なんだろうな。

それでも『Per un amico』とか『Chocolate Kings』とか『Passpartu』などはけっこう気に入ってたりするのですが、この『Suonare suonare』は微妙というか、個々の曲には魅かれるものがあったりはしても全体としては魅力を感じられないという、自分にとってのPFMの位置を再確認するような作品でした。

M1「Suonare suonare」はなかなか魅力的です。カンタウトーレ風のメロディを持った軽快なポップ・ロックで、演奏も楽しげ。ただFranco Mussida(フランコ・ムッシーダ)のかなでるエレキ・ギターの音色が、気の利いた文房具屋などでプレゼント用のラッピングとかに使う銀色のビニール?袋を風でぶるぶると震わせたような音(わかってもらえるかな)で、自分は嫌い。

M2「Volo a vela」もポップな曲調で、明るい陽射しを感じさせるようななかに、ほんのりと地中海の香りがするところがPFMらしい。でも、イタリアよりはアメリカの雰囲気のほうが強いかもしれません。その点では、もしかしたらAcqua Fragile(アックア・フラジーレ)に通じる? Acqua Fragileから引き抜かれてPFMに参加したヴォーカリストのBernardo Lanzetti(ベルナルド・ランゼッティ)は前作を最後に脱退してますけど。

M3「Si puo' fare」は、自分が好きになれないPFMの音楽。乾いたギターの音色も、妙にポップな曲調も、まったく興味の範囲外。

M4「Topolino」のイントロはいいな。南イタリアの明るい陽射しと、地中海から吹く爽やかな風が感じられるよう。ヴォーカルも明るく暖かな感じがあるし、Lucio Fabbri(ルーチォ・ファッブリ)の奏でるヴァイオリンも曲に広がりを与え、自分がPFMに対して持っている「PFMの香り」の印象を運んできてくれます。もう少しヴォーカルに存在感があれば、さらに自分好みだったな。

M5「Maestro della voce」は重い感じのイントロが印象的。ロシアとかのメッセージ性の強いフォーク・シンガーみたい(あくまでもイメージです)。歌が入っても重い感じを引きずっていますが、ロシアからは抜け出して、英米のメッセージ性の強いロック・シンガー風(あくまでもイメージです)になります。

M6「Sogno americano」は「アメリカ風の夢(?)」というタイトルどおり、とてもアメリカ風なアップ・テンポの曲。ヴォーカル・ラインはずっとコーラスで(ここもほんのりAcqua Fragileの匂い?)、軽快で派手な演奏。ぜんぜん好きになれません。

M7「Bianco e nero」はスローなポップス。明るさのなかにほどよく粘りがあり、アメリカ風だけどヨーロッパの匂いも感じられます。サビの部分の歌メロや、おおらかな感じを曲に与えているヴァイオリンなど、ちょっと好み。

M8「Tanti auguri」は、アコースティック・ギターのストロークにのってカンタウトーレ風に始まるのだけど、後半に入るとフィドルが活躍する軽快なポップ・ロックになっていきます。楽しげではあります。



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2006/05/30

PROCOL HARUM / A SALTY DOG

Procol Harum(プロコル・ハルム)のサード・アルバムで、彼らの初期のサウンドを彩った、枯れた音色のオルガンを弾くMatthew Fisher(マシュー・フィッシャー)が在籍した最後の作品。一般に、彼らのアルバムのなかでも名作のひとつといわれています。

アルバム・タイトルになっている「ソルティ・ドッグ」といえば、ウォッカをグレープフルーツ・ジュースで割って、ふちに塩をつけたグラスに注ぐカクテルが有名ですが、その一方で、船の甲板で働く水夫という意味もあるのだそうです。イギリスのスラングらしいですが、甲板で働く水夫は汗だらけ塩だらけになるので、その様子から「塩だらけの犬」という呼び名がついたのだとか。

Procol Harumのこのアルバムは、ジャケットに海と浮き輪、そして水夫のイラストがあることからも、ウォッカではなく、水夫の意味での「ソルティ・ドッグ」のようです。そんなジャケットのイメージから無理なくつながるM1「A Salty Dog」は、やはり名曲でしょう。かもめの鳴き声で始まり、かもめの鳴き声で終わります。たおやかでゆったりとしたオーケストラも導入されます。のんびりとした気品。派手に盛り上がることなく、淡々とした美しさ。非常に英国的な優雅さを感じます。まるで映画のワンシーンを眺めているようです。ただ、いわゆるProcol Harumらしさとは、ちょっと違う感じがします。

M2「The Milk of Human Kindness」ではオルガンが鳴り、ホンキートンク調のピアノといなたいエレキ・ギターも入り、Procol Harumらしい感じが出てきます。クラシカル・エレガントではないほうの彼らの個性である「大衆酒場のロック」風な演奏が楽しめます。

M3「Too Much Between Us」は英国フォーク調のおだやかな曲。アコースティック・ギターのやわらかなコード・ストロークと、うっすらと鳴っているオルガンが心地よいです。

M4[The Devil Came from Kansas」は、スローだけど派手な感じのロック。60年代後半から70年代の香りがたっぷりです。ギターもいなたく響きます。どことなくゆるいヴォーカルと、それにかぶさる、やはりあまりかっちりとはしていないコーラスが、古い酒場のお客がみんなで合唱している風でいい感じです。ただ、この「酒場」は、イギリスというよりはアメリカのイメージかな。

M5「Boredom」は可愛らしいフォーク・ロック。リコーダーや鈴、木琴なども入り、楽しげです。イギリスの、プログレ風味のあるフォーク・ロック・グループのアルバムとかに入ってそうな曲調ですね。

M6「Juicy John Pink」はとてもわかりやすいブルース。Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)の再来といわれていたこともあるらしいRobin Trower(ロビン・トロワー)が書いた曲です。ジミヘン風のギターとハーモニカをバックに、いなたいヴォーカルが聴けます。

M7「Wreck of the Hesperus」は、ころころとしたピアノのアルペジオで始まります。後半ではオーケストラが入って盛り上がり、最後は嵐のSEで終わるという、プログレッシヴ・ロック風のドラマティックな構成を持っていますが、曲そのものはどこか可愛らしく、愛らしいのが素敵です。

M8「All This and More」、ほどよくいなたく、ほどよく世俗的で、なんだかバタバタしてて、だけど英国的哀愁も漂うという、ある意味でとてもProcol Harumらしい感じの曲。サビのあたりのメロディが、いかにもProcol Harumです。

M9「Curcifiction Lane」はスローな8分の6拍子のロッカ・バラード。ブルージーなギターと熱いヴォーカルがとても70年代風。M6と並んで、Procol Harumのイメージと、ちょっと違うなと思ったら、これもRobin Trowerの書いた曲でした。

アルバムの最後を飾るM10「Pilgrim's Progress」は、おそらく彼ら自身が「A Whiter Shade of Pale (青い影)」を意識したんじゃないかと思います。Matthew Fisherの奏でるオルガンの響きとクラシカルなコード進行を活かした曲。でも「A Whiter Shade of Pale」よりもずっとのんびりと、のほほんとした感じです。陰の「A Whiter Shade of Pale」に対して、どちらかというと陽の「Pilgrim's Progress」といった印象でしょうか。おだやかで暖かな雰囲気があり、ヴォーカルも素直なポップス風です。

このあと、CDにはボーナストラックが6曲くらい入ってます。

というわけで、個々の曲はそれぞれに可愛らしく、愛らしく、それぞれの魅力を持っていたりするのですが、アルバムとしての求心力というか、ドラマ性というかは、ちょっと薄い感じです。よい曲もあるし、アルバムとしての出来も悪くはないのだけど、あまり「Procol Harum」を感じない。曲調が拡散気味なのと、ヴォーカルが持ち回りなのと、アメリカ的な香りがあちこちに紛れ込んでいることが、自分の持っている彼らに対するイメージと、ちょっと違うのかもしれません。自分としてはやはり、イギリスの気品と世俗っぽさがごた混ぜになったような雰囲気を、彼らに望みたいのだな。その点で、自分の好みからすると、このアルバムはちょっと残念な内容でした。


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2006/05/29

週末映画

『昼顔』
CATVで放送されたもの。よくわからん。昼顔が23歳には見えない。


『メリーに首ったけ』
地上波で放送されたもの。あまりにバカらしくて笑える。キャメロン・ディアスの魅力はわからん。


『天国の本屋~恋火~』
BSで放送されたもの。竹内結子がまた死んでる。


以上、週末に観た映画ひとことコメントでした。

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2006/05/28

コミュニティなるものをつくってはみたが

初めてmixi内にコミュニティなるものをつくってみた。
つくってはみたのだけど、
あまりにもコアでマニアックなテーマなので、
きっと登録者が集まらないだろう。
作成後1か月経っても登録者が1名(管理人)のみのコミュニティは、
自動的に削除されるそうだ。
「1か月のみ存在した幻のコミュニティ」になる可能性大だな。

ちなみに、こんな↓コミュです。
「合唱入りのPops/Rockが好き」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=945518

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